マネジャーの休日余暇(ブログ版)

奈良の伝統行事や民俗、風習を採訪し紹介してます。
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ファミリーマート南住吉店のだしが決め手!ふんわり玉子の親子丼

2019年10月04日 09時30分45秒 | あれこれテイクアウト
この日は午後の1時から始まる大阪・住吉大社の卯之葉神事を拝見する予定がある。

午後12時半までに着いておきたい。

自宅から西名阪国道を利用したといても1時間10分はかかる行程。

はじまるまでにどこで昼飯を食べておくか。これが実に難しい。

住吉大社は生まれ故郷の範囲内にあるが、南海本線でいえば一駅向こう。

乗り降り時間も考慮して自宅を出る。

大和郡山のスマートICから入道。

流れは順調であった。

おかしいと思ったときはもう渋滞に入っていた。

長原ICを出てすぐだった。

長居公園通りに入る流入路。

出戸あたから車がほとんど動かない渋滞に突入してしまった。

この様子では相当な時間がかかる。

20分、30分で抜けるだろうか。

余裕のあった行きの時間は徐々に少なくなっていく。

抜けたのは阪神高速道路と交差する辺りであった。

いつもここで抜けるのだが、この日の渋滞は予想の範囲を超えていた。

予定では大阪・住之江の安立近くにあるファミリーマートで昼飯を、と思っていたが、到底間に合わない。

このままでは・・と思ったところにファミリーマートの看板が見つかった。

利尿剤が利いているのでトイレ・・と思っていたところに見つかった。

砂漠のオアシスのように思えたファミリーマートは南住吉店。

住所でいえば大阪市住吉区の南住吉になるそうだが、店前にある信号は「長吉西2」の表示だった。

入店するなり、声をかけてトイレにまっしぐら。

ふっと落ち着いてから昼飯の品定め。

この日に食べるコンビニはファミリーマートに決めていた。

そのワケは・・。

1400ポイントも溜まっているTポイントのポイント消化である。

その使い道は昼飯。

他のコンビニであればクオカード。

もちろんファミリーマートでも利用できるが、Tポイントは他コンビニでは利用できない。

セブンイレブンは断られたから、利用できないと認知しているが、他コンビニではどうなのか。

とにかく入店して品定め。

弁当類もいろいろあるが、量が多いのは避ける。

どれが、良いのか・・。

目に入ったのが、税込430円のだしが決め手!ふんわり玉子の親子丼

少量に見えた親子丼が旨そう・・。

レジに持っていけばレンジでチンしてくれる。

その間に支払いTポイント払い。

財布も助かるTポイント支払い。

レジしていた店員さんが云った。

スプーンは要りますか、に反応して伝えた詞は、いえ、箸でお願いしますだ。

丼であるのに、何故にスプーンを要するのか。

昨今と云うか、随分前から報じていた箸の持ち方、使い方が馴染めない子どもがそのまま大きくなっても、使えないから食事のすべてをスプーンで食べているという報道である。

そういう人たちの要望に応えるべく、スプーンは要りますか、の問い、と思ったが、実は違った。

店員さんがいうには、買った「だしが決め手!ふんわり玉子の親子丼」はとにかく出汁が多いという、いわゆるつゆだく商品である、という。

なるほど、であるが、我が家でも店屋でも丼飯はがつがつ食べる。

箸でがっつく丼喰いでなければ、喰った気がしない。

で、この商品には何故か七味が添えてある。

丼に何を足すのは、鰻丼しかしらない。

尤もその鰻丼に振りかける粉山椒は好みじゃないけど・・。

蓋を開けたら、店員さんが云った通りのつゆだく。



まさにつゆの海が広がっているかのような情景が目の前に出現した。

その海は黄色い海。

どこか、異次元の世界にぶっ飛んだかのような気分になった。

肉片は鶏肉。

塊がでかい方だと思えた鶏肉が、黄色い海にぷかり、ぷかり・・。

そこに落とした七味が真っ赤に染めていく。



夕陽でもない点状(天井)のそぼふる七味は妙に似合い染まっている。

さあ、これから食べるぞ、という雰囲気になってきた。

隣の席に座っていたおねえさんはイートインコーナーで食事を済ませて離れた。

たった5席しかないイートインコーナーは独り占め。

誰に気兼ねすることなくいただける。

さあ、喰うぞと思って箸を突っ込んだら、返される。あれぇ?。

ご飯はどこに・・。

そうか、この商品は二重底だったのだ。

親子丼の素と云っていいのかわからないが、ご飯はその底下にある。

おそる、おそる、零さないように二重底を持ち上げる。

出たぁー、である。

ご飯が見えたところで、そこに丼の素を垂らし込む。

零さないように真剣に立ち向かうつゆだく親子丼落し。

落しというよりも滑らし、と云った方がよくわかる。

するっと落ちた丼は、ご飯に滑り込む。



毀れることなく軟着陸したので、ほっとしたが、落とすと同時に黄色い海が消滅した。

七味も分散されちまって景観はさっぱりわやや。

でも、味はとても美味い。

一流とまでいかないが、上品な味付けに旨みのある親子丼の味に感動する。

なんせ玉子とじがふわふわ。

この食感に出汁が混ざってたまらない。

箸でがっつく丼。

ご飯に浸みたつゆが美味い。

ここに香の物があれば、こりゃたまらんだろうな。

キュウリ漬けが最も合うかと思える香の物が欲しくなったが、無いものは我慢してがつがついただく親子丼。

鶏肉も旨い方だと思うが、ちょっと小さ目だったかな。

いや、大きい肉よりも、これくらいが一番食べやすい大きさだ。

ただ、ご飯は見た目よりも多かった。

親子丼で覆われた写真ではちとわかり難いが、この下にご飯がたっぷりあるのだ。

つゆだくと云っていた親子丼のタレはご飯に吸い込まれていったが、まんべんなくではなかった。

結局のところスプーンは必要としなかった。

(H30. 5.11 SB932SH撮影)