この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

最近買った本、借りた本。

2009-11-30 22:53:12 | 読書
 先週の木曜日だったかな、伊坂幸太郎の最新作『SOSの猿』を買いました。
 伊坂幸太郎は自分の中で無条件で新作を買うことにしている作家のうちの一人なのです。
 週末になったらゆっくり読もうかと思ってたら、日曜日、図書館から電話がありました。
 予約していたジェフリー・ディーヴァーのリンカーン・ライムシリーズ最新作『
ソウル・コレクター』が返却され、取り置きしてくれているので、そのお知らせでした。
 早速図書館に行って『ソウル・コレクター』を借り、一緒に前から読みたかった米澤穂信の『追想五断章』を借り、さらに雨場毒太さんが薦めてくれた竹内真の『じーさん武勇伝』を借りました。
 こんなに読めるわけねー。
 でも読めるわけないぐらいたくさんの読みたい本が手元にあるのが幸せっていうか。

 とりあえず優先順位としては『ソウル・コレクター』>『追想五断章』>『SOSの猿』>『じいさん武勇伝』といったところかな(すいません、雨場さん)。

 で、今日から『ソウル・コレクター』を読もうかと思ったんですが(気合入れないと読め出せないのよ、分厚いからさ)、『よつばと!』の九巻を時間をかけて読む。
 やっぱり『よつばと!』は面白いなぁ。軽く二、三回は読み返せるよ。
 あと、恵那ちゃんはいい子だなぁ。こういう子を嫁にしたいよ。もちろん十年後だけど。って十年後でも時期尚早ですかね?笑。
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今までに見たことがないぐらい綺麗な紙。

2009-11-29 22:23:31 | 折り紙・ペーパークラフト
 先日、連鶴をプレゼントした方からお礼に紙を頂きました。

 その紙が何ていうか、今までに見たことがないぐらい綺麗な紙なんですよ。


   


 携帯のカメラで撮った写真では色合いまでは出せてないと思います。

 でも光沢はわかるんじゃないかな。

 何でも【純銀】を用いた紙だそうで、、、そんな高級な紙、見たことねぇ(切れ端だけど)!!


 それで、早速何か折るべ♪と思って折ったのがコレ。


   


 う~ん、やっぱりいい紙は、折りやすいし、出来上がったときの見栄えが違うよね。

 いつもいつもこんな紙で折れたらいいんだけどねぇ。
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2012。

2009-11-28 23:09:23 | 新作映画
 ローランド・エメリッヒ監督、『2012』、11/28、ユナイテッドシネマキャナルシティ13にて鑑賞。2009年46本目。


 先日の記事で、クエンティン・タランティーノとは相性が良くない、というようなことを書きました。
 それはエメリッヒについてもいえるんですよね。
 彼の作品のご都合主義丸出しの展開に見ていて妙にイラつくというか、落ち着かないというか。
 だったら観なきゃいいじゃん!!と仰る方もいるでしょう。
 まさにその通りなんですけどね。
 実際スルーするつもりで、前売り券も買いませんでした。
 なのに、どうして本作を観ようと思ったのかというと、マイミクのマリーコさんが「『2012』を観たらレビューしてくださいね♪」なんていうんですよ。こりゃ観なくちゃいかんかな、と思った次第です。

 というのは半分冗談ですが(半分?)、キャナルシティのポイントが溜まっていて、それをある程度消化しなくちゃいけないというのもあり、また七月に観た、同じくディザスター映画であるアレックス・ブロヤス監督の『ノウイング』と比較したいな、という思いもありました。

 で、『2012』を観ての感想なのですが、、、う~~~ん、やっぱりエメリッヒは自分には合わないな、と改めて思いましたね。
 上述の『ノウイング』とこの『2012』、驚くぐらい基本設定が似通っています。何しろどちらの作品においても地球滅亡の原因は太陽の異常フレアなのですから。予言ものというのも共通しています。
 どちらかがどちらかをパクったんじゃないの?と疑いたくなるぐらいです。

 ただ、そこから先の展開や結末、そして作品の持つメッセージはまるで違います。
 ブロヤスの『ノウイング』は人類が滅亡するぐらいのカタストロフィが地球を襲うときは神(もしくはそう呼んで差し支えない存在)に縋るしかない、そしてその時が来たらすべてを受け入れるしかない、というお話なんですよ。
 ある意味、めっちゃ潔い。笑。

 一方、エメリッヒの『2012』は人類が滅亡するぐらいのカタストロフィが地球を襲ったとしても、生きることを諦めてはいけない、どんなことをしても生き延びるべきである、というお話なんです。
 生きることを諦めてはいけない、というところまでは賛同してもいいんですけど、どんなことをしても生き延びるべきである、というところはちょっとね、賛同しかねます。
 本作の主人公、及び各国の政治家、大富豪たちの生への執着ははっきりいって見苦しい。
 とにかく自分(と家族)だけが助かればそれでいい、ってスタンスなんですよ。
 正直反吐が出ます。

 そのくせ、終盤、箱舟に乗り切れなかった人々が目の前にいると、彼らを救うべきだ、それが人間なら当然だ、みたいな主張を登場人物の一人がするんです。
 いやいやいや。
 お前たちは既に六十億人以上の人間を見捨てた、そして自分たちだけが生き残ろうとした大罪人だから。目の前の数千人を救ったからといって、その罪が消えてなくなるわけではまったくないから。
 観ていて心の中でそう突っ込まずにはいられませんでしたね。

 結局『2012』は箱舟に乗った四十万人が大災害後も生き残るのですが、その四十万人の半ばは金持ちや政治家など老人なんです。
 そこまでして生きたいの?そうまでして生き残って何をしたいの?そう問いたくなります。

 例えどれほどのカタストロフィが襲ったとしても人類は生き残るべきなのだ、それが人類の使命だ、というのであれば、箱舟に乗るべき人間は、最低限生殖能力を有する、若くて健康な人が選ばれるべきでしょう。
 無論これは、人類は何があっても生き残るべき種族である、という前提によりますが。

 何だか辛口の批評になりましたが、何も深く考えなければ、『2012』は非常に良く出来たディザスター映画ですので、単純に楽しめると思います。

 お気に入り度は★★、お薦め度は★★★★(★は五つで満点、☆は★の半分)です。
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イングロリアス・バスターズ。

2009-11-27 23:21:42 | 新作映画
 クエンティン・タランティーノ監督、ブラット・ピット主演、『イングロリアス・バスターズ』、11/23、Tジョイ久留米にて鑑賞。2009年45本目。

 誰にでも一人や二人、相性の良くない映画監督がいるだろう。
 自分にとってクエンティン・タランティーノはそんな映画監督の一人だ。
 合わないなと思ったのは何も「タランティーノは終わった」といわれた『キル・ビル』時代ではなく、人によっては彼の最高傑作と激賞する『デス・プルーフinグラインドハウス』を観てもそこまで面白いとは思わなかった(けれども何故か『グラインドハウス』の六枚仕様のDVDセットが手元にある)。

 合わないと思うなら観るなよ、そう仰る人もいるかもしれない。
 その通りだと思う。
 自分が何故相性が良くないと思っている映画監督の映画をわざわざ高い金を払って劇場に観に行くのか。
 それは、自分にはかつて映画好きの友人がいて、その友人はもうこの世にはいないのだけれど、彼が生きていれば観に行くであろう作品を彼の代わりに観に行くのが、自分なりの供養になるかもしれない、そう思ったからだ。
 ちなみに上述のDVDセットも遺族の方から形見として分けてもらった。

 さて、『イングロリアス・バスターズ』を観ての感想。
 タランティーノ、やっぱり自分とは合わんわ!!(絶賛している、多くの映画レビュアーの方々には申し訳ないが)ぶっちゃけ言って面白くなかった。
 
 映画『イングロリアス・バスターズ』が何故面白くなかったのか。
 理由は単純明快。
 タランティーノが故意に面白くないように演出しているから。

 例えば、タランティーノは第五章の脚本の最終稿で次のようなストーリーを書き上げている。
A.映写室で上映中の映画のフィルム交換をしようとするショシャナの前に彼女に恋心を抱くフレデリックが現れる。時間のないショシャナは隙を突いてフレデリックを銃で撃つが、彼の反撃に合い、彼女も致命傷を負う。最後の力を振り絞ってショシャナはフィルムの交換を終えて息絶える・・・。
 そして実際の映画でのストーリーはこう。
B.映写室で上映中の映画のフィルム交換を“終えた”ショシャナの前に彼女に恋心を抱くフレデリックが現れる。ショシャナは隙を突いてフレデリックを銃で撃つが、彼の反撃に合い、彼女も息絶える・・・。
 どちらがよりドラマティックであるかはいうまでもない(ドラマティックという言葉に語弊があるなら単純に個人的に好みであるかは、といいかえてもよい)。

 この映画ではそういった最終稿からの変更がいたるところにあるらしく、何故タランティーノが自分で書いた脚本通りに映画を撮らなかったのかは余人には理解の及ぶところではないが、そういうふうな改変をすれば映画がお話的につまらなくなるのも道理である(六十分で退出するほどでないにしても)。

 映画『イングロリアス・バスターズ』は、タランティーノの、タランティーノによる、タランティーノと彼の熱烈なファンのためのお祭りみたいなものなのだろう。
 過去に一度でも、彼の作品を観て「うわ、つまんねーな!」と思ったことのある人は、このお祭りに参加する資格がないのだ。
 この映画をこれから観ようと思っている人は、自らにその資格があるのかどうか問うてからチケットを買うことをお薦めする。

 お気に入り度は★☆、お薦め度は★☆(★は五つで満点、☆は★の半分)です。
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シチュエーションパズルの攻防。

2009-11-26 22:23:52 | 読書
 竹内真著、『シチュエーションパズルの攻防 珊瑚郎先生無頼控』、読了。市立図書館蔵書。

 
 何か手軽に読めるものはないかと図書館で本を探していて、見つけたのがコレ。
 著者の作品はこれまで読んだことがなかったけど、なかなか面白いという評判は耳にしていたし、文壇バーで繰り広げられる推理ゲームという設定は惹かれるものがあったので試しに読んでみることにしました。

 気鋭の作家が初めて挑戦する、安楽椅子探偵ミステリー連作集と表紙にあるのですが、それ以上のものでもそれ以下のものでもないですね。
 文章は読みやすいし、一話一話は(最終話を除いて)それなりに工夫も凝らされてはいるのですが、如何せん連作集として読むと各話の繋がりが弱い。
 乙一の『GOTH』が傑作足りえたのは一話一話のレヴェルの高さもだけれど、「えぇ!?この小説ってそういうお話だったの!?」というサプライズが最終話に用意されているからだと思います。
 それに比べると本書は読み終わっても「だからどうだっていうの?」という感想しか持てませんでした。

 それにしてもこの前読んだ『狐火の家』もそうだけど、書き下ろし作品のレヴェルが低すぎる。
 本当に取ってつけたような感じ?いっそない方が高く評価出来るのに。

 ちなみに昨日紹介した問題は本書の第二話で取り上げられていたもの。
 作品の中にパズルを持ち込むという試みは悪くないと思うんだけどなぁ。。。
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問題です♪

2009-11-25 23:59:30 | 戯言
 夜の酒場に一人の男が入ってきた。

 男はカウンターのマスターに向かって、「み、水をくれ」といった。

 マスターは顔色一つ変えることなく拳銃を構えると、男に銃口を向けた。

 酒場を去るとき、男は何度もマスターに礼を言った。

 結局男は酒場で水はもちろん、何も飲み物を口にしなかった。


 さて、なぜ男はマスターに礼を言ったのだろうか?
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山下清原画展を観て思ったこと。

2009-11-24 21:36:31 | 旅行
 湯布院では山下清原画展を観に行きました。
 そこで思ったことを徒然に書きます。

 実は自分は山下清がそれほど好きではありません。
 なぜ好きじゃないか、理由はいくつかありますが、最終的には感性の問題だと思います。
 ぶっちゃけ彼の絵を観ても、心に響くものがないんですよね。

 などと書くと熱烈な山下清ファンからお叱りの言葉を受けそうですが、まぁ世の中星の数ほど芸術家はいて、そのうち誰の作品に感動して、誰の作品に感動しないかはまったくの自由だと思うので、そこら辺のことは勘弁して下さい。

 さて、誤解を恐れずに言えば、山下清がこれほどまでに日本人に愛されるようになったのは、彼の絵の才能やキャラクターと同時に、画家山下清をプロデュースする、宣伝の上手さもあったと思うのです。

 例えば、山下清はよく「日本のゴッホ」と称されます。
 しかし、自分が見る限り、山下清とフィンセント・ファン・ゴッホの間に共通項なんてありません。
 山下清は主に貼り絵を描きます。一方ゴッホは言うまでもなく油絵画家です。
 山下清は生きている間に売れっ子画家になりました。一方ゴッホは生きている間、一枚しか絵は売れませんでした。
 そして何よりの違いは作品から受ける印象ですよね。
 山下清の作品からは彼の純真で朴訥な人柄が窺えます。
 一方ゴッホの作品から感じられるのは何より彼の狂気です。ゴッホの絵を見ていると、あぁ、コイツはまともじゃないな、そう思えます。
 
 まったくの想像なのですが、山下清のことを最初に「日本のゴッホ」と称した人間は、彼を売り出すためにもっともキャッチーな異名を考えていて、日本で有名な画家といえばやっぱりピカソだよな、「日本のピカソ」というのはどうだろう、あ、いや、ピカソはまだ生きてるから問題があるか、じゃあ「日本のゴッホ」にしよう、なんてことを考えたのでは、と思ったりします(彼がそう呼ばれるようになった逸話をご存知の方は教えて下さい)。
 まぁ穿った見方かもしれませんが、ともかく、何から何までまったく異なる二人であるのは間違いないと思います。

 けれど結果として、まったく的を射ていないその異名は広く定着することとなりました。
 今でも「日本のゴッホ」といえば、山下清のことを思い浮かべる人は多いのではないでしょうか。
 そういうことも含めて、山下清を売り出した人たちは、プロデュースが上手いよなぁと思うのです。
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湯布院に行ってきました、その3。

2009-11-23 23:49:57 | 旅行
 翌朝は比較的早く目覚めました。前の日はそんなに早く寝たわけじゃないし、疲れてもいたんですが、何でかな。別に枕が代わったからといって眠れない、デリケートなタイプではないんですけどね。

 六時ちょっと過ぎに露天風呂に入りに行きました。
 朝の六時に露天は早すぎましたね。薄暗いし、入るまでが寒い!昨日入った、部屋の向かいにある檜風呂に入ればよかった。

 風呂から上がって、ちょっとショックなことがありました。
 実は自分は旅館に泊まるたびにさり気なく(というか図々しく)連鶴を折って、置き土産にしてるんですけどね、それが二作品ともミスってしまったんです(一つは繋ぎ目が切れ、もう一つは切り込みを入れ間違えた)。
 自分でいうのもなんだけど、自分が二作続けて失敗するなんて、、、年なんかいな?

 八時に朝食。
 朝食は冷えてても問題ないメニューでした。

 九時過ぎに宿を後にし、もう一度車を市営駐車場に停め、湯の坪横丁に向かいました。
 目的は昨日買い損ねたB-speakというケーキ屋さんのロールケーキ(由布院でもかなり有名)。
 九時半に整理券をもらい、小一時間うろちょろした後、ケーキ屋さんに戻ったら結構な長蛇の列でした。
 まさか整理券をもらって、さらにケーキを買うためには並ばなければいけないとは思いませんでした。
 苦労して買ったロールケーキは、家に帰って食べたんですけど、ごくフツーに美味しかったです。笑。

 この他、湯布院で買ったお菓子を書いておきます。
○『しっとり餡ぽてと』(赤司菓子舗)。つぶ餡をスィートポテトで包んだお菓子。結構好きな味。
○『おはぎ』(おはぎの小松家)。自分はそんなに好きじゃないけど、お袋の好物。
○『ぷりんドラ』。結構美味しいけど、コンビニでも売ってる味っぽい。
○『はちみつ屋さんの生キャラメル』(B.Bee’s)。生キャラメルなんてそんなに美味しいと思ったことはなかったけど、ここのは本当に蕩けました。
○『そば饅頭』。自分ははっきりいって好きじゃないけど、お袋が買ってました。
○『ぽこあぽこ』。四季の野草を焼き込んだせんぺい。見た目は可愛い。
○『こめ米煎餅』。大分に行くと買ってる米煎餅。美味い。
 何か知らんけど、めちゃくちゃお菓子買ってるなぁ。笑。
 こんだけ買って食えるんか、と思わないでもないけど、生ものはロールケーキとぷりんドラぐらいで、後は日持ちするか、もしくは日持ちしなくても冷凍させて、食べたいときに解凍するそうです(お袋が)。

 湯布院なんて観光地化され過ぎている感があって、行く前はあんまり興味なかったんですけど、行ったら行ったで楽しめました。
 何よりお袋が満足したみたいでよかったです。
 まぁ一年に一回ぐらいは親孝行しないとね。笑。 
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湯布院に行ってきました、その2。

2009-11-22 22:03:47 | 旅行
 散策を終え、空が暮れなずむ頃、この日泊まる宿へと向かいました。
 最終的には市営駐車場から宿の駐車場に車を移動させなければならなかったのですが、まずは歩いて行くことにしました。
 というのも宿の人から、宿はものすごくわかりづらい場所にあると聞いていたからです。
 この判断は正解。半端じゃなくわかりづらい場所に宿はありましたよ。住宅街の一画にあるんだもんなー(由布院に詳しい人であればこのヒントだけでわかるかも)。
 もし最初から車で移動してたら絶対見つけられなかったかもでしょうね。

 仲居さん(女将さんかも?)に部屋に案内されて吃驚。
 りょ、旅館じゃない!!
 いや、旅館は旅館なんですけど、建物が旅館というよりも(ちょっと裕福な)学生さんが住むアパートメントみたいな感じだったんです。ロフトつきの。
 あれは絶対旅館を目的に建てられた建物ではないと思います。

 お袋を部屋に残し、車を取りに行こうとしたら、先ほどの仲居さんが駐車場まで車で送ってくれることになりました。
 この仲居さんがやけに低姿勢で、車中やたらとすみませんを連発するんです。
 宿の場所がわかりにくくてすみませんねー、というのはわかるんですが(実際めっちゃわかりにくかったので)、由布院は寒くてすみませんねー、というのには苦笑しました。

 車を宿の駐車場に移動させ、荷物を部屋に運び込み、一っ風呂浴びた後、夕食を取りました。
 夕食は、、、決して不味くはなかったんですが、ちょっと難があって、それは何かというと、料理が若干冷めてるんです。
 というのもこの宿、食事が部屋食なんです。フツー旅館で部屋食っていうと食堂で食事するよりも高級感がありますが、この宿の場合、厨房から部屋まで結構距離があるので、仲居さんがどれほど急いだとしても途中で冷めてしまうんです(ちなみにこの宿に食堂なるものは存在しない。笑。)。
 なので、お客は熱々の茶碗蒸しは食べられないというわけです。

 場所がわかりにくい、食事がイマイチだ、などと悪口ばかり言うのもなんなので、宿のいいところも挙げておくと、何といっても温泉がよかったですね。
 館内の、というか敷地内の五ヶ所に貸し切り湯があって、そのどれも源泉掛け流しなんです。
 自分はそこらへんのことに頓着しないのですが、お袋はすごく感激してましたよ。
 旅館は温泉が命と考える人には自分が泊まった宿、お薦め出来るかもしれません。
 記事内では伏せましたが、名前を知りたいという方はメールをください。
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湯布院に行ってきました、その1。

2009-11-21 21:24:46 | 旅行
 そんなわけで土曜日と日曜日の二日間、湯布院に行ってきましたよ(そんなわけがどんなわけなのか知りたいという方は11/20の記事の白文字のところを読んで下さい。っていうか、白文字に気づかなかった人ってどれぐらいいます?よかったら教えて下さい。)。

 土曜日の朝の九時過ぎぐらいに家を出て、高速道を一時間ちょいで湯布院市内に着きました。近いね、湯布院。下手すりゃ日帰りで行けちゃうよ。阿蘇に行くよりも全然楽。

 と、その前に湯布院って由布院とも書くじゃないですか。
 その違い、知ってます?
 えっとですね、湯布院と由布院の違いは、、、聞いたけど忘れた。笑。
 なので、記事内でも統一しません。ご了承下さい。
 というのはさすがに乱暴なので、一応調べてみました。こちら

 最初に向かったのが由布院ステンドガラス美術館。
 文字通りステンドガラスの美術館です(←説明になってない)。
 教会建築とか興味のある方は行ってみてもいいんじゃないでしょうか。
 美術館の隣りには教会もあって、そこでは結婚式も挙げられるみたいです(でも神父さんが常勤しているわけではないっぽい。)。
 ここに限らず湯布院って、良くも悪くも観光地なので、写真撮影禁止のところが多かったです。なので今回の旅行記は写真が(いつにも増して)少ないです。

 美術館を出た頃にはもう十二時も近かったので、昼食を取ることにしました。
 そうなると車をどこに停めるかが問題なのですが、図々しいのを承知で、今夜お世話になる旅館に車を停められないか、電話で聞いてみました。
 すると、まだこの時間では旅館の駐車場には車を停めることは出来ないが、旅館が契約している市営駐車場になら停めても構わないということだったので、好意に甘えることにしました。これは結構助かりましたね。観光地だと駐車場代も馬鹿にならないですしね。

 お昼は由布院駅そばの自然薯料理の専門店で食べました。
 んー、まぁ美味しかったです。

 昼食後は湯の坪街道を散策しました。
 湯布院は良くも悪くも観光地、と上述しましたが、ぶっちゃけいって街道沿いにはお土産屋さんしかないんですよ(行ったことはないけど、軽井沢ってこんな感じなのでは?)。
 でも一軒一軒ごとに趣向を凝らしてあって、店の中を覗くだけで楽しいです。

 それでですね、お土産屋さんに混じってドクター・フィッシュが体験出来るお店があったんですよ!!
 ドクター・フィッシュ、知ってます?
 テレビでも紹介されたことがあるらしいので知ってる人は知ってると思うのですが、人間の皮膚の角質を食べる淡水魚、、、え~い、説明が面倒しいな、こちら
 どんなもんか、試しにやってみたのですが、いや~、スゴイですよ、ドクター・フィッシュ。もう何ていうか、悶絶ものでしたよ。


   


 写真はどこぞのオッサンの足です。自分のじゃないです。許可を得て撮影しました。
 自分の足がパクパク喰いつかれている最中はとても撮影なんて出来るもんじゃありません。
 どーせなら、若い女の子の足を撮りたかったんですが、さすがに撮っていいですか、とは聞けなかった(当たり前だ)。
 ドクター・フィッシュ、是非一度体験してみて下さい。そして悶絶して下さい。笑。

 それからお土産屋さんで目に付いたお菓子やお土産品を買い、金鱗湖近くの湯布院夢美術館ってところでやっていた山下清原画展を見ました。
 原画展の感想についてはまた別の機会に語りたいと思っているのですが、一つだけ紹介しておきたいのが販売していたTシャツ。


   


 山下清の貼り絵の中でも特に有名な花火の柄つきのTシャツ。
 何と一着¥1000。
 この日覗いたお土産屋さんでもTシャツはお土産品の定番として結構売られてましたが、このTシャツは飛び抜けて安かったです。
 何でワケのわからんデザインのTシャツが¥2000、¥3000平気でするのに、山下清のTシャツが¥1000なんだろ???
 事情はわかりませんが、今湯布院に行く人がいたら、一番のお薦めのお土産ですね。

 この後、鍵屋という老舗のお土産屋さんに行き、この日の散策は終了。
 この時点で五時近くになっていました。半日があっという間でした。
 恐るべし、湯布院!!
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