小田原周辺のマイナースポットや些細な出来事を少しずつ
小田原の端々



企業誘致を目的とした工業団地の開発は1990年台から段階的に行われ、成田のテクノランドと羽根尾の西湘テクノパークの2つの工業団地が完成した。2001年に西湘テクノパークの造成が完了してから市内では大型の工業団地の開発が行われてこなかったがこの秋から桑原と鬼柳地区で工業団地の開発事業が着工した。工業団地の開発事業が始まったのは酒匂縦貫道沿いの桑原と鬼柳地区。鬼柳の小田原卸商業団地西側の田畑だった部分。開発用地内では側溝や水路の整備工事が行われている。開発工事のために新たな水路の整備が行われており、卸売団地北側の道路の酒匂縦貫道と国道255号の区間は車両は通行禁止となっている。鬼柳地区の工業団地整備の構想は1980年代半ばに一度候補にあがったが、地権者の合意が得られずに頓挫。数年前から再び計画案が浮上して、地権者の合意も取り付けられたことから事業着工となった。工業団地の造成面積は約9.4ヘクタールとかなりな広さ。小田原卸商業団地西側に3区画、酒匂縦貫道を挟んで反対側の桑原地内に1区画が造成される予定となっている。造成工事の完成予定は再来年の1月末。そこから工場が建設され稼働が始まるのは2020年代の半ばくらいになるのかもしれない。今はのどかな田畑が広がる風景だが、5年後にはどのような風景に変わっていることだろう。

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