山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

崩落現場ひとまず連休へ

2013-04-30 21:06:31 | できごと・事件
 地滑り現場が見える国道を通る。
 前回見たときの倍近くの傷跡が生々しい。
 高さ90m、幅150mに拡大している。

  
 この世は連休とあって、ヘリコプターの爆音がパタリと止んだ。
 取材陣も往時の三分の一くらいに少なくなった。
 
         
              
 しかし、国土交通省の車がしっかり現状把握につとめているのがわかる。
 この車の存在自体が地元には大きな励ましだ。

                      
 雨にむせぶ崩落現場も霞んできている。
 野次馬もあまりいない。
 中山間地らしい落ち着きがある。

    
 その近くの橋の袂では台風被害で崩れた川の側壁の補強工事が終わろうとしていたばかり。
 痛々しい過疎地の現場が川沿いにいくつも連なる。

 都内の複雑な地下掘削工事のニュースを見るたびに便利・効率を追求しすぎじゃないのと思ってしまう。
 過疎でも安心で豊かに生活できる全国運動が必要なのかもしれない。 
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ノダフジ・ヤマフジ?藤に撹乱されてしまう

2013-04-29 22:05:59 | 植物
 春野ツアーに来たおじさんたちはしきりに山野に咲くフジが見事だと言う。
 たしかに、連休前後の季節に目立つ紫色である。
 ただし、山を知る人は山の手入れがされていない象徴だよと指摘する。

 そのうえ、山に見える多くのフジは「ノダフジ」で、花房が長い。
 大阪の野田が名産地でつけられた名前だそうだ。
 フツーのフジがノダフジで、山に見えるのがヤマフジではないんだ。
 ウーム!!??

                
 近所の子がうちの庭に咲く白いフジを見て、「このフジは匂いがいいんだよ」と教えてくれた。
 さっそく、匂いをかぐとクチナシのような匂いがした。

 このフジがいわゆるヤマフジの園芸種の「シロカピタン」だと言う。
 花房が短く、葉に軟毛が多い。
 この名前は春野ツアーのおじさんに教えてもらった。
 漢字で表すと「白花美短」と書く。
 ウーム!!??
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ミニミニブルーベリー園づくりに挑戦!

2013-04-28 20:48:30 | 農作業・野菜
 ブルーベリーを鉢からどこへ移植するかいろいろ迷ったが、水分補給が重要らしいので水道から比較的近い場所に設定。
 幅約4mの畝を作っていく。
 始めは数週間かかることを覚悟していたが、意外にも土壌が柔らかかったのでスムーズに進行することができた。

               
 遊休地だったらしく雑草の細根が土壌を柔らかくしていたようだ。
 それでも、石や雑草を除去するのに徹しなければならない。
 大型連休というのに、きょうは朝から夕方まで一日かかって除去作業をする。
 こうして、なんとか半分くらいを終了し、今週末には移植の目途ができた。

 希望が近づいてくれた。
 以前、連休中に地方に遊びに行くと農作業をしている姿を見て、「大変だなー。申し訳ないなー。」と思っていたが、立場が逆転した。
 大型連休中は、夏野菜の準備のチャンスなのだ。
 といっても、事実上家庭菜園もどきなので、いくらでも手抜きができる。

 午前中はさすがに疲れたが、いただいた栄養ドリンクが効いたせいか午後はスムーズな作業となった。
 快晴の空の下、いい汗をかいた。
 トンビが勇壮な円を描いていた。
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白いムラサキケマンを発見

2013-04-27 21:55:16 | 植物
 庭や道草山のあちこちにムラサキケマン(ケシ科)が咲いている。
 よく見ると意外にきれいな花である。

 ムラサキ色の群落の中でいくつか白い花が見られた。
 これが「シロバナムラサキケマン」だった。
 形はムラサキケマンと全く同じであるが、花の色だけ違う。

  
 そのそばで、「クサイチゴ」の花も見られた。
 草とは言うものの、「木本」の木イチゴなのである。
 以前、野草の図鑑をしっかり見ても出ていなかったが、樹木の図鑑に載っていた。
 そんなハプニングを思い出した「クサイチゴ」だ。
 食べるとうまい。

         
 今年の道草山では「オトメスミレ」が例年より少なかったが、道草山の道路際で群落を発見。
 「距」がほんのりピンク色なので命名されたのかもしれないと思ったが、牧野富太郎が箱根の乙女峠で発見したのでついた名前だという。
 
 畑のまわりも春たけなわである。
 1回目のジャガイモの土寄せを和宮様の奮闘で完了できた。

           

 
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ジャガイモの土寄せをやっと始めた

2013-04-26 21:25:22 | 農作業・野菜
 心優しいじじいたちの春野ツアーは、地元に巨大な地滑りを起こさせた。
 やっぱり、奴らはどこへ行っても地域を揺るがす存在なのだ。

 そんな余韻を引きずりながら、ジャガイモの土寄せを始める。
 遅霜の襲来で若芽がしおれてしまっていたのが、再び若葉を伸ばしてくれたのだ。

    
 土寄せより雑草を駆除するのに時間が割かれる。
 土壌が豊かでないのが幸いしてジャガイモの生育は良いうえに甘い。
 昨年の萎びたジャガイモもいまだ充分甘い。

          
 ニンニクも寒さを乗り越え順調な生育だ。
 一本だけ掘り出してみたらまだ分けつができていない。
 葉っぱはじゅうぶんニンニクの臭いがする。
 
 順番で集落の組長となり、「常会」の司会を初めて行う。
 きちんと理解していないことがいっぱいあったのがわかった。
 やっぱり焦らずゆっくり歩くことにする。
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おじさんたちの春野ツアー

2013-04-25 21:52:56 | 出会い・近隣
 団塊世代チョイ前の、つまり70歳に迫るおじさんたち4人がわが家を急襲した。
 お互いの裏表を知り尽くした青春時代を共有した顔ぶれだ。
 話は深夜になっても止まらない。
 理屈っぽい話を明け方までしてきたのがお互いの生き方を決定したとも言える。

   
 どういうわけか全員地方公務員の重職を担ってきた。
 しかもそれぞれが改革派の旗頭のような存在だ。

 ただし、デスクワークが多かったので肉体労働にはむいていない。
 だから、わが家の農作業をやらせようという目論見は失敗した。

         
 定年後になっても、じじいになっても、地域のために汗をかく姿勢はいまだ変わらない。
 そこだけはたいしたものだ。
 お互いに住む地域は違っていてもその精神の衰えはない。
 問題は、肩が痛い、腰が痛い、膝が痛い、手足が痛いとの合唱だ。

                  
 雨の朝でも豪華なバイキングを作ってしまうパワーに驚愕する。
 アウトドアに弱いはずのおじさんたちのフットワークはまだまだ健在だ。
 よく飲み、よく笑い、よく語る、よく食べるおじさんたちは、まだ青春のまま。
 オイラの青春もここのつながりで形成されたようなものだ。
 じじいたち、ありがとう。
 
 
 
  
 
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雨による土石流のおそれ

2013-04-24 18:41:38 | できごと・事件
 地滑りの現場に雨が襲う。
 掛川のホームセンターからの帰り、再び現場前の道路を通る。
 雨が強く感じられる。

 
 続々とすれ違うダンプに現場の緊迫感が迫ってくる。
 地すべり現場は昨日より拡大しているのがわかる。
 崖下では川の迂回工事が急ピッチで進められている。

         
 道路の両側は報道陣や関係者の車がぎっしり詰まっている。
 お茶生産者は今がいちばん忙しい時期なのだ。
 崩落の迫力がなまなましい。

                
 様々な人から心配の電話やメールをいただいた。
 ありがたい。
 事件当日にたまたま、学生時代の悪友が泊まりに来ていたので、夜遅くまで怪気炎をあげられるほどに勇気を得ていた。
 自然災害を越える励ましはこうしたつながりでもある。
 ほんとうにありがたい。
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土砂崩れ、無事です

2013-04-23 21:04:58 | できごと・事件
 わが集落の近くで大規模な土砂崩れが起きた。
 昨日は静岡ニュースで1時間に3mm亀裂が起きていると報道されたが、きょうになって土砂が崩れたという全国ニュースが放映された。

 朝、近くを通ったら吹き付けされたコンクリートが崩落しているのを確認。
 夕方、同じ所を見たら、かなりの崩落があったことがわかった。

 
 ものものしい報道陣や野次馬が国道を埋めている。
 県外の友人がテレビカメラに捕まってインタビューに答えていた。

      
           
 川に崩土が流され、埋まりつつあるようだ。
 崖下の民家が危ないのは時間の問題だ。
 

                   
 川の流れを迂回させるため急遽穴を掘っていた。
 ダンプがひきりなしに崩土を運搬している。
事態の緊急性が現場から伝わってくる。

 災害と生活、自然との共生、一般論ですましていた問題がじわじわ迫ってきた。

     

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レタス・パセリをいただく

2013-04-22 13:10:10 | 出会い・近隣
 今はちょうど野菜の育成期間中だ。
 そのためわが畑はこれから芽を出すときだ。
 久しぶりの友人が遠方より来るので、野菜確保のため近所に行く。
 
 もちろん、快く立派なレタスとパセリをたっぷりいただいてしまった。
 近隣の人の畑はさすが丁寧に作られている。
 まわりは農業の先生ばかりなのだ。
 ありがたい。ありがたい。

   
          
 やっと、大根を始末した。
 きれいな花だけど、やわらかい葉っぱはおひたしにして、チビ根っこは大根おろしにして、すべてをきれいな畝にした。
 畝作りも急がねばなりません。
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桜の塩漬けとゼンマイの乾燥 完了

2013-04-21 21:30:27 | 食彩・山菜・きのこ
 桜の塩漬けの天日干しが完了し、保存が可能となった。
 これで桜湯も飲めるし、桜ごはん・桜おにぎりも食べられる。
 それにしても桜の花を1枚ずつ並べて天日干しする作業は忍耐そのものだ。

               
 さらにまた、ゼンマイの天日干しも同時平行に行われた。
 ゼンマイも1本1本並べて乾燥させるのだ。
 とてもオイラにはできない。

 乾燥の仕上げは掘り炬燵の熱。
 フリーザーバッグ1袋は、買い物篭1杯分のゼンマイ量に相当する。
 和宮様の集中振りはまさにマムシ・ヤマビル・マダニの恐怖を越えたものだ。
 あすは遠来の客が来るのでさっそくゼンマイ料理となりそうだ。
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