この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

九月に観に行く(予定の)映画。

2012-08-31 22:47:23 | 新作映画
 最近、妙に訪問者数が多くて何だか気持ち悪いです。
 記事の更新を頑張っていて、コメント欄も賑わっていて、それで訪問者数も多いっていうなら、素直に嬉しいのですが、何もかもやる気が起きなくて、記事の更新もサボっていて、コメント欄も思いっきり閑古鳥がラインダンスをしていて、でも訪問者数だけは増えるっていうのは、、、ネガティブな自分は、もしや荒らしの前触れかいな?って思ってしまいます。
 善意の訪問者の方は、よければコメントしてください。
 それだけでずいぶんモチベーションも変わってきますので…。

 八月は五本劇場まで映画を観に行きましたが、九月は九月で結構観に行く映画が多そうです。

 まずは一日!!
 映画サービスデーである月初めの一日が週末に重なることなんて滅多にありませんから(実際にはそうでもない。24/7になるのかな?)、映画ファンであれば、この日映画を観に行かなきゃ嘘ですよ(と煽ってみる)。
 昔は映画サービスデーに、五本映画を観たこともありましたけどね。
 ほんと死ぬほどきつかったです。
 良い子のみんなは真似しちゃいけないよ!!(するわきゃねぇ!!)
 さすがに五本観る体力は無くなりましたが、それでも、二本か三本は観たいなぁ、幸い、上映作品もよさげなものが揃っているようだし(せっかくの映画サービスデーなのに観たい作品が一本もないときの悲しさよ)。
 『るろうに剣心』でしょ、『トータル・リコール』でしょ、『おおかみこどもの雨と雪』でしょ、『マダガスカル3』も評判いいみたいだし、『最強の二人』も恐らくはハズレってことはないだろうし、前日の十一時を過ぎてるというのにまだ何を観るか決めきれていません(正確には『るろうに剣心』とあともう一本を何にするかを決めきれてない)。
 ま、ギリギリまで考えることにしましょう。

 9/7からはデンジャラス・ワシントンの『デンゼル・ラン』が始まりますね、、、って白々しいか。正しくはデンゼル・ワシントンの『デンジャラス・ラン』ですが(まぁ大して違いもないような気もしますが)。
 公開初日は日本にいないので、帰国して落ち着いたら観に行こうと思ってます。

 9/15は内田けんじ監督四年ぶりの新作『鍵泥棒のメソッド』が公開されます。
 自分は一番好きな邦画は同監督の『運命じゃない人』なので、こりゃ観に行かないわけにはいきません。

 9/28は『ハンガー・ゲーム』『ボーン・レガシー』という二大アクション映画が同日公開。何となくどちらかが公開日をズラせばいいのにね、と思わないでもないです。笑。

 さて、八月いっぱいを持って、TOHOシネマズトリアス久山が閉館されました。
 そんなに頻繁に観に行っていたわけではないですが(やっぱり遠いしね。車で一時間ちょっとかかる。)、選択肢が減るというのはやはり惜しいです。
 久山の閉館に奮起したというわけではないのでしょうが、同じ系列のTOHOシネマズ天神の公開作品のラインナップが充実している、、、ような気がします。
 9/7公開の『ディクテーター 身元不明でニューヨーク』と9/28公開の『アイアン・スカイ』は福岡ではほとんどここでしか観れない、みたいな感じですしね。
 両方とも観たいけど、『ディクテーター』は旅行から帰ってきたばかりで忙しいだろうし、『アイアン・スカイ』は『ハンガー・ゲーム』及び『ボーン・レガシー』と公開日が同じだし、両方とも観るのが難しそうです。
 どっちかは観たいなと思ってるんですが…。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

リアル・ブレードランナー。

2012-08-29 23:29:42 | スポーツ
 リドリー・スコットが自作『ブレードランナー』の続編製作を画策しているとのことです。
 やめとけ!って言いたいですね。『エイリアン』の前日譚である『プロメテウス』を観た限りはろくな作品にならんだろうって思うので。

 それよりリドリー・スコットにはいっそのこと弟トニー・スコットの遺志を継いで『トップ・ガン2』の監督をやってほしいですね(こちらの計画もそこそこ進行中だったらしい)。
 兄弟で同じ映画監督でありながら、生涯ほとんど同じ映画には関わってこなかった二人ですから、だからこそリドリー・スコットが『トップ・ガン2』の監督をする意義はあると思うんですけれど。

 『ブレードランナー』の続編には然して興味のない自分ですが、リアル・ブレードランナーの活躍には少しばかり期待するものがあります。
 リアル・ブレードランナー、それはロンドンパラリンピック日本代表の陸上選手である中西麻耶です。
 健常者とか、障害者とか、そんなことはどうでもよくて、頑張っている人は応援してあげたいですよね。
 今からでもカレンダー、買ってあげようかな…。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

秋の夜長に。

2012-08-28 23:53:31 | ゲーム
 秋の夜長にパズルゲームなど如何でしょう。こちら
 九つのパズルがあり、簡単なもの、かなり難しいもの、これ、絶対攻略不可能やろ、と思えるものと様々です。

 まずは、頭の体操に《警官と泥棒》をやってみるとよいです。
 このパズルを予備知識なしで最初のプレイで解くことが出来たら、相当頭のいい人だと思います。
 もちろん自分は最初のプレイで解けましたけどね、、、ヒントを先に読んでたから。笑。
 これ、飲み屋でおねーさん相手にやったら受けるんじゃないかと思います。

 《タコヤキ》、《タコヤキ+》ともに難しいです。
 5X5、6X6マスまでは比較的簡単に解けるんだけど、7X7だとてんで解けません。
 なぜだろ?ルールやセオリーが変わるわけではないのに。
 一応攻略サイトを覗いてみたのですが、そこに載ってある攻略法が文系の自分には意味不明でした。笑。
 ま、攻略法を知らない方が楽しめるってこともあります(←負け惜しみ)。

 《神経衰弱》は、、、これを二十秒以内で解くのは絶対に不可能だと思うんだけどなぁ。
 自分がどん臭いだけっすか?

 何か手軽に楽しめる面白いゲームがあったら教えてください。
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『プロメテウス』、監督、ツッコミどころが多すぎるよ!!

2012-08-26 21:54:46 | 新作映画
 リドリー・スコット監督、ノオミ・ラパス主演、『プロメテウス』、8/26、ワーナー・マイカル・シネマズ筑紫野にて鑑賞。2012年33本目。


 先日『ダークナイト・ライジング』を観たとき、うわぁ、脚本がテキトーだなぁ、物語として破綻しているなぁと思ったのですが、その『ダークナイト・ライジング』のテキトーさ、破綻っぷり、矛盾点、疑問点、etcが、『プロメテウス』を観たら、いっぺんに気にならなくなりましたよ。
 ここはおかしいんじゃないの?とピンポイントで指摘出来る『ダークナイト・ライジング』はまだしも脚本として上等だったんですね。物語に求心力もあったしね。
 
 その点『プロメテウス』は、作品そのものが矛盾の塊りみたいなもので、ピンポイントで矛盾が指摘出来ない!!しかも物語は行き当たりばったりで進むので、求心力も何もあったもんじゃない。

 まぁそれでも敢えて気になったところを挙げていくと、、、まず現代から八十年後という時代設定ですね。
 八十年後であれば、まぁぎりぎりアンドロイドぐらいは完成させてるかもしれないけど(正直それも難しい)、恒星間航行とか人工重力とか絶対無理だよね、と思ってしまいます。
 なぜ時代が八十年後という直近の未来なのかというと、それは言うまでもなく本作が『エイリアン』の前日譚だから(といっても本作から『エイリアン』にスムーズに繋がるかというと全然そんなことはないのだけれど)。
 いっそのこと、百八十年後とか、二百八十年後とかにしていれば、そういった矛盾も感じなかったのかもしれないけど、前日譚はつらいね。笑。

 多くの映画レビューで指摘されていることだけれど、登場する科学者の馬鹿さ加減には、ほんともう笑ってしまった。
 遺跡のそこらじゅうに死体がゴロゴロ転がっているというのに、近づいてくるエイリアンの幼生体に、おいでおいでと手招きして、ガブリと噛まれる科学者の間抜けっぷりは、ほとんどドリフのコントでも見ているようでした。

 ノオミ・ラパス演じるヒロインのエリザベスが、妊娠三ヶ月を告げられ、私が恋人とセックスしたのは昨夜のことよ、と驚愕するシーンがあるのだけれど、重要な任務の期間中に、恋人と生でセックスするヒロインの性の奔放さにこちらは驚愕せざるをえなかったなぁ。
 八十年後の世界だと、堕胎もコンビニに出かける程度のお手軽さで出来るって設定なんでしょうかね。

 こんな感じで、もう気になるところを挙げていくと切りがないんだけど、それでも一番観ていて違和感があったのは、自分は3Dの吹替え版で本作を観たのですが、ヒロインのエリザベスがすさまじくキャピキャピ声だったことですね。
 エリザベスを演じたノオミ・ラパスは、実年齢がすでに三十歳を越えているし、見た感じもおばさんっぽいので、そのキャピキャピ声が合わないこと合わないこと!!
 それで誰がエリザベスの声をあてたんだろうと思って、エンドロール後に出た声優名を見て、その日一番の衝撃を受けました。
 エリザベス役:剛力 彩芽。
 そりゃ合わねぇわけだよ!!
 自分はタレントの声優起用に反対ってわけではないですし、剛力 彩芽が特別嫌いというわけでもありません。
 でも剛力 彩芽のエリザベスは合わないにも程があります。
 ほんと誰得って話ですよ。
 女性タレントがアニメのヒロインの声をあてるのはよくあることだし、それなりに理解も出来るけど、剛力 彩芽のファンが彼女の声を目当てにSFホラーを観に行くことなんてないでしょうしね。

 ほんと、いろんな意味でツッコミどころが多すぎて、疲れる映画でした。


 お気に入り度は★、お薦め度は★(★は五つで満点、☆は★の半分)です。


ps.ミクシィを退会されたT.Kさん。このメッセージを目にすることがあったら連絡してください。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

一言断りがあってもいいと思うんだけれど。

2012-08-25 23:08:30 | 折り紙・ペーパークラフト
 ときどき拙ブログにもコメントをしてくれるHIROさん第6回JOAS創作折り紙コンテストの干支部門で見事JOAS賞を受賞されました。これは快挙だと言ってよいと思います。
 HIROさんは自分が知る限りもっともアクティブで野心的な折り紙作家さんです。しかも若い!!まだ高校生とのことです。

 HIROさんは積極的に折り紙関係のイベントに参加されていることは知っていたのですが、まさかJOAS賞を受賞するとは、、、脱帽です。
 まぁ折り紙に興味のない人にとってはJOAS賞?それって何?日本工業規格?ぐらいにしか思われないでしょうけれど、それって相当スゴイことなんですよ。高校野球でいえば甲子園で優勝するようなもの?(A:違うかもしんない)

 そういえば、マンガ甲子園があるぐらいなんだから、折り紙甲子園があってもよさそうなものだけどなぁ、、、無理か。
 折り紙を趣味にする人って絶望的に少ないもんね。まして高校生となると…。

 そのHIROさんから、少し前に、東大の五月祭でせぷさんの作品が展示してありましたよ~、という報告を受けました。
 まずスゴイと思ったのは東大に出張っちゃう、HIROさんの行動力。
 日本の大学にいくつ折り紙サークルが存在するか寡聞にして知りませんが(少なくとも自分が通っていた大学にはなかった)、その頂点に立つのが東京大学の折り紙サークル《Orist》です。
 まぁ何といっても日本で一番偏差値の高い大学ですから、そこの学生が折る作品も半端じゃない!!
 その半端じゃない作品を拝める数少ない機会が五月に行われる五月祭であり、十一月に行われる駒場祭なのですが、しかし仮に自分が東京に住んでいたとしても、五月祭や駒場祭に足を運ばなかったと思います。
 やっぱり東大の赤門をくぐる勇気は自分にはないです。笑。
 だから、単純に折り紙が好きという理由で東大の学祭に行っちゃう、HIROさんはスゴイな、と思ったのです。

 で、最初、自分の作品が展示してあったと聞いたとき、自分が考えるような作品を天下の東大生も考えた、という意味に受け取って、へぇ、自分もまだまだ捨てたもんじゃないな、と悪い気はしませんでした。
 しかし、よくよく聞いてみるとそういう意味ではありませんでした。
 自分が考えた作品が展示してあったというのは、文字通り、自分が考案した作品をそのまま東大生の人が折って展示をしていた、という意味だったんです。

 今度も悪い気はしなかった、、、とはいきませんでした。
 だって、自分の作品を拝借するのに、何の断りも連絡も挨拶もなかったですからね。
 そりゃ作品説明の考案者名のところに自分の名前が書かれているので、最低限、礼儀は守っているといえるかもしれません。
 でも逆に言えば、最低限の礼儀しか守っていない、ともいえるんですよね。
 たまたまHIROさんが五月祭に出向いて、そして自分に教えてくれたから知ることが出来たけど、そうじゃなかったら、一生知ることもなかったでしょう。
 そんなのって悲しいじゃないですか。

 どうして、自分の作品を折った東大生の人は、連絡をしてくれなかったんですかね。
 連絡したら、作品を展示することはまかりならん!!っていうふうに許可されないとでも思ったのかな。
 それとも、他人の考えた作品を展示するにあたって、連絡をする必要などない、と思ったのかな。

 許可しないなんてことはありえないですよ。
 基本的にとても名誉なことだと思うから。
 何しろ天下の東大生が自分の作品にそれなりの価値を見出してくれたってことなんだし。
 でもその名誉なことを知らずに一生を終えるのは悲しすぎます。
 やっぱり一言連絡が欲しかった、と思います。

 あ、東大の五月祭で展示された自分の作品は、プロフィール欄の窓にも張り付けてある《雪の華折り》です。
 この作品をわずか六時間で仕上げたというのですから、さすがは東大生だな、と感心しました。
 でも、、、作品名すら間違ってるんだよね…。
 それぐらいは考案者に敬意を表して、正しい作品名にして欲しいです。
コメント (5)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

これが本屋大賞受賞作なのかぁ、三浦しをん著『舟を編む』。

2012-08-24 23:38:04 | 読書
 ネットの友人の厚意で今年の本屋大賞を受賞した『舟を編む』を読む機会を得ました。
 その人が機会を作ってくれなかったら、もしかしたら一生読むこともなかったかもしれないので、友人には感謝したいです。

 とはいえ、友人への感謝の気持ちと作品への評価とは全くの別物であることは言うまでもありません。
 本屋大賞受賞作に対し、いささか厳し目のレビューかもしれないので、本作を心から愛するという方はこの先を読まない方がいいかもしれません。
 
 本作で取り上げられている辞書編纂というテーマに関しては、作者は面白いところに目を付けたなと思うし、興味深くも読める。
 だが、本作を純粋に人間ドラマとして読むと、かなりご都合主義的な匂いが鼻を突く。

 一軒家に年老いた大家と若い下宿人が住んでいて、一人が二階を、もう一人が一階を占有している。
 普通に考えれば、大家が一階に、下宿人が二階に住むものではないだろうか。
 ところが本作ではその逆で、大家であるタケおばあさんが二階に住んで、主人公の馬締が一階に住んでいるのだ。これは、自分にはすごく変に思えた。
 もちろんそうでないとこの後いろいろ不都合が生じる。
 タケおばあさんが二階に住んでいるからこそ、馬締とヒロインの香具矢が劇的な(というのは大袈裟かも)出会いを果たすのだし。
 しかし自分には、タケおばあさんが二階に住んでいたから、主人公とヒロインが劇的な出会いをしたというより、主人公とヒロインが劇的な出会いを果たすために、タケおばあさんが無理矢理に二階に住まわされていた、そんなふうに思えてしまった。

 また、主人公とヒロインの出会いそのものもかなり無理矢理なものに思えた。
 ヒロインは別に突然下宿に転がり込んできたわけではないのだから、大家であるタケおばあさんは事前に下宿人である馬締に、新しい同居人が増えることを知らせるべきではないか。というか、知らせるのが普通ではないか。この日二人は夕食まで共にしているのだし。
 タケおばあさんが馬締にそのことを知らせなかった理由は、馬締と香具矢の出会いを劇的なものに演出するため、としか思えなかった。

 主人公とヒロインの出会いなんていうものは、出来る限り劇的であるに越したことはない。だがそれもご都合主義が鼻につかない程度、という条件が付く。
 本作では馬締と香具矢の交際に、香具矢の祖母であるタケおぱあさんは何も文句を言わないのだけれど、いくらタケおばあさんが馬締のことを気に入っていたとしても、それはないだろうと思ってしまった。
 本作におけるタケおばあさんの存在は、一人の人格を持ったキャラクターというよりも、単に二人を引き合わせるための舞台装置のようなものに思えた。

 他にも感心しないことがあって、本作では三章と四章の間で十三年の月日が流れるのだが、その時間の流れがほとんど感じられない。
 三章は現代を舞台にしているように感じられるし、四章もまた現代を舞台にしているように思える。
 だから、主人公の馬締を始めとして、登場人物は皆(設定の上では)年を重ねているのだが、年を重ねたというより、メーキャップで老けさせただけ、という感じがする。
 唯一、あるキャラクターが老齢で亡くなってしまうのだが、それまでそのキャラクターにほとんど触れられていなかったので、そのキャラクターの死によって感動ポイントが上がる、というわけでもなかった。

 何だかいろいろケチをつけてしまったけれど、一気読み必至の面白さであることは間違いない。
 ただ、これが本屋大賞受賞作だと言われると、どうしても首をひねらざるを得ない。
 本屋大賞は本屋の店員が選ぶ賞だから、もしかしたら辞書編纂という出版業界の一事業をテーマとする本作を強く推したのかもしれないな、とも思う。
 個人的には中田永一の『くちびるに歌を』(同賞四位)の方が面白く読めて、感動したことを付記しておく。
コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『THE GREY 凍える太陽』、リーアム親父、今度の敵はオオカミと大自然と…。

2012-08-23 22:32:36 | 新作映画
 ジョー・カーナハン監督、リーアム・ニーソン主演、『THE GREY 凍える太陽』、8/18、ワーナー・マイカル・シネマズ筑紫野にて鑑賞。2012年32本目。


 いつの間にやらスタローンやセガールなどの同年代のアクション俳優から史上最強親父の称号を奪っていた感のあるリーアム・ニーソン(御年60歳!!祝・還暦!!)。
 新作『THE GREY 凍える太陽』で彼が演じるのは妻を亡くしたことで心に傷を抱えたオオカミ専門のハンター、ジョン・オットウェイ。
 オオカミ専門のハンター、それはつまりオオカミの専門家と言っていいだろう。
 少なくとも飛行機の墜落事故で生き残った彼以外の六人はそう信じて、今後の行動指針を彼に委ねることにする。
 そして彼は決断する。
 ここはオオカミの巣窟に違いない!!森まで逃げれば安全だ!!
 果たして彼らはオオカミの襲撃から身を守れるのか。こうして必死の脱出行が始まるのだった…。

 ん~~、ビックリするぐらいにシンプルなストーリーの映画でした。よくこれだけシンプルなストーリーで二時間を超える映画を作ったな、と感心するぐらい。
 要は墜落事故で生き残った七人がオオカミから生き残れるかどうかだけ、だからね。
 自分は最初そのプロットを聞いたとき、本作がもう少し娯楽性のあるアクション映画なのかと思っていたんですが、全然違いました。娯楽性皆無。アクションと呼べるものもほぼなし。
 何しろ襲ってくるオオカミが、あ、コイツ、『ロード・オブ・ザ・リング』にも出ていたよね?と思える、それこそモンスター級のデカさだから、とにかく主人公たちは基本逃げるだけ。
 そんなの延々と見せられたって退屈なだけだっつーの。

 シンプルなストーリーのくせにツッコミどころはいろいろあって、その最大のものは、オオカミの巣窟に違いないという理由で墜落現場から離れることにした主人公一行が、最後にたどり着いたのがオオカミの巣窟だった、というオチで、それって命懸けのギャグですか?って言いたくなった。

 他にも問題だなと思うことがあって、それは、主人公は妻を亡くしたことで心に傷を抱えてるんだけど、妻がなぜ亡くなったのか、その死因が作中最後まで明かされないんだよね。
 病死だったのか、事故死だったのか、それとも死んだと思わせといて実は家を出て行っただけなのか、もしくは夫であるジョンの手にかかって殺されたのか(その可能性もなくはない。というかサスペンス映画であればよくある。)、それがはっきりしないから、主人公であるジョンにどの程度感情移入していいかわかんないんだよね。
 愛する妻を亡くした男なのか、可哀そうだなと思わせといて、実はその妻を殺したのは主人公でした、というオチが待ち受けてたらたまらんしね。

 生きる希望を失って死に場所を求める男の話って基本的に嫌いじゃないんだけど、本作は、ストーリーがあまりに単調で、加えて、アクションやカタルシスと呼べるものもなく、ちょっと史上最強親父であるリーアム・ニーソンのことを信じすぎてしまったのかもしれない。
 彼にはもっと単純な娯楽作に出演して欲しいものです。


 お気に入り度は★★☆、お薦め度は★★☆(★は五つで満点、☆は★の半分)です。


ps.ミクシィを退会されたT.Kさん。驚きましたよ。このメッセージを目にすることがあったら連絡してください。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大河原邦男に会ってきた!!

2012-08-22 22:49:53 | 雑事
 不思議博物館でのバーベキュー大会が終わって、家に帰らずどこに向かったかというと、嘉麻市にある織田廣喜美術館でした。ここで、八月十八日から十月八日まで、メカニックデザイナー大河原邦男の特別展《メカデザインFOR1/1 》が開催されていて、8/19は他でもない大河原邦男本人が来館するんだよね。
 こりゃ、ガンダムに青春を燃やした者ならば行かねばなるまい!!燃え上がれ、ガンダム!!

 ところで、この数日前に、会社で自分と同年代か、年下の同僚や商社の営業に、「大河原邦男って知ってる?」って聞いてみたところ、知ってると答えた人はゼロだった。全員ガンダムは見てたらしいんだけどね。
 う~~~ん、自分もそんなにガンダムに詳しい方ではないと思うけど、それでも監督の富野喜幸、キャラクターデザインの安彦良和、そしてメカニックデザインの大河原邦男は、知っていて当然の名前だと思うんだけどな。
 ここらへんがマニアと一般人の常識の違いなのか?

 自分が織田廣喜美術館に到着したのは深夜の二時でした。
 そんな早く到着するなんて気合入ってる!!と思われる方もいるかもしれませんが、別にそういうこともなく、単に朝早起きして出掛ける方がきつい、ってだけですけどね。
 あと、車中泊をするのが好き、というのもある。笑。

 翌朝目覚めたのは朝の六時。
 う~ん、いつになったら車中泊で満足に眠れるようになるのやら。
 それから車内でちょっと早めの朝食。
 メニューは車に常備しているカップラーメンと、コンビニで買ったおにぎり、あとは家から持ってきたデザートetc、だいたいいつもの定番。

 朝食後、美術館近くの道の駅へ。
 まぁいろいろスッキリしたかったからね。笑。
 でもそのせいで、美術館への到着自体は早かったけど、サイン会の整理券をもらう列の順番は22番だった(自分が一番乗りかと思っていたら、さらに早い猛者もいたらしい。ちなみにサイン会は100人限定。)。


   


 自分は朝早くから整理券をもらうために並ぶような人は、当然全員大河原邦男のファンなのかと思っていたんだけど、自分の一つ前に並んでいた人は、大河原邦男がどんな人なのか、知らない人だった。笑。
 まぁ暇だから来たのだとしても、それは別に責められることではないだろうけれど、自分だったら、何をやってるか知らない人のサインをもらうために3000円もする図録を買わされるのはゴメンだなぁ。

 9時半ぐらいに開館、図録を購入し、サイン会の整理券をもらう。
 で、10時に美術館内のアトリエで一時待機、そこに大河原邦男が登場、挨拶をしていきました。

 その後、サイン会場の前の廊下でまた並ばされました。
 この時点ですでにきつかったです。
 前日ハードなスケジュールをこなしてたからね。
 いざ自分の番がきて、大河原邦男と対面して、たぶんかなり支離滅裂なことを言っていたと思う。
 なので、記憶も定かでないのだけれど、大河原邦男の印象は、何ていうか、ともかく気さくな人でしたね。自分にとってはほとんど雲の上の人と言ってよいんだけれど、まったく偉ぶっているところがなかった。そのことにはすごく好感が持てました。
 自分もいつか何か偉業を成し遂げることがあっても、決して偉ぶらないようにしよう、、、ねーよ!!
 

   
 大河原邦男御大の写真。自分が撮りました。奇跡的に上手く撮れたと思う。


   
 特別展の図録(見開きページにサインあり)と機動戦士ガンダムの劇場版のパンフレット。
 ぶっちゃけ3000円も払ったんだから、サインだけでなくちゃちゃっとイラストの一つも描いて欲しかったけど、100人もいる時点で無理な話か。
 まぁパンフレットにもサインをしてもらったからいっか。
 大河原邦男のサインつきのパンフレット、ヤフオクならいくらで売れるかな?(売るなよ)

 午後からも大河原邦男によるギャラリートークショーもあったのだけれど、体力の限界をとっくに越えてたから、トークショーが終わる前にさっさと帰っちゃいました。笑。

 いろいろきつかったけど、先週末は尋常でなく充実した週末を過ごせました。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

続・ハードな週末でした。

2012-08-21 22:52:45 | 日常
 バーベキューが一段落ついたころ、肝試し大会が始まりました。
 コースは不思議博物館の裏山。『妖怪の館』の百倍ぐらいは気合の入った肝試しだった。こんな感じのオブジェがランタンの明かりで浮かび上がるのだ。ぎゃあああああああああ…。


   


   

   
 
 でも自慢じゃないんだけど、自分はこの手の肝試しが全く平気なんだよね。何といっても暗闇が怖くない。暗闇が怖かったら山の中とかで車中泊とかできないしね。
 が、このときはお腹の調子がハイウェイ・トゥ・ザ・デンジャーゾーンで(トニー・スコットの冥福を祈る)、あせってゴール地点で思い切りコケてしまった。あせらなければコケることもなかったと思うんだけど。
 まぁ洩らさなかっただけヨシとしよう。

 ちなみに肝試しのパートナーは男性だった。去年は女の子二人との肝試しだったんだけど。何が悲しくて真夜中の裏山を男二人で探索せねばならんのか。あまりの悲しさに全米が泣いた。

 肝試しが終了して、花火大会に移行。
 花火、何年振りだろ、、、花火ってそれこそ一人じゃ出来ないしね。まぁ出来ないこともないんだけど、一人花火ってしたことある人、いるんかいな。
 
 あ、どーでもいいことだけど、バーベキュー大会、肝試し大会、花火大会の間、会場ではずっと自分が持ってきた『二十八週後…』のDVDをエンドレスで再生し続けました。みんな、喜んでくれたみたいです(たぶん)。

 そんなこんなで楽しい時間は過ぎ、十一時半ぐらいに解散することになりました。
 館長、バーベキュー、肝試し、その他の準備、片づけ、お疲れ様でした。
 プレゼントは好きに処分しちゃっていいですよ。まぁDVDは一回ぐらいは見て欲しいけど。

 解散後、帰途につきました、、、というのは嘘で、この後深夜一時まで開いてる《湯あみの郷》という温泉(センター)まで汗を流しに行きました。
 不思議博物館の近くにはこの他にも天然温泉が一ヶ所あるんだけど、個人的には《湯あみの郷》の方がすごく良かったです。料金もこちらの方が安いしね(道を聞くために寄ったコンビニで割引チケットをもらえたので¥400で入浴できた)。

 入浴後、今度こそ帰途についた、、、というのはやっぱり嘘で、あるイベントのために真夜中、嘉麻市まで車を走らせました…。
 
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ハードな週末でした。

2012-08-20 23:15:50 | 日常
 先週末はハードな週末でした。
 朝九時半からワーナー・マイカル・シネマズ筑紫野にてリーアム・ニーソン主演の『THE GREY 凍える太陽』を鑑賞。レビューは後日(ま、どーせ何にもわかってない、ただの感想文でしかないけど!)。
 鑑賞後、ワーナー・マイカル・シネマズ筑紫野近くのラーメン屋でお昼。どーでもいいがそのラーメン屋、替え玉が三杯まで無料だったんだけど、麺ってそんなに安いものなのか?
 ともかく、ここまではいつもの週末。

 昼食後、『幽霊・妖怪画大全集』という企画展を鑑賞しに福岡市博物館へ。
 筑紫野方面から福岡市博物館のある早良区の百道浜に向かうためにはどうしたって天神周辺を通らないといけないんだけど(もしくは恐ろしく遠回りするか)、天神周辺を通るといつも疲れるね。
 それでも二時前には何とか福岡市博物館に到着。
 企画展は予想以上によかった!
 よくまぁこれだけおどろおどろしい絵ばかり集めたものだと感心したのだけれど、それ以上に人の多さに感心した!!
 幽霊・妖怪画なんて観に来る奴はそんなにはいないだろうと思っていたのだけど、間違ってましたね。それにしても世の中、いつの間にそんなに怪異好きなひとばかりになったのだろう?
 それならホラー映画の上映館がもう少し賑わってもよさそうな気もするが。

 企画展をざっと見た後、京極夏彦監修の3Dアトラクション『妖怪の館』を体感するために車を福岡市博物館に停めたまま、ホークスタウンへ歩いて向かう(←ほんとはよくない)。
 福岡市博物館とヤフードームのあるホークスタウンはそんなに離れてない。徒歩でも二十分ぐらいといったところ。
 しかし、炎天下に歩いていくのはかなりきつくフラフラになる。太陽を舐めてはいけないね。

 で、それほど苦労してようやく辿りついて体感した『妖怪の館』はほんと舐めんな!!と言いたくなる代物だった。
 子供騙しにも程があるだろ!!
 京極夏彦もやっつけ仕事をするなよ…。
 
 脱力状態で五時ぐらいに何とか駐車場まで戻り、そこからリア充バーベキュー大会のある不思議博物館へ向かう。
 リア充バーベキュー大会と銘打ってあるものの、実際はリア充の参加が原則禁止で、リア充であることがバレると男は殺され、女は嬲りものにされるという恐ろしいバーベキュー大会である。
 もちろん嘘である。と言っておこう。
 六時二十分ぐらいに不思議博物館に到着。
 何となく博多時間で遅れて始まるのかなと思っていたが、すでに始まっている様子でビビる。
 今年はアルコール類が解禁で、酔っぱらう腐女子が出現し、誰彼構わず絡んでいた、、、かのように見えて、自分には全く絡んでこなかったので、単に酔っぱらっているフリをしていただけなのだろう。
 本当に酔ったんなら自分にも絡んでこんかい!!涙。


   
 《ハードなラブシーンを興じるレズっ子二人。まだまだこんなもんじゃなかった!》


 狂乱の夜はまださらに続く…。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする