山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

モモンガを拾った!?

2016-09-30 20:03:34 | 生き物
 昼直前、山の師匠から電話が入る。
 「モモンガを拾ったけど見に来るかい」と。
 さっそく師匠の山の自宅に向かうと、リスのような小さくてかわいいモモンガに会う。
 傷がないので車にぶつかって気絶したらしい。

                    
 師匠も目撃したことはあるが直接触れるのは70年間弱で初めてという。
 むかし、友人が飼っていたモモンガを見たことはあるが、それはアメリカモモンガらしかった。
 毛皮は小気味いいほどの癒し感触。

 リス科らしく、リスよりやや大きい「ホンシュウモモンガ」のようだ。
 日本の固有種であるムササビはこれより断然でかい。
 中山間地の豊かな生態系の一角を直接知ることとなった。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

紫蘇ジュースを完成

2016-09-29 23:05:48 | 食彩・山菜・きのこ
 激しい雷雨があった昨日、予定のしそジュースは千葉のビジターが帰ってからのきょうの作業となった。
 みんなで取り去った紫蘇の葉を茹だった鍋に入れる。
 量が多いので何回かに分けて入れ込む。

                        
 濃縮のジュースになりそうだ。
 茹だった紫蘇の葉を取りだしてから、きび砂糖とクエン酸を入れる。
 あらためて千葉軍団の組織力が葉の重さからも感じられる。

     
 コーヒーサーバーで葉の残滓やゴミをろ過する。
 千葉軍団におみやげとして紫蘇ジュースを持っててもらえなかったのが悔やまれる。

                        
 鍋いっぱいの紫蘇ジュースができあがる。
 もう一回焚き火の上でジュースをかきまぜて底にたまった砂糖の塊をなくしていく。

        
 さっそく、コップに氷を入れて3~4倍の水で薄めて試飲する。
 飲むまではあまり期待していないまま最終調整をするつもりだったが充分大丈夫だった。
 あとは瓶詰すれば完成となる。
 
 
     
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

雷雨のなかピザが食べられた

2016-09-28 21:35:32 | 出会い・近隣
 千葉から4人の家族がわが家にやってきた。
 雑草や栗のイガを燃やしながら、サツマイモやカボチャをダッチオーブンで蒸かしておく。
 きょうは昼前に強烈な雷雨があって外の焚き火はやめて、紫蘇を収穫してジュースと紫蘇の実佃煮を作ることになった。

                    
 大量の紫蘇の葉を外で茹でることはできなかったのは残念。
 そのかわり、急遽ピザパーティーをやることになる。
 大学生のちーちゃんがてきぱきと焼いていく。

    
                           
 七輪の炭火を使ってダッチオーブンで4枚のピザを焼いたので、胃袋はけっこう満杯となる。
 周りの山の中腹には霧が浮かび山水画のような借景のなか、屋根付き駐車場が迎賓館となる。

        
 野菜は畑のクウシンサイ・ピーマン・ルッコラなど採りたてを使う。
 そこにたっぷりのチーズやソーセージが乗る。

                           
             
 満腹となったところでお昼寝タイム。
 夕飯はとても食べられないと思っていたのに、和宮様手製ののサツマイモコロッケが出てくると一気に食欲が復活する。
パン粉がなくなったので、かわりにソーメンを細かく折って使用したのも味を惹きつけた。

 話題も日本の能文化の深さや戦時体制の中の民衆の悲惨体験・疎開生活など次々広がっていく。
 戦争体験者がどんどん少なくなるなか、あらためてこうした話を聞けたのも大きな収穫だ。
           
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

カエルが侵入する

2016-09-27 01:04:08 | 生き物
 このところ、カエルがわが家にやってくる。
 小さなアオガエルがやってきたので、モリアオガエルなのかシュレーゲルアオガエルなのか、よくわからない。
 しかも、家の蜘蛛の巣をひきずっているから余計にわからない。

                         
 そのときだった。
 和宮様が悲鳴をあげたのだった。
 何事だとあわてて行ってみると、中くらいのアオガエルが台所に侵入していたのだった。
 またもやだ。

         
 捕まえてカエルの目の部分を見たら、やや赤みがかった金色をしていた。
 しかも体が青地に黒い斑紋をしていたので、これはきっとモリアオガエルに違いないと思った。
 モリアオガエルは樹の上ばかりでなく家の中も興味があるようなのだ。
 わが家はシュレーゲルアオガエルよりモリアオガエルがよく来るからだ。

                      
                        
 数日前には、庭で「ヤマアカガエル」のような体色の小さなカエルを発見したばかりだった。
 カエルのからだの色や模様は変異が多くて同定が難しい。
 今のところわかりやすいハンディな図鑑も発行されていない。

 人気のある生き物の図鑑はいっぱいあるけれど、マイノリティの生き物の図鑑は本当にないといっていいくらいだ。
 多数派の蛾やカメムシでさえも独立したハンディな図鑑は見当たらない。
 これは人間社会そのものでも同じ現象がある。
 どこかで差別や選別がされていることに思考が追いつかないほど忙しく、追い詰められた暮らしをしているためなのかもしれない。

           
 ほんとうに生きるってどういうこと??
 そんな問いをカエルや無名の昆虫たちは紀元前から投げているんだけど、人間は同じ過ちをまたまた繰り返している。
 忌野清志郎が「善良な市民」を告発する怒りと悲しみがじわじわと伝わってくる。

  
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

天然マイタケが届く

2016-09-26 21:26:04 | 食彩・山菜・きのこ
 きのこの師匠から突然天然マイタケが届いた。
 近所で「雑きのこ」ばっかり見ているうちに、すっかり天然マイタケのことを忘れていた。
 毎年奥山でマイタケを確保している師匠たちのロマンは相変わらず衰えを見せない。

                     
 いつものように発育はあるものの今年は雨が多くて食べられるマイタケは少なくなったという。
 畑の野菜と同じことがいえるんだなー。
 崖の上をよじ登りながら命がけで採ってきた師匠たちに感謝。

                     
 到着してすぐに包みを開けたら強烈な天然マイタケの匂いが鼻を襲う。
 すぐさま、和宮様が天ぷらにする。
 鮮度が大切だからね。

    
 ソーメン汁にも入れて匂いを嗅ぎながらいただく。
 コリコリした食感もうまい。
 
 昼食前に、近所の製材所に行っておが粉と端材をもらってきた。
 青空が見えた二日目、急いで布団を干す。
      
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

やっと青空が見えてきた

2016-09-25 21:04:31 | ポエム
 やっと雨が止まり青空がやってきた。
 久しぶりに洗濯物を外に干す。
 雨で喜んだ雑草の背丈が伸びたので、きょうは一日中草刈りとなる。

                     
 雨を見越して撒いたホウレンソウとニンジンは芽を出してきたのはラッキーだけど。
 雨で大根やカブが病気にならなければいいのだが。
 都会では野菜が高騰しているという。

                      
 景観的には山と雲と川とが山水画を描いてくれているのは楽しみの一つだった。
 一人住まいの高齢者の生活は雨続きの日々はつらい。
 それ以上に、土砂崩れや停電などの自然災害を覚悟しなければならないのが過疎地域の宿命だ。

     
 裏の畑にはアナグマかイノシシの痕跡が残されていた。
 かれらも活動開始ということらしい。
 サツマイモや落花生の様子を偵察に来たのかもしれない。

 ネコちゃんが貸してくれた詩集(坂井一則『グレーテ・ザムザさんへの手紙』コールサック社)を読み始めた。
 <雨の日に>
 「 子供の頃/ 雨の日には思ったものだ/ あの雲の上には果てしない空があって/ その空では幸せが溢れていて /
  天使たちも舞っていることだろう/ でも地上はいま雨が降っていて/ ぼくらは罰のように打たれているのだ/ と/

 だからぼくらは/ 雨の痛みのぶんだけ/ やさしくならなければいけない 」(抜粋)
 
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

7種類のお茶をパック

2016-09-24 21:02:24 | 特産品・モノ
 大型薬剤チェーンで「春野茶」7種類を入れたパッケージを発見。
 以前から、茶農家7軒(逸究園・井口園・栗崎園・坂本園・越木平製茶組合・杉地域茶生産者組合・砂川共同製茶組合)が共同して販売しているのは知っていたが、見るのは初めてだった。
 NPO法人「春野の輪」が窓口になってまとめてくれたようだ。
 残念ながらこれを町内で見たことはないし、購入したのも隣の町だった。

                           
 加えて、町内の店で売られている野菜も他県のものが少なくない。
 牧歌的であるのはいいが、地元産のものをぜひ重視してもらいたいものだ。
 いずれにしても、バラバラだった茶農家が共同して商品化したことじたい画期的だ。
 ぜひ、春野のおみやげとしてもおおいに活用したいものだ。

 ちなみに、きょうは秋の信濃畑コンサート(11/19)の打合せ。
 そのときの当日のおみやげは、3軒の茶農家のよりすぐりのお茶と自家製品だ。
 きょうも雨。
 雑草がますます元気になっている。

                           
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

豆腐のピザ!?

2016-09-23 18:46:51 | 食彩・山菜・きのこ
 昼食のとき和宮様が現われて、突然「これを食べてごらんあれ!」と出されたのが、豆腐のピザだった。
 豆腐をフライパンで焼き、チーズとケチャップをかけたものだという。
 平身低頭してありがたくいただく。
 「なかなかいけますでございます」と、つい次々パクついてしまった。
 どうやらルーツは「家事えもん」の番組のHPをみてかららしい。
 この発想の意外性と斬新さとが口中に幸せを呼ぶ。

                        
 夕飯は、畑から採ってきた野菜でサラダを食べる。
 中心はルッコラの間引き菜、それにキュウリ・赤ピーマン・パプリカを合わせる。
 タコだけは市販のもの。
 毎日このくらいの野菜を食べないといけないね。
 雨模様の中、野菜を採りに行くのもやっかいな一日でもあった。
 「これもいけますでございます」と言うのも忘れませんぞ。
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

トウガンが畑の占拠をねらっている!?

2016-09-22 18:50:32 | 農作業・野菜
 勝手に生えてきたトウガンの収穫が次々起きている。
 ずっしり重い。
 健康野菜として注目されてはいるが、大きすぎて小家族には敬遠されてもいる。

            
 そんなわけで、半分の大きさの「チュラトウガン」の種を蒔いたがなかなか芽が出なかった。
 もう一度蒔き直したら、今度はいっぱい芽が出てきて、実も顔を出してきた。

                           
 そんなわけで、畑のあちこちにチュラトウガンの実が隠れている。
 トウガンはカリウム・食物繊維が多いうえに、ミカンやグレープフルーツよりビタミンCが多いので美肌・ダイエットにバッチリ。
 わが家では朝の野菜ジュースに毎回のように生のまま入れている。

      
                               
 きょうは一日中雨模様だったので、久しぶりに街に買い出しに行く。
 霧の移動が何度見ても面白い。
 山が見える、霧が絡まる、川が見える、そんな広大な自然の中にちっぽけな人間がいる。
 これが本当の日本人の姿であった。
 この関係を忘れると日本の危機がじわじわと始まる。
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

トックリバチらしき巣を発見

2016-09-21 20:42:41 | 生き物
 台風一過、家も畑も大きな被害もなくホッとする。
 隣の県道では崩土があったらしく全面通行止めもあった。
 縁側を珍しく掃除する。
 そこにあった茶箱のふたでトックリバチの巣を発見。

                             
 ときどき向かいの倉庫でも見たことがある。
 掃除のほうに気持ちがいっていたので、巣の中をゆっくり見る余裕はなかったのが残念。
 箒でこするとポロリと壊れてしまう。

       
 後ろから見ると、粘土を縄状に積み上げて作ったものだとわかる。
 一つの巣に一匹の幼虫を育てる。
 蛾の幼虫を仮死状態にさせてからハチの幼虫に食べさせるようだ。

 トックリバチの姿はあまり見る機会が少ないので、どの種類のトックリバチなのかはわからない。
 巣の形からハチを同定したいところだが、なかなかデータが入手できない。
 あっというまに、きょうも一日が通り過ぎていく。
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする