まつや清の日記 マツキヨ通信

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中部電力、菅首相の浜岡原発停止要請を受諾

2011年05月09日 | ニュース・関心事
金曜日の菅首相の浜岡原発停止要請に、中部電力は今日の取締役会議を経てようやく全面受諾となりました。今日まで会う人ごとに「おめでとう」が合言葉でお互いにニッコリ。チェルノブイリから25年が思い出されます。

昨日の弁護団会議では、中部電力が受け入れないなら26日に予定通りの停止を求める新仮処分申請を行う、原告団は弁護士各位、三上湖西市長、自治体議員を第一次原告、第二次原告を1000名単位で呼び掛ける。

受け入れた場合、6月以降に再開のストップを求める提訴も検討する、として今日の午前中に弁護団による新仮処分申請の論点の一つとなる津波対策に関わる砂丘、砂丘地盤の液状化など緊急の記者会見が行われました。

とにかく中部電力の全面受諾でステージは大きく転換します。津波は15mの防御壁で対処できるのか、1,2号機が川の埋立て部分に建設されていることや砂丘はただ単に盛土にすぎないことが液状化とどう関係するか。

とにかく、弁護団が元気です。103名という弁護団は、これまでの東京弁護団と違って自らが被害者になる可能性ある新しい主体と云う意味において福島原発震災後の「ふきのとう」などの若い世代の登場に重なります。

まだまだこれからです。橋下大阪府知事が「中部電力に電力が不足すると云うなら府民全体で協力し、関西電力の電力を余らせて中部に送る」との素晴らしいコメント。首長連合による新たな脱原発戦略が動き出しました。

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浜岡原発、首相の要請を受諾…運転停止へ
読売新聞 5月9日(月)17時22分配信

 中部電力は9日、臨時取締役会を開き、菅首相から要請を受けていた浜岡原子力発電所(静岡県御前崎市)の全面停止を受け入れることを決めた。

 停止期間は、防波壁の設置工事などの津波対策が完了する2~3年程度になる。

 中部電は「首相の停止要請は重く、受け入れは避けがたい」(幹部)として、基本的に受諾する方向で協議していたが、浜岡原発を全面停止した後も管内に電力を安定的に供給できるかどうかを見極めるため、7日の臨時取締役会では結論を持ち越した。

 その後、休止中の火力発電所の再稼働に必要な発電燃料のLNG(液化天然ガス)の追加調達にめどが立ち、電力需要がピークを迎える夏場を乗り切れる見通しとなったため、中部電は全面停止を受け入れることになった。 .最終更新:5月9日(月)17時22分