むぎの城さんぽ

日本100名城&続日本100名城を巡っています。
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壬生城(栃木県)

2017年08月22日 | 百名城以外の城
壬生城みぶじょう
別名馬蹄城
構造平城
築城者壬生綱重
築城年代1469~86年(文明年間)
指定史跡
場所下都賀郡壬生町本丸1 地図
御城印壬生町観光協会事務局・道の駅みぶ

1462年(寛正3年)、下野国に来た壬生胤業がこの地に居館を構えました。
その後室町時代半ば壬生綱重によって壬生城が築城されたとされています。
江戸時代の記録によると壬生城は6つの郭から構成されており、土塁と堀で囲まれていました。
天守や櫓といった建物は建てられおらず、本丸には御殿があり江戸時代には
将軍の日光社参の宿舎として使われていました。


二の丸門(復元)

二の丸門を模して復元されました。
高麗門です。


天井石

吾妻古墳は国指定の前方後円墳で、玄室の天井とされていた巨石です。


土橋跡

土塁も奇麗に芝生が植えられています。


外堀

以前は空堀だったらしい。
ちょっと奇麗に変身しすぎな感じもします^^;


壬生領榜示杭(石標)

江戸時代に領地の境界のしるしに立てらた石や木の柱のことです。
中村家から南側が壬生領であることを示しています。


玄門石

「玄門石」は石室の中を仕切る門で死者を葬る「玄室」と装飾品を置く「前室」との間の門です。


中央公民館

大・中ホールがあってコンサートなども行われています。



公園にはポケモンを求めて10代の若い子たちが大勢集まっていました。


駐車場

二の丸門の隣に無料の駐車場があります。


御用水通り

江戸時代に検地の際、壬生城内の防火用水と田んぼへ水を引き入れるために
造られた用水路です。


冬は防火用、夏は農耕にと水車を設け住民の日常生活に大いに貢献していました。



公園としてきれいに整備されていて図書館や中央公民館(城祉公園ホール)、歴史民俗資料館が
あって市民にとっては随分と利用価値のある公園のように見受けられました。
外には子供たちが集まって遊んでいたり、図書館には小さな子供から大人まで利用客が
多く、充実した公園なんだなあという印象を持ちました。
遺構としては古めかしいところのイメージが湧かない現代的な公園に見えて
私の求めていたイメージとは違っていましたが人がいっぱい集まる史跡としては
賑やかな町だなあと感じました。


平成29年8月12日登城


関東の名城を歩く 北関東編: 茨城・栃木・群馬
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