つれづれおもふ

思えば遠くに来たもんだ~ぼつぼつ語る日々の出来事

エリック カール を偲んで

2021年05月31日 | 日記





久しぶりに図書館に行った
訃報を聞いたせいか、
返却本の中にエリックカールの本があると目についた
どの本も綺麗な色が溢れている

「はらぺこあおむし」
私も子どもに何度も読み聞かせをした
それだけではなく、この本にはとても印象的な思い出がある
いや、単なる親バカ話です

長男が幼稚園の折の生活発表会で、
グループに分かれての演目の一つがこれで、長男はこのグループに入っていた
幼稚園生活を楽しんでいた息子、毎日毎日友達を家に連れて帰ってきた
妹二人のこともあり、私はもうめちゃくちゃな一日を過ごしていた
そういうグループに入ったことはわかっていたが、言われるままに服を用意し、小道具を用意してその日を迎えた
まだ小さかった次女が膝にいたと思う

始まった「はらぺこあおむし」は立体絵本のようなもので、小さなあおむしがもぐもぐもぐもぐ食べて大きくなる様がかわるがわる語られ、
棒の先につけられたあおむしの絵は自分たちで描いたものだろう
そのあおむしやくだものを動かしながら、先生の合図ではなく自分たちで力を合わせて進められた

物語の最後、長男が後ろに隠し持っていた一際大きくカラフルな蝶がパンと取り出され、ふわふわと羽を羽ばたかせた

なにかじんときた

戦争体験があの綺麗な絵本の原点で、
色に溢れた蝶になる最後のシーンには、
自由への想いが込められていたという
そのことをこのたび改めて知り、
ああそうかと思った
当時5歳だった長男を含めたあのグループはしっかりその込められたものを伝えてくれたんだ
だからあんなに涙が出るほど感動したんだ
ああそうか、

虹の作家が空を歩いています
ということを聞く二日ほど前、庭の草むしりをしていたら
大きなあおむしに出会った

不思議な気がしている




エリックカールさん たくさんの素敵な物語をありがとうございます







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移動 札幌から東京へ 7

2021年05月27日 | 東京へ行く



この旅、最後の朝ごはん
これが素晴らしかった
ご飯は釜で炊かれ、あとから温泉水で蒸したうどんが届けられた
はい、ここも定食形式で全て運んでくれました

皿数に圧倒されたのですが、
どれも一口ずつ盛られていて気がついたら綺麗に完食していました
美味しい朝ごはんでした

今回、朝ごはんに恵まれました
感謝!

こんな時でなければお酒をゆっくり楽しめる場所なんだろうなあ








お風呂の話を忘れていました
こちらのお風呂は美人の湯
すべすべになって効いてるて感じがしました
当然ですが朝風呂も堪能しましたよ

そしてはじめて美顔器なるものお試ししましたの!
お肌がしっとりした感じがして気持ちも緩やかになったのですがお風呂の効能かな?

ダイソンのドライヤーか、美顔器か、欲しいなあ、、、

さて、ここからはゴールは東京の家
どうしようかと話し合い
あまり遅く着いても翌日引越し荷物が届くから、一箇所だけ見ていくことにしました





猪苗代湖を見て、着いたのは野口英世記念館




わたしの子供の頃偉人といえば、キューリ夫人にエジソンに、野口英世でした
言わなくなったよなあ、
今コロナウイルスという感染症がパンデミックを起こしていて、野口英世のような研究者の活躍を世界は期待しているだなと感じました











道路を渡ったところにある世界のガラス館






こちらは地ビール館


磐梯山を背景に良いロケーションです
当然ですが、地ビール館では全種類購入しました




地ビールソフトクリームがありました



ビール酵母の香りがして美味しかったですよ



観光はここまで、東京に向かいます
ちゃんと食べるほどでもないが、と、昼食は休憩に入ったパーキングで各自好きなものを買いました









私はコロッケ 熱々で美味しかった


ここからは早かったなあ、
あっという間に県境が来るのです
北海道は当然ですが県境がありません
東北も山があるので結構たいへんでした
関東平野は平であっという間
道幅の狭くなり交通量も増え、東京に来たと実感しました








スカイツリーが見えました
もうここから15分ほど、

1289キロの旅を無事に終えることができました
東北の皆さん、ありがとうございました
楽しい時間を過ごしました
コロナがおさまったら再訪したいです!

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移動 札幌から東京へ 6

2021年05月27日 | 東京へ行く



この日の目的地は平泉中尊寺
近づいてきたら黒いファミリーマートがあった
京都もカラフルな看板を使わないて聞くから、へえと思った




十和田湖畔ほどではないが閉めているお店が目につきます
昼時、呼び声に引っ張られ一軒だけ営業している店に入った
一階は土産物屋、二階に食事のできるようになったつくりで換気のためにあちこち開けてある
だが山の気温は低く、暖房が入っていた

一生懸命やってくれている




岩手は餅の食文化がある
3種類の餅に選べる麺で盛岡冷麺をチョイス
わんこ蕎麦もあったが流石に手が出なかった

満腹になり出発



























私は子どもの頃、父親に連れられて見にきたことがある

金色堂の調査が行われていて、解体修理をするから短期間だけ公開されたんだと思う
父親は次はないかもしれないと家族を連れてきた

当時は仙台に住んでいました

なんか田んぼの中、山道も道があるようなないような、泥まみれの中歩いて薄暗い薄汚い感じのある建物の中に奥州四代のミイラがあると聞き、私は気持ちが悪かった

多分私が歩いた泥だらけの道は、車を止め食事をしたあの辺りで、山に登る道も御堂も綺麗になったなあというのが感想だった

旦那はなんとなく漂う金満的資本主義の肌触りに少し嫌な気持ちが湧いたらしく、目の前に見える毛越寺は行かないと言った

歴史はお金になるは京都だけでなく東京もそうだし、奥州の山の中も同じだと思う
田舎だからなんてない
札幌だって、東京の人からミニ東京でつまらないと言われることもある そんなことだろう
どの場所にも暮らしがあり、食べていく生活があるしなんとも言われない

あ、今のオリンピックのバタバタと似たような感じかな??




この日の宿は福島県
本当は仙台に泊まり牛タンを食べたかったのだが、宿の手配をしていた頃仙台がひどい状況だった
札幌から行って、、、と考えて、先に進むことにした

磐梯熱海 温泉郷です
宿のロビーに赤べこが並んでいました




着いたのが6時過ぎ
夕飯を頼んでいないからフロントで開いている店と、万が一のためコンビニの場所を聞いた

10人も泊まれそうな部屋に入り、足をゆっくり伸ばし、
3人で地図を眺めてどこにするか話し合った
しまっていたらコンビニに寄れる店ということで選んだうどん屋さん、これが大当たりだった


私は昼に餅のついたセットを食べていたので、けんちん汁うどん




持ってこられて仰天
食べても、食べても野菜が減らない
出てきたうどんも、うどんの概念が変わるとにかくがっちりした腰の強いものでした

旦那は、炊き込みご飯に餅のついたセット
娘は力うどんを頼んだら、
まあ、この餅が子どもの握り拳ほどもあるようなのが3つも入って、
いや、うまいんです
うまいんですが、何しろ食べては車に乗る生活なのでお腹がね、

宿に帰って体重計に乗ったらあら、恐ろしい皆2キロほど増えていました

でも、うどんもお餅も最高に美味しかった

夕飯にはありついたのですが、コンビニによりビールとおつまみを買い込み宿に戻りました
ちなみに私は疲れている時にビールを飲むと頭痛を起こしがちなので、この旅行の間はデザート担当
普段コンビニなんか入らないからワクワクしながら棚を覗きました

続く

















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移動 札幌から東京へ 5

2021年05月26日 | 東京へ行く
ホテルのあったのが秋田県鹿角市
鹿角には私の母の里の墓がある
実は、
姉の納骨の折にせっかくだからと回ってきたら、20年にもわたる不義理をしていてお寺の方にひどく怒られた

私の母は早くに亡くなっていて、
祖母が次に、祖父が亡くなったときに
喪主となる叔母が改宗していて一悶着あったと聞いている
なにしろ私、札幌で、その時ちょうど次女がお腹にいた
あとからかいつまんで聞かされたが、
お寺の説明によるとその後叔母はほったらかしで、私達の父が亡くなってからは姉が、盆と正月にいくばくかの志納を届けていたようだ
姉が具合が悪くなりとだえ、、、

札幌にもどってから叔母一家に連絡を取ろうとしたが梨の礫、片付けると言っても、
こじれたご縁を円満に解決するのにはたいそうな金額が必要になるのは想像できる

私にはそれでなくても面倒を見ている墓がある あちらもいずれ始末をしなければいけないと考えて寺には話を出している

そこからは姉と同じことをしています
いずれ無縁仏としてお寺にお願いすることになると思う
私が引き取っても母が入っている実家の墓もいずれ無くしてしまうし、縁もゆかりもないうちの墓に入れるしか手がない
でもこの墓だって子どもたちがどうしたいかはわからない

信心深かった祖父母の姿を思い出す
朝と晩に食事の前に仏壇で経をあげ、神棚で祝詞をあげていた
その人たちがこんなことになってしまった
申し訳ない、、、こっそりお参りに行く








十和田湖畔奥入瀬渓流あたりから離れ、山の方に向かう




寺に行く前に娘は初めてになる環状列石













娘、一言、石が並んでるところなんだね

正解!







そこから鹿角市の中心地に
我が母の里の菩提寺は、歴史の中に出てくるなかなか格式の高い寺の一つで、









この墓は戊辰戦争で亡くなった人の墓です
すっかり観光客気分

すみません
庫裡に声をかけずに行きました
墓は、寺が手を入れてくれた形跡がありました
ですが荒れ果てて情けなかった
早く道をつけてやらないと、、





この日は一気に南下する予定で、まずガソリンを入れました
セルフ給油にカード払い、もたつく父親に娘が助っ人に出ました





岩手県に入り、雄大な岩手山が姿を現しました











ここで休憩を取りました
そう言えばソフトクリーム食べてないよね、と、









名前は失念しましたが地場の牧場の牛乳を使っているとありました
濃厚で、さっぱりしていて美味しかった
アイスクリームは牛乳の良し悪しが決め手なんだなとこの頃思います

長くなりました 続く























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移動 札幌から東京へ 4

2021年05月25日 | 東京へ行く
この日の宿は十和田湖畔
着くのが遅くなりそうなのでホテルに連絡をした

このホテル周りに何もないことが売りで、
その時居たのが三沢の外れで
夕飯を頼んでいなかったからホテルの人が心配してくれた
「十和田市を出ると、普段は開いている店がすっかり閉まっています
たべてこられるか、十和田市内で食事の用意をしておいでください」と、

青森県から十和田湖をぐるりと回るように行った
湖沿いの道は緑が美しく、奥入瀬渓流が車と並ぶように走る

この一本道でまあたあらそうなのという体験をした
あ、これはぞくぞくするのではなく、
最初は逆あおり運転かと思った
林の中の対面の細い道で数えるほどの車しか走っていないのに、制限速度を10キロほど下回るスピードで行くのだ
慣れないくねった道でゆっくりなのかなと、仕方がないこの道の先に目的地があるからついていくしかない

そのうち札幌ナンバーで嫌がらせをされているのかもしれないと考えた
20分も我慢しただろうか、娘がYouTuberかなあと言い出した
スピードは一定だが滝があるところにくるとわずかばかり遅くなる
蛇行するわけでも、他に何かするわけでもない
でも世界中に発信されてしまうかもしれないものに、下手に追い抜いてコメントでもつけられて写し込まれたら厄介だ
ひたすら忍の一時で追いかけた

それから10分ほどした頃、ようやくウインカーを出し端によって止まったため追い抜くことが出来た

湖の観光船乗り場に着いた時にはもう日が沈んでいて暗かった
それもあったが店屋が一軒も開いていなくて人気がなくて、
食堂も、土産物屋も、宿屋も、何もかも閉まっていた
連休明けのせいか、コロナのせいか、
それがなんとも言えずうら寂しかった





暗い中、これだけは見ていこうと「乙女の像」を探した





たどり着いた時は本当に真っ暗だった
札幌の中学校の修学旅行は大抵が青森から十和田あたりに来るので、娘に覚えているかと聞いたら、

真っ暗でわからない!




途中コンビニで弁当とビール、おつまみを買い込みホテルに到着した
周りになあんにもないホテルなんです
なあんにもないから
露天風呂がもうもうもうよかった!
もう開けっ広げで、広々とした空間に向けてお風呂がある
真っ暗な空に星が瞬いているのをいつまでもいつまでも見ていられた
朝風呂に入りに行ったら、これが湖に面していて朝霧が流れる様をゆっくりと眺めながら楽しめた

部屋からの風景
お風呂もこの並びになります




備え付けであったミルを使い旦那が朝コーヒーを入れようとしています


朝食をいただきに行ったダイニングルームも見事な眺めだった






定食スタイルで運んできてくれた朝食
せんべい汁にねぶた漬け、ポテトサラダにはいぶりがっこが入っていた
私、いぶりがっこあまり好きじゃないのだが、こうなるといい塩気で美味しく完食しました


サービスも行き届いていたし良いホテルだと思いましたが、
この晩利用していたのは一階フロアは私達だけ、二階のお部屋は10ほど使われていました

と言うのも、ドアに清掃消毒済みの封印がつけてあり間違っても開けないようにしてあったのです


十和田湖畔のプリンスホテル
こういう時だったから私達はとてもリーズナブルな費用で泊まれました
ありがとうございます
また是非利用したいと思います

頑張ってほしいです


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