この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

三月は非常に忙しい。ただし映画で。

2008-02-29 21:04:22 | 日常
 三月は非常に忙しいです。といっても特にこれといって予定があるわけでなく、単に観に行く映画が多いだけですが。
 今年の目標として、映画は厳選して観るようにする、というのを年始に掲げました。一月二月はそれを実践したのですが、三月はどうも無理っぽいです。あ、いや、厳選して観るつもりではあるのですが、やたら観に行く本数が多くて、とても人にはそれを信じてもらえそうにないというか。
 まず三月一日が映画サービスデーで映画のハシゴをする予定。これまで映画サービスデーだと地元のシネコンで上映されている作品はしょぼいものばかり、ということが多かったのですが、今回は結構面白そうなのが揃っています。『潜水服は蝶の夢を見る』、『ライラの冒険』、『マゴリアムおじさんの不思議なおもちゃ屋』etc。
 さらに翌週は『バンテージ・ポイント』と『ジャンパー』が公開され、さらにさらに次の週は佐賀のミニシアターで楽しみにしていた『ゾンビーノ』と『アフターウェディング』が上映されます。
 七本、、、いや、下手したら八本観ることになるのかな?これだけ観る本数が多いとアカデミー作品賞を受賞した『ノーカントリー』、公開されたら観に行こうと思っていたのですが、残念ながら観に行く暇がないなぁ。
 と思っていたら、ブログ仲間のphoddaさんから、
>それとせぷさん、『ノーカントリー』はぜひ観てください! せぷさんの感想が読みたいので。
なんていわれてしまいました。いやぁ、自分の性格、よく掴まれている!そういわれては観に行かないわけにはいかないじゃないですか。笑。
 というわけで『ノーカントリー』も鑑賞する予定リストに加えることになりました。
 問題はいつ観に行くかですけれど、、、う~ん、本当にいつ行こう…?
 などと悩んでいたら三月二十二日公開の『死神の精度』の前売り券も買っていたことを思い出しました。
 マジ死にそう…。
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きつねのはなし。

2008-02-28 20:47:18 | 読書
 森見登美彦著、『きつねのはなし』、読了。

 『夜は短し歩けよ乙女』と『有頂天家族』がべらぼうに面白く、当然同じ著者の本作も読む前にはそれなりに期待するものがあったのですが・・・。
 『夜は~』と『有頂天~』が娯楽小説の傑作であるのに比べると、こちらは幻想小説、怪異譚の(ギリギリ)佳作といえるかどうかといったところ。期するものが大きかっただけに期待はずれの感は否めないですね。
 各エピソードはそれなりに面白いんですけど、ことごとく思わせぶりな幕の引き方をします。自分はてっきり最終章において、バラバラだったジグソーパズルの各ピースがピタリとはまって一つの大きな絵が見えてくるように、思わせぶりなまますべてが語られることはなかった各エピソードの顛末が収束し、それまで見えなかった一つの巨大な物語が現われるのかと思っていたのですがそんなこともなく、謎は謎のまま、思わせぶりなものは思わせぶりなままでした。
 『有頂天~』の見事なまでの伏線の回収は一体なんだったんだろうと思わずにはいられません。
 まぁどの作家も全ての作品が超絶傑作というわけにはいかないですね。
 当たり前といえば当たり前ですが、残念といえば残念。
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亡くなった父宛てに。

2008-02-27 20:25:53 | 日常
 
 

 亡くなった父宛てに中国からエアメールが届きました。
 内容はというと高額賞金が当たる絶好のチャンスのお知らせ。
 その総額、何と¥202,000,000!!
 そっか、父は亡くなる前にこんな素敵なシステムに登録申請してたんですねぇ(んなわけねぇ!!)。
 いや、あの世で申請したのかな?(それもない!!)
 惜しむらくは登録手数料が¥10,000ほど掛かってしまうことなのですが、
¥202,000,000当たると思えば安いものですよね?
 父は亡くなったけど、代わりに息子の自分が登録してみようかな…?笑。
 というのは冗談ですけど、みなさんも振り込め詐欺の類いには十分注意しましょう。
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失踪ではありませんから。

2008-02-26 22:46:50 | インターネット
 
 

 パソコンの調子が悪いです。
 閲覧自体は出来るのですが、書き込みがいけません(メモ帳も含む)。
 書き込もうとするとすぐエラーメッセージが出て、書き込めなくなっちゃうんです。
 おかげで短い文章を書くのも苦労しています(この記事もメモ帳を二つ使って騙し騙し書いています)。
 おまけに今日はMSNメッセンジャーも起動しないし…。
 まぁでもこのパソコンも買ってだいぶなるので、何しろOSがWindowsMEだし、どういった不具合が出たとしても不思議はないんですけどね。
 そういったわけでいつ何時ネットに接続できなくなるかも知れません。
 ブログが更新されてなくても失踪ではなく、そういった事情なので、あらかじめご了承下さい。

ps.あ、でもパソコンを買い換えようとは以前から考えているので、、、って早く買い換えろって話ですね。汗。
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変態村。

2008-02-25 21:31:18 | 旧作映画
 ファブリス・ドゥ・ヴェルツ監督、『変態村』、DVDにて鑑賞。

 洋画の日本語タイトルというものは一部の映画ファン、映画マニアからしばしばクレームの対象になる運命にあります。
 そのクレームの言い分に、いや、そうじゃないだろ、と思うこともあれば、うんうん、まったくその通り!と思うこともあります。
 まず、前者から例を挙げるとすると『ミニミニ大作戦』ですね。
 この映画、見ていてすごく楽しいのでお気に入りの一本なのですが、レビューサイトなどを覗くと、作品自体は面白いけれどタイトルがイマイチ、というコメントをよく見かけます。で、そのコメントを寄せた人はたいがい原題である『the Itarian Job』をそのまま邦題にすればいいって書いているのです。
 自分はそれはおかしいだろうって思います。
 元々この作品はタイトルの由来が少しばかりややこしく、そのことについては端折りますが、なぜ『the Itarian Job』という原題をそのまま邦題にしたらおかしいか、理由は単純、物語の舞台が(ほとんど)アメリカだからです。
 アメリカが舞台の物語に『the Itarian Job』というタイトルはやっぱり変ではないでしょうか。
 次に後者を挙げるなら、これは何といっても『バス男』(原題は『ナポレオン・ダイナマイト』)でしょう。
 この作品はへなちょこ少年がナポレオン・ダイナマイトという大仰な名前を持つということがある意味ギャグとして機能しているので、『バス男』というタイトルでは作品を形容するのに相応しくないのです。
 この作品のレビューサイトでも、なぜ『バス男』というタイトルなのか意味不明、といったコメントを多く見かけました。これにはまったくもって同意です。
 ただし、『バス男』というタイトルにした配給会社の意向もわからないではないです。
 タイトルを作品とはまったく無関係なものにしたことによって、ネットとその周辺ではそれなりに騒ぎになり、結果として作品の認知度自体は上がったので、配給会社としては万々歳なのでしょう。
 そのやり方が正しいとは思いませんけれどね。
 何の話をしてたんでしたっけ?
 あぁ、そっか、『変態村』でしたね。
 誰が名づけたか『変態村』(A.トルネードフィルムの叶井俊太郎氏らしいです)、タイトルに反して変態は出てきません。代わりに木違いならわんさと出てくるのですが、変態と木違いは似ているようでいて異なるので、厳密にいえば『変態村』というタイトルは作品に相応しくない、と思います。
 とはいえ『木違い村』というタイトルには出来るはずもなく、原題の『Calvaire』(ラテン語で「ゴルゴタの丘」のこと)も日本人に馴染みがない上に作品に殊更合っているとも思えないので、結局『変態村』というタイトルもアリなのでしょう。何といってもインパクトありすぎますしね。笑。
 さて、作品の感想ですが、手短かに。
 間違っても人様に薦められる作品ではないですね。いろんな意味で。ただ、まったく見所がない作品かというとそうでもなくて、酒場で突然男たちが踊り出したときは、こんなシュールなシーン、見たことねぇ!と思いましたよ。
 とはいえ、見たことない作品が必ずしも見る価値のある作品とは限らないのですが。笑。

ps.特典の『ワンダフルラブ』に出てくる肉屋の下働き、あいつは宇宙人なんですよね?違うのかな?自分の目にはどう見ても宇宙人にしか映らなかったんですけれど。謎。
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ドーン・オブ・ザ・デッド。

2008-02-24 15:14:36 | 旧作映画
 ザック・シュナイダー監督、『ドーン・オブ・ザ・デッド』、DVDにて鑑賞。

 ホラー映画は苦手ですが平気です。
 って日本語になってませんが。笑。
 要は自分にとってホラー映画の何が怖いかというと見る前にいろいろと想像してしまうことなんですよね。想像を絶するような恐怖を味わさせられるんじゃないかって勝手にびびってしまうんです。
 実際見てしまうと鑑賞後にまで恐怖が残るということは自分の場合はないです。
 まぁ結局想像を絶する恐怖なんてものにはなかなかお目に掛かれるものじゃないってことなのかもしれません。

 で、『ドーン・オブ・ザ・デッド』なんですが、やっぱり想像を絶する恐怖というものはありませんでした。そこそこ怖いし、そこそこ面白いといったところかな。
 というふうに辛口になるのも先日鑑賞した『28週後・・・』が自分のツボだったからです。どうしても同系統の作品を観た後だと相対的に評価が厳しくなってしまいます。
 『28週後・・・』も決してハッピーエンドとはいえず、どちらかといえば主役の姉弟の二人にはさらなる困難が待ち受ける、みたいな終わり方だったんですけれど、でもそれは決して希望の否定ではないと思うので、そういう終わり方は嫌いではありません。
 一方『ドーン・オブ・ザ・デッド』の方は確実にアンハッピーエンドなんですよ。どう考えてもそう。あれだけ犠牲を出しちゃったけど脱出行は結局失敗しました、てへ♪だと見てるこちらとしては何じゃそりゃ、っていいたくなるのです。
 まぁここらへんの幕の引き方は好みの問題なのでさておくとして、いくつかの作劇上の疑問点、矛盾も鑑賞中気になりました。
 ショッピングモールに立て篭もっていた人々はそこから脱出しようということになり、モールの屋上から隣りの銃器店の店主であるアンディにボードで「五日後に脱出するぞ」と知らせると、アンディは「腹が減った!」とやはりボードに書いて返事をします。五日後の脱出ではアンディが餓死してしまう!と慌てたモールの連中は一計を案じます。犬に食料を持たせてアンディに送り届ける、というものです。が、その策はあっさりと失敗、アンディはゾンビに襲われ、犬は取り残されます。犬のことを心配した少女が銃器店に乗り込み、さらに少女を救出するために男たちも向かうことになります。少女を無事救出した直後、武装バスに乗り込んで一行はショッピングモールを脱出するのです。
 ん、、、あれ?おかしくないですか?
 犬一匹を危険を顧みず助けに行く少女、その少女を助けるためにさらに危険を犯す男たち、というのはアホだろ、と思いつつもゾンビ映画のお約束みたいなものなので不問にしていいです。
 でも救出直後に脱出できる準備が出来ているのであれば、アンディが「腹が減った!」と意思表示した段階で下手な策を弄さず、「あと三時間待ってろ!」とでも返事をして、そのまま武装バスでアンディを救出に行けばいいのではないでしょうか?
 そもそも脱出が五日後でなければならないという理由は作中説明されましたっけ?その日が大安だったのかな?笑。
 といった感じで個人的にはそこまで高い評価は出来ないですけれど、ゾンビものとしてはそれなりにまぁよく出来ているので、そういったホラー映画が好きな人は見て損はないと思います。
 って普通のホラー映画ファンであれば既にこの作品は鑑賞済みでしょうけれど。笑。
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ターミネーター:サラ・コナー・クロニクルズ。

2008-02-23 23:29:12 | 映画秘宝
 誰にでもつまらないと思う映画はあると思います。個人的にいわせてもらうと映画館で公開される作品のうち半分ぐらいはつまらないと思ってます(つまらなそうな映画を敢えて観る趣味もないので正確なところはわかりませんが)。
 しかし、その存在さえも許しがたい映画というのは後にも先にも一作しかありません。
 その映画のタイトルとは他でもない、『ターミネーター3』
 この映画、単独で見る分には単なるつまんないSFアクション映画だと思うんですが、何が許せないといって続編のくせに前作、及び前々作の設定をことごとく無視してるんですよ。
 例えば運転中のターミネーターが体内電池をポイッと車外に捨てるシーンがあります。すると道ばたにコロコロと転がった体内電池はドカーンと爆発を起こすのです(それが敵女ターミネーターを後々倒す伏線になっています)。
 しかしこれってありえないんですよ。なぜならパート1でターミネーターはプレス機に押し潰されているのですから。もし体内電池が爆薬になりうるのであれば、プレス機に押し潰された時点でターミネーターは工場を吹き飛ばすような大爆発を起こすはずです。
 一事が万事この調子で、熱狂的なターミネーター1&2信者である自分にとってこの二作を蔑ろにしている(としか思えない)『ターミネーター3』は到底許しがたいのです。
 続編っていうのは前作が評価を受けた上で製作されるのだから、最低限前作をリスペクトしろよ、といいたくなります。
 出来うるならばこの世から抹殺したい(『ターミネーター』ですからね)、なんて過激なことすら思っていました。
 が、しかし。
 どうやらそう思っていたのは自分だけではないようで、このたびアメリカで製作、放映されたテレビシリーズ『ターミネーター:サラ・コナー・クロニクルズ』では『ターミネーター3』はなかったことになっているらしいです。
 まぁこのテレビシリーズはまだアメリカでもスタートしたばかりで、当然未見なのですが、『ターミネーター3』がなかったことになっている、というプロットだけでも大いに評価してよいと思います。
 ただ、ヒロインの名前がキャメロン、というのは些かリスペクトの方向が間違っているような気がしないでもないですが。笑。
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有頂天家族。

2008-02-22 16:49:02 | 読書
 森見登美彦著、『有頂天家族』、読了。

 いやぁ、面白い!!いや、森見流でいえばオモチろいになるのだろうか。ともかく、尋常でなく面白い。
 前作『夜は短し歩けよ乙女』もそうとう面白かったけれど、こちらも負けずと面白い。いや、オモチろい。
 偉大なる父を失った四兄弟が、時に反目し、時に協力し、巨大なる陰謀に立ち向かっていくお話、、、でも主人公はなんだな。笑。
 普段本を読む、読書が趣味という人はもちろん、本なんて読まないよ、読むとしてもせいぜい携帯小説だけ!という方も、読書のよさ、本を読むことのオモチろさを知ってもらうために是非読んでもらいたい一冊です。
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ガソリンスタンドで。

2008-02-21 15:37:05 | 日常
 セルフのガソリンスタンドへ給油しにいったときのことです。
 機械にお金を入れ、給油量などを設定し、さて給油するべか、と愛車フィットの給油口の蓋をパカッと開いて、自分は目が点になりました。
 給油口の安全キャップがない・・・。
 給油口には外から給油口を隠す為の蓋とは別にガソリンが漏れないようにする為の安全キャップがあるのですが、それがないのです。
 一瞬固まってしまいましたが、安全キャップを外すことなんて当然給油の時以外ありえず、また前回も同じガソリンスタンドで給油したことに思い至り、店員さんに「すみません、安全キャップの忘れ物、ありませんでしたか?」と尋ねると、店員さんは「ホンダの安全キャップはこれだけですね~」とにこやかにmy安全キャップを持ってきてくれました。
 っていうことはあれですよ、
前回の給油からこっち、遠く山口まで旅行した時も含め、ずーーーーーっと愛車フィットには安全キャップがなかった、
ってことですよ。
 というわけで本日の役に立たないムダ知識。
車は給油口の安全キャップが閉まってなくても案外安全である。
 へぇ~。(←んなわけねぇ!!)
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ご心配をお掛けしました。

2008-02-20 23:19:23 | 日常
 昨日の記事では大変ご心配をお掛けしました。
 大したことがあったわけではないのです。
 これだけ多くの方に心配を掛けて大したことがあったわけじゃない、というのも何ですが、プライヴェートで何かがあったというわけでなく、ネットであるトラブルに巻き込まれそうになってて、、、具体的なことを書けなくて申し訳ありません。メールをくださった方にはもう少し詳しい事情を後日メールにて説明させてもらいます。
 冷静になってみると身の破滅などというのはいかにも大袈裟でお恥ずかしい限りなのですが、常日頃悪い方へ悪い方へ物事を考える癖がついているもので、昨日の記事を書いた時点では自分のネット生活ももう終わりだ!などと悲観的なことを考えてしまいました。
 コメントをしてくださった皆さんの優しさは涙が出るぐらい嬉しかったです。このご恩は決して忘れません。ありがとうございました。
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