山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

続 炎天下でのほうずき収穫労働

2013-07-31 22:47:05 | 農作業・野菜
 きょうも午後1時からほうずきの収穫作業に参加する。
 二日目はさすが要領もわかってきてスピードアップとなる。
 ほうずきの列がだんだん少なくなっていくのが快感となる。

                          
 敷物のようなものを敷いてからほうずきを積んでいく。
 いっぱいになったら軽トラックに運ぶ。
 この作業の繰返し。

                   
 それにしても、暑い。
 1.5Lのペットボトルがごんごん少なくなっていく。
 梅ジュースもいいが、やっぱりこういうときは水とか麦茶がいい。
 昨夜用意したのは、はとむぎ茶を煮出したもの。

        
 作業をしてからまもなく、根っこの部分だけを「トリマー」でカットしましょう、という提案をしたら、採用されてさっそく実施。
 あっというまにほうずきの列がなくなっていく。
 しかしそれを受けて細部の調整をする人数が足りなくなった。

 ということで、全部は刈り取らないことにして、残りは明日やることにした。
 10年間ほど同じ作業をやっていたのを突然こちらの方法を採用してくれたのがびっくり。
 遠くで見ていた集落の長老がわざわざ近づいてきて、「なるほどなー。」と、しきりに感心してくれた。
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ほうずきの収穫作業にデビュー

2013-07-30 21:34:58 | 農作業・野菜
 近所から頼まれて「ホウズキ」の収穫をやることになる。
 フルタイムはとてもできないと、午後のみにしてもらう。
 きょうの午後だけとはいえ、日陰が全くない田んぼは熱中症の危険に満ちていた。

      
 根元を伐って余分の葉を落としながらの単純な収穫だが、なかなか終わらない。
 ドリンクをガブガブ飲む。
 ホウズキそれぞれの個体差があるのが面白い。

               
 鮮度がいのちのようで、収穫したらすぐ運び、チェックをし、ランク毎に分けて水の入ったでかいバケツに入れる。
 その作業が夜なべ仕事のようだ。

                        
 数日後、市場に運搬するらしい。
 夕方になって早めに終わらせてもらったが、灼熱の炎天下の作業は消耗する。
 しかし、地元の人は淡々と手早く作業をこなしていく。
 あらためて、中山間地の暮らしの厳しさを痛感する。
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地滑り災害に補正予算が決まる

2013-07-29 19:04:21 | 風景
 このところ、いつもより1時間ほど早く起きるようになる。
 といってもまもなくまた朝寝が始まるんだけど。

 
 涼しい朝だ。
 畑に昇った朝日を見に行く。
 ほんとは、この時間に農作業するのが正しい。
 わかってはいるが、体が動かない。

         
 近所の地滑り現場は今のところ落ち着いている。
 日々飲むお茶は、崩落した茶畑の茶葉も飲んでいる。
 このところの経験のない集中豪雨が日本を襲っているので、この地滑り地点にも注意が必要だ。

                      
 静岡県がここの崖や川の復旧・補強工事に12億1500万円の補正予算を決定した。
 その請負業者4社も決まったようだ。
 台風シーズン直前だが、なんとか早めにくい止めてほしいものだ。
 崖下の田んぼでは真直ぐな稲穂が出始めている。

 去年と同じく、バジルの種を2回蒔いたが今のところ芽が出ない。
 そのため雨模様のきょう、チャンスとばかりに買ってきたバジルを畑に植える。

 
 
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きついなー、集落の草刈りデイ

2013-07-28 22:08:59 | 出会い・近隣
 朝8時、近くの国道沿いに集合。
 雑草に覆われた国道の法面の草刈りに、むかし若者だった集落の12人が集まる。
 今日は昨日より天気がよろしい。
 さっそく、雑草くんたちとのバトルが始まる。
 男も女も背中は汗でびっしょりだ。

                     
 休憩を1時間おきにとる。
 今回はどういうわけか半分が女性だ。
 午前中に終了できるかどうか、みんな不安だったらしい。
 しかしてきぱき動き、お昼少し前には完遂。

 3度目の休憩では、わが家で採れたキュウリの糠漬けと浅漬けをみんなに食べてもらう。
 昨夜からキュウリを冷やしていたのでおおむね好評。
 アイスとドリンクで乾杯し、まもなく解散。
 二日分の体力を使う。
 どうだ、都会じゃーできないだろー!?
 
コメント (3)
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朝はポリポリきゅうりとハーブティーから始まる

2013-07-27 20:15:28 | 農作業・野菜
 朝採りキュウリの生食が朝食のメイン。
 食べきれない量なので10cmほどのチビキュウリを収穫している。
 そしておやつ代わりにもポリポリ。
 さらに、糠漬けのキュウリはあっというまになくなる。

 昔は黄色くなってから食べたそうで、「黄瓜」=きうり と呼んでいたそうだ。
 そのうちに、キュウリとなったという。

      
 飲み物はハーブティーとしゃれ込む。
 干した「オレガノ」「ヨモギ」に生の「ペパーミント」を入れて、熱湯を注ぐ。
 ときには、手製のショウガの粉を入れることもある。
 ミントの香りが際立つ。

               
 「ヤマウド」の花が咲き出した。
 今年はこの種で増やしてみたい。
 なにしろ、春野ヤマウドの刺身は絶品だからだ。

                          
 やっと、「オクラ」の実が見え始めた。
 種が2年前だったのと、炎天下で苗が育ったので、成長がいまひとつ。
 なんとか、見守るしかない。

 雷鳴が響く夕方。
 けっこう近づいてきたので、農作業は中断。
 昨日と同じく、一気に雨が襲う。
 まもなく止んだのでホッとする。

 天の怒りが収まらない。
 「日本の明日の未来ではなく、あすの金にかけてしまった」庶民の選挙結果。
 山本太郎のピュアな正義感がすがすがしい。
  
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ヤマユリの次はカサブランカにモントブレチアの花

2013-07-26 21:40:15 | 植物
 道草山で遅く咲いていた「ヤマユリ」はそろそろ終わりを迎えている。
 いつ見ても、風格が漂う。
 移植したいが、岩盤の狭間にあって難しそう。

                     
 いま絶頂期なのが、ユリの女王「カサブランカ」。
 西洋のユリは花が小さかったので、日本のユリは絶賛された。
 かつて日本の輸出の13%がユリの根だったことがあったらしい。

   
 畑の横に緋色の目立つ「ヒメヒオウギスイセン(モントブレア)」(アヤメ科)の花も意気盛ん。
 最近、野生化が始まっているので注意。
 この花の名前は、フランス人の植物学者「モンブレ」さんに捧げられてつけられたという。

                   
 これから続々と咲いていくのが、「カクトラノオ(ハナトラノオ)」(シソ科)だ。 とても丈夫なので隣の荒地にとりあえずふやしているところだ。
 花は下から上へ咲いていく。
 畑に彩りがちょいと見えるのも愉快とする。
 園芸植物はいずれ野草に替えていく意志をもって対応している。
           
 
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もくもく白煙が登る向かい側

2013-07-25 20:44:40 | 風景
 亜熱帯になったらしい日本に雨の恵みやらパンチやら、気候変動に体がついていけず、ぐーたらを決め込んでいるこのごろ。
 わが家の向かいの山あいから白い煙がまさにもくもくと出ている。
 以前は、「焚き火をしてるなー」とか、「火事でなければいいんだけどー」とか、心配だった。
 最近それは雲・霧が発生しているらしいことがわかってきた。
 われわれの水源近くである。

 断続的な雨がチラホラやってきた合間に、元気になった雑草くんたちの草刈りをする。
 春から換算すると同じ場所で草刈りを7・8回やっていることになる。
 今年は混合ガソリンの減り方が昨年の倍以上となっている。
 いのちって、けっこうしたたかなものなんだ。
 最近多発している殺人事件をみても、犯人のエネルギーは大変なものがある。
 人間としてもっと、大切なところを探したいものだ。
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皇太子の内部抗争「壬申の乱」

2013-07-24 18:30:49 | 読書
 読み始めてこれは一般読者向けではないものだとわかった。
 少なくとも人名や地域名にはたくさんルビをふってほしい。
 がまんしてやっと読み終える。

 天智天皇の後継争いで大海人皇子(天武天皇)と大友皇子との内部抗争だ。
 なぜ注目していたのかというと、吉野にこもった大海人皇子がよく勝てたなー、ということだった。
 その戦力のなかにヤマトに駆逐されていた土着の旧出雲族を味方にしていたのではないかという関心からだった。
 残念ながらその記述には触れられていなかった。

 庶民にとっては全く迷惑な事件だ。
 しかし権力の歴史としては、実質的な天皇の誕生(大王から天皇へ)となる。

             (遠山美都男『壬申の乱』中公新書、1996年発行)
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高級黒ニンンク作り挑戦!!

2013-07-23 21:43:53 | 食彩・山菜・きのこ
 粋のいい畑のニンニクを生かそうと、ニンニク卵黄作りを継続中だが、黒ニンニクも挑戦しようと和宮様の鼻息は荒い。
 まずはニンニクの皮を1枚ほど残して剥いていく。

 
 丸ごとのニンニクも加味して炊飯器に入れ込む。
 あとは保温ボタンを入れるだけ。
 意外にシンプルにできる黒ニンニク。

         
                 

 1週間ほどして皮を剥いてみる。
 色は栗色、味は甘味がちょっぴり。
 
                           
 数日後、また皮を剥いてみる。
 前回より黒くなってきた。
 甘味も確かにでてきた。
 
 黒く完熟するには来月にはいってから。
 それまで保温スイッチは入れたまま。
 電気代がかかるのが気になる。
 が、夏はこれを食べて乗り切ることとする。

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池が主役の新宮祭

2013-07-22 22:05:39 | 歴史・文化財
 山の頂上に池がある不可思議なたたずまいのある春野町新宮池。
 ここの祭りが素晴らしいと聞いて一昨日の夕方に駆けつけた。
 神社前にはすでに提灯を掲げた船が待機していた。

                          
 山の上だから川はもちろん存在しない。
 池の底から湧き水があるという。
 伝説では諏訪湖から繋がっているという。

                
 神事が終わるとお囃子がなり、客を乗せた船が出航する。
 だんだん暗くなるとクライマックスとなる。
 提灯の灯りが池の面でユラユラする。
 打ち上げ花火も空に池に躍動を映し出す。

    
 池の上を走る花火も見所だ。
 こじんまりした村びとの心づくしが伝わってくる。
 三島から駆けつけた人が「ここの祭りは素晴らしい」としばし見入っている。

 はでな都会の祭りとは明らかに違うが、参加していて心に潤いを与えてくれるのが、ここの祭りだ。
 平日はほとんど人と出会わない。
 しかしさびれているとは感じない静寂さが心を凛と打つ。
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