マネジャーの休日余暇(ブログ版)

奈良の伝統行事や民俗、風習を採訪し紹介してます。
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長滝町の風習や行事

2010年03月15日 09時21分33秒 | 天理市へ
カンジョウナワ掛けへ行くまでの道中、なにかしら不思議な一本の竹が目に入った。

先にローソク、その下は輪切り大根の跡。

中央から下はグルグル巻いた白地の文様。

葬儀がある家までの辻々に挿してある。

名前は聞いても判らないという。

数年前に拝見した桜井市の脇本とほぼ同じものである。

節分のヒイラギも見かけた。

鰯の頭を挿したヒイラギだ。

都会では少なくなった風習だ。

お寺に節分の豆が置かれている。



これも風習のひとつである。

秋祭りは体育の日。

その前夜は大当家と小当家の家から松明に火を点けて九頭神社にやってくる。

当日は朝から餅搗き、当家に注連縄を張って提灯台と幟を設える。

20時ころから始まって終えるのは翌日を迎える時間になるそうだ。

宵宮の行事は長丁場である。

その前日は「座分け」が行われる。

長滝の長男が集まる家を決める籤を引く。

器に籤を入れて穴の開いた半紙を被せる。

それを行司が箸で摘むそうだ。

決まる家は大当家か小当家のいずれか。

「座分け」どちらの家で接待をするかを決める籤引きである。

子供の涅槃が地蔵寺で行われている。

掛け図を掲げてその前で子供が集まる。

昼食メニューは子どもが大好きなカレーライスだ。

三月初めか第二日曜の14時に行われるらしい。

(H22. 2. 5 EOS40D撮影)