教室の受付けが済むと招待講師である
クリス・パルマーさんの講演が始まりました。当然英語なのですが、同時通訳が付きました。海外交流が盛んな折紙の世界では英語の堪能な作家さんが多いのです。もちろん自分はその限りではありません。
バルマーさんの講演はちょっとピンと来なかったかな。なので講習も申し込まなかったんですが、作品自体はねじり折りで自分向きだったみたいです。う~ん、後の祭り。笑。
昼休みになり、全体の集合写真を撮りました。撮影には参加しましたが、写真の注文はせず。注文しないのは毎年のことなのですが、いろいろあって自分が写っている写真も必要なのかなぁと思うようにはなりました。
家から持参した弁当を食べ終わり、午後の一限目の講習があるF教室に移動。
と言いたいところなのですが、F教室のある2号館が見つからない!なぜだ!!
もらった地図には2号館と書いてあったのですが、どうも2号館の入口が学生ホールにしかなかったみたいです。わからないっつーの。
指導員認定審査向け講習は講師が前川さんだったのですが、受験者が一人、受講者が一人(←自分)という参加者の少なさでした。
でも講義内容は非常に充実した内容でしたよ。いろいろわからなかったことを前川さんに直接聞けてよかったです。
自分は指導員にはまったく興味がなかったので受講はしても受験はしなかったのですが、どうせ受講するなら受験もすればいいじゃんねぇ、と思いました。後の祭りパート2。
二限目の講習は山口之彦氏のペンギン。
こだわりが半端ない作品だと思いました。自分も以前ペンギンにはチャレンジしたことがあるのですが、あれはもう妥協の産物でした。
しかし山口氏のペンギンは細部にこだわりが見て取れ、例えば嘴は身体の色と違うのは当然として、上下に分かれているようにも見えます。自分の作品とはレベルが違う!と思いました。
折り図を見ながらの講習だったのですが、自分は途中何度も何度もつっかえました。
でも誰も彼もがつっかえたというわけでもなく、さくっと完成させる参加者もいました。そういった意味でもレベルが違うと思いましたねぇ。
三限目はいよいよ自分の講習でした。講習作品はスピカ。
スピカは考案した自分がいうのもなんですが、かなり優れた作品だと思っています。
グーグルで【折紙 星】を検索すると限りない数の折紙の星がヒットします。
しかしそのほとんどは平面の星か、もしくは立体の星であっても複数枚の紙を用いて作るものなんですよね。
その点スピカは一枚の紙だけで作る立体の星なんです。しかも慣れれば小学生でも折れます。
折紙の星のスタンダードになっても不思議ではない作品だと自負しています。
しかし講習の参加者はちょっと少なめの14名でした。
しかもそのうち韓国の方が5名いました。
いや、別に韓国の人でもいいんですよ、韓国の人でも!日本語がわかる人がいれば!
日本語のわかる人はゼロでした。泣。
こっちは韓国語が話せない、向こうは日本語が話せない、教えるのに一苦労でした。
でもまぁに何とか時間内に予定の講習は終えることが出来ました。
これたけ苦労したんだから、韓国でスピカが広まればいいんだけど。
三限目の講習が終わり、懇親会のあるホテル千代田館に移動することになりました。
続く。