つれづれおもふ

思えば遠くに来たもんだ~ぼつぼつ語る日々の出来事

破倫

2014年09月29日 | 徒然に、

浅田次郎「月島慕情」を読んだ。

長編の時代小説かと思って手に取ったのだが、短編集で、

中に「雪鰻」という作品があった。

これはつい先日末っ子の通う高校で行われたPTA公開講座“北の大本営跡を巡る”で観て歩いた、

札幌市月寒にあった「旧北部軍司令部航空指揮所」「陸軍歩兵第25連隊」が舞台の一つになっていた。

頁を繰りながら、今は学校前の細い一方通行の真ん中辺にある“見返りの松”が浮かんできた。

“見返りの松”は、戦地に赴く兵士たちが出兵するにあたって、門の脇に立っていたこの松を振り返りながら行軍していったといういわれのあるものだ。

その出兵していった兵士たちの行った先が     「雪鰻」だった。

 

 

「破倫」

 

なんのことだかぴんと来なかった。でも、記憶の襞の奥底にこの言葉が染みついている感じがあった。

どこかでなにかで聞いている。

父からだろうか?母からだろうか?祖父母からだったろうか?

文字を追うごとにその言葉の意味がジュンと染みた。

 

なんということだろう・・・・・言葉にならない。

記憶の襞に酒に酔った父の声が響いてきた。

私はその話を聞いている。

 

 

戦争放棄をうたった憲法9条は守らなければならない。

あの人たちの犠牲のもとに平和になった。

確かに、だからこそ、あの人たちの犠牲の上の平和を、この世の終わるまで続けなければ何の意味もない。

 

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末っ子の弁当

2014年09月24日 | 子育て

高校生になった末っ子。

楽しく青春の時間を過ごしてくれているようだ。

さてもさても始まる前から悩みが尽きなかった彼の弁当ライフ。

何しろ繰り返し訴えるが、好き嫌いがひどい。

学校給食や友達関係の中で大分に口に入れるものが増えてきたが、

それでも「これはいやだ」「いらない」は相変わらずの話だ。

大人になってきたせいか理由を説明できるようになってきて、なあるほどと感心することもある。

曰く

「きゅうりは水っぽいくせに種がプチプチあるのがいやだ」

「ファンタのにおいするからいいかと思ったけれど、口に入れるとぬめっとするからいやだ(ブドウ)」

「こりこり過ぎるでしょう!(烏賊刺に)」

どれもこれも我儘でしかないが15年この好き嫌いと付き合ってきて言われると、説得力がある。

そばに置くことも許されなかった幼児期と違い、一応どれもチャレンジをして見せるからかもしれない。

そんな末っ子の毎日の弁当は、

これが定番。

 

どういうわけだか「こんなにおいしいものはない」というほうれん草のお浸しがなかったら、私はもっと悪戦苦闘していただろうと思う。

チャーハンも食べるので、中日はチャーハン。

土日の部活は、鮭のおむすびを2個。

なりはでかいが食が思い切りいいというわけではないので、昼時に委員会活動があると食べきれずに残してくる。

旦那のほうが量を食べるのではと思うときがある。

弁当箱も春からでこれが3代目。

初めはぱちっとしまるプラスチック製の物を使っていたが、何処かにぶつけたのだろう蓋に大きなひびが入った。

次の物はもう少し頑丈そうなものにしたが、これもあえなくプラ製の金具のところがかけてしまいひと月持たなかった。

不器用な末っ子が使うと考えてあれやこれや見て歩き、結局、昔ながらのいわゆる「アルマイトの蓋付き弁当箱」がいいのではないかと見当をつけた。

梅干しでふたに穴があいてしまうあれだ。

小判型のものがあれば一番と思ったが、二学期が始まってしまって目当ての物はゆっくり探せなかった。

 

でもよ、子どものために気を使い弁当箱一つを探して回る、そんな親バカしている自分に笑いが出てくる。

でもねでもね、こんなこともこれが最後と思っている。

 

子育てって、 大変、大変て言って目を回しているときがやっぱり一番楽しい時間なんだなあ・・・・・・と思います。

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オータムフェストに行ってきた!

2014年09月24日 | 日記

大通りで行われるイベントの中で一番好き!

何しろうまいものがいっぱいあるんだもの!!

うふうふうふふふふふふふふふ…幸せでしたよ!

他にも、室蘭焼き鳥、焼きうに、十勝牛のコロッケ、・・・・・写メ撮る前にお腹の中に消えていきました。

〆に七飯のホタテラーメンを食べて、手打ち終了。

元気で仲良くオータムフェストを楽しみました。全ての巡り会わせに感謝。

 

 

 

 

 

 

 

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鎮静

2014年09月22日 | 日記

お騒がせしました。

5日に渡った犬も食わない“夫婦喧嘩”が無事終了した。

「和解」 が、成りました。

 

私が怒り出すと、

「そんなつもりはなかったけれど、俺が悪いんだから、申し訳ない」という謝り方をこれまでし続けてきた旦那。

これは、自分が悪いとは決して思っていないが、謝らないと終わらないからこういう言い方でけりをつけようとしていたのだろう。

私のほうも、今まではここから先が面倒くさくて手を打ってきたが、このたびはそうではないんだと言いつのった。

わかってくれたかどうか定かではない。だが、いつもの流れの先に進んだ。

要するに土下座せんばかりの先・・・

 

身に染みてくれたかどうかはこれからの時間が教えてくれて、

また繰り返すのかもしれない。

 

 

 

犬も食わない夫婦喧嘩をそんな壮大なものと比べてはいけないのかもしれないが、

私はこの頃、人間というのは争いをやめられない生き物なのではないかと思っている。

ガンジーさんや、マザーテレサさん、マンデラさん・・・というのは、本当に奇跡の人なのではないかと思うのです。

惚れた晴れたでくっついた夫婦でさえ、こうやっていさかいが絶えない。

いや、一度も争ったことのないご夫婦もいらっしゃるだろうが、どちらも一度や二度は派手な喧嘩をしているのでなかろうか?

我が家はそれが実に頻繁に起こる。

その派手な喧嘩を何度もしてきた経験から、和解するのを前提に喧嘩をしないと修復は難しいと感じている。

他人様とならなおさらだろう。だから、近所付き合いで噂話はいろいろ飛ぶが、直接本人に喧嘩を売るなんてことはなかなかない。

それが大人の知恵だからなんだろう。他人様と和解するなんて、時間が経つ以外方法があるのだろうかと思う。

 

では、国同士はどうなんだろう・・・?

この頃の戦争は、勝ち負けがつかない。 多様な価値観を認めるということが地球人のマナーだから、

どちらの言い分にも正義があるからだし、そのほかに付随する理由も複雑になってきているからだろう。

夫婦が和解を目標にしないのなら別れればいい話だが、国同士となるとこれや非常にややこしい話だ。

今日本は戦えることに流れが出来そうになっている。

「和解」 を前提に戦う知恵が、日本の指導者たちにあるのだろうか?

相手を傷つけたうえで手に入れた平和は、悔いをもたらさないのだろうか?

無事に和解をした私は今、旦那をあれだけ追いつめてしまい、申し訳ないことをしたと猛省している。

あんなに言わなくて伝える方法がなかったのか?と。

お互いに敬意を表することが難しくなった国同士の関係は、どこを目指すというのだろう?

 

答えは一つではないのだろう・・・知恵を絞っていきたいものだ。

 

 

 

 

 

さあ、私たちは手打ちで、明日“オータムフェスト” に行って来る!!

 

 

 

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大馬鹿旦那との再燃

2014年09月21日 | 日記

大ばか旦那は、本当に大馬鹿で、

「申し訳ないことをしました」と口先でモノ言ったので、まあた妻にとことん言い返される始末に陥った。

何しろ根は深い。

25年ものだ。

丁寧な扱いをしないと、ぽきっと行くに決まっている。

もう腹が煮えくり返って仕方がないから、

「こんな家やるから、好きにしていいよ!私は私の道を行かせてもらうから」

で、荷物をまとめだした。

あわてた旦那は平身低頭、土下座の様相。

まったく何もわかっていない!半沢直樹じゃあるまいし、いまさら土下座すればそれでことが終わると思ったら

ちゃんチャラおかしい!

 

旦那は卑屈なところがある。この謝罪の時にこれがまた如実に表れる。

卑屈 っていいことはなあんにもないんだなあと、そういうときの旦那を見るたび思う。

卑屈 のせいで、本当に心から謝っていても、それが響いてこないのだ。

喧嘩の度にそう感じ、そのたびにどうにかそれを伝えようとしてきたが、

このたびもしっかり“卑屈”

私の怒りはそれも受けてマックスに上昇した。

堂々めぐりになっているのはわかったが、治まらないからとにかく腹が立っていることを1から全部ぶちまけた!

そして、最後に、

「あんたねえ、子どもは親そのまんまで育つのよ!

その卑屈さ加減!どうにかしてくれない!? 子どもが俺の父さんすごいんだぜ!って言えるような

父親になって見せてよ!」

ようやくそこまで話して私の怒りは終息を迎え、

旦那もやっとたどり着いた「子どものために卑屈に謝ってはいけない」というゴールには納得したようだ。

 

 

 

 

 

ああああ、ここまでに3時間。

オータムフェストに行けなかった! 今年はビアガーデンも行きそびれたし、ついてないなあ・・・・・?

 

 

 

 

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