toshiの「読書日記」

忘備録を兼ねて読んだ本の感想などを書いています。個人的な感想なので不快に思われたりすることも有るかもしれませんがご容赦。

「不祥事」 池井戸潤

2015年11月28日 | 読書日記
わかりやすい悪人を正義感いっぱいで仕事もバリバリこなす女性がやり込める連作短篇集。

最初の話が途中で終わった感じがしたので、そのまま続くのかと思ったら別の話になってしまった。

主人公の花咲舞もストーリも出来過ぎのところがあるけれど、充分楽しめて満足できる。




講談社文庫
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「星新一氏への挑戦状」 茨城ちば

2015年11月26日 | 読書日記
まあまあの出来の作品が2・3有る他は出版に値しないようなレベルの駄作。
これで星新一に挑戦するとは無謀すぎる。
言葉の誤った使用方法があったり、「そういうこと」を「そうゆうこと」のような誤表記が多すぎる。
ちゃんと校正したのか??




新風舎
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「酔って記憶をなくします」 石原たきび

2015年11月22日 | 読書日記
酔って記憶をなくすなんて日常的なことだけど、起きてジーンズが破けていたり、メガネが破損していたり、血だらけになっていたりした時はちょっと自己嫌悪になる。
でも、この本を読んだらみんな同じだと分かって安心しました。




新潮文庫
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「ポンコツ探偵の名推理」 滝田務雄

2015年11月22日 | 読書日記
タイトル通りのユーモア探偵小説。
セリフなどの細かいギャグは面白かったりするところもあるけれど、作品としては・・・。



幻冬舎
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「猫に知られるなかれ」 深町秋生

2015年11月20日 | 読書日記
複雑な状況設定なのに時間が細かく(時には大きく)前後したり、視点が次々に変わったりして、理解するのが大変。
ストーリは面白いのに、余計なことに気を遣うため、まったく楽しめない残念な小説。



角川春樹事務所
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「オレたち花のバブル組」 池井戸潤

2015年11月19日 | 読書日記
「入行組」はタイトルとは違って半沢の物語だったけど、続編は半沢と同期同窓の近藤の二人が主人公で、同じ仲間と一緒に活躍し少しは「オレたち」っぽくなっている。

前作の半沢と同じく近藤も自分のために取引をしてしまうのが残念。
一次長の半沢がここまでできるのか・・・ということは有るけれど小説として読む分には面白い。

正義の銀行員は辛いようなことばかり書いてあるけれど、良い給料もらってるんだからそれくらいは当たり前でしょう。。





文春文庫
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「オレたちバブル入行組」 池井戸潤

2015年11月16日 | 読書日記
タイトルからユーモア小説か同期の行員の青春小説かと思っていたら、まったく違った。
主人公が大手都銀に就職して、上司の不正を暴いていく物語で、タイトルと内容はまるっきり一致していない。

池井戸作品らしく読みやすいしストーリも面白いのだけど、不正を見逃して引き換えに自分の出世に利用したら、同じ穴の狢だと思うのだけど。。

ところで池井戸さんもフライフィッシングするんですね。



文春文庫
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「ギリギリ」 原田ひ香

2015年11月14日 | 読書日記
同じ登場人物で主役がどんどん変わっていくパターンの連作短篇集。
登場人物が誰ひとり共感できないけれど、それなりに面白く最後まで読めてしまった。



角川書店
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「ニセ科学を見抜くセンス」 左巻建男

2015年11月14日 | 読書日記
血液型性格診断を未だに信じてる人がいるくらいだから、最初から騙そうとしてるニセ科学なんか、本気にする人はたくさんいるんだろうとは思っていたけれど、こんな馬鹿げたことを信じてる人が居るなんて・・・というのが最初に思ったこと。

この本で取り上げられたニセ科学で、EMとか「水からの伝言」なんて初めて聞いたけれど、余りにもバカバカしくて信じる人が居るのが信じられない。
実は血液サラサラのMC-Fanの試験チップの検査装置の開発をしたのは私でした(笑)。



新日本出版社
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「シアター!2」 有川浩

2015年11月13日 | 読書日記
前作と同じく視点がめまぐるしく変わるけれど、迷子にならずに読んでいけるので物語に集中できて、すぐに読み終わってしまった。
次で終わるらしいけど、3はもう出ているんでしょうか??



メディアワークス文庫
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「シアター!」 有川浩

2015年11月11日 | 読書日記
仲良しこよしで好きなことやって赤字垂れ流しの劇団が、ある女性の入団をきっかけに意識改革して、プロ集団に生まれ変わろうとする物語。

良くあるタイプの話だし、演劇には興味がないけれど、有川浩だから手に取ってみたら、思った通りの面白さ。
ただ有川浩には珍しく視点がどんどん変わる書き方になっているが、誰の視点なのかすぐにわかるようになっていないので、同じ箇所を読み返すことが何度もあった。
神の視点からと思って読んでいたら、いつの間にか登場人物の誰かの視点になっているんだもの・・・・・。



メディアワークス文庫
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「黒のコスモス少女団」 朱川湊人

2015年11月11日 | 読書日記
連作短篇集だけど、どうもこの本前にもう一冊あるらしい。
登場人物や、オカルトチックな特殊な設定に関して特に説明がないので、先にそちらを読んでいないと良くわからないことが多い。

三崎亜記を意識したのかな。。。?





集英社
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「凪の司祭」 石持浅海

2015年11月04日 | 読書日記
2000人を無差別で殺害する計画のテロが行われる。
事件の進行の合間に、動機や準備の様子が少しずつ明らかにされる。
時系列はバラバラだけど分かりにくくはない。

物語は様々な人の視点で語られていくけれど、分かり易く書かれているので読みにくさはないし、かえって臨場感がある。

犯人の動機や、犯行時に手際が良すぎる不自然さなどは有るけれど、2段組で厚み以上にボリュームのある本が最後まで非常に面白く読める。
今まで石持浅海は可もなく不可もなくと言った作家だったけれど、この作品は良い。



幻冬舎
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「文庫版 豆腐小僧双六道中ふりだし」 京極夏彦

2015年11月01日 | 読書日記
私の持ってるのは文庫版の初版本で写真とは表紙のデザインが違います。

どうもあまり京極夏彦らしくない印象の小説。(本の厚さだけはらしいけど・・・・)
やたらに哲学的に理屈をこねくり回してユーモアたっぷりだけど、ちょっとしつこすぎる感じも。。
最後は妖怪と人間入り乱れての、浅田次郎の「プリズンホテル」並みのドタバタになるけれど、ちゃんと収まって伏線も生きてくる。



角川文庫
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「猫の惑星」 梶尾真治

2015年11月01日 | 読書日記
SFファンタジー。
ジュブナイル風な話だけど、結構引き込まれてしまった。

さあ、どうなるのか・・・と思った最後はそれまでの期待が大きかっただけにかなりがっかり。
こんな展開でこんな結末ありか??



PHP
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする