山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

春のきざしを全身で受け止める

2014-02-20 18:33:11 | 自然観察
 雪が融解し始めた道路際、ロゼットの形をした野草を発見。
 雪の重みと寒さを耐え、地熱のぬくもりをしっかり捕捉して春の陽射しに向かう雑草たち。

       
 土壌は豊かとはいえない環境の中でも、根っこをしっかり土中に貫通させ、いよいよ立ち上がろうと機会を待つ。

                         
 初春で最初に花咲く「スイセン」は、雪解けとともにすっくと天に向かう。
 鋭い先端の芽は春を感知するセンサー。
 人間よりその感度は鋭い。

 冷たい風の中を貫くスイセンは仲間とともにとっくに春を引き寄せている。
 午後、遠方より友あり。
 
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梅一輪 思わず緩む 小春日和

2014-02-07 19:01:19 | 自然観察
 明日は大雪だとテレビがいっせいにわめいている。
 でもきょうのうららかさは、とても雪を予想だにしない。
 日課の散歩途中で梅と出会う。

                    
 梅も心は同じでポロリと花一輪。
 後に控える蕾たちは、いつ開花するかの相談中。
 

        
 近所の玄関先では春の声を飲み込もうと紫のラベンダーが天に向かっている。
 この勢いがすごい。
 
 
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ひとり焚き火で「ずりだし」・焼き芋を堪能

2014-01-23 00:13:20 | 自然観察
 冷たい風が頬を打つ。
 竹の古い支柱はかなり回収したが、この数日はコムラサキや柿の剪定で刈り取った枝がまたまた溜まるばかり。

 そのためつい、焚き火を始めてしまった。
 火を見ているうちにこれは活用しなくてはと、奥多摩のきこり料理「ずりだし」を昼食にすることになった。

                       
 ほんとうはうどんなのだが、ソーメンでやってみる。
 ソーメンを入れてすぐ「小カブ」を投げ入れる。
 2分くらいで鍋を下ろし、鰹節・醤油・卵・汁を入れる。
 ひとりだけでは普通やる気がしないが、きょうは衝動的な行動に負ける。

    
 そのうちに、「焼き芋」が食べたくなったのであわてて「ダッチオーブン」に石を詰めてサツマイモを入れてから、おき火で焼いていく。
 いつも焼き過ぎてしまうので注意しながらフタにも炭を置いたり、火が平等に当るように薪の位置をずらしていく。

                      
 これは夕飯でいただく。
 ねっとりしたうまさに自己満足。
 「安納芋」もうまいが「ベニアズマ」もじゅうぶんうまい。
 いっきに4本も食べてしまう。
 またまた胃袋をいじめてしまった。

 おかげで畑がきれいになり、樹木も整枝され、肥料にする灰もたまる。
 そのうえ、お腹も満タン、燃料費はタダ。
 こんな「一石五鳥」の自然エネルギーをもっと活用していきたいものだ。
    
 
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森町の太田川河原を初めて歩いてみる

2014-01-18 20:42:27 | 自然観察
 東京から二泊で野鳥観察にやってきた青年と太田川の河原でバードウォッチング。
 いつもは車で通り過ぎるだけだったので、これはチャンスとばかり広い河原に降りる。
 雨が少なかったせいか、川の水量はさほどではないが、広大な枯れ草が野鳥には結構の隠れ家になる。

                            
 つい、目にしたのがオマルのゴミ。
 かなり川のまわりの清掃はされてはいるが、「捨てる」マナーはいけませんね。
 
      
 枯れ草のなかにひときわ目立つ緑の群落があった。
 どうもセリのように見える。
 これだけあると夕飯はと思ったが、水がどうも汚い。

                      
沿道沿いに落ちていた「センダン」の実はまるで大豆のようだ。
 きっと野鳥たちにとっても絶好のリバーサイドレストランに違いない。
 半年の間に、野鳥の知識量も観察行動もしっかり身につけた青年のまなざしは、野鳥にも未来にも開拓魂を秘めていた。

     
 人間にとって見たくれが悪い枯れ草でも野鳥たちにとっては楽園でありシェルターでもあるのがわかった。
 河原で見た野鳥は、カシラダカ・コガモ・コチドリ・ゴイサギ・ダイサギ・キジ・カワセミなどだ。

 他のいくつかの里山を見たが、ここがいちばん野鳥の種類も数量も豊富のようだった。
 オイラにとってもいろいろ刺激となる自然観察だった。



  
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台風の雨を受け止めるしたたかさ

2013-10-27 21:25:00 | 自然観察
                          
 大きな爪痕は残さなかった台風ではあったが、雨をそこそこ山並みに置いていった。
 こういうときこそ、きのこの出番だ。
 台風前は全く姿がなかったのに、数日のうちに見事な姿を現したシイタケ。

    
                 
 そのついでに、ちゃっかり子孫を爆発している「ニガクリタケ」。
 クリタケとそっくりだけど、猛毒があり、中毒の上位を占める。
 見分け方は、ちょっと断片を齧ってみて、苦ければ食べないこと。
 残念ながら、ムキタケがでるはずのほだ木なのに。

                       
       
 道路の真ん中に1本、ド根性「センニチコウ」(ヒユ科)が咲いていた。
 「千日紅」と言うだけあっって、夏から秋まで長く咲いてくれる。
 ドライフラワーでも色が褪せない。

                
 「ラッキョウ」の花が一斉に咲いていた。
 天の水を小さな花がしっかりと受け止めていた。

 大雨であっても、恵みの雨と受け止めるしたたかないのちがそこにあった。
 人間は土砂災害の脅威に右往左往している。
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川の思い出 河原の石編

2013-09-07 21:14:49 | 自然観察
 河原で拾う楽しさ。
 それは流木の滑らかさであったり、流れ着いた人工物だったり、片足だけのサンダルだったり、想像するだけでワクワクする。

 そんななか、やはり、素敵な河原石との出会いが面白い。
 子どもたちそっちのけで、「タマゴ石」を探す。

                     
 近所の人はまん丸の石を集めている。
 これはなかなか、ない。
 アンパンマンの顔が描かれてあった。
 下流では石猫の絵を描く作家もいる。

 タマゴ状の石を拾ってくる。
 いつのまにか、庭の片隅のその石にはカエルの棲家となっていた。
 石拾いは、病みつきになりそうだ。
 
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