山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

ナメコ・クリタケ・ムキタケが揃って登場

2014-10-31 19:16:28 | 食彩・山菜・きのこ
 シイタケが順調な生育をみせて和宮様はあたふたの収穫の日々だ。
 それに輪をかけて、裏の道草山に想定外の光景があった。
 2・3年前にナメコとクリタケの菌を打っていたが、あまり収穫はなく、むしろ雑菌だらけだった。

                     
 そのため、放置していずれ焚き火にくべるつもりでいたのだった。
 それがトイレの小窓から道草山を覗いてみたら、ぬめりのあるあの「ナメコ」がどっさり芽を出しているではないか。
 今年はキノコが好調と報道されていたが、まさにそのとおりとなった。

      
 とりわけ、「クリタケ」は、失敗つづきで菌打ちをやめていたのだ。
 傘の表面はぬめりがなくまさに栗色だった。
 こうした意外性がまたきのこ中毒に火をつける。

                      
 さらにまた、雑菌に襲われている「ムキタケ」もなんとか出てくれた。
 さっそく、鍋に投入することになる。
 そして、キムチの素を買ってきてキムチ漬けの準備を整える。
 白菜は畑のを使えばいい。

 食欲の秋はますます胃を傷めようと画策しているのだ。
 [to be or not to be]、勝てるかどうかそれが問題だ!?

                     
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秋のキャンバスに木の実キラリと

2014-10-30 21:58:27 | 植物
 都会の場末の石垣でよく見た「ノブドウ」。
 こんな雑踏でも多彩な色彩を用意している輝き。
 裏の道草山でも多様な色の競演をしてくれた。
 すぐ隣はイノシシの破天荒な舞台があったにもかかわらず。

       
 石垣の隙間から生えてきた「ニシキギ」が1mくらいに成長。
 見事な赤橙色の実をつけていた。
 花は地味だが実は鮮やかだ。
 茎に翼をつけている多くはニシキギと思っていい。

               
 茶花はすっかり終了している。
 形の悪い花が圧倒的で画像に耐えうる被写体を探すのにいつも苦労する。
 それがまた味といえばそうなのだろう。
 わが茶園もやっと整枝が終わり、散髪の後のようにすっきりしている。

 整枝作業をしている草刈機の轟音が山里からやっと消える。
 これからはシイタケの収穫だ。
 山里はそこそこ忙しい。
 わが家はやっとこさニンニクを植え始めた。

              
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タイヤのキャベツ!?

2014-10-29 11:55:42 | 出会い・近隣
 近所の野菜作り名人から「キャベツ」の苗20本をいただいた。
 大急ぎで畝を作ってなんとか植えることができた。
 苗をいれてあった容器はなんと、車のタイヤだった。

        
               
 タイヤを植木鉢にしようと最初に思った人はどんな人だろう。
 発想がすごい。
 これなら割れることもなく、腐ることもなく、頑丈でもある。

 このタイヤ植木鉢もついでにいただいた。
 どこまでも優しい朴訥な名人の人柄に励まされる日々に感謝あるのみ。 

 
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野菊の迷宮

2014-10-28 22:57:55 | 植物
 先日、近くの国道を散歩したとき、道端に野菊の種類が多いことがわかり、そのうちのいくつかを摘み取ってきた。
 「リュウノウギク」は、葉をちぎって揉んでみるとお香のような上品な匂いがする。
 「龍脳」は高価な香だったようだ。

 
 地元には「アキハギク」という目立たない野菊があるが、地元の人でも知る人はめったにいない。
 愛知と遠州の地域限定だが、けっこう身近にあるようだ。

                     
 白色の「ヨメナ」のようだが、「シロヨメナ」とも違う気がする。
 まだ名前のない「ノコンギクの雑種」に近い。
 『日本の野菊』という図鑑があるが、見れば見るほどわからなくなる。

       
                  
 画像では花の紫色が薄いが、実際はもっと濃い色をしている。
 「ヨメナ」の仲間らしいが、葉の形が違うので確定ができないでいる。

 かようにして、秋の野菊ラリーはいつも迷宮入りとなる。
 それほどに、野菊の多様性が道端に溢れているということだ。
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ナラタケだった!!復活シイタケ

2014-10-27 21:56:50 | 農作業・野菜
 近所の野菜名人がきのこを持ってきた。
 「柳とコナラのそばに珍しいきのこがあったんだけど、なんずらねー」
 「これは見たことがあるぞ」と、茎の特徴から「ナラタケ」だと伝えた。

       
 図鑑も見せて「これは食べられるよ」と言うと、「食べる気にはならないのであげるよ」と言うので、いただくことにする。
 このところ身近な所に、食べられるきのこに出会うことが多くなった。

                   
  
 少しだけ収穫させていただく。
 なかなかうまそうなきのこだ。
 この森産業のシイタケ菌は優れている気がする。
 4年目になるほだ木にも一部だがシイタケができていた。

 柿は全滅だったが、シイタケは今年も順調に応えてくれている。

                     
 

                   
 

       
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郵便絵本がグッドデザイン賞に

2014-10-26 20:51:50 | アート・文化
 知りあいの若きアーティストが作成した「郵便絵本」が2014年度の「グッドデザイン賞」に選ばれた。
 絵葉書よりやや小さ目の約14ページ分の心温まる絵本だ。
 受賞を記念した『Good Morning』という絵本が82円切手を貼って送られてきた。

  
 絵本づくりをしている「吉田和音」さんの日常の様子と心象風景が描かれている。
 言葉をあえて載せないで絵だけで勝負しているところに深さが刻まれている。

 絵本は買うとなると高価なものだ。
 それを「郵便絵本」という発想で開拓した相棒でタマフリ制作室の「小泉和久」くんらの助力も大きい。

                  
 以前、オイラをモデルに『たけべーとやさい雲』という絵本も制作してくれた。
 単純なストーリーだが、ほのぼのとした絵本になっている。
 こうしたコンセプトで飯を食うのはなかなか厳しいものがあるが、彼らは夢と志と明るさをもって生きている。

 ぜひ、閉塞の時代をその澄んだ眼で切り拓いていただきたいと切に願う。
 また、この郵便絵本をイベントや贈り物に活用していただくとありがたい。
 ホームページは次の通り。
  http://tamafuri.com/    
 
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月見草? 待宵草?

2014-10-25 23:16:13 | 植物
 土日になるとパソコンの接続が極端に悪くなる。
 ちょっとつまづくとなかなか時間がかかる。
 雑用を済ましながら、パソコンの顔色を窺う。

 さて、畑のあちこちに「マツヨイグサ」が咲いている。
 「ツキミソウ」だっけ、とも思う。
 ツキミソウは白い花だそうだ。

 太宰治の「富士には月見草がよく似合う」という有名な言葉があるが、これは「オオマツヨイグサ」の誤りなのだそうだ。
 「宵待草」の命名でも良かったような気がするが。
 昼間でも咲いていたから、「待宵草」は夜だけ咲くとは断定できない。

                    
 隣の耕作放棄地に「セイダカアワダチソウ」が咲いていて、その一部が畑に侵入してきている。
 毎年地主が夏に草刈りしていたが、今年は来なかったのでススキとともに勢いがいい。

 オイラは畑が忙しくてセイダカアワダチソウの駆除まで手が回らない。
 つまり、その現場まで到達するためにはバンバンススキの森を切り拓いていかなくてはならないのだ。
 ところがなんと、昨日から地主が草刈りを始めたのだ。
 範囲が広過ぎて、暑くて、なかなか終わらないようだ。
 「ぜひ、セイダカくんのほうもお願いしますだ」
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「ヤマガシュウ」という木なんだ

2014-10-24 21:38:01 | 植物
 春の道草山は「シオデ」がそこそこ収穫できる。
 遠征しなくても数分で裏山で採れるのが魅力だ。
 そのシオデの実のジャンボなものを「ヤマガシュウ」といい、雑草が満載のわが花壇に数本伸びている。

          
 ハンターとして活躍する山の達人も初めて見るという。
 黒紫色のたしかな実をブドウのようにつけていた。
 「カシュウ」(何首烏)とは、ツルドクダミの漢方名だそうで、ヤマガシュウは葉がそれに似ていることから付けられた名前らしい。

                    
 しかもヤマガシュウは、草本ではなく木本だというのだ。
 茎は1cmほどの直径はあるがとても木には見えない。
 つまり野草の図鑑をいくら調べても載ってないのだ。
 ヤマウドやヤツデの実にも似ている。

 人間と同じく、見た目だけでレッテルを貼ってはいけないね。
 なんといっても、勢いのある「ヤマガシュウ」のパワーをいただくとしよう。
 
 
 
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橋の手すりのアケビに

2014-10-23 22:43:11 | 風景
 パラリと降ったり止んだりの雨の国道を歩く。
 思わず1時間近くを歩いたとき、橋の手すりのアケビを発見。
 すでに食べられてはいたがこぶしほどの大きさのアケビだった。

    
 アケビの中身は曇天の空だった。
 皮をよく見ると、鋭い歯型が残っている。
 野鳥かカラスか。
 歩くうちにそんな橋上のアケビをいくつか発見したのだった。

                     
 これはきっと誰かが鳥のために置いたんだなと思う。
 アケビは樹の上のほうに成っていて採るのが大変。
 それを自分の口に入れないでかように置くとはなんと美しいものだろうか。
 手にしたらすぐ胃袋に入れてしまう自分の浅ましさを恥じる。

      
                    
 隣の中心の集落までけっこう歩いてしまった。
 そこには集落の中心にセンダンの大木が誇らしくすずなりの実をつけていた。
 山に散在する集落らしさのたたずまいがそこにある。
 豊かな日本はこんな所にあることを思い入る。

               
 しかもその下の道には花火の玉のような栗カボチャが並んで置いてある。
 人間も動物も手を出さないつつましさが置いてある。

 ときに、車を降りて歩いてみるがいい。
 ジャーナリストの斉藤茂男が、取材現場は歩いてこそ真実に近づけるということを警告したのを思い出す。
 書を捨て、車を捨て、まちをムラを歩こう !!?

 

      
 
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カラフルなオキナワスズメウリ

2014-10-22 21:26:50 | 植物
 近所の長老から白いストライプの入ったかわいい実をいただいた。  「名前はわからない」というので調べてみると、「オキナワスズメウリ」であることがわかった。  沖縄では「ヤマゴーヤー」といい、流通名は「琉球オモチャウリ」という。  緑の実はいずれ赤くなり種ができていく。  実は有毒だが、グリーンカーテンやリース・オーナメントなどに利用されているという。  いかにも熱帯・亜熱帯に分布するカラフルな実ではないか。  以前友人からいただいたスズメウリの素朴な薄黄色とは違い、自己主張とモダニスムがこもっている。
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