日曜日は朝の6時ぐらいに目を覚ましました。
金曜日の夜は一睡もしておらず、土曜日も歩き疲れていたのですが、慣れないベッドで深く眠れなかったのかもしれません。
けれど朝早く起きられたことは好都合でした。
この日の最初の目的地であるアベノハルカスには出来るだけ早く行きたかったですからね。
7時過ぎにはバイキングの朝食を取り、8時前には荷物をフロントに預け、リュック一つの身軽な格好でホテルをチェックアウトしました。
アベノハルカスが目的地だと書きました。
しかし当然のことながら単にアベノハルカスに行くことが目的ではありません。
目的はアベノハルカスの最上階で
【エッジ・ザ・ハルカス】に挑戦することでした。
エッジ・ザ・ハルカス、、、直訳すればアベノハルカスの「縁(ふち)」ってことですね。
そう、エッジ・ザ・ハルカスとはアベノハルカスの最上階のエッジから、手すり越しに地上をのぞき込もうという狂気のアトラクションなのです。
実はエッジ・ザ・ハルカスは去年も挑戦しようとしたのです。
しかし去年は10時半ごろ受付カウンターに行ったら、すでに午前の部の受付けが終了していて…。
自分以外にこんなアホなアトラクションにチャレンジしようという奴がいるとは!
というわけで今回は一年越しのリベンジになるわけで、当然同じ過ちを繰り返すつもりはなく、9時過ぎにはアベノハルカス60階の展望台に到着しました。
9時半からの受付も一番乗りでした。
わずかに不安だった天候も問題なく(強風が吹いても、小雨が降ってもエッジ・ザ・ハルカスは中止になる)、まさにエッジ・ザ・ハルカス日和でした。
しかし受付を済ませると急にわけもなく不安になってトイレに行きたくなりました。
そしてアベノハルカス59階のトイレがこちら。
出るものも出なくなるっつーの!!!
10時になり、リュックからポケットに入れていた小物まですべてロッカーに預けて、エッジ・ザ・ハルカス用の囚人服、、、じゃなかった、ユニフォームだけを手に持ち、60階から最上階へと向かいました。
最上階では余計なものを持っていないか、金属探知機による最終チェックを受けました。
何も持っていないって、と思いながらチェックを受けていると、探知機がピピッと反応しました。
え?と思っていたら、探知機はどうやらポケットの中のレシートに反応したようで、えぇ!?って思いました。
金属探知機って紙にも反応するの???
科学に詳しい人、教えてください。
ともかく、最終チェックを済ませ、ユニフォームを着用し、ハーネスを取り付けました。
いよいよエッジ・ザ・ハルカス本番です。
ちなみに自分たちのグループは4名だったのですが(最大7名)、自分以外は全員女性でした。
やっぱり女性の方が肝が据わっているんですかねぇ。
肝が据わっていると言えば、自分は受付けが一番だったのですが、スタッフの方から「先頭で行きたい人?」と聞かれてビビッて手を挙げられなかったので、代わりに手を挙げた女性が先頭で、自分は殿(しんがり)で行くことになりました。
あそこはさっと手を挙げるべきだったか…。
アトラクションスペースに到着して最初にすることはレールにハーネスの金具を差し込むこと。
これで理論上は絶対に安全になりました。
階段を一段ずつ上がりながらタラップへ。
タラップには柵があるのですが、その柵が低い!腰ぐらいの高さしかないんですよ。
まぁ柵から身体を乗り出せるようにするためにその高さしかないのですが、最初その高さを目にしたときはビビると思いますよ。
タラップに上がって最初にしたことはスタッフのおねーさんの掛け声とともに「(アベノ)ハルカス!」と叫ぶことだったのですが、全然叫べず。
だって喉がカラカラだったんだもん。
次にやったのは地上300メートルでのイナ・バウアー。
これも出来なかったなぁ。
これは恐怖のためというより身体が硬かったからですが…。
最後に記念写真を撮影して7分間の空中散歩は終了しました(タラップの上にいるのが7分間で、全体的な拘束時間は30~40分程度)。
正直言って強がりでも何でもなく、そこまで怖くはなかったです。
いや、怖いことは怖かったですけど、自分は岡山に行ったとき、
究極の恐怖体験をしたので恐怖に耐性がついたのかもしれません。
でもお薦めですよ。
アベノハルカスの展望台に行くことがあれば、是非エッジ・ザ・ハルカスにも挑戦してみて下さい。
受付カウンターで写真をもらうと次の目的地へと向かいました。
続く。