まつや清の日記 マツキヨ通信

静岡市議会議員 まつや清の日常を毎日更新!

外国人労働者問題情報センター(準) 第2回「ベトナム人技能実習生の実情」チン・バー・フィさん(ベトナム人同郷会代表)の問題提起

2019年04月15日 | 市政

静岡市の外国籍住民約9000人のうち1100人がベトナム出身者で700人ほどが技能実習生で、ここ3年間で急増。外国人無料検診会を20年間やってきて受診を希望する方々への働きかけに努力をしてきたものの、技能実習生との連携はほとんどできませんでした。昨年の入管法の改正でその過酷な労働環境が明らかになり、フィさんへの勉強会の講師依頼となった次第です。問題提起を受けて、ベトナム戦争世代である自分が持っているベトナムイメージが崩れかけています。彼の問題意識はベトナムから100万以上の借金を抱えて日本に送り込まれた技能実習生がどんな状態にあるか、そして恵まれている留学生である自分と彼らとの間に大きくて深い川がある、そこをどのように乗り越えて信頼関係を作っていくか、丁寧に説明してくれました。

一方でベトナム人の犯罪が急増しているがなぜか。ベトナム社会には貧困、格差があり日本にやってくる。しかし、1、給料が広告と違う、2、来日の際の100万を超える借金、3、ベトナムで見た「すばらしい日本」と違う実態(日本社会は閉鎖的)、4、周りとつながりがない、5、日本語を少ししか勉強しておらず自習する力がない、6、相談機関がない、7、日本を知りたいが時間的余裕がない、8、帰国しての借金返済能力がない事のストレス、これらから不法滞在の「甘い働きかけ」に負けてしまう。これまで、1、県内の7000人ベトナムのうち6200人をfacebookでネットワークしてきた、2、楽しいイベントを計画してきた、3、相互の助け合いをしてきた(具体例として交通事故に募金を呼びかけて70万円集めることができたことなど)。

自分が心がけていることは、自分のが住んでいる、働いている場所を愛すること、高い給料を欲しければ東京に名古屋に行けば実現できる、だけどそれで本当に自分は幸せになれるのか、地元の人と知り合って交流する、地域文化を知る、安心してつきあえるネットワークを作る、自分の居場所を作る、ことだ。この言葉は実は日本人どおし、若者にもいえることであることを再確認させられた。何ができるか。第3回目は5月21日(火)18:30市民文化会館会議室、講師は、日本語教育センターの佐々木先生。多くの方に集まってほしい。

「高橋水文学は50年前の水準、地下水シュミレーションは当然」(大石専門委員)にJR東海の呆れる反論

2019年04月15日 | 市政

「山梨県・長野県知事意見として、高橋の水文学的方法による予測検討範囲外の地下水に対する意見は頂いておりません」。初めて地下水概念図を出したが、南アルプスの複雑地下水シュミレーションの必要性を指定する専門委員への回答。大井川の減水問題への危機意識の欠如。