新川への途中の駐車場の隅に生き残っていました。先日のタケニグサに続き、健気にいのち
を繋いでいました。いまどき出合うと、 きみもまた~と感動すらおぼえます。
少し前までは当たり前にあった草でしょうけれど。
クサノオウ――茎を折ると黄色っぽい液がでます。それを手足の腫れたりした所に塗ると治る
と言われていました。・・・・が、誤用ですね。黄色い液はアルカロイド、有毒でしたのに。
クサノオウを乾燥した、白屈菜(はっくつさい)は、生薬として使われてきましたが、クサ(皮膚疾
患)に効くことからの名前。ケシ科。
えっ、クサノオウも、アリ散布植物だったんだあ。
種子には、スミレやカタクリ、フクジュソウなどと同じように、アリの好物のエライオソーム
という脂肪がついているので、アリは巣に運び込んでそこを食べた後、外へ捨てます。
そうしてクサノオウの種子は、アリが運んでくれたその場所を新天地とするのです。
豊かな実りのブラックベリーも熟す途中。黒くなったらきっとおいしいのでしょう。
よそ様の垣根なので、目で楽しませていただくのみ。