山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

ポエム「ヤクニン・ラプソディ」

2011-09-30 20:19:31 | ポエム
 むかしのヤクニン生活を思い出して以前作ったマイポエム。
 自らの生活が血税で成り立っていることを自覚しているヤクニンがどれだけいるのだろうか。
その怒りがおさまらない。 


             ヤクニン・ラプソディ

  1

やる気バッチリ  切れ者 エリート
人員バッサリ  上には人気  下にはそこそこ
ああ言えば こう言う   こう言えば ああ言う さすがの答弁
無駄なく  ソツなく  大過なく
言うことなしの ヤクニン ここにあり
ときに 木枯らし  胸で啼く 


  2 

人あたり抜群 愛想はピカイチ
居眠り マンガ・クロスワードも仕事のうち
休暇まであと何日 いくども手帳ながめる日々 
希望という字はとっくに削除
言うことなしの ヤクニン ここにあり
ときに 木枯らし  胸で啼く


 3 

いずれは市長と期待の 剣道5段
とりまきぞろぞろ引き連れて  料亭・飲み屋はお得意さん
酔いつぶれて 政治はこりごりと 弱音を吐くが
ネクタイ締めれば 派閥の長
言うことなしの ヤクニン ここにあり
ときに 木枯らし  胸で啼く

                             
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古賀茂明氏の退職に思う 2 

2011-09-29 18:42:00 | できごと・事件
そして、オイラの定年間際のこと。
 様々な考え方に触れられながら、これからの日本はNPOというものが鍵であると思ったのだ。
 そこで、行政としてNPOの支援組織が今重要であることを分厚い資料をもって管理職に提言した。
 しかし、あっさり却下。
 背景には、管理職の住民・市民団体に対するニヒリズムがこびりついている。

         

 当時、先進的な自治体はNPO支援組織をちらほら作り始めていた。
 毎年のヒアリングのたびにそれを訴えてきたが、とうとう定年間際になった。
 それがかなわなければ民間でやるしかないという覚悟で課長と対峙。
 しかしこれもきわめて冷たく却下された。
 
 そして退職を決行。
 家庭・職場には大きな迷惑をかけたが、なんとかNPO立・住民立施設を担うことになった。
 おかげで、水を得た魚のように仕事が展開できたのは言うまでもない。

                  

  退職をめぐる問題だけではないが、つねに荒涼とした心象風景がオイラの心を長らく支配してきた。
 オイラがいま大地を耕している意味は、そうした深手の傷を癒そうとしているのだ。
 
 古賀茂明さんの追い詰められた過程とダブルように思えた。
 淡々とした信念の人・古賀さんの表情に曇りがない。

 オイラが右往左往していた地点。
 そこをしっかり越えたフィールドに古賀さんがいる。
 
   
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「改革派官僚」古賀茂明氏の退職

2011-09-28 21:04:31 | できごと・事件
 一昨日、経産省の改革派官僚「古賀茂明」さんが退職した。
 かつて渡辺喜美行革大臣のもとで公務員制度改革の急先鋒を担ったリーダーでもあった。
 民主党のマニフェストの行革政策と一致しているはずだった。
 「大臣官房付」という仕事を与えられない閑職に封じ込められていた。

                 

 かくいうオイラも自治体職員であったとき、同じような目にあった。
 仕事もバリバリやっていたが、それは同僚の仕事の域を超えてしまい「迷惑」をかけることにもなる。
 同時に、労働組合の役員(互助組合的な組合を本来の労働組合に改変しようとしていた)をやっていたせいもあり、とある朝「総務課付」に内示、その日の午後に異動。
 
 目の前に総務課長。明らかに監視下におかれ、仕事はまったくくれなかった。
 これは精神的にとても辛いものだ。

 そのうちに、職員への影響力のない機関に出向。まわりの職員は年老いた天下りの多い少数職場。そこでも仕事がなかった。
 つまりは、「危険人物」だったのだ。
 今にして思えば、地縁・血縁が無数に交差している職場によそ者のオイラが学生気分そのままの自由さを振りまいていたに違いない。

 しかしどこの職場でも、当局のいじめの裏情報を教えてくれたり、励ましてくれる職員が少なからずいた。
 挫折しなかったのはそうした心ある職員の存在(管理職もいた)だった。

                    

 古賀さんは自らの傷みの深さと向き合っている。
 志を持てば持つほどまわりの壁の厚さ・「保身主義」に圧殺されそうになる。
 
 しかし、古賀さんの傷みや怒りが大きくなればなるほど、それがバネとなり国民への優しさに深化する。
 同時にそれは自分の志が本物かどうかが試される。
 古賀さんはきっとみずからの志を強化してこの艱難に立ち向かっている。
 それは日本の明日にかかわるミッションだからだ。
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台風で倒れたキクイモの復旧

2011-09-27 21:13:59 | 農作業・野菜
台風12号・15号で倒れたキクイモはしばらく手つかずだった。
 白菜・ワケギをやっと植えてから、いよいよきょうからキクイモの補修にとりかかった。
 何せ高さが2~3mくらいなので風にはめっぽう弱い。

                 

 このキクイモは前年の取り残しの根から自然に出たものだ。
 それだけ生命力があるともいえる。
 「天然のインシュリン」といわれるとおり、血糖値を下げる効果があると言う。
 キクイモ茶も販売されている。
 
 昨年作ったキクイモのミソ漬けがうまかったので、ぜひ今年も実現したい。
 ただし、強風に倒れたので根っこの部分のダメージが心配。
 剪定をしながら一日がかりの補修作業になってしまった。

 キクイモの真ん中に「サトイモ」を育てている。
 イノシシの来襲が気になるので、近々フェンスを作るつもりだ。
 支柱の竹はその兼用でもあるのだ。
 イノちゃん、もうしばらく待っとくれ。
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初めてのトウガラシ! 美しい

2011-09-26 18:15:03 | 農作業・野菜
 友人からいただいた「トウガラシ」(ナス科)の苗が立派に生長した。
はじめて作ったトウガラシは、カメムシとの戦いでもあった。
 数百匹のカメムシを捕獲した。

 赤くなる前の「青トウガラシ」はやはり辛かったが、赤トウガラシは観賞用としても優れものだ。

 コロンブスがヨーロッパに伝えたという。英雄コロンブスは同時にネイティブアメリカの植民地支配の尖兵でもあったことを見落としがちだ。日本でもそうだが、歴史的人物はどうして一面的に描かれてしまうのだろう。

 ジャガイモにしろトマトにしろ香辛料にしろ南米原産の野菜は、ヨーロッパの食生活に画期的な影響と繁栄をもたらした。

 しかし、原産地の生活はいっこうに向上するどころか、収奪の対象として赤貧な生活といのちを代償としてきた。
 この関係は今日でも基本的に貫かれている。

 繁栄の裏側には多大な血と涙が大地に流されている。
 欧米化の文明開化路線は今日の日本はいまだ継承中だ。
 もう欧米に媚びへつらうのではなく、アジア・アフリカと連帯・支援する生き方をもっと国としてすすめてもらいたいものだ。

 そうすれば、信頼と尊敬のある東洋の森の国ジパングが世界のリーダーとなるだろう。
 そんなつぶやきをしながら、トウガラシの辛さを耐えるのだ。
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いよいよ栗ちゃんの出番です

2011-09-25 20:01:11 | 農作業・野菜
 栗ちゃんと言っても、道草山の栗ちゃんです。
 台風のおかげで大量の栗が落ちました。
 けれど、無理な風で落ちてしまったのでイガは割れないままです。
 無理に開けてみると中身が白いか薄い栗色です。
これでは甘さが全く出ません。
 
 そのため、毎日のように干しては割れてくるのを待ちます。
 干すことで甘味が増してきます。

 けっこうこの作業は地道な作業です。
 干し過ぎると虫の世界になります。
 その手前で冷蔵したり食べるのがいいんですが、その加減がまだわかりません。
 
 栗を食べるにも地道な作業が続くことをつくづく体で知ったこのごろです。
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台風一過 秋の風

2011-09-24 21:56:52 | 風景
 台風の爪あとは日常の生活に響きます。
 買い物はしばらく自重して家にあるもので食べることにしました。
 さいわい畑の作物が活用できるし、近所できょうまたいただいたイノシシの肉もどっさりあるし、食べることの不自由はありません。

 昨日は地域コンサートの打合せがあって、通行止めの国道を避けて林道経由で参加できました。
 通行できるところでもあちこち台風の爪あとがありました。
 岩を抉った橋のそばでは流木がいまだ挟まっていました。

                  

 近所では、ビニールハウスが川で押し流されぺしゃんこになっていました。
 「台風12号で一回流され、修理してまもなく15号ですっかりやられた」と話してくれました。

 テレビがやっと復旧し、久しぶりにお昼のニュースを見ました。
 なんかとても新鮮です。

 わが家での被害はたいしたことはありませんでしたが、栗の木の枝がいっぱい折れていたので、きょうは一日中焚き火でした。
 おかげで草木灰をいっぱい作れました…。
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台風15号直撃 停電

2011-09-23 20:52:09 | できごと・事件
 台風15号は浜松を直撃。
 ついに町内の多くが停電。本日14時近くになってやっと通電。
 ご心配をおかけしました。
 メールその他での問い合わせ、ありがとうございました。

 テレビ・電話・携帯すべてがストップ。国道はもちろんあちこちの県道も通行止め。
 防災無線もよく聞き取れず、まったく情報過疎。
 ランプとローソクの二晩でした。

         

 わき芽で育てたのトマトは土間に避難。

               

 やはりわが家の前の道路は川に変身。
 近くの川は民家の直近まで冠水。消防団が来ていました。

                    

 さいわい大きな被害もなく、自然の脅威を思い知った台風でした。

                  
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オクラは葉巻ムシのパラダイス

2011-09-20 21:20:19 | 生き物



 オクラが順調です。
 しかし、その葉は葉巻ムシがかなり進出中です。
 不思議だなー。毎年のようにこのオクラに集団でいらっしゃるとは。
 赤いのはお尻です。

 犯人は「フタトガリアオイガ」の幼虫でした。
 旧名はフタトガリコヤガというそうですが、なんでこんな名前に変わったのかがわかりません。尖っている模様が二つだというのはわかりますが。

 なんとか、オクラの実だけは毎日5、6本くらいはできているので、蛾の赤ちゃんの排除はテキトーです。
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駿馬が天空を疾駆した!

2011-09-19 20:35:03 | 風景
 小雨混じりの一昨日のこと。
 近くの山の途中から、霧が大発生していた。
 墨絵の世界を刻々と形成していて飽きない。

 時間というものが移ろうものであることを具象的に教えてくれる。
 いのちもまたかように変化し、有限であることを教えてくれる。
 ものごとは動くものであるということ、そしてこの大地さえも。

 そんな移りゆく天空の合間に、なんと駿馬(シュンメ)が疾走しているではないか。
 混迷しているのは歴史の常でもある。
 そんななかでも、ひたむきに歴史を切り開く真理というものがあるように思う。

 それを示唆しているのがこの駿馬ではないだろうか。
 かってに妄想しながらも、今という時代を確かに生きる手ごたえというものがある。
 駿馬はそんな希望をきっと届けに来てくれたのに違いない。
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