山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

山間地で出会った石仏

2010-03-31 21:32:56 | 石仏・石造物
 先日、天竜相津付近を散策中、ひなびた小道で宝暦8年(1758)の銘がある聖観音石仏に出会いました。250年以上前でありながら保存がよく、作品としても優れた石仏の庚申塔です。
 千草村と上鳥村?の講中が寄進したものです。右手の印相の「施無畏印(セムイイン)」は、人々の恐れを取り除き安心を施す意味があるとのことです。
 この数年前には、米価が高騰して各地で生活苦が深刻であったり、長雨で洪水があったりの自然災害が多発したことから、この庚申塔ができたのかなと、勝手に想像しています。
 なにより、人気のない荒涼とした小道にポツンと鎮座する石仏に、当時の民衆の思いが詰まっているのかナーと、思う一瞬でありました。
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アスパラガス初登場

2010-03-30 22:41:17 | 農作業・野菜
 草取りに専念していた和宮がアスパラガス2本を発見しました。
 1年前に苗を植えていたものでした。
 同時に、種も蒔いていたのですが、これは3年後に収穫と思っていて、のんびりしていました。
 アスパラガスはスーパーでは比較的安く入手できますが、収穫に至るには3年はかかるというので、育てるのがいかに大変かを実感していました。
 実際、昨夜の寒さは、バケツの水が厚く凍っていましたし、エンドウ豆はかなり打撃をくったようですし、冬を越すのがいかに大変かを痛感していたので、この朗報は大感激でした。
 アスパラガスは、ユリ科で、西洋では紀元前から栽培されていたようです。日本には江戸時代に鑑賞用として渡来していたとのことです。
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フーレ・セラピーを起業

2010-03-29 18:01:39 | できごと・事件
 「お父さん!お母さんの右足が1cm伸びたよ!」
 昨年の秋、「フーレ・セラピー」というマッサージを開業した娘が叫びました。
娘が母親の右足を丹念にマッサージしたときのことでした。
 「フーレ」というのは足という意味で、最近注目の足によるマッサージです。
 指と違い、足は施療者にとっても負担が少なく、効果も大きいということです。
 母親はすっかり気に入って全身をやってもらうのを楽しみにしています。
 父親は慢性の腕痛を約2時間もやってもらうと、すっかり痛みがとれるのでこれまた楽しみにしています。
 両親とも以前、近所の医院にリハビリに行っていたのですが、それより娘の施療のほうが効果があったので信用したというわけです。
 近所でもリピーターが多くなってきているのも心強いです。
 出張もありということです。
 腰痛・筋肉痛・ストレス・肩こりのあるかた、一度お試しあれ。
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大根の生漬け

2010-03-28 22:21:00 | 食彩・山菜・きのこ
 地上部が腐りかけた大根を処理して、つまり食べられそうな部分だけ残して、大根の漬物に挑戦しました。
 条件は私にもできる簡単な漬物にしたいということでした。
 干さなくてもうまそうな「生漬け」というものを知りました。
 皮を剥かずに大根4kgを漬物容器に入れ、塩200g 酢160cc 中ザラ砂糖1kg の材料を加えました。
 そしてなんと、レシピをつい間違えてトウガラシとコンブを入れてしまいました。それは白菜の漬物を同時に漬け込んでいたので、混同してしまったのでした。

 しかし、一週間後、試食したところ、これがじつに美味いのです。
 和宮もバリバリむさぼるし、「消化が悪いんだぞ」と言い聞かせて少しずつ食べるようにしました。
 とにかく、手間がかからずおすすめです。
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セリの群落あり

2010-03-27 18:53:55 | 食彩・山菜・きのこ
わが荒地の畑にセリがびっしり生えていました。
 ちょうど、畑の通り道にも進出してきているので、鍬でセリを削るように土ごとはがして、収穫しました。
 泥やゴミを取るのがひと仕事です。
 しかし、春の七草である旬の味覚は早く味わいたいもの。
 湯がいてそのまま食べたら、じわーっと春が伝わってきます。
 和宮がゴマ和えにしてくれたので、花咲かおじさんにもつまみにと持って行きました。
 4月早々に「春の香りを楽しむ会」(山菜と焚き火研究会)をやることにしましたので、ぜひみんなで味わいましょう。
 セリだけでも満腹になるほどの量ですよ。
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ナツミカンを生かす

2010-03-26 20:53:30 | 農作業・野菜
 ナツミカンとハッサクを収穫するために花咲かおじさんを訪ねました。
 おじさんは飲むことが忙しく、ほとんどナツミカンやハッサクは食べないそうなのです。
 ですから、おじさんの庭の実はさびしくポトリポトリと落ち始めていました。
 枝を伸ばすとおじさんはどんどこ剪定するやら、実がいっぱいなってもおじさんには困りもんだというわけで、お互いにどうしたものか悩み始めていたのであります。

 そういうときこそ出番と、「もったいない委員会」は和宮といっしょに馳せ参じ、そそくさとミカンをいただいてきました。もっと早く行けば実が落ちる前にいっぱい収穫できたはずです。
 いただいてきたミカンを、好きな人に送ったり、ジャムにしたりの予定です。欲しいかたは連絡くださーい。
こうして、昨年秋からほとんど果物を買わずに、ほぼ毎日果物をいただく日々です。
 循環する「食」に、ありがたや、ありがたや、合掌。
 中山間地の豊かさに感謝!! 
 花咲かおじさんはいまサクラや花を咲かせるため忙しそうです。
 おじさんの優しさに感謝!
 
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でてきたぞ!タラノメ

2010-03-25 09:52:31 | 植物
 放置していたタラノキからやっと芽が出てきました。
 4月に入ってからは、舌鼓を満たしてくれそうです。
 タラノキの若い葉を和え物にしたり、炒めたりしたのも、とても美味しいです。
 葉はなかなか市販されていませんが。

タラノキは、「太郎の木」がなまってタラノキになったとも言われますが、それほどに元気で繁殖力抜群の木ということにちがいありません。
 栄養価も高く「山のバター」と言われるくらいですから、旬の時期は大いに食べましょう。わが畑には、まだ自然の実生から育った幼木が多いのですが、30本くらいのタラノキが春を迎えようとしています。 
 
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山里にはヤマザクラ

2010-03-24 09:51:02 | 植物
 まわりの山を見ると、新緑のきみどりがポツポツあらわれはじめ、そのキャンバスに白の絵の具を載せるようにヤマザクラ咲いております。
 赤褐色の新春の幼葉がまたいいですね。サクラの本家はここにありとでもいうように。

 江戸時代以前まではこのヤマザクラが主流で、和歌等に詠まれてきて「日本の感性」を磨いたとともに、多くの農民にとっては春の農作業の合図であったわけです。
 その意味というわけでもありませんが、ヤマザクラは、ジャパンを感じる凛々しさがあるように私はかねがね思ってきましたが、いかがでしょうか。
 
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花桃の里散策 3

2010-03-23 10:37:45 | 旅行・散策
 中山間地を散策すると、植物や昆虫だけでなく、この地域ならではの人工物に出会うのも楽しみの一つです。
 道の駅「花桃の里」を出発してまもなく、道路際に崩土対策としての雨水抜き設備が見られました。これをやらないと、土砂崩れが起きるということですね。
 まもなくすると、崖側の傾きを示す水準器のようなものも設置されていました。
 
 大雨や台風があるとひとたまりもなく崩土が起きてしまうところに、ささやかな人間の生活があるということですね。
 私も「川根」の山の道路を利用する(林道のような国道)のですが、大雨の前後は、掛川や袋井経由の大回りを何回かしました。
 先日も復旧直後だったので、無事帰宅できたのですが、半日早かったら立ち往生するところでした。
 便利な都会生活に慣れていると、そういう危機意識が薄れてしまいますね。
 でもね、都会の犯罪率を考えると、中山間地は桃源郷です。
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花桃の里 散策 2

2010-03-22 20:45:08 | 旅行・散策
 花桃の里の林内を散策中、気になる樹がありました。
 それは、日陰に多く、地味で目立たず、容姿もさえない樹でした。
 自分自身を見る思いで、図鑑で調べたところ、ヤブコウジ科の「イズセンリョウ」という樹でした。白い蕾をつけています。
 伊豆の熱海のとある神社に多いということのようです。

 センリョウやマンリョウのように赤い実をしっかり作って自己主張するでもなく、鳥にサインを送るでもなく、多数派をねらって強力な子孫繁栄をするでもなく、とりあえず少数でも生き残ればOKとでもいうような戦略なのでしょうか。
 でも大丈夫。これからは、私が遠くからだけどキミを見ているからね。

 晴天の下でジャガイモ・メークインの種約5kg弱を2畝半に植え込みました。
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