まつや清の日記 マツキヨ通信

静岡市議会議員 まつや清の日常を毎日更新!

薬害肝炎、与党PTー原告の枠組で全員救済に向かうのか

2007年12月29日 | その他
 昨日の朝日新聞に「肝炎ウイルス グロブリンからも検出 70年代製2本から はしかなど治療」の見出しで、77年製造の「人免疫グロブリン」製剤2本からC型肝炎ウイルス、臨床試験用76年製の製剤「プラスミン」からB型肝炎ウイルスが検出された、との報道。

 実は、1980年代前半保育園ではしか蔓延時、長女にいきつけの小児科医でガンマグロブリンを投与してもらった経験があります。ちょっと心配になります。当時、私自身は、予防接種被害者の訴訟支援に関わっており、はしかの予防接種を拒否していました。

 小児科医で親しくしていた山田真さんや毛利子来さんらの消極的接種論に対抗する意見。心配で随分と専門書を読み漁り、次女のはしかの時には「これははしか」と自己判断し小児科に連れていった記憶があります。乳児にとってはしかは重篤な病気です。

 朝日新聞では、今の与党PTとC型肝炎原告・弁護団の和解の枠組で、害肝炎全員の救済はどうなるのか、問題の投げかけです。原告・弁護団と政府交渉であればこの枠組もあり得ますが、立法への丸投げ救済になったことで、全員救済の枠組みは国会審議の対象。

 もう一つ問題は、原告・弁護団が和解の枠組案では、血友病など先天性の方々の救済枠がはずされていた点です。7日に与党案が国会に示されるとのことですが、血友病など先天性の方々の薬害肝炎被害者の救済は、どのような法の枠組にするのか。

 そもそも血液製剤の被害の全容把握がどうのような状況にあるのか。議員立法の枠となっている救済法について、与野党での突っ込んだ審議が必要のように思います。