toshiの「読書日記」

忘備録を兼ねて読んだ本の感想などを書いています。個人的な感想なので不快に思われたりすることも有るかもしれませんがご容赦。

「非業伝」 西尾維新

2014年07月29日 | 読書日記
続きものの一篇。
という事で、今までの作品を読んでいないと内容が理解できない。
という事で、よく分かりませんでした。
でも、なんとなく面白そうな感じなので、最初から読みたいかも・・

続きものなら、「模倣犯3」みたいにわかりやすくして欲しかった。
分かったいたら手を出さなかったのに・・・
それにどの作品がどう続いているのかわからん。。


講談社
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「敬語で旅する四人の男」 麻宮ゆり子

2014年07月26日 | 読書日記
なんだか良くわからない関係の男4人がそれぞれ主人公になった4つの短編集。
タイトルもそうだけど、それぞれの登場人物も話もなんだかなぁ・・・の残念な本。


光文社
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「ちいさな城下町」 安西水丸

2014年07月25日 | 読書日記
安西水丸と言えば「村上朝日堂」。
私にとっては椎名誠における沢野ひとしのような村上春樹における存在だったけど、今年の3月に亡くなられましたのでこれは遺作でしょうか。
日本各地の比較的マイナー(と言うより超マイナー)な城下町に関してのエッセイというか旅行記というか・・・



文藝春秋
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「ビタースイートワルツ」 小路幸也

2014年07月21日 | 読書日記
喫茶店のマスターがその従業員や常連客など周囲の人と協力して事件を解決するという素人探偵もの。 どうもシリーズ作品らしい。 この手のものにありがちだけど、ご都合主義のストーリ展開やわかり易い伏線で、本格的ミステリーには程遠いけれど、それなりに良くできていて面白かった。 機会があればシリーズの別の作品も読んでみたい。

喫茶店が舞台とは言え、登場人物が周りを気にせずにやたらにタバコを吸うのは気にいらない。


実業之日本社
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「それは甘くないかなあ、森くん。」 小野寺史宜

2014年07月20日 | 読書日記
タイトル及び表紙のダサさと、冒頭の状況設定から全く期待していなかったが、わりかし面白い小説だった。

デパートを辞めて寮を出て住むところが無くなった森君が、昔の友達や知り合いを訪ねて泊めてもらう話。
そこで出会った人達と繰り広げるドラマが色々有って結構楽しめました。


ポプラ社
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「蜂に魅かれた容疑者」 大倉崇裕

2014年07月20日 | 読書日記
設定もストーリも全くリアリティーが無いけれど面白い。
動植物にはやたらと造形が深いくせにほとんど常識のない薄圭子のおとぼけぶりが楽しいけれど、ちょっと行き過ぎ。
田之倉が良い味で、続編が有ればそのへんに期待。


講談社
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「埠頭三角暗闇市場」 椎名誠

2014年07月19日 | 読書日記
椎名誠らしい近未来ドタバタ小説。
細部の描写に拘って、異常な世界を展開している。
途中ナンセンスな内容で筒井康隆を読んでいる錯覚をしてしまった。

中・韓連合のゲリラに破壊されたトーキョーで、非合法な医療行為を行っているすごい技術をもつマッドドクターの北山。
彼の周りに集まる変わり者達。
人骨を集めて巨大な施設を作る謎の組織。

結局、登場人物達の関係もストーリも良く分からない。


講談社
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「藍のエチュード」 里見蘭

2014年07月15日 | 読書日記
芸大剣道部は何故か女性が多いらしい。

融通が利かない粟生野壮介、イイ加減に生きてる弓削諒二、自由奔放な新田里奈、世間知らずのお嬢様の法眼寺綾佳、そこに絵の才能がありプロを目指す高杉唯が入部してからの半年間のドラマと3年後の後日譚。
ちょっとラストが中途半端。続編を期待したい。


中央公論新社
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「ボラード病」 吉村萬壱

2014年07月13日 | 読書日記
この作家の書くものはホント分からないわ。
30歳を過ぎた女性が小学生の頃のことを振り返って書いているという設定の小説。
本人が異常なのか、周りが異常なのか・・とにかく状況も良くわからないうちに現在になってそのまま終わってしまう。

この作家はもうこれ以上いいかも。。。


文藝春秋
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「アクアマリンの神殿」 海堂尊

2014年07月13日 | 読書日記
「医学のたまご」に続く、番外編って言ったところ。
それに気づいたのは朝食のど真ん中あたりで旧オレンジ新棟の小児科に行く場面で、「あれ、どこかで聞いた話」と思ったのが最初。
それまでは、まったく気づかずに読んでいた。
最後の場面では「そこに繋がるのか・・・」。

後半に入って、主人公の異様な状況の説明があるまで、わからないことだらけでちょっとイライラ。
もう少し早い段階で種明かしして欲しかった。

田口先生も順調に出世しているようだし、今度はこの佐々木アツシ君が医者として活躍する物語かも・・




角川書店
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「名もなき毒」 宮部みゆき

2014年07月10日 | 読書日記
ちょうど一年前に読んで、「すっきりしないから暫くして読み直す」と感想を書いていた。
http://blog.goo.ne.jp/tsurishi/s/%CC%BE%A4%E2%A4%CA%A4%AD

今回は「誰か」を再読して、続けて「ペテロ」を読んだ後だったので、状況がよく分かっていてすっきりした。
最後が終わりそうでなかなか終わらずに引っ張りすぎかな。



文春文庫
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「沙羅沙羅越え」 風野真知雄

2014年07月06日 | 読書日記
戦国時代の実話に基づいた小説。越中富山の佐々成政が冬の立山、沙羅沙羅峠を越えて浜松まで行って家康に会って秀吉と戦うように頼みに行く話。
戦国時代の冒険小説を期待していたが、峠越えのシーンは全体の3分の1ほど。

やっぱり風野真知雄は江戸が舞台の時代小説が良い。


KADOKAWA
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「リップステイン」 長沢樹

2014年07月05日 | 読書日記
悪意が波長の会う人を見つけて、憑依して犯罪を行わせる。それを察知して地夜叉を集めて悪意と戦い犯罪を未然に防ごうとする城丸香砂。
香砂と知り合って彼女のドキュメントを撮ろうとする専門学校生達と、連続暴行犯を追う警察達。それぞれの視点で物語が進んでいく。

設定が常識を超えているのと、専門学校が自分の興味のない世界だったことなどで、最初のうちは取っ付きにくかったけれど、物語が進むうちに断然面白くなっていく。
視点が代わっていく中で、誰の視点か曖昧にしたり、余計なエピソードを入れたりしてミスリードさせていく展開には嵌ってしまった。


双葉社
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「金魚鉢の夏」 樋口有介

2014年07月03日 | 読書日記
そこそこ面白く読めるけど、小説としての出来はイマイチ。
先のことを何も考えすに、思いつくままに書いていったという感じの作品。
伏線も何もなく、ただ様々な事件が起こるだけ。

最初からの謎である前用務員の樺沢の死因の解明が一応一貫してるけれど、本筋ではなく、結局は大きな事件が明らかになるけれど、主犯が死んだ後だし・・・。
設定が微妙に違う社会制度になった近未来の日本というところが斬新なだけにもうちょっと小説として真面目に取り組んで欲しかった。


新潮社
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする