toshiの「読書日記」

忘備録を兼ねて読んだ本の感想などを書いています。個人的な感想なので不快に思われたりすることも有るかもしれませんがご容赦。

「日本なんでもランキング図鑑」 池野範男

2019年03月31日 | 読書日記
様々な事柄を、さらに色々な切り口でランキングにして表してあります。
今はネットで何でも調べられますが、こうしてまとめられているサイトは無いでしょう。
(特定の項目についてなら色々有りますが、これだけまとまったものは無いと思います。)

カラー写真や図をふんだんに使って立体的に説明されていますが、そのために肝心なワンキングがちょっとわかりにくかったりします(笑)。

見開き2ページで一つのテーマになっていて、ランキングだけでなくその項目に対する雑学的なコラムも豊富で、隅から隅まで読んでいくと時間を忘れます。
難しい漢字や固有名詞にはすべてルビが振って有るのもありがたいです。
そう言うと子供向けのように思われるかもしれませんが、結構高度な内容も書いてあったりして子供には難しすぎると感じる個所も多々あります。
雑学は色々な本を読んだりしていて結構知っているつもりでしたが、知らない内容もかなり在りました。

テーマに寄っては興味の無いものも含まれていますが、読んでみると意外に面白くて興味が湧いてきたりすることも有りました。

花火大会、温泉と言ったテーマで地元の諏訪が登場してちょっと嬉しかったりもしました。

手元に置いておいて、何かあったときに見返したりしたいと思います。







ミネルヴァ書房
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「部長会議はじまります」 吉野万理子

2019年03月25日 | 読書日記
「ここまでの話は全部犯人が書いた小説で、真実は・・・」なんていうヤヤコシイ本を読んだ後は、こういう単純明快ななのがイイネ!!

前半が中学の文科系のクラブの話で後半が運動部の話。
最初の話は、謎解きとラブコメで後半の話は友情物語と言ったところ。





朝日学生新聞社
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「毒よりもなお」 森晶麿

2019年03月25日 | 読書日記
今まで森晶麿は何冊か読んだけど、どれもどうも合わない。
やっぱり、これも合わなかった。

とにかく主人公の行動が全く理解できない。
なんでそんなことするの・・・?ということばかり。
まぁ、ストーリの都合で、と言うのが一番の理由だろうけど、あまりに不自然すぎる。
わかっていて、わざわざ危ない橋を渡りに行くのも一回や二回ならまだしも、そんなのばかりでは興醒めです。

最後のどんでん返しと理不尽さ。
そして、再度のどんでん返しと、その理不尽さの解決。
これはちょっと凝り過ぎで、個人的には裏目に出ていると思った。

ただ中盤過ぎ、主人公が動き出した事件を何とかしようとし始めてから、どんでん返しの手前までは、かなり面白く読めた。
(それだけに、その後のどんでん返しがガッカリだったけど・・・・)
それと、過去と現在を行ったり来たりと言う手法は個人的には嫌いだけど、この小説に限ってはそれが良い効果を生んでいると感じた。

そんなわけで、この人の小説はもう良いかな。。。。






角川書店
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「夜の塩」 山口恵以子

2019年03月19日 | 読書日記
旅先で心中したとされた母の死の真相を明らかにしようとする娘の物語。

主要な登場人物が出そろって、状況がはっきりしたあたりで大まかな展開が読めてくる。
ストーリは思った通りに進むものの、謎解きか以外のサイドストーリ的な恋愛ドラマは思わぬ展開。



徳間書店
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「それでも空は青い」 荻原浩

2019年03月16日 | 読書日記
いろんなタイプの短編集。
これはこれで良かったけど、やっぱり私は荻原浩は初期の頃のようなの作品が好きだな。。
この本のような小説なら他の人でも書けそうだし・・。

偶然かどうか、全く違う内容の話だけど、最初と最後が野球の話。




角川書店
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「海の見える理髪店」 荻原浩

2019年03月11日 | 読書日記
荻原浩らしい楽しい話かと思って読み始めたら、ちょっとシリアスでブラックな短編集でした。

表題作は結婚式を控えた男が「海の見える理髪店」を訪ねて髪を切ってもらう話。
最後にネタバレが有るけれど、そのヒントになるブランコの話は誰が誰に話しているの?

「空はいつもスカイ」の茜は「オロロ」の早苗とちょっと性格が似てるかな。。




集英社
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「スープ屋しずくの謎解き朝ごはん」 友井羊

2019年03月10日 | 読書日記
「謎解き」と謳うほどのミステリー物ではない。
「しずく」という店を舞台にしたちょっとした「謎解き」の短編集。

サラッと読める。
露ちゃんが良いキャラ。

やたらに変な名前の人物が登場するのと、理恵の麻野への思いの部分がちょっと頂けない。




宝島社文庫
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「おとこのるつぼ」群ようこ

2019年03月10日 | 読書日記
日常の些細なことをテーマにユーモアたっぷりのエッセイを書かしたら、群ようこにかなう人はいない・・かも。




新潮文庫
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「光る生物の話」 下村脩

2019年03月04日 | 読書日記
裏表紙に「やさしく解説する。」と有ったけど、かなり難しい内容。

内容は多岐に渡っていて、これを理解出来たら基本はバッチリという感じだけど、発光に関わる物質や発光生物の名前などなじみのない固有名詞がバンバン登場するし、構造式を見せられても・・。



朝日新聞出版
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「プラスチックの祈り」 白石一文

2019年03月02日 | 読書日記
ある日突然、体の一部が透明なプラスチックに変わってしまう。。
その謎解きの物語かと読んでいると、サイドストーリかと思っていた話がメインになって行き、プラスチック化の話は段々端に追いやられて行く。

最後はやたらに哲学的になって行って、ラストは何だか良く分からない。

同じ文章のコピペが頻発するところも興醒め。




朝日新聞出版
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「つくもがみ笑います」 畠中恵

2019年03月01日 | 読書日記
出雲屋の付喪神の、野鉄、月夜見、お姫、うさぎ、猫神の5人が誘拐される。
監禁していたのは、阿真刀、文字茶、白馬と言う3人の付喪神達。
何とか脱出して出雲屋戻った5人だったが、猫に追われて二百年前に作られて付喪神になった屏風に入り込んでしまった利休鼠を助けるため、今度は五位、野鉄、月夜見、お姫、猫神の5人が屏風に入っていく。
ところが屏風の中で、阿真刀、文字茶、白馬の3人と再会する。
一緒に助け合ううちに友達になってしまう。
そして阿真刀達は戻る時に、昔の仲間の加羅刀と素々女を連れてくる。
騒動が収まったころに今度は、出雲屋の付喪神達の誘拐犯の春夜と元締めで義父の阿久徳屋が訪ねてくる。

こうして新しい登場人物達が出そろったところで、また新たな事件が発生。
今度は十夜、春夜が侍に襲われる。
阿久徳屋は危うく死にかける。
果たして、これらは関連しているのか?
出来上がって百年経って付喪神になったという百年君とは??

読んでいると、設定が似ていてしゃべり方が同じなので、高橋由太のオサキシリーズと混乱してしまうことが何度か有った。
妖怪はみんな同じようなしゃべり方するのかな(笑)??



角川書店
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