toshiの「読書日記」

忘備録を兼ねて読んだ本の感想などを書いています。個人的な感想なので不快に思われたりすることも有るかもしれませんがご容赦。

「避雷針の夏」 櫛木理宇

2014年04月29日 | 読書日記
前近代的ですべてが異常な村が舞台で、登場人物も多かれ少なかれみんなおかしい。
塾経営の児玉とそこの2人の事務員がかろうじて普通の人間と言ったところ。
設定がこんな調子だから読んでいるとどんどん嫌な気分になっていく。
最後に大事件が起こって村が消滅し、漸く救われる。


光文社
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「ホーキング自らを語る」 スティーヴン・ホーキング

2014年04月27日 | 読書日記
タイトル通りスティーヴン・ホーキングの自叙伝。


あすなろ書房
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「醒めながら見る夢」 辻仁成

2014年04月26日 | 読書日記
元夫婦とその娘、彼女の姉の旦那、元夫の養子の5人の視点で時間が前後しながら語られていく。
全員が異常な思考をする人達で行動が理解できない上、ストーリもちっとも面白くない。


KADOKAWA
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「星よりひそかに」 芝崎友香

2014年04月26日 | 読書日記
内容が無い短編小説ばかりを5篇並べた本当につまらない本。


幻冬舎
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「代償」 伊岡瞬

2014年04月25日 | 読書日記
少年時代に嫌な目に会わされた母子の元から漸く抜け出したはずなのに再会してまたひどい目に会わされる主人公。
タイトルから想像される結末で、そこに至る物語もそれなりに良く出来ているけれど、母子のいやらしさがこれでもかと言うくらい語れれて読んでいて嫌になってしまう。
そこまで悪人にしなくても充分嫌な奴等だと思ってますって。。


KADKAWA
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「ハルカの空」 樋口明雄

2014年04月21日 | 読書日記
南アルプス北岳山頂近くにある警察の派出所の山岳救助隊の活躍を描いた短篇集。
梓林太郎とか太田蘭三なんかの無理やりつじつま合わせ山岳ミステリーとは違って読み応えがある。
この前に「天空の犬」という作品もあるらしいのでそちらも読んでみたい。


徳間書店
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「暗い越流」 若竹七海

2014年04月19日 | 読書日記
ライトミステリー、ホラーミステリー、ブラックミステリー、何と呼んだらいいのか分からないミステリーっぽい作品なのどの短篇集。 どの作品もイマイチ・・・


光文社
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「スープの国のお姫様」 樋口直哉

2014年04月17日 | 読書日記
タイトルとカバーのイラストから安っぽいメルヘンチックな話を想像したけれど、良い意味で期待を裏切られた。
最初はやたらに料理の描写ばかり詳しくて、ストーリは少々安易な感じだけど、最後まで読むと結構充実感がある。


小学館
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「ジェームズ・ボンドは来ない」 松岡圭祐

2014年04月13日 | 読書日記
ジェームズ・ボンドと言うのは、接着剤の一種ではなくて「007(ゼロゼロセブンではなく、ダブルオーセブンと読むらしい)」と言う映画の主人公の名前らしい。途中で説明が有るけれど、誰も知らないようなマニアックな情報は最初に書いておいて欲しかった。 この作品は完全なフィクションではなく事実に基づいて書かれた小説らしい。登場する人達もほとんどが当然のことながら007を知らない。 瀬戸内海の直島が007の小説の舞台になったことから、その映画のロケを呼ぼうとする話だけど、タイトルから分かる通り成功しない。
どこまでが本当の話で、どこからがフィクションなのか分からないけれど、なかなか面白く読める。
ただ最初の数章は話が飛びすぎてさっぱり理解できないし、各章がみんな思わせぶりな終わり方をするところがイマイチ。


角川書店
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「医学のたまご」 海堂尊

2014年04月12日 | 読書日記
これも「バチスタ」と同じ桜宮にある東城大学医学部が舞台。
主人公は同じ市内の中学生で、設定にはかなり無理があるけれど内容はなかなか楽しい。
東城大学の附属病院は一度潰れて再生されたらしい。
その時、速水先生のいた救命救急センターは復活できなかったけど如月翔子は看護師長になっていました。
ちなみに高階医院長や田口先生はまだ健在です。


理論社
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「ストーリー・セラー」 有川浩

2014年04月11日 | 読書日記
ネタが同じ話が「side:A」と「side:B」として2作品収録されている。「ヒア・カム・ザ・サン」と同じような構成だけど、内容的にこちらのほうがずっと良い。
どちらも小説を書くOLと、彼女と同じ会社に勤める小説好きな男性の話。設定は似ていても、細かいところが微妙に異なり、結末も全く違う。
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「ハリガネムシ」 吉村萬壱

2014年04月10日 | 読書日記
吉村萬壱の芥川賞受賞作。
先に読んだ同じ作者の「ヤイトスエッド」と同じく、登場人物は何を考えているのかわからない人ばかり。
そんな人たちが理解不能な行動をする面白くもなんともない話。
「ヤイトスエッド」よりは幾分まし・・・
やっぱり芥川賞より本屋大賞。


文藝春秋
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「働かないの」 群ようこ

2014年04月07日 | 読書日記
「れんげ荘」の続編。「れんげ荘」と同じく大きな事件が起こるわけでもなく、ごく普通人のごく普通の日常を描いた作品。
今回はれんげ荘に若い女性が入居。しかし彼女が事件を起こしたりはせず、ただ住人が一人増えただけ・・・。
群ようこはこの手の小説が一番良い。


角川春樹事務所
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「ヤイトスエッド」 吉村萬壱

2014年04月06日 | 読書日記
何を考えているのかさっぱりわからない人が、理解に苦しむ行動をする話の短編集。
タイトルとカバーが楽しそうだったのに、内容は正反対。


講談社
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「鏡よ、鏡」 飛鳥井千砂

2014年04月06日 | 読書日記
天真爛漫な莉南とクールで慎重派の英理子。正反対の性格の二人が出会うところから物語が始まる。
物語は、◇リナと◆エリコというセクションに分かれていてそれぞれの目線で交互に語られる。
誰からも好かれる莉南に対して、ちょっと近づきがたい英理子。お互いに相手のことを嫌っている二人が最後に仲良くなる話かと思っていると、3分の1くらいのところで親友同士になってしまう。そのあたりから安っぽい感じの話が変化してくる。
急展開がありどうなるんだろうと思っていると、なんだか尻つぼみな結末。
後日譚となる終章もイマイチ。明るい展開を期待したのに残念。


双葉社
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