フランスの政権交代ーオランド大統領誕生

フランス社会党のオランド氏がサルコジ氏との決選投票で接戦を制して当選しました。ミッティラン大統領依頼の現職を破っての勝利でヨーロッパの政治の流れが変わり始めたといえます。最初の選挙で福島原発事故を受けて脱原発を掲げた緑の党は思うような結果を得られていません。

原発推進国、フランスが原発政策をどのように展開していくのか注目です。今回のフランスの政権交代の要因の一つにEUにおけるギリシャ支援をめぐるサルコジ前大統領の政策上の問題がありました。まもなく確定するギリシャ総選挙では野党優勢とのことでこの結果も注目です。

日本も連休明けから無罪を獲得した小沢一郎氏の復権が民主党内で始まる見込みで消費税反対を掲げての「政局」は波乱含みです。9月の党首選で野田おろしがはじまり「消費税解散」は宙に浮き来年の任期切れ総選挙になるのではないかと予想しています。今のダラダラ政治が続きます。

日本における緑の党の設立が7月28日、29日に予定されていますが、混迷した政治状況の中で期待されている役割と主体的にそこを突破していく力量においてまだまだ試練が続く状況です。まずは足元でその基盤を獲得できるのか、脱原発県民投票運動を関わる中で模索したいと思います。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120507-00000016-jij-int