山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

ハーブティーを飲みたくなった

2015-04-30 18:29:39 | 食彩・山菜・きのこ
 畑のいくつかの際にハーブの繁殖が顕著になってきた。
 とくにミントやオレガノが元気だ。
 見ているうちにハーブのパワーがほしくなった。
 さっそく収穫する。

                      
 日本の野草ハーブ「カキドオシ」も入れてみる。
 やはり、ミント味が口内をさわやかにする。
 果樹のあるハーブ園をいずれ造園する構想をもっているが、今年はちょっぴり実現しそうだ。
 といっても、目立つのは雑草園が現状だけどね。
 

            
 お茶の若芽がぐんぐん伸びてきた。
 5月連休明けくらいが中山間地としては収穫期か。
 外に出ると春の萌え色とさわやかな風が心を包んでくれる。
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焚き火で山をきれいに?、さらに 

2015-04-29 18:55:00 | 野外活動
道草山の雑木が伸びすぎて茶園が日陰になったり、テレビケーブルの障害になったりしていたので、残念ながら伐採を実施した。
 その残骸がかなりあったので少しずつダルマストーブの薪として活躍した。
 春になったのでこれからは焚き火の出番だ。
 さっそくタケノコを茹でる。

                         
 夕飯は肉と一緒にタケノコを炒める。
 醤油・みりん・塩コショウを入れてなんとか味は合格ライン。
 ほんとうは、ミソバターの炒め物にしたかったんだけどね。

     
 ついでにダッチオーブンで焼き芋づくり。
 ベニアズマとベニハルカとの共存だ。
 味はベニハルカのほうが数段うまかった。
 サツマイモがなくなったのでベニハルカをまた10kg注文してしまう。
 もう、焼き芋症候群となってしまった。

 小さな焚き火で山がきれいになり、タケノコや焼き芋が食べられる環境に感謝する。
     
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そしてシャッターが降りた

2015-04-28 19:05:15 | 出会い・近隣
 集落唯一のお店が閉店となった。
 食品から日用雑貨までそろえたムラのスーパーの役割を担っていた。
 高齢・介護・病院通いが重なったという。
 
 町の小さなスーパーマーケットに行くには車で25分ちかくかかる。
 月に2回くらいは1時間くらいかけて買い出しに行っていた。
 それが、集落のこの店は歩いて7・8分くらいで行けるので、急に卵とか油揚げとかが必要になればすぐ飛び込むことができた。


 野菜の師匠だったご夫婦は町に住む息子の2世帯住宅につい最近引っ越してしまった。
 やや大きい集落にあった二つの食堂がやはり閉店した。
 その近くにありときどき利用していたガソリンスタンドも閉店した。
 ここひと月の間にこれだけの身近な事件があった。

                          
 過疎化がじわじわとではなく、ドラスティックに空白を形成していく。
 農山村を住めなくしている元凶はいったい何なんだろう。
 
 そんな中山間地にも、ちらほらとやってくる若者がいる。
 暮らしは厳しくても心洗われる自然と近隣を選ぶいさぎよさが心地いい。
 
 
 


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道草農園ののんびり近況

2015-04-27 22:32:42 | 農作業・野菜
 ランナーで伸びた子株のイチゴがついに実を着けた。
 子株の2番目・3番目を植えると良いとされるが、1番目もいっしょくたに植えているので結果を待つしかない。

              
 近づいて実を見ると、青いひまわりのようにも見える。
 ぜひ、赤いひまわりになっておくれよ。
 この畝はイチゴ専用にしようと思っている。
 実の大きさは年々小さくなってしまうが、それもいいか、とね。

     
 苗を購入した「スティックセニョール」も、蕾を持ち始めた。
 ばたばたして防虫網を被せてないが、今のところ虫の被害は発見できない。
 以前、いただいた「スティックセニョール」を食べたときのうまさと食感が忘れられない。
 それがわが菜園で実現できれば少しは自信がつくのだがねー。

                  
 3年目の正直で「アシタバ」がやっと畑になじんでくれた。
 冬の寒さを越える対策をばっちりやったのが良かったのかも。
 食べごろなのにまだ食べていない。

 農作業としては寒冷紗やトンネル支柱や黒マルチを取り去る作業をのんびり続けている。
 その合間に、水遣りしたり、竹の支柱づくりをしたり、ソラマメの誘引作業をしたり、脈絡ない追っかけ作業をこなす。
 日中は暑くて昼寝が忙しいが、その時間が長いと夜が長くなってしまう。
 農的生活を標榜しながらも、夜型生活はいっこうに直らない。
 
 
 
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外ではツチハンミョウ、家ではヒラタグモ

2015-04-26 23:14:41 | 生き物

 ときどき目撃するが、アリのようにでかく、腹が異様に膨らんでいる昆虫を発見。
 翅は退化しているらしく飛ばないで歩き回る。
 早く歩くので見失ってしまう。

         
たまたま隣の路上に出てきたのでシャッターチャンスができたが、草むらでは難しい。
 調べてみると、「ヒメツチハンミョウ」(ツチハンミョウ科)という甲虫の仲間だそうだ。
 脚の関節から黄色い毒液を出すので触らないほうがいい。

          
 4000個くらいの卵を土中に産卵するそうだが、その中から生き抜いていく確率は低いそうだ。
 ハナバチの巣に潜入して成長をするが、この前後の環境が生死を決定する。
 青のメタリックなヒメツチハンミョウの存在そのものが奇跡なんだ。
 人間もそうなのだが。

                   
 深夜の寝る寸前、「ヒラタグモ」が獲物を捕まえて糸でぐるぐる巻きにしているのを初めて目撃。
 獲物の周りを回って糸で縛っていくのがわかったが、睡眠時間が心配になってくる。

        
 獲物も動いているがそれは誰かはわからない。
 糸が獲物をしっかりしばっていることだけは確かだ。
 こちらが見ていることをクモが察してか、途中で動かなくなったので寝ることにする。

 危うく踏みつけるところだった。
 家の中も外も生き物の春がやってきた。
 
     
       

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大根の花もブロッコリーの花も

2015-04-25 22:25:52 | 農作業・野菜
 久しぶりに一日畑にいた。
 今月は何かとばたばたしていて畑で半日仕事すればいいほうだった。
 きょうはそのかわり、雑草の束をずっしりと処理することとなった。
 そんなかたわら、大根の花の美しさに時間をいただく。

       
 間引きもせず、追肥もしなかったせいか、未熟なまま大根の花が咲き出した。
 この場所の野菜にとっては、冬を越えられるかどうかも最大の課題でもあった。
 だから腐らず、花を咲かしてくれたのをよしとしよう。

              
 「アカタテハ」も「モンシロチョウ」も喜んでいるではないか。
 土中の大根も食べられないことはない。
 もちろん、出荷はできないほどの作品だ。
 大根おろしには手ごろの大きさだと自分を納得させる。

        
 近くのブロッコリーの花も咲き出した。
 少しくらい咲いていても収穫して、茹でて夕飯にいただいた。
 若干、味は落ちるがおかずにはなる。

                  
 これでブロッコリーの収穫は最後となる。
 「スティックセニョール」の苗に蕾ができてきた。
 畑は夏野菜への準備であたふたしているが、畝の面積が不足しているのはまちがいない。
 といって、これ以上拡大するのは体力的にむずかしい。
 心は弾むが、頭は忙しい。
  
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「春は曙」ではなく「春は山菜」でしょ!

2015-04-24 22:57:52 | 食彩・山菜・きのこ
畑の隣に「セリ」が群生している。
 通路にも拡張してきた。
 つい、踏んでしまうこともあり、少しだけ収穫することにする。

        
 セリの楽しみを妄想する。
 お汁がうまい、胡麻和えも、いやセリご飯がいい、とかね。
 とりあえず、冷蔵庫にしまっておく。

                 
 隣の師匠から「タケノコ」をいただく。
 これで二度目となる。
 「ということは」とつぶやいて、近所の竹やぶに行く。

 イノシシの穴だらけの竹やぶだが、イノシシが残しておいてくれたタケノコを発見。
 「ありがとう」といって、5つほどいただくことになる。
 つまり、合計7個となったわけだ。

         
 さらには、「ヤマウド」も入手することになり、さっそく晩ご飯はラッキョウ酢のヤマウド炒めが主食となる。

 春は山菜。
 自然の恵みに感謝。
 それを提供してくれる人間やイノシシに感謝。
 ちょっとまた、食べ過ぎたみたい。
 
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ウワズミザクラと「松月」が満開

2015-04-23 21:21:45 | 植物
 裏山の道草山の端をひょいと見たら、「ウワミズザクラ」が満開だった。
 気がつかなかった。
 実生から自生したものだ。
 遠くから見るとけっこう艶やかなものだ。

                 
 初めて「ウワミズザクラ」を見たときは、とても桜のイメージとかみあわなかった。
 しかしじっくりみるとなかなか魅力的だ。
 地味なようでいて、見過ごしがちだが、なかなかどうして自己主張の強い樹種ではないか。

          
 サトザクラの「松月」がやっと満開となった。
 寒さや強風でなかなか育ちにくかったが、どうにか安定期に入ってくれたようだ。
 高尾にある「森林科学館」で見た多くの桜のなかで、気に入った品種だった。

                    
 「カンザン」ほど派手なピンクではなく、ほの淡い紅色がいい。
 蕾のうちは濃い紅色だが、開花していくにつれ薄いピンク色となっていく。
 そして八重の花弁を重そうに下垂しているかたまりが重厚だ。
 やっとここまで成長してくれたのだ。
 春野町に移住してまもなく植えた、記念樹的な桜だ。

 わが家には、あと「河津桜」と「寒緋桜」があり4種類があるが、河津桜はまだ小さく悪戦苦闘中で開花には至っていない。
 花見を楽しむにはあと3・4年後かなー。
 

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大根を拾って漬物にする

2015-04-22 20:58:11 | 食彩・山菜・きのこ
 隣の師匠が小ぶりの大根を抜いたものの何日か放置されていた。
 もったいないので許可を得て、大根を拾う。
 一部は大根おろし用に確保し、18kgほどを漬物にする。

                   
 まずは塩をまぶして一週間くらいおいておく。
 次に下漬けした大根の水気をきってから、「たくあんの素」を入れて再び一週間ほどしたら食べられる。

 隠し味は酢とコンブにしようか、思案中だ。

                 
 道草山の「シオデ」を収穫して今年初めてゆがいて食べる。
 コナラの伐採の影響で量は少ないが「山菜の女王」はさすがにうまい。
 次はベーコンと一緒にバター焼きで食べてみたい。

  
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春の鼓動が天地から

2015-04-21 22:39:55 | 風景
 きょうはちょっと体を動かすと汗だくの日だった。
 昨日の大雨がうそみたいだった。
 空の雲はぐんぐんいろいろな模様に変幻する。
 山並みの緑が春ならではの若草色というのだろうか。

       
 新緑のトンネルをくぐるのは中山間地ならではの醍醐味でもある。
 本来ならそこを歩くと、新しい発見が待っているんだけども。
 ウグイスも鳴き方がずいぶん上手になってきた。

              
 穏やかな田舎は穏やかな人間を形成する。
 しかし、都会のグローバルな渦は人間の心と懐を巻き込んでしまう。

 そういえば、地元の野菜づくり名人が生まれ故郷を去り、ムラのよろずやが閉店し、食堂も閉鎖となり、さらにはガソリンスタンドもなくなったのは、ここ数ヶ月のことだ。

                     
 大雨が大地に降臨した水は、わが家の石垣の隙間から聖水?として流れ来る。
 夕方になってもその勢いは衰えない。
 自然災害があっても日本人の水への畏敬は衰えない。

         
 乾いた大地が支配する世界では殺戮が日常となっている。
 命の源泉の水は天地の循環から成り立つ。
 人間はその循環の恩恵で潤いをもらっているが、どうもそれを破壊する欲望を抑えられないようだ。

                    
 中国の一部では、「雪舟」が注目されているという。
 中国の歴史でいちばん豊かだった時代は12世紀後半の南宋時代で、その象徴が「水墨画」という生き方だという。
 ところが当時の文化が中国にわずかしか残っていないが、その痕跡が日本の鎌倉寺院や雪舟に見られる文人画にしっかり継承されているという。

 その意味するものは、現代中国を席巻するエゴイズム・金本位主義ではない、人間は自然の一部として生きる謙虚なあり方を大切にする思想がある。
 雪舟に学ぶムーブメントが中国社会に生まれてきていることは注目に値する。
 日本もそれに呼応する発信が求められるね。
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