まつや清の日記 マツキヨ通信

静岡市議会議員 まつや清の日常を毎日更新!

けやき通りでの県民投票条例署名70人!明日は唐瀬通りイオン前11:30~13:30!

2012年05月19日 | ニュース・関心事
けやき通りでの県民投票条例署名70人!明日は唐瀬通りイオン前11:30~13:30!

県内各地で「県民投票条例制定」に向けた署名活動が始まりました。まずは、セノバとけやき通りを結ぶ商店街の真ん中を通る広場での12:00~14:00。グリーンのTシャツを着た6人の請求代表者、受任者、宣伝カー、移動式テーブル、署名板用意しての署名。

セノバに向かう大勢の方々があり老若男女問わず自主的に署名をしてくれる方々が結構います。明日は、晴れたら唐瀬通りの竜南小学校入り口のイオン(元東海マート)で11:30~13:30でやります。今はメンバー3人ですが協力できる方いましたらご参加ください。

尖閣列島購入寄付金に5万6239件7億6000万

2012年05月19日 | ニュース・関心事
石原慎太郎東京都知事は、本日の定例記者会見で上記の寄付金とゆうちょ銀行への口座開設を明らかにしたとのことです。対中国との尖閣列島領有をめぐる双方のナショナリズムが石原知事の購入宣言で火に油を注いだ形になった格好です。

昨今の中国の「核心的利益」論に基づく日本やフィリピン、ベトナム含む東・南シナ海での膨張的対外政策は東アジアにおける外交的摩擦を生み出しており中国政府の自制が求められます。しかし、その「挑発」に「挑発」されるのも危険です。

というのも、薄熙来氏解任に見られる共産党内権力闘争(共青団派、太子党、上海派)とネット内民主化、台頭する軍部と経済成長格差という中国内不安定要因絡んでの尖閣列島ナショナリズムの扇動的要素が見え隠れするからです。

歴史においてナショナリズムの扇動は外交的努力の失敗と絡んで戦争へと導かれてきた事実を冷静に思い起こし、私たち自身にも自制が求められます。今年は日中国交回復40年、改めて日本人と中国人の向き合い方を考えるチャンスです。

ということからアジアを考える静岡フォーラム主催の朱建栄さん(東洋学園大学教授)講師に講演会を開催します。6月17日(日)15:00~17:00アイセル21大ホール 参加費500円 お問い合わせは054-209-5682。

http://homepage.mac.com/saito_sy/china/H180306JSchina.html

(これは2006年段階での論文で相当にふるいのですが、参考になります。尚、清水美和氏は、今年の4月にお亡くなりになりました。昨年、静岡市での政経懇話会での講演を直接に聞く機会がありました。06年以降の分析の資料もあります。欲しい方はご連絡下さい)

日中関係を冷却化させた元凶
──胡錦涛と江沢民の壮絶な権力闘争

by 斎藤吉久, SAITO Yoshihisa

 いまや「氷河期」ともたとえられる日中関係をめぐり、中国共産党の中枢で対日重視派と強硬派との壮絶な権力闘争が展開されていることが分かってきました。いわゆる靖国問題は、最初に日中の外交問題として急浮上した20年前の中曽根参拝以来、中国の国内問題としての側面がきわめて濃厚なのです。日本の政界や言論界では、昨今の日中外交冷却化の主因は「A級戦犯をまつる靖国神社」への首相参拝にあると決めつけ、参拝中止を声高に要求する主張が大手を振るっていますが、正確ではないことになります。靖国問題がいつまでも迷走を続けているのは、日本の政治家も言論人も中国政権の奥まった内情が見えないからではないでしょうか。

□対日関係を重視する胡錦涛外交の挫折
 ここ数年を振り返ってみると、「正しい歴史認識」を繰り返し強調して日中の亀裂を深めた、かの江沢民主席時代が幕を閉じ、今日の胡錦涛・温家宝体制が正式に発足した2003(平成15)年3月、中国では対日関係重視の「新思考外交」が台頭していました。

 小泉首相が3度目の靖国神社参拝を果たしたのはその2カ月前でしたが、5月にロシアで開かれた小泉・胡錦涛会談では、歴史問題を後景化させる方針が胡錦涛主席の口から直接、示され、注目を浴びました。同年夏にはチチハルの旧日本軍毒ガス漏出、珠海の日本人集団買春と事件が相次いだものの、新政権の対日重視政策は基本的には揺るぎませんでした。

 ところがその後、新外交は一年もたたずに挫折します。なぜでしょうか。中国情勢に詳しい清水美和・東京新聞編集委員の近著『中国が「反日」を捨てる日』はその背景を詳しく分析しています。