toshiの「読書日記」

忘備録を兼ねて読んだ本の感想などを書いています。個人的な感想なので不快に思われたりすることも有るかもしれませんがご容赦。

「ブルー・ローズ」 馳星周

2016年07月30日 | 読書日記
警察内の権力闘争に巻き込まれ、最後は復讐鬼と化して殺人を繰り返していく男の物語。

スリリングな場面の連続でハードボイルドな気分を味わえるけれど、行動の動機が分かりにくいし、こんな状況があの事実だけから推測されるの?と言う展開が多くて、納得できない場面が多数ある。
馳星周はこの手の話よりも「ソウルメイト」のようなホノボノ系の方が良い。




中央公論社(上下巻)
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「すごろく巡礼」 松崎有理

2016年07月26日 | 読書日記
島の中にある枡に見立てた建物を使って双六をするという祭りに参加することになった主人公の物語。
奇抜な設定で、異様な人物が登場したりして単なるドタバタになる寸前で、伏線をふんだんに使った小説になっている。
ラストはちょっと納得できないかな。。




光文社
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「細胞の中の分子生物学」 森和俊

2016年07月16日 | 読書日記
仕事でDNAの解析装置の開発をしていたので分子生物学の本は何十冊も読んだし、大学の先生や専門家の話を聞いたりして結構勉強したけれど、1から系統的に学んだことはなかったので、いろいろ抜け落ちていたことも多かった。
この本は基礎から分かりやすく解説されていたので、よく意味が分からずに使っていた専門用語の内容が分かったり、背景にある事柄を知れたりして面白かった。
内容は理解できたけれど、盛りだくさんなのでとても一回読んだだけでは覚えきれなくて、マスターするのは5回くらい読まないといけないかも・・・(笑)。



ブルーバックス
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「すばらしい黄金の暗闇世界」 椎名誠

2016年07月09日 | 読書日記
色んな内容のエッセイ集。強いて共通のテーマを上げれば「驚異」かな。
前半は文化人類学的な話が続くけれど、後半は興味の赴くままに・・・といった感じで話題が飛びまくる。
どういう編集の方針でこうなったかのかは分からないけれど、読んでいて飽きることはない。



ナショナルジオグラフィック
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「ストレンジャー・イン・パラダイス」 小路幸也

2016年07月05日 | 読書日記
外れが続いたので、外れが無かった作家の本を選んでみたら、ようやく当たり。

何もない故郷の街を何とかしようと頑張る人達と、そこにやってきたベンチャー企業のサテライトオフィスで働く人たちの物語。
ちょうど故郷の諏訪を盛り上げようとしている高校同級生のプロジェクトと重なる。

登場人物はみんな良い人ばかりで(一人だけ事件を起こした犯人がいるけれど・・・)、結末もなんだか森沢明夫の世界。



中央公論新社
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「伯爵夫人」 蓮實重彦

2016年07月02日 | 読書日記
2冊続けて外れを引いてしまった。
全く残念。。



新潮社
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「ポーラースター」 海堂尊

2016年07月02日 | 読書日記
海堂尊には外れが無かったので期待して読み始めたんだけどこれはダメ。
私には受け付けられない。


文藝春秋
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「家族のシナリオ」 小野寺史宜

2016年07月02日 | 読書日記
この人の小説はどうもとらえどころのない。
これもそんな感じだけど、強いて言えば高校生とその家族の成長していく物語。
演劇とか映画とか全く興味が無い世界だけど、結構面白く読めた。
知らないうちに読ませるってところもこの作者の特徴かも・・・。



祥伝社
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