この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

終末のフール。

2006-03-31 23:19:02 | 読書
伊坂幸太郎著、『終末のフール』、読了。(注:昨日に引き続きの書評ですが、一日で読み終わったというわけではありません。)

「じたばたして、足掻いて、もがいて。生き残るのってそういうのだよ、きっとさ」

断言しましょう、伊坂幸太郎はまず間違いなく本作によって直木賞を受賞する、と。(といって何かを賭けるというわけではないけれど。。。)
なぜならこの『終末のフール』は自分の考える直木賞受賞作の条件をすべて充たしているからです。
1.出版社が大手である。
2.大長編というわけではない。
3.過去に数度、その作家が直木賞候補に選出されている。
4.内容にモラル的な問題がない。または残酷なシーンがない。
といったところです。
そもそも自分は直木賞そのものにそれほどの価値を見出しているというわけではないんですけどね。(というか不信感で一杯です。笑。)
以上、前置き。

前作である『砂漠』からはわずか三ヶ月、前々作である『魔王』からも半年足らず、あまりにも出版ペースが早いので、正直もしかしたら『終末のフール』は期待外れの作品なのでは、なんてことを思ってました。
杞憂でした。
激しく心を動かすようなお涙頂戴の感動作というわけではありませんが、この先、自分は生きている限り何度となく『終末のフール』を読み返すでしょう。
おだやかに、そしてとても静かに心の中に染み入っていく、そんな不思議な魅力に満ちた作品でした。

『終末のフール』は小惑星の激突というカタストロフを三年後に控えた非日常における、どこにでもいそうな、それでいてとても魅力的な人々が織り成す八つの物語です。
三年後に地球が滅びるとしたら、あなたは何をしますか?
もちろん、そう簡単に答えの出る問いではありません。このお話の中の人々も何をするべきなのか、何ができるというのか、自らに問いかけ、悩み、答えを出すために行動し、時に答え(のようなもの)を得ることもあれば、答えの出ぬままにそれをよしとすることもあります。
共通するのは皆、あるがままを受け入れているってことです。
最後の最後の瞬間まで(この作品で小惑星衝突の瞬間が描写されるというわけではありません)、自分を見失わず、自分が大切に思う人たちを大切にする、考えてみればごく当たり前のことなんですけど、それが出来たら素敵だな、そう思える作品でした。

何だか感想を上手く伝えられず、ひどく抽象的な物言いになってしまってもどかしいぐらいです。
ともかく『終末のフール』は、まだ三月が終わったばかりですけど、おそらく2006年に自分が読んだ小説の中でナンバーワンの作品だと思います。
是非一人でも多くの人に読んでもらいたい、そう思っています。
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隣りのマフィア。

2006-03-30 22:14:10 | 読書
トニーノ・ブナキスタ著、『隣りのマフィア』読了。

《story》フランスのノルマンディー地方の片田舎、ショロン・シュル・アーブルにある日アメリカ人のブレイク一家が引っ越してきた。家長であるフレッド・ブレイクは自らを作家と自称していたが、実は証人保護プログラムによって名前を変えた元マフィアのドンだった。本来人目を忍んで暮らさなければならないブレイク一家であったが、彼らの身体に流れるマフィアの血がそんな平穏な暮らしを許すはずもなく・・・。

などと書き出すと暗く重い話なのかなと思われるかもしれませんが、これがまためっちゃくちゃ笑えます!
まず何がおかしいかって、“生まれてこの方、ブックマッチの厚紙に住所をメモする以外に文字など書いたことがない”フレッドが、ひょんなことで見つけたタイプライターを相棒に自叙伝を書き出すんだけど、家族の誰からもまともに相手にされない。
そりゃマフィアのドンとしてふんぞり返っていた男がサンルームで一人カチャカチャとタイプライターを叩く図っていうのは想像しただけで笑えます。
あくまで平穏に暮らしていかなければならないのになぜかマフィアの流儀を貫いてしまうフレッド(と三人)。
水道水の汚染源である肥料メーカーの工場をダイナマイトで吹き飛ばすくだりは圧巻。やりすぎだよ、フレッド!!

主役であるフレッド以下ブレイク一家は無論のこと、彼らを監視するために同じくフランスの片田舎で過ごす羽目になったFBI捜査官、そして一家を付け狙うヒットマンたち脇役まで、登場人物が全員個性的で、そこがまたこの小説をより面白く、魅力的なものにしています。

これほど抱腹絶倒のギャングストーリーがわずか¥700(税込み)で読めちゃうのだから、あらためて文春文庫の海外翻訳物はいいよなぁと思わずにはいられませんでした。
上質のコメディが読みたいという方、また『ゴッド・ファーザー』や『グッド・フェローズ』といったギャング映画が好きだという方にお薦めの一作です。
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テレビブロス(4/1~4/14)より。

2006-03-29 23:07:15 | テレビ
テレビブロス(4/1~4/14)は本日発売♪

その前に昨日の『世にも奇妙な物語/春の特別編・十五周年スペシャル』を見たので、その感想をちょこっと。
「十五周年スペシャル」と銘打っている割にはいつもとそんなに変わらないレベルだったと思う。
『命火』。設定がありがち、展開も予想の範囲内、結末こそ老婦人が主人公と同じ能力者だったというオチで読めなかったけど、伏線が無くて唐突すぎる。
『リプレイ』。これも展開が予想の範囲内を超えない。オチも読める。
『雨の訪問者』。五編の中ではこれが一番好き。結末も意外だった。もう少し演出が上手かったらいうことなかったんだけど。
『奥さん屋さん』。作り手が何を伝えたいのかイマイチわからない。「奥さん屋」という商売があったら面白いんじゃない?という思い付きだけでお話を作ったような感がある。
『イマキヨさん』。五編の中ではこれが一番“奇妙”なお話だと思う。ただ残念ながら作品としての完成度は低い。例えば「ドライブ中に上半身だけで這って来る老婆に追っかけられて車に乗っていた四人全員が発狂した」という怪談で「じゃ、一体誰が老婆のことを第三者に伝えたのか?」という疑問が残るのと同じで、『イマキヨさん』では四番目の戒めを誰が唱えたのかが謎。といってもそんなことにこだわるのは自分だけかもしれないけど。
超短編の十編は結構面白かった。『オセロ』とか『山田祭り』とかああいう馬鹿馬鹿しい作品も嫌いじゃないです。
『世にも奇妙な物語』、感想終わり。

今号のブロス、一番力が入っているのは表紙だと思います。小ネタ満載で眺めているだけでかなり笑えます。ブラック・クジャク「二人のピーコ」って・・・。

新番組紹介に無理矢理マッサージネタを掛け合わせた『春のドラマッサージ』。マッサージネタの方は若干すべり気味。6pの下の「寝ドラマ」、ページを埋めるネタがよほどなかったんだなぁとライターの苦労を忍ばせます。
新ドラマガイドでは『富豪刑事デラックス』の放映日が未定とあります。一クールに一つは放映開始日が未定となってるドラマがあるなぁ。笑。
あと『てるてるあした』、よく見たら原作者が加納朋子じゃないですか!彼女の小説がドラマ化されるのって初めてなのでは?(自信なし。)

『これでいいのか!最終回』では前クールのドラマの最終回評が下されてましたが、今回は比較的好意的なコメントが多いです。
その中で唯一辛口なのが他でもない『西遊記』。ボロクソに書かれた上にラジー賞まで受賞しちゃってます。笑。
ところで『西遊記』では自分の予想通り堺正章が出てきましたね。(といっても新旧孫悟空対決ではなかったけど。)

今号はそんなところです。う~ん、取り上げるネタが少なかった・・・。
ちなみに牧瀬理穂は佐賀県出身ですから。隠したくなる気持ちは痛いぐらいにわかるけどね。
以上です。
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mixi。

2006-03-28 23:34:43 | 日常
今さらながらmixiに登録しました。
mixiってあれですよ、あれ、世界でただ一人四回転ジャンプを飛べる女子フィギュアスケート選手のことじゃないですよ、そりゃミキティ。
まぁ皆さんもmixiをご存じと思って話を進めますが、というかそれ以前に自分も人様に説明出来るほどミキティのことはわかってないんですけどね。いや、mixi。

自慢じゃないですけど友人が少ない自分にとって、mixiはそれなりに興味を引くものではありました。ですが、如何せん誘ってくれる知り合いがいない。涙。
それが今回数少ないネットの友人であるのぶのぶが誘ってもいいよ~と言ってくれたおかげで登録と相成りました。謝々。
そんなこんなで登録だったのですが、プロフィールに本名を記入することが奨励されていたのにはちょっとばかり驚きました。
個人情報流出が問題となるこの時代に本名の記入を要求されるとは・・・。
どなたか登録の際本名を記入したって人はいるのでしょうか。

それから何より自分がプロフィールを作成するのに苦手なのが自己アピールなんですよね。昔っから自己紹介とかすっごく苦手。
我ながらいくら首をひねっても長所なんて思いつかないし、でももちろんいい奴だとは思われたいし、かといって嘘はつきたくないし、何を書けばいいかわからん!!もうドラえもん助けて~って感じです。

とりあえず登録は済ませましたが、いまだにmixi内の友人は紹介してくれたのぶのぶただ一人。コミュニティにも参加していません。
ま、ぼちぼち行動していけばいいかと思っています。
そのうちに、もう少しはミキティのことも詳しくなると思います、ってmixiだっつーの。(くどい?)
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花見。

2006-03-27 00:06:04 | 日常
花見に行ってきました。





といっても別に桜の花が見たかったというわけでなく、買い物帰りに小腹が空いたのでたこ焼きを食べようと思って、たこ焼きを買ったはいいけれどたこ焼き屋の駐車場がやたら狭くて落ち着いて食べる気がしなかったので、そういやこの近くに桜の名所があったなぁと思い出して、どーせならそこでたこ焼き食べるかと思ったというわけです。
花見の名所というわりには桜もなんだかショボくて、え、こんなもの?と思わずにはいられなかったのですが、それでも花見客はお花見シーズンだけあって結構いました。
その中で一人たこ焼きを食べる自分・・・。
散る花びらに思わず涙がこぼれそうになりましたよ。
ここで一句。

散る花に我が人生を重ねたり ひとひらに生き ひとひらに死す




写真の銅像はたこ焼き屋の道向かいにぽつねんとあったものです。
何でこんなところに?と思えるところにあったので思わず携帯のカメラで取っちゃいました。
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火事。

2006-03-26 11:55:41 | 日常





買い物に行く途中生まれて初めて火事を生で目撃しました。
一軒家がゴウゴウと燃え盛ってました。
最初は煙を見かけたときは、あ、火事だ、観に行ってみよ♪ぐらいにのん気に構えてたんですけど、車を路肩に停め、野次馬根性で近くに寄ったら、その炎の激しさにびっくりしました。
幸い怪我人は出なかったみたいです。
皆さんも火の後始末などには充分注意してください。
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とるこ日記。

2006-03-25 23:09:10 | 読書
 突然ですがクイズです。
Q.ライオンとカバとブタの肉で作った料理って何でしょう?
A.シシカバブー。
 そんなことはどーでもいいんですけど。

 世の中にはどーにもよくわからないことが多々あります。
 多々あります、といっときながら具体例が思いつかないのが寄る年波の悲しさ。
 ともかくその一つにネットで公開された文章が単行本化された、いわゆるネット書籍が、例えば『電車男』『眞鍋かをりのココだけの話』など、それなりの売上げを上げているってことがあります。
 その気になればネットで無料で読めるものをなぜわざわざ人々は高い金を払ってまで読むのかが長い間の疑問でした。
 結局表現媒体としての本がパソコンより優れているってことになるのでしょうか。
 まぁパソコンだとトイレや満員電車に持ち込めないですからね。もちろんトイレにパソコンを持ち込むのは個人の自由だと思いますけどね。でも満員電車に持ち込むのは他のお客に迷惑になると思うので止めておいた方がいいですよ?持ち込みませんか、さいざんすか。
 そんな疑問を口にせずにはいられない年頃の自分なのですが、買っちゃいましたよ、『とるこ日記』
 一番の贔屓作家である乙一の、久方ぶりの著書なので、そりゃサイト連載時に日記本文は全文目を通していたって買いたくなるのがファン心理ってものです。(共著ですけどね。)
 内容は定金伸治と乙一と松原真琴(♀)のダメ人間三人のトルコ道中記です。それ以上でもそれ以下でもそれタコでもそれアワビでもありません。ちなみにタコとアワビはイカに掛けてみただけですけどわかりにくくてすいません。本心で謝ってるわけじゃないですけど許してください。
 さて『とるこ日記』の最大のウリは何と言っても乙一書き下ろしショートストーリーである『毒殺天使』でしょう。タイトルのどぎつさの割にはイラストを見る限り心温まる癒し系のお話っぽいのですが、これが何と袋とじ
「カッターなどで丁寧に切り開いてお読みください。」と挑戦的な一文が添えられていますが、丁寧に切り開く自信がない自分はいまだに切り開くことが出来ずにいます。何となく一生切り開けないような気がします。
 袋とじすら切り開けない自分に人生を切り開くことなんて出来るのだろうか、なんてことを考えずにはいられません。
 大丈夫だよ、あなたにも光り輝く未来が待っているよ!といった励ましのコメントを期待している時点で自分は『とるこ日記』の著者三人に負けず劣らずのダメ人間だなって気がします。
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白夜行、最終回。

2006-03-24 23:28:16 | テレビ
テレビドラマ『白夜行』が3/23の放映分で終了しました。
ドラマの出来自体は決して悪くはなかったと思うのですが、原作に思い入れがある人にとってはどうにも物足りないものがあったのは否めないようで、結局ドラマと原作とは別物として楽しむしかなかったみたいですね。

綾瀬はるかのファンの人にとっては『白夜行』、かなり満足できるドラマだったのではないかと思います。何しろ一つのドラマの中でセーラー服(ブレザーでしたっけ?)からフォーマルな衣裳、さらには喪服姿の彼女まで拝めちゃうのですから、ファンには最高のプレゼントだったのではないでしょうか?(ちなみに自分は特別彼女のファンというわけではありませんよ?笑。)

そうそう柴崎コウのエンディングテーマ『影』、あれもよかったですよね。女優としての柴崎コウは好きでも何でもないんですけど、彼女って、ほんと楽曲に恵まれているって気がします。あの曲が入ったアルバムが出たら買おうと思っています。

ところで実はドラマ『白夜行』で個人的に一番惹かれたのは、喪服姿の綾瀬はるかではなく、血まみれの山田孝之でもなく、二十年間まったく年を取らなかった武田鉄矢でもなく、他でもない主人公の持っていた“ハサミ”でした。
あのハサミめっちゃ欲しい~。
もちろん父親を刺殺するためではなくて。笑。
自分は連鶴を趣味の一つとして嗜んでいるので、そのためあんなハサミを持っていたら!と思わずにはいられなかったんです。
「弘法は筆を選ばず」っていうじゃないですか。その道の名人はどんな道具であっても上手くやりこなすって意味ですが、それは絶対嘘!
正しくは「弘法だからこそ筆の違いを知る」だと思います。書の名人である弘法であればこそ、本当によい筆、自分に合った筆がわかるのではないでしょうか。
翻って自分は現在連鶴を製作する際百円ショップで買ってきたハサミを使ってるんですけど、このハサミだと自分が思うように紙が切れない!(日常的に使用するのには何ら問題はありません。)
というわけでドラマ『白夜行』であのハサミが出てくるたびに垂涎していた自分です。笑。
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ファニーマネー。

2006-03-23 23:53:28 | 読書
ジェイムズ・スウェイン著、『ファニーマネー』、読了。

前作『カジノを罠にかけろ』が個人的に結構面白かったので(レビューはこちら)、続編である本作も手に取った次第です。
前作はカジノが舞台でありながらギャンブルシーンがほとんど出てこない、当然イカサマの手口の解説もない、ミステリーというよりむしろ一癖も二癖もある人物同士の丁々発止のやり取りが楽しめる、キャラクター小説でした。(なので一人も死人が出なかったし。確かそうだったですよね?)
当然続編である本作もこの路線を継承するものと思ったのですが、さにあらず、死人が出ること出ること。
冒頭主人公の四十年来の友人は爆殺されてからは、もう、登場人物の七割から八割ぐらいは殺されたり、自ら死を選んだり、事故死したりしちゃってます。
路線変更はそれにとどまらず、前作がカジノを舞台にしながらギャンブルシーンが無かったのに比べ、今回はイカサマの手口などがそれなりに詳しく解説されていて、へぇ、と感心しました。

けれど前作で感じた文章のリズム、つまり自分にとっては読みやすさですが、それは本作でも顕在で、おかげですらすらと読んでいくことが出来ました。
感心したのはこの小説では一つの章で主人公にヒントが提示され、それに従って主人公は行動し、またそこで新たなヒントが提示され、そしてまた主人公は、というように、いうなればロールプレイングゲーム方式とでも呼べるのでしょうか、それがきちんと最後の章まで一貫されていたことです。
ですから途中主人公の息子の視点で物語が進む箇所があって、それが個人的には残念でした。
三人称一視点を貫いて欲しかったです。

さて、本作も前作同様、読んで何かが残る、といったお話でもないので、他人には薦められませんが、もしかしたらジェイムズ・スウェインという作家は大化けするかもしれないなぁ、とも思いました。
まぁ思っただけで、(大化けするかどうかを)賭けの対象にしようという気にはなれませんけどね。破産するのは小説の中の登場人物だけで充分です。笑。
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映画秘宝五月号は本日発売!

2006-03-22 23:27:35 | 新作映画
映画秘宝五月号は本日発売!

今月はDT映画(こんな特集組むの、それこそ秘宝ぐらいだよな。。。)とカラテ映画の大特集!!

表紙は女ドラゴンこと志保美悦子!うわぁ、いつまでも若いなぁと思ったら、写真提供が株式会社マルベル!ブロマイドかよ!そりゃそーだ!!

新連載は中川翔子の『しょこたん秘宝遊戯』。“地上最強のオタクアイドルが・中川翔子が人生最愛の映画たちを語り尽くす”だそーです。
記念すべき第一回は『ドラゴン怒りの鉄拳』!!
濃い!!イラストは自筆だそうで、何でも十五時間掛けて描き上げたとのこと。
どっかのテレビ雑誌の、寝る前の三十分ぐらいで書いた『M辞林』とはえらい違いだ。
勝手ながら応援させてもらいます!

一昔前の懐かしい映画を振り返る“イエスタディ・ワンスモア”は『シザー・ハンズ』。
あれ、、、先月号の予告では『プライベート・ライアン』だったはず。『プライベート・ライアン』、これで流れたの、何度目だ・・・。(しかも来月号は別の映画だし。)
ついでに同じく予告されていた“映画より面白い映画ゲーム特集”、今月号でそれらしき記事は見当たらず。でも『映画秘宝』のこういうアバウトさが好きです♪
ちなみに『シザー・ハンズ』の記事そのものは面白かったです。

祝復活!『世界の怪獣墓場』。打ち切りじゃなくてよかったですね、YUMIKAさん!!

他にはキルゴア中佐の『ナパーム人生相談』は相変わらず笑えます!!
午前三時過ぎに「おもちゃのマーチ」を歌いながら徘徊している老女って!!怖いよ!

今月の『映画秘宝』はそんなところです。相変わらず一見さんお断りの記事ばっか。笑。

映画繋がりでついでに。
4/1、映画の日ということもあって久しぶりに映画のハシゴをしようと思ってます。
自分の中で確定しているのが『ヒストリー・オブ・バイオレンス』と『ウォレスとグルミット』の二本。どーゆー組み合わせだと我ながら思わないでもないですが、逆に毛色の違う映画二本の方がハシゴには適しているかも。
余力があれば『クラッシュ』も観るつもりです。
4/1にどなたか映画を観る予定の方、いますか?
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