ニューヨークタイムズに「人類最大の殺人に向けて犬に薬を試す」という記事が出てた。人類最大の殺人って「年」なんだって。この表現が面白いと思わないかい。何でも犬にねネズミの実験でネズミが一番長生きをした薬を与えたら犬が8歳も若返って飛び跳ねてボールを取ってくるようになったというんだけど。クスリの名は「ラパマイシン」って言ってたっけ。人で言えば心臓かなんかの薬だったらしいけど。病を遅らせるというのが若返りの範疇に入るとすればこれもさもありなんか。犬の8歳の若返りというのは真意のほどは科学的に証明されてはないのですがまぁこの手の話は支援者だとか本人の思い込みだとかいろいろありますからね。でもボケた人を見た時、ボケてなくてもそれに近い人を見た時「時も覚えていることも病が変えてしまうのなら人にとっての現実ってなんなのだろうな」とホッサルがつぶやく言葉を思い出します。上橋菜穂子さんの「鹿の王」という本に書かれている言葉ですけどね。この本は上下2巻の長編ですけどなかなか考えさせられる話です。これが児童文学というからビックリ。この本を子供たちに読み聞かせたりしてるんですよ。すごいね今の子供たちは。こんな話を聞きながら育ってそして死の最大の原因は「年」だと気づくのでしょうかね。なんとなく寿命と思ってたことが死の原因と言う言葉に置き換わるとなんだか落ち着きません。人は抗うようにできているんでしょうかね。死くらいは自然に受け入れたいものですが・・・・・。
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