まつや清の日記 マツキヨ通信

静岡市議会議員 まつや清の日常を毎日更新!

連休の始まりに「高速格安バスツアー」事故に「規制緩和と安全」の関係を考えさせられる

2012年05月03日 | ニュース・関心事
連休の始まりの46人死傷となった関越自動車道事故は、被害者の沈痛な想いに心を寄せながらも、2000年から始まった貸し切りバスへの規制緩和と運転手の深夜ワンマン運行の実態に「規制緩和と安全」との関係について考えざるをえません。

今日の毎日新聞1面の「眠気こらえ夜行、仮眠は簡易ベッドー「あすは我が身」 「家族乗せたくない」ツアーバス運転手」の見出しにショックを受けました。昨年、福島原発事故被災地への何度かの泊まり支援ツアーを計画しました。
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いつも二人の運転手がついていました。同じ中小の観光会社でもそうした点で会社の経営者の姿勢が問題になります。一方で、総務省によると9割のワンマンバスの運転手が睡魔に襲われるとの調査結果に過酷な運転環境を再認識させられます。

日経新聞によると「国交省と日本バス協会(東京)は11年度から貸し切りバス事業者を対象に、書類審査と訪問調査を通じ、従業員の勤務時間や車両管理などの安全性を認定し公表する」安全性評価認定制度を始めようとしていたとの事です。

産経ニュースでは「日本語が不自由・・・運転手に何故大型2種がとれたか」として帰化した運転手のあり方にまで言及しています。筋違いと思いますが、この際、トヨタ看板方式、宅配便など運送業で働く労働者の実態も含め総点検が必要です。

アウンサンスーチー氏、「憲法を守る」宣誓、国会活動始まる

2012年05月03日 | ニュース・関心事
ミャンマーの民主化運動の先頭に立ってきた国民民主連盟党首のスーチー氏は、今回の補選で圧勝しながらも「軍優位の憲法を守る」との宣誓を拒否していましたが「苦渋の選択」としての宣誓を行い初登院するとのニュースです。

昨日の国連のパン・ギムン事務総長との共同記者会見の際に明らかにされていました。極めて原則的な「宣誓拒否」に、選挙戦に勝利したことを無にするというのもすごい決断だなと見守っていましたので、正直、安堵を覚えました。
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今回当選した議員は42人、国会内では1割に満たず憲法改正は難しい現状です。国会内での活動は、少数派として不正や不公正を暴露することが主戦術にならざるをえませんが、その意味で宣誓拒否はキャンペーンだったのかもしれません。

原則的姿勢を崩しながら原則的姿勢を貫くことはそうたやすいことではなく、軍部は様々な形で「踏み絵」を用意し、一方で民主化のポーズを示すことで国際的非難を交わし支援=体制維持を図ろうとしますが、基本は議会外の国民運動です。

アジアを考える静岡フォーラムの今年度の新方針のひとつが、アジアの政治情勢に関する講座の開催、ですが、ミャンマーの民主化闘争に関しても何かしらの講演会の準備をして行きたいと考えています。乞うご期待!