toshiの「読書日記」

忘備録を兼ねて読んだ本の感想などを書いています。個人的な感想なので不快に思われたりすることも有るかもしれませんがご容赦。

「ONE TEAMの軌跡」 藤井雄一郎、薮木宏之

2020年09月28日 | 読書日記
2019年、日本で開催されたラグビーワールドカップのジェイミージャパンの軌跡。

2015年イングランド大会でブライトンの奇跡を起こしたエディー・ジョーンズに代わってジェイミー・ジョセフがヘッドコーチに就任してサンウルブズとしてスーパーラグビーに参戦し中々勝てなかった時代から、ONE TEAMとなって2019年の日本大会での活躍までを広報部長の薮木宏之と強化委員長の藤井雄一郎の2氏が振り返る。
中盤からは大会での5戦を1試合ずつ取り上げていくが、試合の内容にはサラッと触れるだけで、試合の前後の選手やヘッドコーチの様子などが主に描かれており、ファンにとっては非常に興味深い。
テレビ観戦した5試合が頭の中によみがえってくる。

今年は新型コロナ騒ぎで、密集・密接のスポーツのラグビーはことごとく中止になっているけれど、またラグビーが楽しめる日が来ることを楽しみにしたい。
日本選手権とか始まったら、マスコミは今まで以上に取り上げてくれるんだろうか?





講談社
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「落語キャラクター絵図」 美濃部由紀子

2020年09月25日 | 読書日記
落語の世界の時代背景や文化など解説した本。
これを読めば落語の内容がさらによく理解できます。

でも、この本のメインは落語のあらすじ。
ほとんどが知ってる話ということも有るのかもしれないけど、落語はあらすじだけ読んでも面白くない。
でも知ってる話でも聞くと面白いというのは、ストーリではなくその演者による演出の面白さなんです。
サゲが本当に面白い落語って聞いたことないし・・・。





メイツ出版
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「ハジメテヒラク」 こまつあやこ

2020年09月22日 | 読書日記
適当に選んだ本だったけど、読み始めたら結構面白くて一気に読んでしまった。
内容は良く有る青春物語。

設定が変わっているのは、主人公の所属するのが「生け花部」と言うことと、主人公が脳内で実況中継をする趣味があると言うこと。
ト書きが主人公の実況中継になってるくらいに思っていたら、最後にこれが重要なファクターになってくる(当たり前だよね・・・)。

ストーリはありがちな内容だけど、実況中継という斬新な演出も有って、非常に読みやすく楽しんで読むことができました。





講談社
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「数学者の夏」 藤本ひとみ

2020年09月22日 | 読書日記
数学が大好きな高校生が、夏休みに一人でリーマン予想の証明に挑戦するため信州の山奥の村に山村留学する。
ところが不思議な事件が起こったり、不可解な行動ををとる人物が居たりとミステリーっぽい展開になって行く。
ミステリーとしては葉書を発見して内容が明らかになった時点で謎がすべて分かってしまうような内容だし、青春小説としてはイマイチ内容が乏しいし、数学の物語としては全くの尻つぼみでどうにも中途半端な小説でした。




講談社
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「酒場詩人の美学」 吉田類

2020年09月19日 | 読書日記
雑誌などでたまに見かける吉田類のエッセイ集。
「酒場詩人」と言うだけあって詩的な表現が有ったりするうえ、何の説明もないまま話が進んだり、突然話が飛んだりで、分かりにくくてサラッと読めない。
内容もイマイチで、ちょっと期待外れ。




中央公論新社
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「これでいいのか長野県」 鈴木ユータ・岡島慎二編

2020年09月12日 | 読書日記
「これでいいのか〇〇〇」と言うシリーズで、特に「これでいいのか?」と言う内容では無い。
ひたすら独断で長野県のことをいろいろ書いた本。
ただ取材して思ったことを書いただけでなく、一応統計データなども示しつつ考察したりもしている。

県民として、そんなこと思ったことも無いけど・・・っていうことだらけで、そんな風に見てる(人も居る)んだとびっくりしながら読みました。
偏見だらけで言いたい放題だけど、結構面白い。





マイクロマガジン社
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「団地のコトリ」 八束澄子

2020年09月07日 | 読書日記
団地に暮らし、バレーボール部に所属する女子中学生「美月」が主人公。
彼女と同じ団地に住む幼馴染の同級生「愛梨」や、部活の仲間たちとの日常が描かれる。

そのなかで、同じ団地で美月の部屋の下に住んでいる老人「柴田のじいちゃん」の部屋で一緒に暮らす謎の親子が登場する。
第2章以降、各章の終わりにその小学生の女の子「陽菜」の胸の内が本文とは一回り小さく細い活字で語られ、徐々に状況が明らかになっていく。

女子中学生の青春物語かと思っていると、残り三分の一から美月と陽菜親子が出会ってからガラッと話が変わって行く。
そこからの話がこの小説の核心となる。

薄幸のけなげな少女の話には無条件で感動してしまいます。





ポプラ社
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「奇妙な星のおかしな街で」 吉田篤弘

2020年09月06日 | 読書日記
SFのショートショート集かと思って読みだしたらエッセイ集でした。
紛らわしいタイトルに騙された。

ちょっと哲学的だったり、屁理屈をこねまわしていたりと言うタイプの作品がほとんどで、つまらないことは無いけれど特に面白くも無く、再読しようとは思わない一冊だった。

細いグリーンの罫線がひいてある理由は分からないけれど、これは読みやすくて良いかも・・・。






春陽堂書店
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「タクジョ!」 小野寺史宜

2020年09月03日 | 読書日記
運転が好きで、大学を卒業してタクシー会社に就職し2種免許を取得しタクシードライバになった女性の物語。
客や同僚とのやり取りの他お約束の恋愛話など、いわゆるお仕事小説。





実業之日本社
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