フェンネル氏の奇妙な生活

気付いた世界の中の小さな出来事と水彩画と時たま油絵と思いついたことを爺さんが一人語りいたします。

風のささやき

2009-05-10 01:15:01 | Weblog
そこにいる君を見て
私の心は喜びに満たされる
春の雪解け水で小川が溢れるように
そしてわたしの胸は躍る
年の始めに芽吹く新緑を目にした子馬さながら・・・・

わたしは草原に生まれた
草原では風が自由に吹き渡り
太陽の光をさえぎるものはなにもない・・・・


これは、インディアンの詩だ。風のささやきが聞こえてきそうだ。クロウフットの人生とはという答えも素敵。人生とは?#38343;を照らす一瞬の蛍の光 冬の寒さに浮かぶバッファローの白い息 草原を横切り 夕日の中に消えていく小さな影・・・・・


モンクはたくさんの友達がいるねというと本当の友達がいないって僕に言う。本当の友達って?と聞くと言葉につまってしまう。僕は、友達って本当も嘘もないだろうと思っているからあまり気負いも期待もない。ただ、いなくなられたら非常に困る。それでもいなくなればそれはそれで仕方がないことと思う。最近同級生がよく亡くなるからかな。ショックだもの。草原を一緒に横切り先に消えていく小さな影。彼らが本当だったのか嘘だったのかそんなことはどうでもいいけど「戻ってこいよ」という自分がいる。「親切とは、言葉を慎み 人を傷つけないように心掛けることだ。」と言うインデアンの教えを持った人を友達にしたいねというとそんな人いないと言われる。いないのなら持たないでもいいかと思うと太陽がさえぎらない草原に生まれたみたい。いつか風の囁きを聞く「いねむりしたのねいつか」なんじゃこりゃ。
コメント
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