山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

やっぱり出没したかー!

2015-07-31 21:30:59 | できごと・事件
 アヂー、ムシムシの一日に顎が上がる。
 滝のような汗は出るほうではないオイラだが、きょうはちょっと動いただけでドバッと汗が噴き出る。
 すぐにシャワーを浴びて、午後は買い物に行くことに決めた。
 夕方、和宮様が「トウモロコシに動物が侵入したらしいぞえ」とのたまう。
 さっそく現場に行くと、確かにかじられた痕跡があちらこちらにあった。

                
 防御はカラス対策のネットだったため、開いていたネットのてっぺんか、ネットの下から侵入したらしい。
 どうせ食べるなら丸ごと1本を食べてほしいが、食べ方が乱雑だぜ。

 あわててトウモロコシ全部を収穫する。
 といってもかなり病気や虫食い状態が多くなっていた。
 無農薬の難しさがあるが、自家用だからと居直る。
 もちろん夕飯は焼きトウモロコシ。
 
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友あり遠方より、夕立も楽しむ

2015-07-30 19:20:37 | 風景
 昨日段差のある土間で転んでしまい、腰を痛めていた。
 靴下を履いたり立ったり座ったりの動作が大変だったが、午後はずいぶんと持ち直すことができた。
 午後に遠方より友人が立ち寄ったが、腰には負担にならなかったのでホッとする。

    
 さっそく、氷だけの冷茶を飲んでもらう。
 ここ数日、この氷の冷茶に凝っている。
 お茶の濃厚な旨みが凝縮している。

                
 昨日畑で収穫し、塩麹で漬けた小さなキュウリを食べる。
 また、午前中収穫したトウモロコシを七輪で焼いて、甘さをむさぼる。
 食べながら、お茶の商品開発や地域おこしについて語り合う。

                                                             そこへ突然、稲光とともに激しい夕立が始まる。
 夕立前の生ぬるい風、ヒグラシの大合唱、道路の乾燥した空気からひんやりした雨の冷気、雷鳴と屋根を叩く雨音、道路に奔り始めた雨の川、山水画のリアルな動画を演じる山並みと霧等々、夕立のすべてを体感することとなった。

           
 野菜にも森にも雑草にも暑さに挫けそうになったいのちに潤いをくれた。
 久しぶりの雨。
 久しぶりの友。
 久しぶりの潤いを楽しむ。
 腰の痛みも快方に向かった。
       
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耕運機がポキリと

2015-07-29 20:04:39 | できごと・事件
 毎日、猛暑の夏が滞在中だ。
 それでも、ポットの苗が待っているので畝が必要だ。
 暑さをごまかしながら鶏糞を運び、糠や有機石灰等の元肥を撒く。
 そして、耕運機の登場を願う。

    
 しかしながら、もう少しで終わるというのに耕運機がポキリと折れてしまった。
 Uターンするときに邪険な扱いをしたせいかもしれない。
 とりあえず、汗を噴き出しながら鍬で残りを耕かす。
 あと2畝あるがしばらく中断か、手で鍬を振るうか。

                      
 周りの雑草は2mくらい伸び切っているので、それも草刈りしたいがとても余裕がない。
 真夏のゆっくりペースを保持しないと熱中症にかかってしまう。
 まずいときの耕運機のトラブルに遭遇したが、心は折れないぞ。
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トウモロコシにシンクイムシが

2015-07-28 22:06:23 | 生き物
 トウモロコシに網のガードをしたおかげでカラスからの食害は今のところ完璧となった。
 しかし、収穫したトウモロコシの中から「シンクイムシ」が侵入していた。
 
         
 他には害はないように見えるが、なにせ皮を剥かないとわからない。
 シンクイムシは通称のようで、本当の正体はまだわからない。
 その部分を削って焼きトウモロコシでいただくことにした。

                       
 数週間前に、落花生の種を撒いていたのだが、誰かがその種を食べに来たようだ。
 カバーをしていたのに、上から見事に穴が開けている。
 その鋭さに感心する。
 食べられる前に早く芽を出してほしいんだけどなー。

      
 クワの木を食べに来たのだろうか、「キボシカミキリ」がそのそばにいた。
 ルリボシカミキリとかゴマダラカミキリとかに似ている斑紋が美しい。
 体よりひげが長いのが自慢だそうだ。

                                 
 害虫ばかりじゃないよ、「ダイミョウセセリ」が遊びに来ていた。
 体は小さいが、自分のテリトリーを決めるとまもなくまた同じ場所にやってくる。
 関東型と関西型があるようで、これは後翅に斑紋がない関東型らしい。

 相変わらずの暑さだが、鶏糞を畑に運ぶ作業に滝のような汗が流れる。
 秋野菜の準備が始まった。


 
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茶畑に親子のシカ、サトイモにセスジスズメ出現

2015-07-27 20:17:18 | 生き物
 突然、バサッという音がしたかと思ったら、デカイ鹿がわが茶畑を越えていく。
 昼間だというのに堂々と茶の畝をハードル代わりに飛び越えていく姿がなんとも恰好いい。
 その後ろに子どもの鹿が追尾していく。

                      
 あわててカメラを向ける。
 したがって、大きいシカの画像は間に合わず。
 子ども鹿は親の行方を探しながらなので不安そうについていく。
 これだけはっきり親子の鹿が茶畑を飛び越えていく姿を見るのは初めてだ。

        
 そしてまもなく、エビイモの葉に「セスジスズメ」の幼虫を発見。
 すでに半分くらい葉は食べられていたが、ほおっておくと葉を全部食べられてしまう。
 へたすると、数日で全滅するくらいの食欲だそうだ。

                     
 その後、道路を横切るセスジスズメも発見。
 あらためて、幼虫の見事なデザインに見入る。
 成虫はハングライダーのような形のようで、スズメガの多くは大きくて迫力がある。

 日中は暑すぎるので、久しぶりに欲望の街に買い物に出る。
 あっという間にお札が減っていき、明日からまた赤貧のキャンプ生活に移行する。
 赤貧の生活をするとバーチャルな「世界」が見えてくるから不思議だ。
 
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ほんとうの日本はヤマトに征服させられた?

2015-07-26 18:45:53 | 読書
 歴史は権力を入手した勝ち組の歴史でもある。
 勝ち組の資料は保存されているが、負け組の資料は極めて少ない。
 三内丸山遺跡があった東北は、原初日本があったのではないかと思う。
 古代の歴史は東北侵攻の歴史とも言える。
                                   
 逆説的に言えば、征夷大将軍を筆頭とする数千・数万の兵士を数世紀かけて送っても征圧できなかったほど、東北は抵抗の歴史でもあったとも言える。
 このたび、歌舞伎と劇団「新感線」とのコラボにより、蝦夷の英雄「アテルイ」が上演され、あすが千秋楽となる。
 アテルイのような英雄は、朝廷に叛旗を翻したウクハウ、アザマロなどの指導的蝦夷の遺産がある。

                           
 蝦夷にとどめをさした坂上田村麻呂が「ねぶた祭り」の張りぼてに出てくる。
 東北の敵である田村麻呂をどうして祀るのか、しばらく疑問だった。
 それがこの「アルテイ」の上演と伊藤仁『蝦夷の幡風』(筑波書房、1995年6月)の読書とでだんだんわかってきた。
 作者は農作業しながら書き下ろした小説というが、漢文の知識がなくては読めないような語彙に困惑する。
 しかし、埋もれていた歴史資料に光を与えるのだという情熱は伝わってくる。

         
 
 アテルイと田村麻呂との信頼関係は和平や地域振興につながり、田村麻呂はアテルイの助命を朝廷に願い出ている。
 そんな背景がねぶた祭りの張りぼてに反映されているのではないかと思った。
 結果的には、蝦夷を人間と思わないような都人の人種差別によってアテルイらは斬首されてしまう。

                                  
 帰順しない「まつろわぬ」民の誇り高い歴史が東北魂にある。
 いっぽう、朝廷は長屋王・橘奈良麻呂・藤原仲麻呂らの内乱などの権力闘争に明け暮れ、道鏡のような怪僧が実権をにぎるなど、民衆のことなど眼中にない。
 
 あらためて思う。
 当時の政治状況は本質的には現代もいまだに続いている構図ではないか、と思ってしまう。
 自然とともに生きてきた縄文人の末裔は、大陸の影響を受けた官僚によって殺戮と封殺を受けてしまう。
 日本の豊かな感性はヤマトによって封印され、その権力関係はいまだ変わらない。

 自立した「まつろわぬ」精神をいかに取り返すかが現代日本の課題でもある。
 先日亡くなった評論家・鶴見俊輔が残した言葉、人間にとって大切なことは「忘れないこと」という意味が心を突き刺す。
(画像は松竹パンフより)
 
 
 
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夏のいま、旬の野菜は

2015-07-25 22:18:10 | 農作業・野菜
 うだる暑さに横になるが、どういう形態になっても汗がじっとり。
 そんな中でも、「キュウリ」は毎朝7・8本は収穫できる。
 市販の太さまで収穫を待ってしまうと食べきれなくなる。
 12・3cmくらいの長さが手頃。
 夕方糠に漬けて朝に食べる浅漬けがたまらない。

                  
 和宮様のたっての野菜が「インゲン」だ。
 今年も種を撒いても芽が出なかったが、二度目になってやっと芽が出た。
 地温というのが関係しているのだろうか、今年になって初めてインゲンの安定的収穫に成功する。
 和宮様が大好きなインゲンの天ぷらに腕を振るう。

                                 
 和宮様の虫取りの成果か、「エダマメ」の収穫に手応えがある。
 いつもはカメムシ被害で散々な結果となってしまうが、今年はまあまあの収穫となる。
 毎年、ホソヘリカメムシという長細いカメムシが定番だったが、今年は種類が違うのが意外だ。

 贅沢な野菜の登場に感謝する。
 これさえあれば、いのちを持続できる。
 これさえあれば、貧困を嘆くことはない。
 
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道草農園の樹木

2015-07-24 21:14:10 | 植物
                            
 わが道草農園でいま咲いている樹木に「リョウブ」がある。
 すでに終盤に来ているが、小さな白い花がまとまると上品に佇んでいる。
 春の若葉を炊き込みご飯で食べるとうまいらしい。
 こんどやってみたい。

                    
 萩の花が咲いた。
 萩の小さな苗10本を購入して植えたが、冬越しできず、2本だけが生き残った。
 そのうちの1本が花を見せてくれた。

      
 「アメリカノウゼンカズラ」の赤橙色の花がが咲いている。
 ほんとうは日本のノウゼンカズラが欲しいのだが、なかなか入手できない。
 とりあえず、川崎で元気過ぎるパワーを持つ「アメリカ」の小さな苗を移植したら、やはり生命力が強かった。

                      
 樹木ではないが、草本の「アカザ」が林立している。
 これで杖を作ろうという魂胆だ。
 丈夫で軽やかな杖となる。

 夏野菜もなんとか収穫に至っているが、こうした植物も畑をにぎやかにしてくれるのもうれしいものだ。
 雑草の海だったわが農園も牛歩のごとく賑わいを増してきた。
 午後は刈り取った雑草を燃やして、ジャガイモを茹でる。
 風が止んで暑さにため息がいくども出る。
 
    
 
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山猿さん、シカといただきました!?

2015-07-23 20:02:07 | できごと・事件
 昨日、山猿さんの隠れ家、いや作業場を訪問した。
 先日拾ったシカの角の利用法のアドバイスが山猿さんからあったので、角を持参したのだった。
 すると、その場であっという間に見事なフックを作ってくれた。

          
 和宮様は「飾り物を掛けるのがよろしい」とのたもうたが、泥棒がびっくらするくらいわが家には全くない。
 やっぱり、実用的に帽子を掛けるのがいちばんのようだ。
 山猿さんの手際いい手作業に感心するばかり。

                          
  
 帰るとき、山猿さんが「タマゴタケが下のほうにあるよ」と言うので、さっそく一緒に見に行く。
 杉の林の下にまさしくタマゴタケが光っていた。
 ちょうど食べごろだったのでいただくことにした。

     
                        
 タマゴタケをみじん切りしてバター・胡椒・塩で炒めて、そこに卵をかけてオムライスもどきにする。
 さくさくしたタマゴタケの食感を楽しみながらおいしくいただく。
 山猿さん、いろいろとありがとう。

 次回はタマゴタケを食べませんか。
ただし、「ベニテングタケという似ている毒キノコに注意。
 死ぬことはないらしいが幻覚・精神錯乱になるらしい。
ちなみに、山猿さんのブログはマイブックマークを参照くださいね。
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庭にサワガニ・アリジゴク、そして…

2015-07-22 20:42:02 | 生き物
 朝は夏の青天のようなようすだったので洗濯物を外に干していたら、向かいの人が「雨だよー」と駆けつけてくれた。
 それからはシトシト雨があり、そのうちにスコールのような大雨が断続的に降り続く。
 そのせいか、庭にはサワガニが顔を見せてくれた。
 サワガニは、日本特産の淡水に住むカニだ。
 サワガニの佃煮や唐揚げも売られているのを見たこともあるが、生食や半生は感染症の危険がある。

              
 雨がかからない軒下には、アリジゴクの穴がいっぱい開いていた。
 そういえばときどき、アリジゴクの成虫の「ウスバカゲロウ」が夜の灯りにやってきたっけ。
 ウスバカゲロウはこの地獄で1~2年かけて蛹になり、成虫になっていく。

                                
 夜飛んできた大物には、シデムシの日本最大という「クロシデムシ」がいた。
 はじめはクワガタがやってきたかと期待したが残念。

       
 最近畑にやってくるのが、「ミヤマアカネ」がいる。
 体色が真っ赤なのがオスなので、これは体色が黄褐色のメスのようだ。
 シオカラトンボも来ているが、ミヤマアカネはそれより小振りでかわいい。

 大地に空に、そして家の内外に、いのちがうごめく。
 人間も同じようにいのちを燃やしていく。
 しかしこのごろ、それを自殺に追い込んだり、殺人したりする事件が絶えない。

 自由を封殺した閉塞社会を形成しているシステムを壊さなければならないが、壁が厚すぎるのだ。
 自由とか民主主義とか言いながら、そうではない見えない力が働いているのが日本の現実だ。
 元首相の森という人の国立競技場についての責任をとらない不遜な会見にまたもやがっかりする。
 アリジゴクよ、力を貸してくれー。
 
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