この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

9月の予定。

2019-09-30 21:36:04 | 日常
 9月は本当に忙しいです。
 まぁ忙しいと言ってる割にはほとんど一人行動なんですけどね。
 ぼっちでも寂しくなんてない!!(ことはない)


 9/1は映画サービスデーですね!
 自分はたぶん映画のハシゴをすると思います。
 何本観るかはわからないけど、『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』はこの日観るんじゃないかな、ムビチケは買ってるけど。

 9/6は『SHADOW/影武者』、『アス』の公開日。『SHADOW/影武者』は面白そうではあるけど、観に行くかどうかは微妙なところ。『アス』も観に行くかどうか微妙なところ、、、と言いたいんだけど、ムビチケを買ってるからどうにかして観に行かないといけないんだよね。

 9/7は別府ブルーバード劇場で『ゴーストランドの惨劇』を観ます。
 二ヶ月連続の別府だよ!

 9/13は三谷幸喜の新作『記憶にございません!』の公開日。ムビチケ購入済み。
 最近の三谷映画はハズレばかりが続くけど(『THE有頂天ホテル』は傑作だと思う)、どうなんでしょうね?
 予告編を見る限り傑作の予感はしないのだけれど、まぁどう転んだって『ギャラクシー街道』よりはマシでしょう。

 9/14、15は【第26回北九州将棋フェスティバル】に行ってきます。
 今年も指導対局を受けるのですが、どうにか格落ちで時間切れ引き分けに持ち込みたいです。たぶん無理だけど。

 9/20は『王宮の夜鬼』の公開日。前売り券購入済み。
 一年に一回は韓国映画を観たくなりますね。

 9/21は映画のお茶会です。

 9/22は折紙探偵団九州友の会の例会です。講習会の講師がさいたさんだから是が非でも参加しなくっちゃなぁ。

 9/27は『ヘルボーイ』、『ハミングバード・プロジェ クト 0.001秒の男たち』の公開日。『ヘルボーイ』はムビチケ購入済み。

 9/29は【MUSIC CITY TENJIN 2019】に行きます。スガシカオが出演するらしいんですよね。

 こんな感じでやたら忙しいっぽいです。
 映画も5、6本は観るんじゃないかなぁ、、、別府、北九州遠征でなかなか時間は取れそうにないのだけれど。

 以上です。
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デル・トロ版に比べてイマイチだった『ヘルボーイ』。

2019-09-29 22:55:24 | 新作映画
 ニール・マーシャル監督、デヴィッド・ハーバー主演、『ヘルボーイ』、ユナイテッド・シネマキャナルシティ13にて鑑賞。2019年41本目。


 もしアメコミ原作映画で何が好きかと聞かれたら、『アベンジャーズ』でも『スパイダーマン』でもなく、自分は迷わず『ヘルボーイ』と答えます(もちろんギレルモ・デル・トロ版)。
 どこら辺が好きなのか?
 まず、そこはかとないユーモアですかね。
 魔界の王子たるヘルボーイが恋愛のことでぐじぐじ悩んで10歳ぐらいの男の子にアドバイスを受けるシーンは思い出すだけでニヤニヤ笑えてきます。
 クロエネンといった敵キャラのデザインがまたカッコいいんだ!
 出来れば『ヘルボーイ』はデル・トロに作り続けて欲しかったです。

 とはいえリブート版も無視するわけにはいかないですよね。
 デル・トロ版が好きであったのならなおさら!
 リブート版の行く末もきっちり見届けねばなるまいて(そんな義務はない)。

 リブート版の監督であるニール・マーシャル、最初その名前を目にした時、どこかで聞いたことがあるな、と思ったのですが、すぐには思い出せませんでした。
 家に帰ってパソコンで調べてよーやく思い出しましたよ。
 この人、『ドッグソルジャー』の監督の人じゃん。
 『ドッグソルジャー』を見たという人はそんなに多くはないでしょう。
 多くはないでしょうと言ってる自分も細かいところのまでは覚えていないのですが、腸で縄跳びするシーンだけは強烈に記憶に残っています(ありましたよね、そういうシーン)。
 『センチュリオン』をDVDで見たとき、この先、この監督の作品を見ることはないだろうなと思ったのですが(要はつまらなかった)、まさか『ヘルボーイ』の監督として再び自分の目の前に現れるとは!

 ビックリするぐらい変わってなかったですね、ニール・マーシャル。
 ネットの映画レビューではゴア描写の苛烈さが問題視されていましたが、自分は、仕方ないじゃん、そういうのが好きな人なんだから、としか思いませんでした。
 ゴア描写は気にならなかったのですが、作品の出来自体はどうだったかというと可もなく不可もなくといったところでしたね。めちゃめちゃ個人的にツボだったデル・トロ版の『ヘルボーイ』にはやっぱり遠く及びませんでした。

 リブート版がオリジナル版に比べて出来がイマイチだった時、何だかホッとする自分がいます。
 いや、本当は悔しくもあるんですよ。
 この程度のリブート版を作るぐらいなら、どうしてデル・トロ版の第三弾を作らなかったんだって。
 
 でも、リブート版がデル・トロ版に比べてはるかに面白かったとしたら、デル・トロ版の『ヘルボーイ』こそ最高!と思っていた自分って何なんだ、って言いたくなると思うんですよね。
 自分で自分のことが信じられなくなる。
 それに比べたらいいかなと思ってしまう、、、ファン心理って本当に複雑です。笑。


 お気に入り度★★☆、お薦め度★★(★は五つで満点、☆は★の半分)です。
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全録ブルーレイレコーダーを購入して二週間が経ちました。

2019-09-28 20:38:21 | 日常
 全録ブルーレイレコーダー、パナソニックの【DMR-BRX2060】を購入して二週間が経ちました。
 「全録」というのは通称であって、メーカーの呼称ではないんですけどね。
 取扱説明書には「チャンネル録画」と書いてあります。
 なぜ「全録」ではなくて「チャンネル録画」なのかというと、すべての番組を録画しているわけではないからです。
 設定したチャンネルの番組のみ、容量分録画しているのですね。
 自分が購入したDMR-BRX2060はチャンネル録画出来るのは6チャンネルなので、NHK総合、フジテレビ、テレビ朝日、TBS、日本テレビ、テレビ東京を振り分けるとNHKのEテレは枠がありません。
 Eテレの番組は通常録画するしかないわけです。
 「全」部の番組を「録」画出来るわけではないから「全録」ではないというのがメーカー側の主張だと思いますが、「全録」の方がわかりやすくていいですよね。笑。

 さて、全録ブルーレイレコーダーを購入して二週間が経ちましたが、その恩恵にまだあずかってはいません。
 恩恵にあずかるのはもう少し先、番組改編の時期を迎えるこれからでしょう。
 自分がそれほど注目していなかったドラマがネットでやたら評価が高かった時、以前だったらただ諦めるしかなかったわけですが、これからは遡って見ることが出来ます。

 恩恵にはあずかっていないと書きましたが、その便利さは身に染みて感じています。
 カーナビを装備した車を初めて購入したときのような、この先これ無しではあり得ないという感覚ですね。
 自分の人生でこの先何台ブルーレイレコーダーを買い替えるかわかりませんが、すべて全録機能付きでしょうね。
 ブルーレイレコーダー自体すでに時代の先端ではないようですが、それはさておいて。

 これほど便利な全録ブルーレイレコーダーですが、不思議なことが一つあります。
 それはこのブルーレイレコーダーの人気がそれほど高くはないということです(こちら)。
 売れ筋ランキングで15位、決して高いとは言えませんよね。
 1位に君臨しているのは同じパナソニックのDMR-BRW1060という機種なのですが、こちらの機種には全録機能はついていません。
 代わりに売りなのが「おうちクラウド」という、外出先などでもスマホで録画した番組を視聴出来る機能なのですが(この機能自体はDMR-BRX2060にもついています)、自分はあまり便利な機能だとは思っていません。
 いや、便利は便利なんだろうけれど、スマホで動画を再生していたらバッテリーの消耗が恐ろしく早いんじゃないだろうかって思うんですよね。
 外出先でどうしても見たいと思うテレビ番組もないし、この先おうちクラウド機能を試すことすらないんじゃなかろうかと思うのですが、現実的にその機能を売りにしているブルーレイレコーダーが売り上げ1位であるならば、自分は必要性を感じなくても実はすごく便利な機能なのかもしれません。。。
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連載終了したのが惜しい!『有害指定同級生』。

2019-09-27 22:42:38 | 漫画・アニメ
 ジャンプスクエアを買うのを止めちゃいました。
 『ワールドトリガー』目当てで買っていたんですが、あまりにも『ワールドトリガー』以外に読むものがなくってねぇ、、、って、さりげなく『ワールドトリガー』以外の作品をディスってゴメンなさい(全然さりげなくない)。

 というわけで、ジャンプスクエアは『ワールドトリガー』しか読んでいなかったのですが、唯一例外的にちょっと気になっていたのが『有害指定同級生』でした。

 真面目が取り柄のクラス委員八橋みやこと性に奔放な美少女都城玲華が繰り広げる下ネタ上等!!なギャグマンガです。
 玲華がどれぐらい性に奔放なのかというと、性に奔放すぎるあまりパンツを履いてくるのを忘れてしまうという、ちょっとありえないレベルなのです。
 真面目なみやことしては玲華にパンツを履かせたい、でも玲華としては履きたくない、その攻防のくだらなさにはケラケラと笑ってしまいました。
 最終的にみやこは玲華にパンツを履かせることに成功するのですが、どうやって履かせるのだと思いますか?
 自分はなるほど、と感心してしまいましたよ。

 そんなくだらない下ネタギャグだけのマンガかと思わせといて、不意にイイ話を持ってくるんですよね。
 下駄箱のところで教室にお弁当箱を忘れたことに気づく玲華。
 諦めるか、とそのまま帰ろうとする玲華を取りに戻らせるみやこ。
 すると玲華は全力で走り出すのだった・・・。
 なぜ玲華が全力で走り出したのか、その理由が泣かせるんですよ。
 ここでは書かないけど。

 下ネタが嫌いという人でなければ全力で薦めたい作品だったのですが、このたびジャンプスクエア10月号であえなく連載終了となりました。
 最終回がセンターカラーだったことからも決して人気がない作品だったとは思わないのだけれど、何で終わっちゃったんだろうなぁ。
 やっぱり伏字もなしに「クリト○ス」とかデカデカと出したのが行けなかったのか、、、それだな。笑。

 作者にはこれからも破天荒なギャグマンガを期待したいです。
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対岸の火事だと思っていたけれど。

2019-09-26 22:41:37 | 新作映画
 先日Tジョイ博多で鑑賞した『王宮の夜鬼』がベラボーに面白かった、ということはすでにレビューで書きました。
 今年劇場で観た映画の中では暫定一位ですね。
 ちなみに二位は『マロ―ボーン家の掟』で、三位は『ゴーストランドの惨劇』です。
 この三本をすべて映画館で観たって人、どれぐらいいるのかな?
 少なくとも九州にはいないはず(たぶん)。
 なぜかというと『ゴーストランドの惨劇』が福岡では上映されなかったからです。
 一番近場の上映館が大分の別府の映画館だったんですよね。
 自分はその映画館まで三時間半かけて行ったのですが、自分が観に行った回は、一週間限定、しかも一日一回の上映であるにもかかわらず、お客さんが(自分も含めて)4人しかいませんでしたよ・・・。

 さて、話を戻すと、『王宮の夜鬼』、ベラボーに面白かったのですが、一つだけ気になることがありました。
 それは上映館の少なさです。
 『王宮の夜鬼』、上映館が全国で8館しかないんですよ。

 上映館が全国で8館しかないことがどれぐらいありえないことなのか、普段映画に興味のない方はよくわからないと思うので、比較として現在大ヒット上映中(と公式サイトに書いてある)、ブラピ主演の『アド・アストラ』の公開館数を書いておくと、、、何と!『アド・アストラ』の公開館数は全国で実に355館でした(北海道だけで15館)。
 自分が上映館の少なさをありえないというのも少しはわかってもらえるのではないでしょうか。

 なぜここまで『王宮の夜鬼』の上映館は少ないのか?
 一概には言えないと思います。
 韓国本国でコケたことも影響しているだろうし、配給会社の関係者の見る目がなかっただけなのかもしれません。
 ただ、、、やっぱり日本と韓国の関係が悪化していることが関係しているのではないか、と危惧せずにはいられません。

 これまで日本と韓国の関係悪化が報じられても、特に気にしたことはありませんでした。
 自分は自分、人は人で、自分が正しいと思う道を進めばよいと思っていました。
 しかし、日本と韓国の関係が悪化することで面白い映画が観れなくなるのであれば、自分に無関係だとは言えないですからね。

 最近、ツイッターなどで韓国との国交断絶を主張する人を見かけます。
 はっきり言います。
 韓国との国交断絶を主張している人の頭の中はお花畑だと。
 たぶん頭の中が年中春の陽気で蝶々が舞っているに違いないです。
 
 国交断絶を主張している人は、国交断絶のその先に日韓戦争があるかもしれないとは露ほども思わないのでしょうね。
 もちろん国交を断絶したからといって必ず戦争になるとは限りませんが、戦争になった場合は必ずその前の段階で国交は断絶しているはずです。
 5年後、10年後、日韓戦争が起きた時、自分はなぜあのとき韓国との国交を断絶してしまったのかと後悔したくありません。

 韓国が理想的な隣国である、とは自分も言いません。
 でも振り返って考えてみて下さい。
 あなたの家の隣に住んでいる人はあなたにとって理想の隣人ですか?
 もちろん家族ぐるみの付き合いをしている、最高の隣人だ!ということもあるでしょう。
 でも逆にろくに口も利かない、何かといがみ合う関係だ、ということもあるでしょう。
 そういった場合、隣人と一切の関係を断てますか?
 断てることが出来たらよいかもしれませんが、実際にはそれは難しいはずです。
 現実的な手段としては隣りから何を言われようが聞き流す、腹を立てないようにするというのが賢明なのではないでしょうか。

 このことに関してはいろいろと言いたいことはあるのですが、長くなるので今日は省略します。
 最後に一つだけ。
 韓国人が嫌いだという人は知り合いにもいます。
 そういう人たちに話を聞くと、韓国人のどこが嫌いなのか、あれやこれやと出てきます。
 最後に自分はこう尋ねるようにしています。
 で、実際会った韓国人はどうでした、と。
 すると彼らは困ったような顔をして決まってこう言います。
 街で韓国人を見かけることはあっても、実際に話したことはない、と。
 彼らの持つ韓国人のイメージはすべてネットやニュースなどの受け売りなのです。

 自分は折り紙を嗜んでいて、毎年のコンベンションでは20名前後の韓国人と会しますが、彼らに不愉快な思いをさせられたことは一度もありません。
 彼らは友好的で礼儀正しく、明るく朗らかです。
 彼らの国と国交を断絶するなんて思いもしないし、ましてや戦争なんて!

 韓国との国交を断絶せよと主張している人たちはもう一度よくいろいろと考えて欲しいものです。
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極限まで娯楽性を排した『アド・アストラ』。

2019-09-25 23:38:04 | 新作映画
 ジェームズ・グレイ監督、ブラッド・ピット主演、『アド・アストラ』、9/21、Tジョイ博多にて鑑賞。2019年40本目。


 怒涛の7連続映画レビューも(誰からも何の反応もないまま)今日で終わりです。
 ふぅ、疲れた!!
 と言いつつ、今週末はまた性懲りもなく3本ぐらい映画を観ちゃうかもしれないんですけどね。笑。

 本作は極限まで娯楽性を排したSF映画です。
 なので、観に行って楽しいとか、面白いとか、そういうことは(たぶん)ないと思います。

 ただ、だからといって失敗作かというとそうとも言い切れなくて、人によっては本年ナンバー1の作品、それどころか人生観すら揺り動かす作品になりえるかもしれません。
 まぁ自分の場合はこの日2本目の鑑賞ということもあり、何度もうつらうつらと頭を揺り動かしちゃいました。笑。

 それにしても本作ぐらい宣伝が難しい作品もないでしょうね。
 公式サイトのキャッチコピーはこう書いてあります。

 必ず見つけ出す。太陽系の彼方に消えた父の謎。

 こんなキャッチコピーを見せられたら、父親がいなくなったのにはよっぽど大きな秘密があるみたいじゃないですか。
 でもそんなものはないんです。
 失踪の謎を探るような映画ではありません。

 ではどういう映画なのかというと一人の孤独な宇宙飛行士の深層心理を探る旅の記録とでも言えばいいのでしょうか。
 ぶっちゃけ朗読劇であっても全然構わないような気もしますね。
 本作のウリの一つは映像の美しさではありますが。笑。

 本来であれば作品にそぐわないキャッチコピーは感心しないのですが、本作に限って言えば仕方ないかなって思いますね。
 正直に、必ず見つけ出すと思っていたわけじゃないけど、とりあえず太陽系の彼方に消えたと言われていた父に会いに行ったよ、とは宣伝出来ないでしょうからね。笑。
 
 それにしても、公式サイトには大ヒット上映中の文字が躍っているのですが、本当に大ヒットしてるんですかね?
 この作品が大ヒットして、『王宮の夜鬼』がヒットしないというのはおかしいと思うんだけどなぁ。。。


 お気に入り度★★、お薦め度★★(★は五つで満点、☆は★の半分)です。
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めちゃめちゃ面白かった『王宮の夜鬼』。

2019-09-24 22:49:32 | 新作映画
 キム・ソンフン監督、ヒョンビン主演、『王宮の夜鬼』、9/21、Tジョイ博多にて鑑賞。2019年39本目。


 『アス』のように、何でこんな映画のムビチケを買ってしまったんだろう、と後悔する映画があれば、逆に、良くこの映画の前売り券を買った!と自分を褒めてやりたくなる映画もあります。
 『王宮の夜鬼』はまさに後者でしたね。
 めちゃめちゃ面白かったです。

 韓国映画はそれほど好きというわけではないのですが、毎年何だかんだ言って1~3本は観に行っています。
 記憶に残っている作品を挙げると、『新感染 ファイナルエクスプレス』、『お嬢さん』、『アジョシ』などがあります。

 またゾンビ映画ももちろん嫌いじゃありませんが、こちらは毎年見ているわけではありませんね、、、ゾンビ映画って毎年公開されているわけじゃないですからね。
 最後に観たのは前述の『新感染 ファイナルエクスプレス』かな。これも相当面白かったですけどね。

 ともかくこれまでに見た韓国映画、及びゾンビ映画の中で、本作は一番の面白さでした。
 ゾンビ映画に剣劇アクションを加えただけでこんなにも面白いものが出来るのかと感心しました。
 韓国ではあまりヒットせず、日本でもネットの評判はいまいちのようですが、自分は自信を持って薦めたいですね。

 ただ残念ながら日本では上映館が8館しかなく(『ゴーストランドの惨劇』ですら11館あったのに!)、その数少ない上映館であるTジョイ博多も公開1週目だというのに1日3回しか上映がなくて、鑑賞が非常に難しい作品になっています。
 お近くに上映館がある方は是非是非観に行ってください。

 それにしてもこんなに上映館が少ないのはやっぱり日韓の関係悪化が原因なのかなぁ・・・。


 お気に入り度★★★★☆、お薦め度★★★☆(★は五つで満点、☆は★の半分)です。
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もうそろそろ三谷幸喜と縁を切ってもいいかなと思った『記憶にございません!』。

2019-09-23 21:21:43 | 新作映画
 三谷幸喜監督、中井貴一主演、『記憶にございません!』、9/16、Tジョイ久留米にて鑑賞。2019年38本目。


 三谷幸喜とは長い付き合いです。
 長い付き合いです、といっても向こうがこっちを知っているわけではないんですけどね。
 三谷幸喜と言えば今でも『古畑任三郎』シリーズを思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。 
 ただ、『古畑任三郎』シリーズが視聴率的に苦戦をしていた時期があるということを知る人は少ないのではないでしょうか。
 そのことは彼の自伝的小説である『大根性!』に書かれています。
 自分はこの『大根性!』を読んでそのあまりの面白さに、三谷幸喜には一生ついて行こう!と誓いました。
 そしてその誓いは自分なりに未だに守っていて、三谷幸喜の監督作はすべて劇場に観に行っています。
 もちろんあの悪名高い『ギャラクシー街道』も観に行きましたよ。
 心の底からつまらないと思いました。
 それでも三谷幸喜と縁を切ろうとは思いませんでした。
 しかし今回『記憶にございません!』を観て、そろそろ三谷幸喜と縁を切ってもいいかなと思いましたね。
 いろいろついていけなかったのです。

 どこら辺について行けなかったかというと、、、
 現役の総理大臣が何らかのアクシデントによって記憶喪失になるということ自体はないことはないと思います。
 そして政局の混乱を恐れた秘書官によってそのことが公けにされないことともゼロではないでしょう。
 でも、総理大臣の妻やフィクサーである官房長官にまで知らせない、ということはちょっとない、ですよね。
 特に妻に知らせない理由が「奥様はおしゃべりだから」というのは、知らせない理由としてあまりにも弱すぎると思いました。

 ついていけないなと思ったところは他にもあって、総理大臣の妻が秘書官と不倫関係にあるんですよね。
 そして不倫をしている現場写真をパパラッチに撮られるのです。
 そこまではまぁいい。
 でもパパラッチと総理大臣がそのことで直接やり取りをするのはない、と思いました。
 そもそもパパラッチはどうやって総理大臣に直接連絡を取ったのか?

 一言で言えば『記憶にございません!』はものすごく雑な映画なんですよ。
 設定も雑、展開も雑、登場人物の行動理由も雑、すべてが雑でした。

 でも一番の問題はその雑な作りの映画が劇場の観客には結構受けていたってことです。
 『ギャラクシー街道』のときはどのシーン、どのギャグでも観客はクスリとも笑っていませんでした。
 本当に最低最悪なコメディ映画でしたが、だからこそ次はもっとマシな映画に違いないという期待が持てました。

 しかしこの『記憶にございません!』はそこそこ観客に受けて、それなりにヒットもしています。
 この程度の作品でヒットするのであれば、この先三谷幸喜はこの程度の作品しか作らないでしょう。
 確実にそうだとは言い切れませんが、自分は何となくそうではないかと思いました。
 だから、もう三谷幸喜とは縁を切ってもいいかなと思ったのです。
 『THE有頂天ホテル』は傑作だと思っているんですけどね・・・。


 お気に入り度★★、お薦め度★★★(★は五つで満点、☆は★の半分)です。
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心が穢れた者にその良さはわからなかった『ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝 - 永遠と自動手記人形 -』。

2019-09-22 23:28:20 | 新作映画
 藤田春香監督、『ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝 - 永遠と自動手記人形 -』、9/14、Tジョイリバーウォーク北九州にて鑑賞。2019年37本目。


 『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』、原作は未読、テレビアニメも未見です(テレビアニメは九州で放映されたんですかね?)。
 それがなぜ本作を観に行くことにしたかというと京都アニメーション放火事件ですね。
 これまであまり京都アニメーションの作品とはかかわりを持ってこなかったのですが、それでも何か出来ることをしたいなと思って、来年公開予定の『劇場版ヴァイオレット・エヴァーガーデン』のムビチケを購入したのです(現在は公開未定)。
 そしてムビチケ購入後、外伝の公開のことを知り、評判もいいようなので観に行くことにしました。
 穢れた心の人間にはその良さはわからない映画だなと思いました。

 映画を観る前までは作品の世界って核戦争後の世界なんだろうと勝手に思っていました。
 いや、だってヒロインのヴァイオレットって両手が機械義手じゃないですか。
 だからヴァイオレットって戦闘ロボットか何かで、『風の谷のナウシカ』みたいな世界でガーデンを管理していて、そこを訪れる人々との交流を描いた、そんなお話だと思っていたのです。
 じぇんじぇん違いましたけどね。
 産業革命前後のパリ(っぽい都市)を舞台にした作品でした。

 考えてみれば恐ろしく不親切な作品ではありますよね。
 なぜヴァイオレットの両手が義手なのか、なぜそのようなオーヴァーテクノロジーがその世界に存在するのか、一切説明がないのですから。
 ヴァイオレットには相当な過去が隠されているようなのですが、それもあまり気にならなかったですね。
 たぶん整合性のある説明はされないだろうなと思うので、、、違ってたらゴメンなさい。

 絵はともかく美しい作品ではあるんですよ。
 お話も美しい作品ではある、のですが、どうもそれが自分のような心の穢れた人間には受け入れがたいというか。
 物語の後半、郵便配達夫を目指す少女が登場します。
 この少女、郵便配達夫を目指す割には文字が読めないんです。
 何となく、ろくに英語が話せないのにアメリカのショービズ界での成功を目指して渡米した某お笑い芸人を思い出しましたよ。
 
 少女はヴァイオレットのバックアップもあって無事郵便配達夫を目指せるようになるのですが、自分はそれを見て「よかったね」というふうには思えませんでした。
 郵便配達夫を目指すのであれば、ヴァイオレットたちに会う前に文字の読み書きぐらいは出来ていて当然じゃないのか、って思ってしまったのです。
 少女が暮らしていた環境もそこまで劣悪なものではなかったようですしね。

 まぁそう思うのも自分の心が穢れているからだと思います。
 心が綺麗な人が観れば、本作は感動出来るストーリーなのでしょう。


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まーったく面白くなかった『アス』。

2019-09-21 23:56:21 | 新作映画
 ジョーダン・ピール監督、ルピタ・ニョンゴ主演、『アス』、9/14、シネプレックス小倉にて鑑賞。2019年37本目。


 レビュー待ちだった映画、5本だったのを2本書いたからあと3本だ!と思ったのですが、週末また2本観てきたので5本に逆戻りしてしまいました。
 もしかしたらレビュー待ちの映画、永遠に5本なのかもしれません(んなことはない)。

 ジョーダン・ピール監督は前作の『ゲット・アウト』がまったく面白くなかったんですよ。
 黒人の身体能力に異常なまでに執着する白人一家に狙われた黒人青年の話なんですけど、その白人一家がどうやって黒人の体を手に入れるかというと外科手術による生体間脳移植なんですよね。
 お前はブラックジャックか!と思いましたよ。
 生体間脳移植なんて離れ業が出来るのであれば医学界で発表してますよねぇ。
 それで助かる人も大勢いるだろうし、おそらくは名声も莫大な富も得られるでしょう。
 それを個人的なフェチズムの為だけに浪費するのはあり得ない、そう思ったのです。
 同じ入れ替わりものであれば『スケルトン・キー』の方がよっぽど怖かった・・・。

 まぁ前作が面白くなかったのであれば新作を観なければいいだけの話なんですが、何の気の迷いか、それとも悪魔の所業か、『アス』のムビチケを買ってしまいました。
 9月はいろいろと忙しいというのに何ゆえ『アス』のムビチケを買う?と自分の体の中に流れる呪われた血を呪わずにはいられませんでしたよ。
 これで『アス』が面白ければ、事前の予想では面白くないと思っていたけど、意外と面白かったな!ピール監督、ごめりんこ🎵で済むのですが(ごめりんこ?)、案の定まーったく面白くなくて、自分の体の中に(以下略)。

 深い作品ではあるようなんですよ。
 アメリカの貧困問題に端を発した、格差社会を風刺している作品なのだとか何とか。
 ゴメンなさい、そういった予備知識を仕入れたところでこの作品を高く評価する気にはまったくなれませんね。
 格差社会を風刺した作品なのであれば、リゾート地の地下、歩いて5分くらいで行けるところにクローン人間たちの巨大な生活施設が存在するという設定を受け入れられるかというとそんなわけはないです。
 前作の生体間脳移植同様、ないやろ、としか思えませんでした。
 ジョーダン・ピール監督の作品を見ることは二度とないでしょう。


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