この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

5月の予定。

2017-05-31 23:29:38 | 日常
 5月の予定です。
 肝心のゴールデンウィークに何も予定がありません。とほほ。


 5月12日は『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』『スプリット』の公開日。どちらか一方でいいからゴールデンウィークに公開してくれよ、って言いたくなります。

 5月19日は『メッセージ』『夜明け告げるルーのうた』の公開日。『夜明け~』の方はまだ前売り券を買ってないので買わなくちゃ!

 5月27、28日は第7回折紙探偵団九州コンベンションです。
 最後の講師、頑張んなくちゃ!


 今のところは以上です。
 
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第7回折紙探偵団九州コンベンションに参加してきました。その3。

2017-05-30 21:58:14 | 折り紙・ペーパークラフト
 今年の懇親会は去年に引き続き、四季彩ホテル千代田館で行われたのですが、かなり豪勢でしたよ。


   

 山海の珍味が次から次に運ばれてきました。
 一番最初に懇親会に参加したときはパサパサのサンドイッチすら途中で無くなる貧相さでしたが、今回はローストビーフやら刺身やらが大量に残りました。持ち帰ってもいいですか?って聞きたくなりました。

 宴もたけなわになった頃、なぜか川村(みゆき)さんの旦那さんが「今から妻にチューします」と宣言し、それは果たせなかったのですが、公衆の面前でガシッとハグしました。人前でイチャイチャ禁止!!


   

 カメラを構えているのは前川さん。残る二人も(確証はないですが)かなり有名な折紙作家です。

 楽しい時間はあっという間に過ぎ、懇親会はお開きになりました。
 今回のコンベンションへの参加者はこの千代田館に宿泊した人が多かったみたいです。
 一つの部屋に集まって夜遅くまで折り紙談議に花を咲かせたとのこと。
 いいなぁ、来年は自分も泊まろうかな。

 自ふんはというと一人別行動でゆめタウン佐賀に行き、翌朝の朝食を買いました。
 おかしいな、去年来たときはもっと惣菜が大幅に割り引かれていたんだけど…。
 心なしかお客さん多くなっていた気がするし、あんまり割り引かなくなっちゃったのかもね。

 それからゆめタウン佐賀近くの佐賀ぽかぽか温泉で一日の疲れを取るべく湯に浸かりました。
 宿に泊まる人もこっちの温泉に入りに来れたらいいのに。

 温泉から上がった後は途中まんが倉庫に立ち寄ってから、あとは車中泊をするために道の駅大和そよかぜ館に移動しました。


                                        続く。
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第7回折紙探偵団九州コンベンションに参加してきました。その2。

2017-05-29 21:12:19 | 折り紙・ペーパークラフト
 教室の受付けが済むと招待講師であるクリス・パルマーさんの講演が始まりました。当然英語なのですが、同時通訳が付きました。海外交流が盛んな折紙の世界では英語の堪能な作家さんが多いのです。もちろん自分はその限りではありません。
 バルマーさんの講演はちょっとピンと来なかったかな。なので講習も申し込まなかったんですが、作品自体はねじり折りで自分向きだったみたいです。う~ん、後の祭り。笑。

 昼休みになり、全体の集合写真を撮りました。撮影には参加しましたが、写真の注文はせず。注文しないのは毎年のことなのですが、いろいろあって自分が写っている写真も必要なのかなぁと思うようにはなりました。

 家から持参した弁当を食べ終わり、午後の一限目の講習があるF教室に移動。
 と言いたいところなのですが、F教室のある2号館が見つからない!なぜだ!!
 もらった地図には2号館と書いてあったのですが、どうも2号館の入口が学生ホールにしかなかったみたいです。わからないっつーの。
 指導員認定審査向け講習は講師が前川さんだったのですが、受験者が一人、受講者が一人(←自分)という参加者の少なさでした。
 でも講義内容は非常に充実した内容でしたよ。いろいろわからなかったことを前川さんに直接聞けてよかったです。
 自分は指導員にはまったく興味がなかったので受講はしても受験はしなかったのですが、どうせ受講するなら受験もすればいいじゃんねぇ、と思いました。後の祭りパート2。

 二限目の講習は山口之彦氏のペンギン。


   

 こだわりが半端ない作品だと思いました。自分も以前ペンギンにはチャレンジしたことがあるのですが、あれはもう妥協の産物でした。
 しかし山口氏のペンギンは細部にこだわりが見て取れ、例えば嘴は身体の色と違うのは当然として、上下に分かれているようにも見えます。自分の作品とはレベルが違う!と思いました。
 折り図を見ながらの講習だったのですが、自分は途中何度も何度もつっかえました。
 でも誰も彼もがつっかえたというわけでもなく、さくっと完成させる参加者もいました。そういった意味でもレベルが違うと思いましたねぇ。

 三限目はいよいよ自分の講習でした。講習作品はスピカ。


   

 スピカは考案した自分がいうのもなんですが、かなり優れた作品だと思っています。
 グーグルで【折紙 星】を検索すると限りない数の折紙の星がヒットします。
 しかしそのほとんどは平面の星か、もしくは立体の星であっても複数枚の紙を用いて作るものなんですよね。
 その点スピカは一枚の紙だけで作る立体の星なんです。しかも慣れれば小学生でも折れます。
 折紙の星のスタンダードになっても不思議ではない作品だと自負しています。
 しかし講習の参加者はちょっと少なめの14名でした。
 しかもそのうち韓国の方が5名いました。
 いや、別に韓国の人でもいいんですよ、韓国の人でも!日本語がわかる人がいれば!
 日本語のわかる人はゼロでした。泣。
 こっちは韓国語が話せない、向こうは日本語が話せない、教えるのに一苦労でした。
 でもまぁに何とか時間内に予定の講習は終えることが出来ました。
 これたけ苦労したんだから、韓国でスピカが広まればいいんだけど。

 三限目の講習が終わり、懇親会のあるホテル千代田館に移動することになりました。


                                        続く。
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第7回折紙探偵団九州コンベンションに参加してきました。その1。

2017-05-28 21:54:50 | 折り紙・ペーパークラフト
 土曜日と日曜日、佐賀大学で行われた第7回折紙探偵団九州コンベンションに参加してきました。
 九州最大の折り紙イベントであり、また個人的にも2017年の上半期でもっとも楽しみにしていたイベントなのですが、参加は危ういところでした。
 叔父夫婦の告別式で葬儀社から今後の法事のスケジュール表を見せられたのですが、5月28日は初七日って書かれてましたからね。
 ズガーンと目の前が真っ黒になりました。

 ただ幸い(と言っていいことなのかどうかわかりませんが)初七日は前倒しで告別式の日に同時に執り行われることがわかり、週末のコンベンションに参加出来ることになりました。

 朝8時過ぎに家を出て、佐賀大学には9時ちょっと過ぎには着いたのですが、会場である大講義室にはすでに多くの人がいました。
 佐賀に住んでいて、佐賀大学にも比較的家が近い自分がなぜ会場に到着するのが遅いのか、我ながらちょっと不思議です。まぁ単純に家をもっと早く出ればいいだけの話ですが。笑。

 会場に着いて自分の席を確保し、荷物を置いてから、会場の片隅に設けられた講習作品の展示コーナーにスピカを飾り付けました。
 そうなのです、去年に引き続き、今回のコンベンションでも講習をさせてもらうことになっています。去年の二の舞にならなければいいけど、はてさて。
 それから反対側のコーナーに設けられた講習作品以外の作品の展示コーナーにウニ2などを飾り付けました。
 それなりに自信作を持参したつもりなのですが、こういうときって自分が如何に井の中の蛙かわかりますね。一人だけレベルが低い。それは自分の作品を撮影せずにスルーする人が多いことでわかります。
 来年からは作品を持参するのはやめておこう…。

 教室受け付けは希望通りの講習を取ることが出来ました。
 人気の講習だと取れないこともあるのです。
 といっても3時限目は自分の講習だし、1時限目は指導員認定審査向け講習などというお堅い内容だったので、希望が通らないということはまず考えられなかったんですけどね。
 指導員になることなど全く考えていない自分がなぜ指導員認定審査向け講習を受講したかというと講師が前川さんだったからです。めっちゃミーハーな理由だな!笑。

 前川さんに会うのはとても楽しみにしていました。
 前川さんの講習も楽しみでしたが(初日の特別講習と2日目の通常の講習の2コマ)、何よりパヅルの答えを聞くのが楽しみでした。
 前川さんは到着が昼近くになりましたが、昼休みの間にパヅルの答えを聞きました。
 当然正解でしたよ。そして証明まではしていないが単一解だと思うと言われました。
 よかった!
 自分も単一解だろうとは思っていましたが、前川さんも同意見であればまず間違いないでしょう。
 去年このパヅルをまともに相手をしてくれたのは、結局前川さんだけだったのですが、前川さんが「このパズルは面白いですよ」と太鼓判を押してくれたおかげで、何人かの方が興味を持ってくれました。
 さて最終的に何人ぐらい解けるかな?

 
                                    続く。
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溜まっています!

2017-05-27 21:38:14 | 日常
 溜まっています!
 何が?もちろん性欲が!!
 ではなくて(人並みにはありますが)、コメントへの返信です。

 何しろ昨日の記事にも書きましたが、月曜日は夜遅く火事になった叔父の家を観に行き、火曜日は何も手につかず、水曜日はお通夜、木曜日は告別式、金曜日は社長と専務の送別会、土曜日と日曜日は折紙探偵団の九州コンベンションと立て続けに用事が立て込んでいてコメントの返信はおろか、まともにブログの記事すらアップできていない状況です。

 ブログとインスタグラムのコメント、それに愛しいあの子からのメッセージ(?)への返信は決して忘れているわけではないのでもう少しお待ちください(今のところは!)。

 もし忘れているようだったら「返信はまだかい!」と督促してくださっても結構です。
 その前に返信せねば!トゥ!!ライダーキック!!
 
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書くかどうか迷ったのですが、、、

2017-05-26 23:31:20 | 日常
 書くかどうか迷ったのですが書きます。
 月曜日の夜、叔父夫婦が亡くなりました。
 住宅火災による焼死です。

 火曜日に大学病院で検視があり、水曜日に通夜、木曜日が告別式でした。
 通夜と告別式には多くの方に参列して頂きました。喪主に代わりお礼を申し上げます。
 必要以上に重苦しくない、良い葬儀だったと思います。

 皆さんも火の不始末には充分お気を付け下さい。
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ほとんど何もかもが受け入れ難かった『夜明け告げるルーのうた』。

2017-05-25 22:59:07 | 新作映画
 湯浅政明監督、『夜明け告げるルーのうた』、5/21、Tジョイ博多にて鑑賞。2017年20本目。


 『夜明け告げるルーのうた』、観る前は相当楽しみにしていました。
 湯浅政明監督作は『四畳半神話大系』はDVDを持っているぐらい好きだし、先月公開された『夜は短し歩けよ乙女』もすごく面白かったので、本作もわざわざ前の週にムビチケを買いに行きましたからね。どれぐらい期待していたか、理解してもらえると思います。

 それが実際に鑑賞してみたら、まっっっったく面白くありませんでした。本作のほとんど何もかもが受け入れられませんでした。

 何が受け入れられなかったか、、、いや、何もかも受け入れられなかったのですが、とりあえずヒロイン(?)のルーがまったく可愛くなかったです。デザイン的に受け入れられないんでしょうね。映画秘宝で「気絶するほどかわいい名キャラクター」と紹介されていた半犬半魚の「わんぎょ」もまったく可愛いとは思えなかったので。

 ルーを始めとする人魚たちの設定も受け入れられなかったです。
 ルーは上半身が人間で下半身が魚なんですよね。
 一方ルーのお父さんは上半身が魚で下半身が人間なんですよ。
 この世のどこかに人魚が存在したとしても、そんなふうに人間の部分が上半身だったり、下半身だったり、決まっていない、不規則ってことはないだろう、って思えました。

 主人公のカイが人間に捕まったルーを助け出そうと、「人魚は危険なんかじゃないんだ!」みたいに叫ぶシーンがあるんですけど、本作では人魚に噛まれたら人魚になるという設定があるんですよ。
 噛まれたら人魚になってしまうのであれば、申し訳ないのだけど、人魚って存在自体が危険ってことになりませんかね?
 いくら大人しくても自分は毒蛇に近づきたくはないですけれど。

 展開にもまったくついていけませんでした。
 主人公の住む町が水没しちゃうんですけど、なぜ水没したのか、観ていてもよくわかりませんでした。
 誰か親切な人、教えて!!(教えてもらっても本作の評価が上がることはないです)

 いろいろ受け入れ難かったんですが、一番受け入れられなかったのは、カイの、ルーに対する感情ですかねぇ。
 カイは中学三年で年齢でいえば15歳といったところですよね。一方ルーはというと、人魚なのではっきりしませんが、見た目、言動、ともに6、7歳といったところです。
 15歳の少年が6、7歳の幼女に本気で恋愛感情を抱いていたらどう思います?もしかしたら微笑ましいと思う人もいるかもしれませんが、ゴメンなさい、自分はすごく気持ち悪いと思っちゃいました。
 あの告白シーンがなければまだ耐えられたかもしれないのですが…。

 そんなこんなで本作に対する自分の評価は最低なのですが、ざっと見て回った限り、ネットでの評価は案外高いようです。2回観に行きました!という人もちらほら見かけました。
 こういうとき、自分と世間との感覚の違いを痛感せずにはいられません。



 お気に入り度★、お薦め度★(★は五つで満点、☆は★の半分)です。
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『空のない街』/第四話

2017-05-24 20:06:51 | 空のない街
 画面に浮かび上がる文字は、ジョシュアにとって何ら意味を成さなかった。そこに存在する情報は、『彼ら』にとって致命的なスキャンダルとなるはずだったが、ジョシュアの追い求める男らしきものは、持ち出したディスクからは、ついに見つからなかった。
 それにしても、とジョシュアは思う。彼らはなぜそれほどまでのリスクを犯して、あのクラブに在籍していたのだろうか。会員のほとんどは、いわゆるエリートであり、上流階級の人間であった。おそらくは幸せな、今までジョシュアが味わったことのない、家庭というものを築いているはずだった。
 それなのに、なぜ・・・?ジョシュアには理解できなかった。
 不意に彼の胸の内に暴力的な衝動が沸き起こった。ジョシュアは叫び出すのを堪えるために自分の右腕を強く噛んだ。鉄の錆びた味がした。このまま噛み千切ってしまいたいという負の誘惑を、ギリギリと歯を食いしばることでどうにか断ち切った。
 マードックから情報を引き出すことは予想以上に骨が折れる難事だった。ただ単に命を奪うだけであれば、それほど手間取らなかったに違いない。だがそれは目的ではなかった。
 自明であったかもしれないが、それでもジョシュアにとってマードックが死んでしまったことは成り行きに過ぎなかった。
 マードックは頑迷に抵抗した。もしかしたら死んでも口を割らないんじゃないかとジョシュアは途中本気で思ったほどだった。
 テーブルに釘付けされていない、残されたほうの腕をやたらに振り回し、だがジョシュアが一瞬の隙を突いて八本目のナイフをその右目に突き立てると、マードックの体から急速に戦意が消え失せた。
 それまでの反動からか、彼は急にペラペラとしゃべりだした。
 聞くこと、聞かないこと、勝手に口にしだしたマードックだったが、灰色のオーバーコートの男ことだけは、知らないの一点張りだった。そんなわけがない、とジョシュアは思った。庇っているだけなのだと。クラブの元締めであるマードックが会員のことを知らないはずはない。
 本当のことを言ってください、そう冷淡に言うと、ジョシュアはさらに三本のナイフをマードックの腕や腿、そして背中に突き刺した。それでもマードックは発言を翻そうとはしなかった。
 クラブとは別に、飛び込みの客を扱うこともあるというのが彼の言い分だった。男とはバーで飲んでいたときにたまたま彼の隣に座っただけの間柄だという。名前も、住所も知らないとマードックは言った。
 そんなふざけた話はない、とジョシュアは激昂した。それでは何のための会員制のクラブなのか、まったくわからないではないか。
 万が一マードックが嘘をついている場合のために、ジョシュアはクラブの会員名簿が載っているディスクを持っていくことにした。マードックは抗議の声を上げたが、ジョシュアは黙らせるために彼の右肩にナイフを一本、そしてパスワードを聞き出すために左肩にもう一本生やした。
 パスワードが合っているかマードックの部屋に置いてあるパソコンでチェックした後、ジョシュアはそのまま立ち去ろうとした。もうそれ以上情報を引き出せそうもないと判断したからだった。
 だがマードックはそのことにも抗議した。このままだと自分は出血多量で死んでしまうと。救急車を呼べとも言った。
 ジョシュアはその物言いが気に食わなかった。出来ればその舌を切り取ってやりたかったが、残念ながらナイフは先ほど左肩に突き刺したのが最後の一本だったのでそれは出来なかった。わざわざマードックの体からナイフを引き抜く気にもなれなかった。
「あなたが生きるか、死ぬかは神の御心にお任せするとしましょう」
 そういい残し、ジョシュアはマードックのマンションを後にした。

 マードックから灰色のオーバーコートの男の居所を聞き出すことが出来たなら、ジョシュアはそのまま男の元へ向かうつもりだった。だがそれも男の正体すらわからなかったのでは叶うはずもない。
 公園の水飲み場でせいぜい血の匂いを洗い流した後、ジョシュアは結局救護院に戻ることにした。他に行く宛てもなかった。
 夕方戻ったジョシュアを何も知らないシスター・レイチェルが笑顔で出迎えた。
「勉強、よく出来た?」
 ジョシュアは休みの日は近くの市立図書館に行くことにしていた。この日もそうなのだと彼女は思っているようだった。
 ジョシュアは黙って頷いた。言葉が何も出てこなかった。出掛けるときはもう二度と戻ってこないつもりだったから、その日の朝はいつも以上にシスターたちの手伝いをした。
 しかし彼は戻ってきた。
 ジョシュアを慕う子供たちが、彼が帰るのを待ちわびていたように駆け寄ってくる。ジョシュアは子供たちの手を振りほどきたい衝動に駆られた。
「シスター、子供たちの面倒を見ていただけますか?」
 普段とは違う少年の様子に、シスター・レイチェルは心配そうに彼の顔を覗き込んだ。
「大丈夫、ジョシュア?顔の色がひどく悪いわ」
「いえ、大丈夫です、シスター。少し休めばよくなります」
 そう言ってジョシュアは自分にあてがわれた部屋に引きこもった。ベッドに横になり、天井を見上げた。後悔の念はなかった。高揚感もない。ただやるべき事をやったという思いと、泥のように体を覆う疲労感だけがそこにはあった。
 その夜ジョシュアは目を閉じても眠ることは出来なかった。

 翌朝ニュースで、マードックが死んだことをジョシュアは知った。けれどそれによって特に感慨も動揺もなかった。自分がやったという現実感もなかった。ただ運がない男だったな、という感想を少年はいだいただけだった。
 それからの一週間、ジョシュアは夕食が終わってからの自由時間を救護院の事務室で過ごした。事務室には旧型ではあるがパソコンが置いてあり、マードックの部屋から持ち帰ったディスクの中身を確認することが出来た。だが結局彼の欲する情報はそこにはなかった。
 一週間目の夜、同じように事務室に向かおうとするジョシュアをタウンゼント神父が呼び止めた。彼に客が来ているという。珍しいことだった。だが来客が誰なのか、ジョシュアには心当たりがあった。むしろ彼に言わせれば遅いくらいだった。
 そしてジョシュアは客が待つという応接室に向かった。





                            *『空のない街』第五話 に続く
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インスタグラムでファンメッセージをもらいました。ただし英語で。

2017-05-23 21:28:14 | インターネット
 一週間ほど前の記事でインスタグラムのフォロワー数が70名を越えた、ということを書きました。
 現在何名かというと何と91名!!
 一ヶ月ほど前は10名ちょっとでしたから嘘みたいです。夢のフォロワー数100名突破も現実味を帯びてきました。
 まぁアップする写真もほぼ底を尽きたんだけどね。。。

 さて、フォロワー数が順調に増えるのも嬉しいのですが、それと同じぐらい嬉しかったのが初めてファンメッセージをもらったことです。ただし英語で。

 その人からはメッセージの前に記事にコメントももらいました。
“Can u send me instructions or where to download”
 い、いんすとらくしょんず???インストラクションって何だっけ、、、教えて、Google翻訳先生♪
 先生によると「instructions」は「指示」のことで、全文を直訳すると「指示やダウンロード先を教えてもらえますか?」になります。
 まぁ要は写真の作品の折り方か、(折り方が載っているファイルの)ダウンロード先を教えてくださいってことでしょうね。
 う~~~ん、、、まず言っておきたいのは、申し訳ないんだけど、折り方が載っているファイルなどこの世に存在しないってことです。なのでダウンロード先を教えることも出来ません。

 しかし教えることは出来ます。
 ただし、その場合はブログで、かつ日本語で、ってことになるでしょうね。
 他にも条件はありますが、その二点はまず譲れません。
 
 という返事を英語ですればいいのか、日本語ですればいいのかわかりません。
 どうせ自分がつたない英語でレスしても100%文法的に誤りのあるものになるのは間違いないので、日本語で返事をした方がまだマシなような気がします。
 それに相手は母国語(英語)でコメントしているんだから、こっちも母国語(日本語)で返事しても構わないような気がする、、、う~~~ん、どうなんだろう…。

 さらに言えば前述のメッセージですよ。
 ファンメッセージなんて初めてなので、出来たら返事はしたい。
 したいけど、英語で返事をするのは無理です。
 日本語でいいのかなぁ、、、それとも日本語で原文を書いて、それをGoogle翻訳で英訳してから送るべきなのか?

 こんなことなら高校、大学時代、もっと英語を勉強しておけばよかったよ。
 あの頃は英語を勉強する意義が見い出せなかったからなぁ。
 
 外国の人からメールをもらったら、あなたはどうやって返事をしますか?
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スマホ暴走中。

2017-05-22 21:31:46 | 日常
 ガラケーからスマホに替えて半年以上たちます。
 しかし未だにスマホに慣れた実感はありません。
 最低限の機能を何とか使っているだけ、というのが正直なところです。
 まぁそれをいうなら今自宅で使っているパソコンもそうなんですけどね。笑。

 最近どうもスマホが暴走気味です。
 一例を挙げるとよく閲覧するサイトの一覧に一度も見たことのないサイトがいくつもあったりします。
 東京新聞のネット記事なんて読んだ覚えはないんだけど?
 まぁでもニュースサイトだからまだマシですが、これがアダルトサイトだったらどーしてくれるんだよ、って思いますね。
 たまたま好きな女性が自分のスマホを覗きこんで、「せぷさんってこんなサイトをよく閲覧するの?幻滅!!」とかなったらどーしますか?
 人のスマホを勝手に覗くような女性を好きになることはないとは思いますが。笑。

 あと、勝手に(電話を)誤発信するのもどーにかてくれよ、って思いますね。
 ポケットの中にスマホを入れていたら、スマホがいつの間にか勝手に電話をかけているのです。
 かかった相手に話を聞いたところ、かなりしつこく何度も繰り返し電話をかけてくるそうで、、、申し訳ない!

 ただ不幸中の幸いというべきか、今のところ女性の知り合いには(ほとんどいないけど)かけていないようです。
 いや、もしかしたら折り返し電話をしてこないだけで、実はもう何度も誤発信しているのか…。
 想像するだけで怖いです。

 勝手に誤発信するから故障か?と思わせといて、実は故障ではないそうです。
 何しろ誤発信を防止するアプリまであるらしい。笑。
 それってアプリで防止することなの?と思わずにはいられません。

 まぁいろいろ文句を言いましたが、時間が出来たらもう少しはスマホを使いやすくカスタマイズ出来たら、って思ってます。
 その時間が出来ないんだけどね。笑。
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