toshiの「読書日記」

忘備録を兼ねて読んだ本の感想などを書いています。個人的な感想なので不快に思われたりすることも有るかもしれませんがご容赦。

「火刑列島」 森晶麿

2018年07月28日 | 読書日記
結局何だったんだ?
ストーリも背景も良くわからん。
ファンタジーだったの?

最初は似非哲学的なセリフの応酬ばかり。
我慢して読み進めるもストーリが見えてこない。
段々バラまかれた伏線が回収されて何となくぼんやりして来たかと思うと、全く説得力の無い一見科学的な説明が始まってすっかり興醒め。

読まなきゃよかった。。。





光文社
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「火影に咲く」 木内昇

2018年07月21日 | 読書日記
幕末から維新にかけて、京都を舞台にした短編集。

「櫛挽道守」が面白かったから期待が大きかったけどそれほどでもなかった。
幕末に活躍した有名人が主人公になっている。

中では「春疾風」が良かったかな。。




集英社
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「江戸「仕事人」案内」 岡村直樹

2018年07月18日 | 読書日記
時代小説を職業から紹介すると言うちょっと変わった視点の本。

ある作品から、その主人公または重要な登場人物などの職業に焦点を当てて、作品の紹介と職業の解説から成り立っている。
紹介されている職業は100業種。
中には「必殺仕事人」は無いけれど、「公事宿」のところでそれらしい職業がちょっと登場する。
「女掏摸」とか「浪人」と言ったこれは職業じゃないだろう・・と言うものもある。

目の付け所は面白いけれど、作品の紹介と職業の解説と言うことでどちらも中途半端で、物足りない。
この場合は職業解説に重点を置いて、タイトル通りの内容にした方が良かったと思う。





山と渓谷社
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「還暦川柳」 全国老人福祉施設協議会

2018年07月14日 | 読書日記
個人的に共感したのは

おかずより 品数多い 持病薬   
ポイントが つけば忘れぬ 診察券  
母がそんな感じだった。。


髪型は? 床屋なぜ聞く この髪に   
しあわせは 子だくさんより 毛だくさん   
たまになる 電話訃報か オレオレか    
今の私・・・





宝島社
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「朝日ぎらい」 橘玲

2018年07月13日 | 読書日記
前書きの冒頭に「本書は朝日新聞を批判したり擁護したりするものではない。」と書いてあるし版元は朝日新聞出版だし、きっと朝日嫌いを考察した本だろうと思って読んでみたら、そこからスタートして日本人、および世界の人達の政治に対する関心に関する著者の考えを吐露した内容。

何でも反対するから共産党が保守とは・・そういう考えも有るのかとびっくり。
自然科学と違って社会科学は客観的なエビデンスに基づかないことを定説のように言えるから書いた者勝ちなのね。

ちなみに私は、安倍政権の御用新聞の「産経嫌い」ですがサンスポは大好き!



朝日新書
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「天の川の消える日」 谷口義明

2018年07月09日 | 読書日記
宇宙について分かりやすく説明した本。

宇宙物理学は大好きで、書かれてる内容はほぼ知ってることばかりだったけど、「なるほど、そういう風に考えるのか・・」と目から鱗のトピックもいくつか。
今まで読んだ中では、そこそこ専門的な内容を一番分かり易く書かれた本かもしれない。




日本評論社
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「蕎麦、食べていけ!」 江上剛

2018年07月07日 | 読書日記
登場人物がほぼ出そろっところで、目次の各章のタイトルからストーリが読めてしまった。
全く予定調和で、分かりやすい勧善懲悪、めでたしめでたしの物語。
森沢明夫とか小路幸也の系統の小説。

ほぼ想像道理の展開でストーリ自体はどうってことないけれど、色の付け方がうまい。
各節の長さも良い感じで、ものすごくテンポ良く読めるので、あっと言う間に読み終わってしまう。
名人が有名な古典落語を演じた感じ。

気になるのは、蕎麦打ち選手権の練習の場面。
読者に対する解説を兼ねているからだと思うけれど、もう何度も練習してきて基本は分かり切っている弟子達に向かって、まるで初めてのような説明をするところはちょっと違和感。

とは言え、久しぶりのお勧めの一冊です。




光文社
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「失楽園のイヴ」 藤本ひとみ

2018年07月03日 | 読書日記
主人公の和典の考えと行動がまるで理解できない。
作者が高校生の男子はこんな感じだろうと勝手な想像で書いたとしたら大間違い。

数学が一番(もしくは二番)と言うのは高校時代の私と同じだから思い入れも一入だったのに物語が進むうちにどんどん気持ちが離れて行って、途中からはあまりの優柔不断さにイライラしっ放し。

ストーリも何だこれの世界で、ちょっと残念な小説。





講談社
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