つれづれおもふ

思えば遠くに来たもんだ~ぼつぼつ語る日々の出来事

本当の戦い

2011年04月30日 | 

退院後の姉は、姉の持つ「病気」に関して言うと驚くほど順調な経過をたどっているように見えます。
ただ、激変してしまった体調・環境・これからへの不安・・・諸々が彼女を押しつぶしているようです。二日ほど前にいさかいをしました。治療のせいもあると思われます。自宅に帰ってから周囲に不満をぶつけていました。まあ、こういうときはこんなもんだろうと、「ハイ」「そうだね」と軽く答えていたのも腹が立っていたようで、ケアマネージャーさんが来月の話をしに立ち寄った時に爆発しました。ヒステリー・・・を起こしていると今なら理解ができますが、その時はそういう状況の姉に驚くばかり・・・。

時間をかけながら、少しずつ話をしていくうちになんとなく見えてきたのは、4か月の入院の間、あれもしなくてはこれもしなくてはと考えていたようです。それが現実に今家にいて、体が思うように動かずできないことの方が多いようです。焦りを感じているようです。
仕事の面から言うと、幸いに大きな会社に勤めているのですぐどうのこうのということはありませんが異動の話がやはり出ているようで、それも負担になっているようです。

気分転換が大事だと思い、今日は午前中買い物に誘いました。
疲れて帰りはタクシーを拾いましたが、それでも、途中休憩で入ったコーヒー店で、久しぶりのウインナコーヒーに「娑婆の味だ」と喜んでくれました。
ゆったりとした珈琲の香りがよかったのか「自分が楽しく過ごせることに体力を使ってほしい」という私の言葉を、今日は受け止めてくれたようです。

高揚と脱力・・・あまり体調によろしいとは思えない状況ですが、これも姉と周りにいる家族と少しずつ折り合いをつけて前に向かうしかないと感じ始めています。本当に癌は厄介な治療を必要とする病気です。

店先に立派な“根ミツバ”があり「おひたしが食べたい」というので今晩は、山もり春の香りを用意します。

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婚前特急

2011年04月29日 | 映画

私がこちらにいる間はヘルパーさんの姉に対する家事援助を断ったはずが、どういうあんばいか食事を作ってくれるという。せっかくできた時間だから長女と映画を観に出かけた。
いやあ、新宿の街が人であふれていました。
ゴールデンウイーク、旅行に行かずに東京で過ごしている人が多いのだなあと思いました。
本当は「英国王のスピーチ」が観たかったのですが、お立ち見。たってまで観たくないと、新宿の映画館をのぞいて回りました。加瀬亮が出てるからと娘が選んだのが「婚前特急」
なんかこの間の「阪急電車」といい、この手の映画にご縁がある。

吉高由里子主演のこの映画。5人の男を手玉に取る昔でいえば悪女・・・。性格がきつく、自分の理論で人生を生きてきた。それが親友の“できちゃった婚”を機に、少し自分の足元を見つめる。一番最初に別れようとした男は、メリット・デメリットを考えるといっしょにいるのが楽なだけで、あとはなあんにもいいところがないという5番目の男。
ところが、その男が彼女の上手を行く自分の考え方を持った奴だった。すれ違いながら交錯していく二人の気持ちが面白かった。

吉高由里子が思いっきり相手役の浜野謙太を殴るけるし、罵詈雑言、横暴の限りをつくす。酷い女だが、ああ、相手にこんなに思いっきりぶつかれたらすっきりするだろうなあと思った。
案外、この映画の趣旨はそこにあるのかもしれない。
実際にこんな女の子が(24歳の設定で大人の女と反論されるかもしれないが、こんな行状をしていて大人とは言えないだろうという、私のおばさんてき理論です)いるとしたら、本当にびっくりだ。

浜野謙太との絡みがメインで、他の4人の男性は彩程度にしかでてこなかったのが、5人の男を手玉に取るという骨の部分が足りないように感じた。また、時に、その場面に必要以上にたくさんの時間をかけてしまっているという感じがした。観ている側の間が持たない・・・ていうかなあ。でも、偶然観ることになったものとしては、これぐらい満足させてくれればOKです。

ところで、この映画なんで「婚前特急」と特急何でしょうか?
うーん、やっぱり年かなあ、観てもわからなかった!

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エゾアムプリン・・・うまし!

2011年04月29日 | 徒然に、

報告が遅くなってしまった。

いやあ、とにかく本物の味がした。プリンってこういう味だったよなあと思った。
「うわあ、おいしい」ときゃあきゃあ騒ぐような味ではない。
でも、「あれ?すごくおいしいよ・・これ?」て言うような感じ。

わかってもらえるかなあ・・・。

一度には食べきれなかったから、毎日切り分けて楽しんだ。これがまた正解!
昨日と今日の味が違う?びっくり!!
濃い・・・?なじんだ・・・?生きている材料を使うと、味は動くんだと気がついた。

食べるのに夢中で、断面を写しておけばよかったのですが、表面に濃厚なまったりとした層があり、これが非常にこくがあっておいしい。でも、全体がこれだと濃厚過ぎて食べ続けられないだろうところに、その下にあるあっさりとした層が絶妙に重なっているのです。
なんかとっても贅沢したなあ・・・幸せだなあという気持ちにさせてくれた。

また、機会を見つけて注文してみようと思う。

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エゾアムプリンが、届いた!

2011年04月24日 | 日記

富良野に“エゾアムプリン製造所”がある。そのプリンが届いた。

なんかすごい!
直径20センチはあるだろう素焼きの器に、1000グラムのプリン。
すっごく贅沢した感じ!
出張している旦那が夕方かえってくるので、そろったら食べてみようと思っている。

このプリン、どこで見つけたか・・・忘れちゃったけれど、ずっと気になっていた。
これなら食欲が今一つの姉にもいいのではないかと思い、4月に入ってから思い切って電話をした。

何しろ一日に18個しか焼けないというし、夏場は家づくりでお休みしているらしいし、
道内向け、道外向けに数が決まっていて・・・とあって、これは手に入るのは先になるのかなと思った。
特に道外向けはかなり先の日付になっていた。でも、札幌の私が合わせて注文したので東京宛てに頼んだ分も、明日届けてくれるという。
ちょうどいい、姉が明日退院する。私はもっとラッキー!札幌でも食べられて、東京でもごちそうになる。

なんだか嬉しくって幸せで、先に書きこんでしまった。お味は、また後日・・・!

 

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東京へ

2011年04月23日 | 

先週、外来にかかった姉。4回目の治療が始まった。
まず、飲み薬・・・それから入院して点滴、それが一昨日。
今朝のメール「気持ちが悪い。機嫌が悪くても気にせず相手にしないで」
副作用・・・かあ・・・暮れのことを思えば、“気持ち悪い”“だるい”などだけで済めば御の字だ。

ということで、またまた上京することにしました。
ゴールデンウイークあけてチケットがいくらかでも安くなるころ札幌に戻ろうと思う。
予定通りいくように祈っています。

残念なのは、実は癌友と「茶しばく」予定だった。
入院中から、皆が一段落したら「ランチしよう」「お茶しよう」と言ってきた。
いつも誰か彼かが治療中で、都合が悪く延び延びになっていた。
今度こそと声をかけてもらい行くはずだったが、まあたパスになってしまった。
明日延ばしにせず、その時その時を捕まえようと思う。
「次の相談してくるから」との返信メールに「必ず」とふと文字で答えた。

かえってくる頃、札幌は、桜かなあ・・・。

 

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