toshiの「読書日記」

忘備録を兼ねて読んだ本の感想などを書いています。個人的な感想なので不快に思われたりすることも有るかもしれませんがご容赦。

「S先生の言葉」 山田太一

2016年02月29日 | 読書日記
エッセイ集。

何箇所か「なるほど!」と思うようなところもあるけれど、全体的にはつまらない。
映画やドラマには一切興味がないということを差し引いても、私とは合わないみたい。



河出文庫
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「寄り道して考えろ」 養老孟司 + 森毅

2016年02月28日 | 読書日記
リレーエッセイだけど、後書きによれば一日で行われた対談らしい。
いろんな話題で盛りだくさんの内容で、色々考えさせられる。
いかにもPHPらしい本。


PHP文庫
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「ブレイン・ドレイン」 関俊介

2016年02月27日 | 読書日記
特殊な状況設定だけど、話の進め方が上手いので、わりとすんなり理解して入っていけた。

元々が人権的、科学的にはありえない設定の上、そこに飛び込んでゆく菜名子の動機も弱すぎて、物語の土台が納得できないけれど、架空の話と割り切って読めば面白い。

それにしてもキョウカはどうやって島から出てこれたのか、そして島に戻りたがっているのに何故わざわざ出てきたのか(セイを殺すためだけに?)・・疑問が尽きない。
教授に関しては登場した時から正体がバレバレ(笑)。




光文社
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「声のお仕事」 川端裕人

2016年02月25日 | 読書日記
駆け出しの声優が成長して行く物語。

川端裕人らしくちょっとだけメルヘンチックな味付けになっているが、個人的には嫌いじゃない。
この本と「ハケンアニメ」を読めば、アニメの制作現場のことが良くわかる・・・かも。。。



文藝春秋
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「できすぎた話」 藤原正彦

2016年02月22日 | 読書日記
エッセイ集だけど内容はタイトルと関係なさそう。

ものすごく偏見に満ちた内容だけど、理系で合理的思想な私としては共感できるところが多い。逆に納得できない箇所もあるけれどどちらにしても読んでいて楽しい。


新潮社
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「こちら弁天通りラッキーロード商店街」 五十嵐貴久

2016年02月19日 | 読書日記
偶然が重なりシャッター商店街を再生してしまうという荻原浩が書きそうな作品。
テレビに出て発見されるというのは予想通りの展開だったけど思ってもみないラスト。

ベタなストーリだけど、安心して読めるし、こういう作品は嫌いじゃない。



光文社
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「キャリア警部・道定聡の苦悩」 五十嵐貴久

2016年02月18日 | 読書日記
サクサク読めるし、謎解きもちゃんとあってライトミステリーとしてしっかりできているけれど、キャラ設定がちょっと中途半端。
山口ヒカルを大倉崇裕の薄圭子みたいに天然にするとか、道定を日明恩の塩崎みたいにするとか・・・・。
まぁこれはこれでそれなりに面白いので、続編があれば読んでみたいけれど。。



角川書店
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「ラメルノエリキサ」 渡辺優

2016年02月16日 | 読書日記
強烈なキャラ設定の女子高生が、そのキャラゆえに自分を襲った犯人にたどり着いてしまうというちょっと変わったミステリー。
現実味に乏しくて違和感だらけなのに、読み始めたらやめられずに一気読み。ってことは面白かったのか。。。




集英社
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「6月31日の同窓会」 真梨幸子

2016年02月15日 | 読書日記
女子校の高等部の同級生のもとに、6月31日に開催される同窓会の通知が届き、それを受け取った人が次々と死んでゆく・・・というホラーサスペンス風の展開で始まる。
ミスリードを誘うためあえて誰の話かわかりにくくしている部分もあるけれど、途中で弁護士の女性が整理してくれる。

どんどん引き込まれながら読んでいくと、期待を裏切る大団円。
伏線と思わることや謎の場面がそのままだったり、風呂敷を広げすぎて収拾しきれなくなって無理やり終わらせてしまったような最後にはがっかり。
それに表紙の趣味悪さは頂けない・・・
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「よこまち余話」 木内昇

2016年02月13日 | 読書日記
最初はある長屋を描いた連作短編集と言った感じで、話がアチコチ飛んだりするけれど、途中から長編小説っぽくなっていく。
それぞれの話が、SFチックだったりファンタジーっぽかったりして、作風は違うけれど朱川湊人を彷彿させる。
最終的にはタイムトラベラーの話になるけれど、トメさんや雨降らしや大高(雨降らしと同一人物)などは謎のまま。。。



中央公論新社
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「図書館の殺人」 青崎有吾

2016年02月12日 | 読書日記
表紙を見てわかるとおりライトミステリー。

高校生の探偵役など現実的ではないけれど、キャラ設定やストーリが良くできているのですんなり読める。
この話に関しては謎解きは面白かったけれど、犯人の動機が弱すぎるような・・・。
探偵の高校生の妹が、彼のことを「兄上」と呼ぶけれど、私の妹と同じでちょっと嬉しかった(笑)。

シリーズもののようなので他も読んでみたい。



東京創元社
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「アメリカ最後の実験」 宮内悠介

2016年02月09日 | 読書日記
全く偶然だけど、今度はアメリカでジャズピアノの学校に挑戦する物語。

音楽用語やジャズ用語が頻繁に登場するけれど、意味がわからなくてもなんの問題もなく読める。意味があって使っている箇所は無い。ただ平均律と純正律の知識があると理解が深まるかも。
即座にキーを判定して純正律の音階を作ると言ってるけれど、少なくともコードチェンジが一回はないと判定はできないと思うから理論的に不可能だと思うけれどどうだろうか・・・。



新潮社
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「あなたという国」 ドリアン助川

2016年02月08日 | 読書日記
そこそこ売れたことのあるロックシンガーがニューヨークで成功を目指す話。

歌手(バンド?)やライブハウスが色々出てくるけれどジョン・レノン以外は聞いたことのない固有名詞ばかり。実在するのか架空なのかも分からない。

最後の最後にパラレルワールドのSFチックな展開になって終わる。
主人公の思考と一致するこの展開は著者が一番言いたかったところなのかもしれないけれど、小説としてはそれまでのストーリから違和感があり、そこまでが良かっただけに残念。



新潮社
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「笑う赤おに」 雀野日名子

2016年02月08日 | 読書日記
以前読んだ「パレートの誤算」のような生活保護の不正受給に関する話かと思っていたら全く違う方向に進んでいく。

うるさいほどにミスリードしようとするので、逆に読めてしまったけれど、そこそこには楽しめました。



双葉社
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「樹液少女」 彩藤アザミ

2016年02月06日 | 読書日記
表紙とタイトルからホラーかと思いきや、典型的な雪山の山荘ミステリー。

本格ミステリーで、新たな事実が分かるたびに物語が二転三転となかなか楽しめる。
謎が解かれないうちに事件が終了して後日譚で謎解きがされる構成は面白いと思った。

やっぱり内容に合ったタイトルにして表紙も変えたほうが良いと思うけど・・。





新潮社
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