ふぶきの部屋

皇室問題を中心に、政治から宝塚まで。
毎日更新しています。

日本一強い女ー皇嗣妃殿下の肖像 4

2020-02-20 07:00:00 | 日本一強い女 皇嗣妃殿下の肖像

 1990年1月12日 納采の儀

 納采の儀後、皇居に挨拶に向かう礼宮殿下

 1990年1月16日 英国留学に戻る礼宮殿下

お見送りの紀子さん

 

 アサヒグラフ 1990年1月26日号

おめでとう紀子さん晴れのフィアンセに。納采の儀」

 週刊朝日1990年1月26日号

プリンセスへスタート紀子さん納采の儀のすべて」

 

 1990年2月12日 お妃教育スタート

 女性自身1990年2月13日号

2大スクープ紀子さん素晴らしき嫁姑愛 あの菊様紋は美智子さまの贈り物だった!厳寒の中テニス猛特訓美智子さまとのペアを夢見て」

 週刊現代1990年2月24日号

結婚を決意させた一冊で大反響 川嶋紀子さんの愛読書「心の旅」の感動部分

 

 1990年2月18日 最後の選挙

 

 女性セブン 1990年3月8日号

「やっぱり紀子さん「いじめ」が始まった」

 

 1990年4月10日 ローブデコルテの仮縫いに

 1990年4月25日 お花の稽古に

 女性セブン 1990年4月26日号

「美智子さま皇太后さま嫁・姑31年 だから紀子ちゃんには・・・皇室に嫁ぐ喜びと不安ー過去のご体験をいかされて」

 1990年5月2日 家族旅行とハイキング

 

1990年5月3日

 女性セブン 1990年5月24日号

美智子さま 晴れ着から髪型まで異例の嫁姑愛紀子ちゃんは私が守ります」

 1990年5月11日 東山魁夷展

 1990年5月11日 告期の儀

「心静かにその日を迎えたいと思います」

さりげない皇后陛下の「紀子ちゃんは・・・」発言が嘘に見えますよね。

そういえばかの東宮妃に愛読書があったかどうか・・・わかりません。

 

 

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新章 天皇の母  11

2020-02-19 07:00:00 | 新章 天皇の母

女一宮の入園式はすったもんあの末、何とか無事に終了した。

制服に手作りのバッグを持ち、延長先生に挨拶をするところでは、ただたあ知らない人への恐怖で体が固まってしまった宮あったが、それは大目に見て貰えた。

「大変自然なお子様です」というコメント付きで。

けれど大変になったのはむしろ翌日からで、女一宮は新しい幼稚園生活に馴染んでいこうという意欲もなければ、朝の早起きすら嫌がる始末。

女一宮さま、今日はお菓子がありますよ」おふくはベッドから宮を出すときは必ずその手を使った。そうすると宮は顔を輝かせて布団から出てくる。これもまた女一宮の「儀式」の一つになった。

けれど時間通りに通わせるのは難しく、入園早々遅刻が相次ぎ、幼稚園からも注意が来た。いくら皇族とはいえ生活パターンを乱れさせてはならないと。お説ごもっともなのだが、東宮妃にとっては「個性を潰す」行為にしか見えない。

うちの子にはうちの子のペースというものがあるのに。幼稚園ごときがなぜ口を出すのよ」と毎日のように東宮に愚痴るので東宮は毎日疲れ切っていた。「朝、起こせないのは躾が悪いと思われてもしかなたいんじゃない?」

私だって朝、起きる事が出来ないけどそれって私の母のせいなの?」

「いや、君は病気だから。そっか、女一宮も病気なんだな。そういえばいい」

「馬鹿な事を言わないで。女一宮が病気な訳ないでしょう!幼稚園が厳しすぎるのよ。一体、あの人たちは私達を何だと思ってるの?偉そうに」

と東宮妃は興奮し、思わず東宮が持っているウイスキーグラスを床にたたきつけてしまったりするものだから、誰もがうんざりしてしまった。

・・・おふくが悪いのだろう。時間通り起こせないのは。女一宮の面倒を見ているのはおふくなんだから

「私が女一宮の面倒を見てないとでも?」

そうはいってないけど、教育係なんだし。誰か、おふくを呼んで。それから床のグラスをかたずけて、新しいウイスキーを」

侍従や女官が飛んできて、床に散乱するグラスの破片を片付けている所におふくがやって来た。

おふく、女一宮は遅刻が多いようだね」

東宮のご質問におふくは無言で頭をさげた。

何とか、朝、幼稚園に間に合うように起こしては貰えないものか」

その為には、夜はちゃんと眠る必要があります。女一宮様の場合はお休みになるのが夜中の12時を回っております。子供は普通8時か9時には眠るものでございますから」

「そんなに夜更かしをしているの?」

夜になる程お休みになれないようでございます」

そんなのいいわけでしょ!」

東宮妃は怒鳴った。おふくは顔色一つ変えない。

申し訳ございません。けれど両殿下は女一宮さまがおむずかりになってもお叱りにはなりません。私がどうしてそんな宮様をお叱り申し上げることが出来るでしょうか」

それは叱らない子育てを実践しているからだわ。口で言って言い聞かせるの」

それでも理解出来ないお子はどうなるのですか?」

女一宮が低能だっていうの!」

東宮妃は思わずおふくに手を上げそうになる。それを止めたのは東宮だった。

「まあ、ゆっくりでいいから頼むよ。幼稚園はなかなか厳しい校則があってね。何とかそれもうまくやってほしい。妃よ、この話はもうやめよう。私は一人でゆっくりしたいんだ」

あなたはいつもそうよね。女一宮が幼稚園で辛い思いをしているっていうのに、何にも解決してくれないで」

色々他の幼稚園をあたったけど、結果的にここしかなかったじゃないか。ここなら女一宮は普通の子として生きていけるんだから感謝しよう。おふく、下がっていいよ」

おふくは一礼をして部屋を出て行った。

東宮はゆったりとクラシック音楽をかけ、好きなウイスキーを飲んでいる。

その前に坐っている東宮妃は両手が真っ白に成程こぶしを握り締めている。

一体、何が悪いというの。こんない一生懸命にやっているじゃない。知らない人の前に出るのが嫌なのは自分の方だわ。だけど女一宮の母として頑張っている。この間だってアメリカで使用されている宮に効く薬を見つけたわ。日本では許可が下りないというけど、何とか手に入れて見せる。それであの子がまともになるなら。

そもそも入園式に紺のスーツじゃないといけないなんて誰が決めたの?誰も教えてくれなかったじゃない。だから白のスーツにしたのに、まるで私が非常識みたいな顔をみんなしていたわ。スーツの色が何よ。そんな暗黙のルールを作る方がおかしい。閉鎖的すぎる。

お弁当だって、作った事ないのに作れるわけない。親が作る必要ってあるの?私だって使用人が作ったお弁当を持っていってたんですからね。

ああ・・頭が痛い。とにかく女一宮を優秀にしなくちゃ。そうでなければ「紀宮」(きのみや)の産む子がもし男の子だったら・・・・・

その時、真っ先に目に浮かんだのは怒りに震えるコンクリート卿の顔だった。

またお父様が嫌な顔をする・・・」東宮妃は考えるのをやめて挨拶もせず東宮妃の部屋を出て行った。

・・・・・・・・・・・・・・・・・

「紀宮」(きのみや)は最近、ちょっと体が重いような気がする。

上二人の時にはどんなに歩いても平気だったし、わりと軽々公務をこなしていたのだが、今は、どういうわけかだるさが気になってしょうがない。

少し、足のむくみがあるようです」と医師に言われ、塩分を極端に控えた食事にされてしまった。

高齢出産のリスクは多々あります。その一つが妊娠中毒症です。いきなり血圧が上がったりして胎児にも影響がありますから十分にご注意を

胃の圧迫感は「赤ちゃんが順調にお育ちになっている証拠です」と言われて、それは嬉しかったけど、食欲がなかなか・・・

どうしてこんなにつらいのかしら」慢性的に不定愁訴が続き、さすがの「紀宮」(きのみや)も宮邸の中では弱音を吐く。

なんていう事はないの。ただ、重いとか苦しいとか・・ちょっとした事が大きく感じられて。我慢していると辛くて泣きそうになるの」

それはマタニティブルーというものですわ」

と、古参の侍女、「お局」が言った。

知ってるけど、今まであまり経験した事がないわ

そうでしょうとも。大姫様も中姫様も、お妃さまはお若かったし何の憂いもおありでなかった。でも今は違うでしょう?生まれてくるお子が男子か女子か、知らず知らず気に病んでおられるのでは?」

そんなこと・・・」「紀宮」(きのみや)は顔をそらした。

その前にどんとおかれたのは、白身の魚にご飯少々、ヨーグルトやお茶といった「さっぱり系」の食事だった。

お子の為には力をつけませんと」

でも、なかなか「紀宮」(きのみや)は手をつけようとしない。

何か不満を言ったら料理人の咎になるし、作り直しなんて事になったら大変だし。そうはいっても、この塩分極力控えめ食事は好きになれないのだ。

お局は「お妃さまの御心の内はわかります。こんなおいしくないもの、何で食べなくちゃいけないのかしら?ああ、イカの塩辛が恋しい」

私、イカの塩辛なんて知らないわ

「紀宮」(きのみや)はちょっと怒った振りをした。

じゃあ、せめて七味たっぷりのかけうどんですか?

それはまあ・・・」と言ってから「紀宮」(きのみや)ははっとして首を振った。

そんな事も考えていません

お局はやさしく、お妃の前にほうじ茶を出した。

ご懐妊を2回経験したお妃さまにこんな事を申し上げるのは今更ですが、お子というのは親を食らって生まれてくるのでございます」

その物言いに「紀宮」(きのみや)は心底驚いて言葉を失った。

お子は親から栄養を吸い取り吸い取り、たとえそれで親が死んでしまっても構わないというくらい、旺盛な食欲を持っているのです。お若い時なら、それでもすぐに回復される。でも今はそうではありません。ご懐妊中も様々なリスクにさらされ、ご無事に生まれても半分体がなくなったようなもの。そこにさらに母乳が・・・

脅さないで下さい。私、もう十分に怖いわ

「紀宮」(きのみや)の目には涙がたまっていた。

お局は構わず続ける。

今の感情の起伏も不定愁訴も全部お子がお腹の中で頑張って成長している証なのです。お妃さまがされるべきは、なるべくリスクなしでお子をご出産されること。よろしいですね」

はい」

ではお召し上がりください。皇后陛下からのトマトジュースはいかがです?」

味がしない・・体にいいのはわかっているけど。知らなかったわ。食べるという事がこんなに楽しみで苦痛になる事もあるなんて」

玄関の方から「宮様のお帰りでございます」の声が聞こえた。

「紀宮」(きのみや)は立ち上がり玄関まで出迎えようとしたが、宮が入って来る方が早かった。

お帰りなさいませ」

ただいま。あれ?「紀宮」(きのみや)、泣いてたの?」

別に・・・」

「紀宮」(きのみや)はつんと後ろを向いて涙を拭いた。

「紀宮」(きのみや)様は塩分がないお食事に涙を流されていたのでございます」

もう、お局ったら、そんなこと言いつけなくても」

「紀宮」(きのみや)の抗議も受け流し、お局はさっさと二宮の着替えに宮務官を呼び、自分は食事の支度にとりかかる。

さあ、後は下の者にお任せになって「紀宮」(きのみや)さまはお食事を」

お局がいてくれると助かるね」

二宮は微笑んで着替えに入った。

「紀宮」(きのみや)は言われた通りに席につき、食事を始めた。こうなったらなるべく早くすませてしまう方がいい。それにしても、どうして毎日がこんなに辛くなったのだろう。

毎週のように目にする新聞の広告欄には、惨いことばかり書かれている。

「喜べない」とか「東宮妃がおかわいそう」とかそんな言葉が並ぶ度に傷つき、落ち込んでしまう。

二宮は庇うでもなく、週刊誌に文句を言うでもなく黙っている。

「紀宮」(きのみや)は誰にも言えない傷を自分で何とか昇華しなくてはならない。

今はお腹の子が元気でいることが何よりも楽しみ。そうはいっても「紀宮」(きのみや)も一人の人間であったし、女性である。

少しは「おかわいそう」の一言も欲しくなる。「勝手に懐妊したくせに」なんて言われる筋はない筈。

けれど、生まれつき気が強い「紀宮」(きのみや)は弱音を吐けない性格だった。

公務に出続けるのも半分以上は意地だったし、絶対に健康な赤ちゃんを産んでやろうという気概に他ならない。

まあ、全部お召し上がりになったんですね。素晴らしい」

お局は喜んで食事の皿を下げた。

けれど「紀宮」(きのみや)の方は胃の重さに頑張って耐えるのみ。

宮様にお願いして、無事ご出産のみぎりは思い切り辛いものをごちそうして頂くのはいかがですか?」

「私、そんなに辛党ではないのよ。普通に塩分が欲しいだけよ」

そうですか?じゃあ、思い切りぬか漬けをお召し上がりになればよろしいですよ」

きゅうりとかにんじんとか白菜とか・・・」

そうですね。菜園のお野菜を使って今から準備いたしましょうか。私はぬか漬けは出来ませんけど、詳しい者はおりますし」

そうね」

「紀宮」(きのみや)はちょっと嬉しくなった。子供が生まれるのは秋。秋の実りが自分を喜ばせてくれるかもしれないと思うと、ちょっと嬉しくなったのだ。

何の話だい」と二宮が食堂に入って来た。

出産後に、おいしいぬか漬けを食べたいわねってお話を」

それはまた・・・いい酒の肴だなあ」

二宮は微笑んで、出されたお茶をおいしそうに飲む。

「紀宮」(きのみや)の懐妊がわかってから、二宮は酒とたばこを断っている。

そう・・この方はそういう形でしか愛情を示せない人なのだ。

体がきついなら少し大学寮の務の家に行ってはどうだ」

大学寮の務というのは「紀宮」(きのみや)の実家の事だ。

元々学者の家で、ひょうひょうとした人柄が愛されている大学寮の務は、ある意味「紀宮」(きのみや)とよく似ていた。

両親も歳をとっていますので、そんなに迷惑はかけられません。それに今は弟の結婚式も近いですし」

そうだった。準備は整っているの?」

はい。ありがたい事に、結婚式のあとは皇后陛下から謁見を賜ることが出来るとか。その時の服装や小物など誂えなくては

忙しいが、君のたった一人の弟のことだから出来る限り協力しなさいよ」

はい」

穏やかな時間が流れていく。

その静寂を破ったのは小学校から帰って来た中姫だった。

バタバタと音がして、帰って来たのはわかったがそれきりうんともすんとも言わない。

普通だったら「ただいま帰りました」とあいさつがあるのに。

「紀宮」(きのみや)は立ち上がって、リビングを通り、娘の部屋に入った。

中姫は長い髪を見出し、勉強机に突っ伏して泣いている。

ランドセルは乱暴にベッドの上にほうりなげられていた。

どうしたの?ご挨拶もなく」

「紀宮」(きのみや)は優しく中姫の顔を覗き込んだ。すると中姫はいきなり「紀宮」(きのみや)にすがりつく。ただごとではない様子に押し倒されそうになりながら「どうしたの?一体・・」と尋ねる。

私、生まれてきてはいけなかったの?」

突然の言葉だった。

 

 

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天皇誕生日の一般参賀中止

2020-02-18 07:00:00 | 皇室報道

 言霊でしょう。新年早々「災いを~~~」なんて詠むから。

令和初の天皇誕生日&還暦記念の天皇誕生日。

その一般参賀がコロナウイルスのせいで中止になりました。

令和って・・・・災害続きの犯罪続きでお気の毒だけど。

きっと上皇陛下は「戦争がなくて平和だ~~」と思っておられそう。

しかし 国民の心情はそうではない。見えない敵がそこにいて、いつどこから襲ってくるかわからない不安にいつもさいなまれています。

今回は新型コロナウイルス。毎日毎時間、このニュースが流れないことはない。

毎日、新たに〇〇人が感染。感染経路がわからない等、一体どうしたらいいの?という感じで、いうなれば青空の下で空襲を受けるような気分です。

暗いご時世なんてものじゃなくて、他国なら暴動が起きてもいいような程です。清潔好きな日本人、衛生的には完璧と思われる日本においてこれだけウイスルが猛威を振るう。

中国と仲良くするからこういう目に会うのだ・・・だから中国に進出なんかしなければよかったのに・・・と心から思うけど、経済的にはそうもいかない。

観光地には悪いけど、チャイナマネー頼りで商売をやるのではなく、ひっそりでもいいから日本人に愛される観光地になって欲しい。チャイナマネーで大儲けしている所はいくらでもあるでしょう。だから打撃も多い。

だけど最初からその分を考えずに商売をしていたら違っていたかも。

大声で騒ぐ中国語を聞かなくて済む観光地だけが幸いの気分です。

とはいえ、令和における天皇皇后の道のりはあまりにもドタバタしすぎています。即位の大礼では皇后の場所だけ天皇旗が倒れるわ、式まっさかりに台風が襲ってきて大きな被害がでるわ、パレードは延期されるわ。

そろそろご自分達が八百万の神様たちに嫌われていることを自覚して貰いたい。それとも、日蓮上人は守ってくれるのですか?

今や、東京五輪も危なくなっています。

東京五輪を真夏に行うのは危険。無理に招致しても損するだけと思っていた人も多かったと思うのですが、結局今になって「だからやめとけばよかったのに」と思います。

何でも無理するとつけが回ってきます。

何よりいけないのは、他国に配慮して自国民を守れない政府にあり、祭祀をないがしろにする天皇皇后にあるのです。

本来は、国民総出でおめでとうございますというべきものが、あっさりと記者会見と宮中儀式で終わる。それは人前が苦手な皇后にとってはよい事かもしれません。

また「この機会に国民の皆さまの幸せを祈ります」という天皇の失言を聞かなくて済む国民は幸いです。

これで3月に長野に静養に行ったら許さないなあ・・・・

 

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日本一運のいい女ー雅子皇后の肖像48

2020-02-17 07:00:00 | 日本一運のいい女 雅子皇后の肖像

 女性自身 2006年4月25日号

愛子さまさくら組25人のお友達と手作り弁当に弾ける笑顔」

 新潮2006年4月20日号

「雅子妃幻の1泊公務と愛子さまご入園ストレス」

 4月下旬にみどりの愛護の式典に1泊で愛知県を訪問予定。でもまだ宿泊公務は無理ということでキャンセル

 春は適応障害が悪化しやすいー環境の激変ー愛子内親王の入園

 愛子内親王はディズニーランドを訪れた際、ミッキーマウスに体が緊張してしまった。同様のことが葉山などでも目撃される。愛子内親王はとてもナイーブでシャイ。

 「東宮御所には皇太子ご夫妻のご友人や教育係達が折にふれ顔を出しています。その折、愛子様の喜びそうな玩具を持って行く人も少なくないのですが愛子様はそのプレゼントが気に入らないと持ってきた人の目の前でポンと投げたりなさる。いくら入園前の年齢とはいえ少しお行儀が悪いかもしれませんね」

 ガラスの器に盛られていたイチゴを投げた。黒田清子さんからのプレゼントを投げた。

 文春2006年4月20日号

重要公務をドタキャンされた雅子さま「愛子様最優先」の入園式」

 

 2006年4月16日 オール学習院

 週刊現代2006年4月29日号

「学習院幼稚園入園でいよいよ決断 雅子妃「愛ちゃん憲法」を作る」

 学習院幼稚園ルールー入園式のスーツは紺 雅子妃だけ白

 4月8日に行われた両陛下成婚記念日食事会は東宮御所の料理人+御所の料理人が手伝ってのフルコース。東宮夫妻は楽しそうだった

 お弁当は大膳課が作り、雅子妃が詰める

 

 4月29日 車椅子バスケットボールを観戦

 2006年5月16日 学習院幼稚園遠足

 

 週刊女性 2006年5月30日号

雅子様 愛子様のお弁当手作りでますます生活に弾み?

 

 

 女性自身 2006年5月30日号

愛子さまと手作りお弁当持って春の遠足は新宿御苑へ 雅子さま実家頼りに美智子さま宮中でふと漏らされたご心配

 週刊女性2006年6月6日号

雅子さま新たな不安!愛子さま幼稚園「休みがち」で囁かれる戸惑い

 遠足の日。雅子妃がお付きの女官に何事か囁くと、侍従たちが報道陣に向かって「もっとさがって!お二人をマジマジみないで!」と怒鳴る。

 5月になって愛子内親王は1日、2日、15日と3回休む

 「帰りたい」と泣く事も。

 

 女性自身2006年6月6日号

雅子さま 殿下と「幼稚園」に出された特別なお願い」

 特別なお願いというのは・・・学習院幼稚園ではお箸を使って食べるのが原則ですが、それをスプーンに変えろとか、絶対に母親が送り迎えをしなくてはならないことを皇太子でもいい事にしたとか・・・そんな感じで覚えています。

 

 サンデー毎日2006年6月4日号

優しさに包まれて

 遠足帰りに雨が降り出して、傘を持ってない親子に愛子内親王が「傘が二つあるから1つ貸してあげましょう」と言った。

 

 女性セブン2006年6月8日号

皇太子妃雅子さまが!学習院さくら組ママたちの逡巡」

「5月16日には、初めての園外保育で、新宿御苑(東京・新宿区)へ遠足にお出かけになった。あいにくの雨模様で、予定を1時間切り上げるというハプニングはあったが、雅子さまにとっても愛子さまにとっても、思い出深い一日となったことだろう。
「雅子さまも終始笑顔を見せられ、愛娘と迎えた初めての遠足を心から楽しまれているようにもお見受けしました」
 と、ある皇室記者は語るが、
「ただ、気になることがいくつかあり、ちょっと心配もしたんです」
 というのだ。
 それは、苑内にはいられてからしばらくたってからのことだった。
 午前9時25分、愛子さまのさくら組(年中組)は、それぞれお母さんと手をつないで苑内へ向かったが、10分もしないうちに空模様があやしくなり、ぽつりぽつりと雨が降りだした。
 小雨はやみそうになく、苑内の木かげで雨やどりをすることになる。このとき、雅子さまが戸惑われる場面が、垣間見られた。
「緑が茂る木の下で、ビニールシートを敷くことになったのですが、他の母親たちはバッグからシートを取り出して、それこそ手際よく敷いていきます。
 ところが雅子さまはシートを取り出すのに手間取ってしまわれ、しばらく立ちつくされたままでした」(前出・皇室記者)
 あれよあれよという間に、雅子さまと愛子さまは、端へ端へと進まれ、お付きの人の手を借りてようやくシートを敷かれた
まわりのお母さんたちは、雅子さまに声をかけようとしていたみたいですが、やはり遠慮があるのでしょう、“こちらへいらっしゃいませんか”という感じではありませんでした」(前出・皇室記者)
 この日は、女官ひとりと愛子さまの養育係の福迫美樹子さんが、おふたりのお側に終始、ついて回っていた。
 他のお母さんからすれば、お付きの人がいる前で、あれこれ申しあげるのは…という思いもあったろうが、やはり、皇太子妃である雅子さまとどう接すればいいかということに、困惑していたように見えた。
傘を差さぬ雅子さまに戸惑うママたち
 午前10時半近く、降りしきっていた雨がやんで、空が少し明るくなり、次に向かったのは大広場の芝生。園児たちがわーっと駆けだし、“親子ゲーム”が始まった。
 最初は、母親と子供が頬にボールを挟んで走るリレーゲーム。雅子さまは中腰になって、愛子さまとボールを運ばれた。そのつぎは、“電車ごっこ”。
 子供の肩に、母親が両手をかけて広場をゆっくり歩く。先生がカスタネットを叩くと、子供同士がジャンケンをして、負けたほうがその勝った子供の母親の後ろにつき、どんどんつながっていくゲームだ。
「ここでも少し不自然な様子が見られました。雅子さまの後ろについたお子さんは、なかなか雅子さまに触れられなくて、ずーっと自分の手を組んだまま。母親のためらう気持ちが、お子さんに伝わっているように感じました」(前出・皇室記者)
 このゲームの終わりごろから、また雨が降りだした。そのため、前述したように予定より1時間早めに遠足を切り上げることになり、早めのお弁当タイム。

雅子さまの手作りのお弁当には、俵形の小さなおにぎりがはいっていて、フォークにさしたウィンナーを、愛子さまは、お友達に嬉しそうに見せられていた。

楽しいお弁当タイムが終わると、母親たちは、一斉にお片づけ。しかし、ここでもビニールシートを、すばやくたたむ母親たちを眺めながら、雅子さまはどうしたらいいのか、また戸惑われているご様子。

シートは大小2枚ありましたが、女官が小走りで駆け寄ると大きなシートをさっさとたたんでしまいました。雅子さまは、小さなシートをたたまれましたが、お付きの人が、少し手を出しすぎるように思いました」(前出・皇室記者)
 正午前、あいにくの雨のなか、バラ園を一周しながら、解散することになった。
 雨は徐々に強く降りだしたが、雅子さまは一向に傘を差されようとしない。そのため、さくら組のママさんたちは雅子さまに遠慮してか、誰も傘をひらこうとしない。
「その後方では、年長組の母親たちは、みんな当たり前のように傘を差しているのに、雅子さまの周囲の母子は傘を差すことなく歩いていました。
 母親たちはどうしたらいいのかと逡巡しているように見えました」(前出・皇室記者)

 雅子妃の謎の行動ですが、とっさの判断が出来ないようです。また、子供達は雅子妃が怖かったんじゃないかなと思います。

 

 女性自身 2006年6月13日号

「全国赤十字大会」は3年連続のご欠席・・39度の発熱の愛子さまをご夫婦で3日間看病を 医師団発表「公務禁止」の正念場」

 

 週刊女性 2006年6月13日号

雅子さまご公務の障害は「ご歓談」?ひきずられる皇太子さまの苦悩」

 5月23日、東宮大夫の発表「愛子様は溶連菌感染症による発熱」の為に幼稚園を休んだ。23日から発熱し25日の夕方には熱が下がった。

 最近の愛子内親王は漢字に興味を示し、「朝青龍」などはちゃんと書ける。

 紀子妃が懐妊中でも活発に公務をこなしているが、それは出産への体調作りの為」・・・意味不明

 秋篠宮家の第3子が男の子なら皇室の伝統からも愛子様に代わって将来の天皇の最有力資格者になる。それだけに最近の愛子さま人気に複雑な心境もあるのではないか。・・・・元々愛子様に皇位継承権はない。

 雅子妃は公務となると緊張する。歓談が苦手。

 

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皇室ウイークリー

2020-02-16 07:00:00 | 皇室ウイークリー

ご日程

両陛下

2月7日・・・天皇陛下 → 勤労奉仕団に会釈

             通常業務

             赴任大使に会う

      両陛下 → 赴任大使に会う

2月10日・・・天皇陛下 → 通常業務

       両陛下 → 御即位記念特別展「令和の御代を迎えて」を見る

2月11日・・・天皇陛下 → 三殿参拝

2月12日・・・天皇陛下 → 信任状奉呈式

       両陛下 → 人事院総裁賞受賞者に会う

             令和元年度宮内庁永年勤続表彰者に会う

             離任オーストリア大使夫妻に会う

2月13日・・・天皇陛下 → 通常業務

 

秋篠宮家

2月7日・・・佳子内親王 → ブダペスト-ヨーロッパとハンガリーの美術400年鑑賞

      両殿下 → 令和元年度対外発信強化のための中南米日系人招へい」被招へい者に会う

            第65回青少年読書感想文全国コンクール表彰式及び同パーティー」出席

       両殿下・眞子内親王 → 赴任モザンビーク大使に会う

2月9日・・・殿下 → 恩賜財団済生会「令和元年度済生会総会及び懇親会」出席

2月10日・・・殿下 → エストニア首相に会う

2月12日・・・両殿下 → 離任在京オーストリア大使夫妻に会う

      妃殿下 → 「第24回結核予防関係婦人団体中央講習会」開講式ご臨席及び講演聴講

2月13日・・・妃殿下 → 第24回結核予防関係婦人団体中央講習会 『ユニオン100周年』に向けて参加

 つくづく皇后陛下は芸術作品とか、思い出の品とかに興味がない人なんだなあと思います。生まれつきそういう事には向かないタイプなんでしょう。

 小室圭の弁護士がテレビ局に対し訂正と謝罪を求めていたことが発覚 

 週刊文春の記事

 昨年の12月、フジテレビで「「小室さんサイドが借金問題については解決済みであるということを文書で発表したとの発言が出演者からありました。しかし、これは誤りで、そうした主張はありません」との訂正が。他の局も同様。

 小室圭の弁護士である上芝氏からの強い要請。

借金は解決済」の部分だけが強調されていて、それは当時の認識を示しただけ。むしろ説明文書の核心は、その後の“今も感謝しており、今後は元婚約者からご理解を得られるように努めたい”にあるのに、そこを報じないのは完全な誤報だ』

 ああした放送は名誉棄損で不法行為にあたると弁護士

上芝弁護士の言う通りなのか、小室圭が発表した文章をみると

「平成24年9月、元婚約者の方から母に対して婚約を解消したいというお申し入れがありました。

母は、突然の一方的な申し入れであり、また婚約を解消したい理由について明確なご説明をしていただけなかったことから憔悴した様子を見せていましたが、最終的には元婚約者の方のお気持ちは変わらないと理解し、お申し入れを受け入れました。その際に母が婚約期間中に受けた支援については清算させていただきたいとお伝えしたところ、元婚約者の方から「返してもらうつもりはなかった」という明確なご説明がありました。

支援や慰謝料の点を含めて金銭的な問題はすべて解決済みであることを2人は確認したのです。実際に婚約解消後しばらくの間は、私や母が元婚約者の方から金銭の返還を求められることはありませんでした。

 ところが、婚約を解消して1年ほどたった平成25年8月ころ、母は元婚約者の方から交際していた期間に負担した費用の返済を求めるお手紙を受け取りました。婚約解消時の確認事項に反する突然の要求に驚いた母は、専門家に相談してアドバイスを受けるとともに、元婚約者の方と直接お目にかかって、ご要望には応じかねることとその理由をお伝えしました。母の話を聞いた元婚約者の方からは、私も専門家に相談して何かあればこちらから連絡しますという反応がありましたが、連絡が入ることはありませんでした。その後はご近所にお住まいだった元婚約者の方と自宅周辺で偶然お会いすることもありましたが、金銭の話題が出たことはありませんでした。

 私の母と元婚約者の方との過去の関係は以上のとおりです。

 多くの報道において借金トラブルが残っているとされていますが、このような経緯ですから母も私も元婚約者の方からの支援については解決済みの事柄であると理解してまいりました。そのため、平成29年12月から元婚約者の方のコメントだとされるものが連日報道される事態となり、私も母もたいへん困惑いたしました。元婚約者の方のご意向を測りかねたからです。

 報道されている問題に関する母と私の認識は以上のとおりですが、私も母も元婚約者の方からご支援を受けたことには今も感謝しておりますので、今後は元婚約者の方からご理解を得ることができるよう努めたいと考えております。

 私は、現在、米国において勉学にいそしむ機会をいただいております。多くの方々に日々感謝いたしております。ご心配をいただいている方々のご納得をいただけるよう努力を重ねる覚悟でおりますので、どうか温かく見守っていただけますと幸いでございます」

言いたかったことは赤の部分だったということですが、いわゆる「文章の一部を切り取って都合のいいように報道」しているというものではなく、ワイドショーが取り上げたのはピンクの部分、つまり2度に渡って「借金は解決済」の方だったんです。

私達がネットでこの文章を読んでも、感謝云々の方には全然目が行きません。

もし、本当に感謝しているなら借金は返すだろうし、感謝の気持ちを最初に持って来るべきだとおもうからです。

あとからとってつけたように感謝しているーの一言で全てを表現しましたと言われても納得できない。婚約者も納得できないから「そんな事は言った覚えがない」と言っているんでしょう?

アメリカに留学してVIP待遇で勉強しているくせに、その大元になった学費を赤の他人に出して貰いながら、返却しないというのはおかしい・・・というのが社会的常識です。

法的にどうであれ、今現在「恩を受けた人」が困っているなら、お金を返すなりするのが小室の仕事です。

母が借金したことで小室圭に責任なしという人もいるけど、そうは思いません。小室圭は母の婚約者からお金を出して貰っていることを知っていたんです。それだけじゃない、生活費も出して貰っていた。人に何かしてもらう事を当たり前と思う人が弁護士になれるのでしょうか?

そんな過去のことより、今、小室佳代氏はどこにいるのか。なぜ週刊誌に撮られた写真が金持ち風の服装だったのか、遺族年金だけでどうやって生活しているのか、マンションにいる父親の面倒をみなくていいのか。そっちが問題です。

もはや小室圭は末期に来ているのでは?

仮に弁護士資格を取得できてもアメリカの1州でしか仕事が出来ない。就職口があるかどうかもわからない。帰国しても仕事があるかわからない。

収入の何%をアメリカ生活のつけ払いに回すかわからない。それが全部無料だったとしたらそれこそ怪しい。結婚どころじゃない。弁護士生活する前に、小室圭の背後にいる人達の捜査が始まっちゃうのでは?

 

眞子さまが2月に何の発表もされないのは、やはり天皇誕生日と関係があるかもしれません。世の中がコロナウイルスに怯えている中、私的な発表は控えるべきとの見解と思います。決して渡米して結婚なんてありませんから

皇族をそんな軽い存在と思う方がおかしい。そりゃ雅子さんはおとう様のお力であっさりオランダへ旅行しましたけど、結果的に王室に迷惑かけただけ。その後、どんなお礼もなくて勝手にマキシマ妃を親友扱いする始末。

ヨーロッパの王室に非常識を持ち込んだ日本の天皇と皇后が歓迎されるわけがないのです。正直、1月段階では「イギリスへ国賓待遇で行くのか」と思っていましたけど、今の様子では渡英は諦めた方がいいかも。

今回のコロナウイルスは災害の中でも本当に恐ろしい。東日本大震災に匹敵しますよ。まさしく「そこまでして」なのか・・神様は国民に試練を与えるのではなく当事者に試練をお与え下さいよ。

 

 

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日本一強い女 皇嗣妃殿下の肖像 3

2020-02-15 07:00:00 | 日本一強い女 皇嗣妃殿下の肖像

 1989年9月 婚約が内定してもジョギングを欠かさない

マスコミにも笑顔!

 

 1989年9月22日 油壷でデート

 1989年9月26日 東南アジア青年の船見送り

 

 毎日グラフ 1989年10月1日号

礼宮さま紀子さんご婚約正式決定!初恋!英国留学の際には涙も顔を見合わせながら笑顔の会見」

 週刊女性1989年10月3日号

礼宮さま紀子さん世紀の純愛婚約記念号」

 

 1989年10月8日号

お花の稽古へいく紀子さん」

 自宅から学習院へ通う

 

 週刊女性1989年11月28日

美智子さま紀子様婚約猛反対されて」

 週刊女性 1989年12月5日号

紀子さんお嫁入りああ大変カンパの動き」

 大学の授業に通う紀子さん

 女性自身 1989年12月19日号

2大独占紀子さん一家水入らずで最後の家族旅行・礼宮さまクリスマスはヨーロッパで二人で過ごしたい<紀子さんとの婚前旅行発言>で美智子さま苦悩」

  1989年12月14日 お父様とシャガール展へ

 1989年12月17日 墓参りの為和歌山入りする紀子さん

川嶋家のお墓参り

 和歌山県県庁を表敬訪問

 海南市の紀州漆器伝統産業会館を訪問

 

 清水町役場を訪問して花束を貰う

 和歌山県吉備町のミカン撰果を見学

 紙すき体験

雑誌で数々のファッション特集が組まれる

ワンピース特集

通学スタイル特集

スマイル特集

まさしく紀子ちゃんフィーバーです。女性誌・写真週刊誌、紀子ちゃんが出ない日はなく、みんなその笑顔に癒されていたんですね。

今思えば、お墓参りも公務のようで、でも堂々とされているなと感じました。

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新章 天皇の母 10

2020-02-14 07:00:00 | 新章 天皇の母

女官から事の次第を聞いた后の宮は多少狼狽の様子をお見せになり「お上にお伺いを立てて」とおっしゃった。女官はパタパタと侍従長の所へ走って行く。

成婚の宴を先取りするとか先延ばしにするとか、一体東宮妃は何の権利があってそのような事を申すのか。

誰でも普通にやっていることではないのか。

東宮妃は女一宮の入園準備で忙しいとかいうが、手作りの筈の通園バッグの刺繍だって自分でするわかけではないし、制服の用意もお弁当も何もかも他人が行うのではないか。

それなのに、毎年恒例になっている成婚の宴に出席することもかなわないとは、一体どのような料簡なのか。

先日も、巨大遊園地を得意そうに闊歩する姿が雑誌に載っていた。

かつて未草君(ひつじぐさの君)がこっそりと学友たちと訪れた時とは全然違う。マスコミは苦手だのフラッシュは嫌いだのと言っておきながら、自ら大衆の前に姿を見せて、特権階級のようにふるまっていた。

そんな風にお思いの后の宮は色々考えをめぐらし、それからため息をもらされた。お顔は憂鬱にゆがみ、悩み多く、急にお元気すらなくなりそうな雰囲気で。

ここで成婚の宴についてあれこれ言えば、東宮妃は批判された、いじめられたと回りに語り、週刊誌がどのように書くかわからない。ここは言う通りにするしかないのだろうか)

暫くすると、ドアがノックされ、女官長と侍従長が現れた。

女官長は「失礼いたします。お茶をお持ちしました」と申し上げ、女官に盆をテーブルの上に置くように指示する。

美しい薔薇模様の盆の上にはボーンチャイナのカップとポット、そして小皿にはベルギー産のチョコレートが載っている。ポットからお茶を注ぐと香り豊かなフォートナム&メイソンの色が出る。

后の宮は小さく「ありがとう」とおっしゃり、それからカップに砂糖を一さじ入れてかき回す。湯気が春の訪れを知っているかのように沸き立つ。

それで?」優雅なお茶のひとときだというのに后の宮の瞳は探るように侍従長をご覧になる。

お上のご予定を検討し、東宮妃の御心を安んじるには2日前がよろしいかと」

2日前倒しにしろというのね

后の宮は紅茶を一口飲んだ。温かい飲み物はそれだけで心を明るくするというのに。

お上がそれで構わなければ私も賛成いたします。くれぐれも東宮妃の体調を優先するように」

かしこまりました

ところで

はい」

新しい東宮大夫はどうなのですか?連絡を取り合うことも多いでしょう

聞かれて侍従長は「はい。さすがに外の務のご出身であり東宮妃ともお親しい間柄でツーカー・・といいますか。忖度が効くようでございます」

「官犬大夫」(かんけん大夫)と呼ばれているとか」

女官達が勝手に呼んでいるのでございます」

「官犬大夫」(かんけん大夫)は東宮妃の心に添っても諫めることは出来ないというわけね」

それは」

侍従長は視線をそらし、額には汗がにじんでいる。

お上は大層倹約家でおられるので部屋の暖房の温度も低いままなのだが、それでも侍従長は何と答えたものかと・・でも、はっきりしないと后の宮に叱られそうだと焦りながら「そのようでございます」とだけ言った。

東宮のことは東宮大夫に任せるのがよかろうと。長官ともお話して決めておりますれば」

では、東宮家がまたあのような大騒ぎを起こしても構わないと思いますか

は?」

ああ・・遊園地のこと・・・と気づいたのは2・3秒経ってからのこと。その間に女官長が「これ以上は皇室の名に傷がつくかと」と申し上げる。

何でも東宮家では水族館に行く計画を立てているそうです。しかも貸し切りで」

水族館ですと?」と侍従長は初めて聞く話に驚いた。

そうですわ。それも海の近くにある大きな水族館です。すでに食事場所の予約も入っているとか」

女官長、あなたはなぜそんな事、ご存知なのですか?」

それはまあ・・・」

女官長はそれ以上は何も言わずにふふっと笑った。

后の宮はもう一口紅茶を飲み、チョコを一かけ口にされた。その上で

実現したらどうなると思いますか」とお尋ねになった。

水族館・・・暫く行ってないなあなどと侍従長が考えていると、女官長はとんでもないというような表情で「あの時以上に大騒ぎですわ」と言った。

水族館というのは遊園地以上に人が密集いたします。イルカショーを見たいからといって庶民を追い出したりしたらどうなります?それに、警備費は県が支払うのですよ。先日の警備費も大変な額になったとか」

侍従長、東宮家に葉山へ一緒に行かないかと打診しておくれ。そろそろ女一宮の姿が見たい。もっと頻繁に御所に参内するかと思えばなしのつぶて。お上も大層気にかけておられる」

と后の宮はゆったりと、でも有無を言わさぬ態度をお示しになった。

ここまで来て侍従長はようやく、后の宮が実は結構怒っていらっしゃるのだということに気づいた。そうなのだ。いつもいつも穏やかな口調でおっしゃるからついつい油断して、本音がわからなくなる。

では早速「官犬大夫」(かんけん大夫)・・じゃなくて東宮大夫に申し伝えます」

女官長、「紀宮」(きのみや)にはトマトジュースを一ダース送って下さい」

お優しい后の宮のお心遣いに女官長はただただ平伏するばかり。

でもそのお心の内では、「紀宮」(きのみや)にも大層お怒りのお気持ちがあることには誰も気づいていないのだった。

東宮の陰として生きていればいいものを。なぜ皇室の未来が開けようとするこの瞬間に「紀宮」(きのみや)は水を差したか。

産地直送で無塩のトマトジュースは見事な血の色だ。きっと「紀宮」(きのみや)がそれを飲む様は吸血鬼のように違いない。二宮も腰を抜かして妻に触れなくなるかも。

おほほ・・」思わず声が出ておしまいになり、后の宮は慌てて表情をお繕いになる。

こ・・皇后陛下?」侍従長の目は怯えきっていたが女官長は無表情。

どうやら女官長には后の宮のお心持がわかるらしかった。

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イスパニアのサムライ・アクアヴィーテ

2020-02-13 07:00:00 | 宝塚コラム

久しぶりに日比谷に行きました。そしたらシャンテの大改装が始まっていたし、上から下まで堂本光一で、ゴジラまで・・・

姫ちゃんと宙組を見て参りました。「オーシャンズ11」以来。すっかりご無沙汰したなあという感じです。

 イスパニアのサムライ 

 衣装がすごい!

パンフみて、実際に芝居を見て、一番印象に残ったのが真風涼帆の衣装でした。

いやーー刺繍のすごいことと言ったら!菊の流れている感じもいいし、竹に雀の伊達家の家紋がまたかっこいい!

そういえば伊達藩の話だったっけ。ハポンさん達って支倉常長一行の子孫なのか。

 脚本について

最初の日舞のシーンなどが印象的で、中だるみで眠くなり、最後は感動したという感じです。長々と見ていると「イスパニアでサムライが何をしたことを描きたいのかしら?」って思ったんですけど。要するに侍魂の具現化というか、「剣士」について言いたかったんだなとわかりました。

鎌田治道の言うことって、ほとんど宮本武蔵というか無双巌流でしたっけ?そういうのの師匠でもあるわけだから、とっても仙台からイスパニアに行きましたーーって感じがしなかったんです。

主君の家紋を着物につけるっていうのも変わってるといえば変わっているわけで、なかなか普通は出来ないよねーーみたいな?

要するに支倉常長一行は、頑張ってイスパニアまで行ったけどずーーっと修道院に閉じ込められて、支倉常長だけがローマ教皇に会いにいき、お留守番の間にイスパニア人の未亡人やら、成金貴族の地上げ騒動に巻き込まれ、ラストは鎌田治道はカタリナの亡くなった旦那になりすまして不法滞在を逃れ、カタリナと結婚するというお話なんですね。

トップコンビの恋愛はいいとして、アレハンドロやエリアスの素性がわからなくて、何でこんなに出たり入ったりしているの?とか、エリアスって変な奴とか思っていたんですけど、鎌田治道とこの二人の共通点が「剣」であることが後半になってわかって、それからは成程ーーって見たんですが、大野先生の脚本はいつもわかりづらくて複雑。でも奥は深いよなと思いました。

もっとも、日本の刀とイスパニアの剣では使い方も流儀も違うだろうしなあと思いつつ。

ああ、それと鎌田治道が最初からやる気なしで藤九郎に命を狙われても涼しい顔をしているのが失恋した為、好きな女性を守れなかった為というのも中盤になってわかったんですが、そのシーンって必要だったかな?

とにかく中盤がだらだらしてて本当に寝そうになってしまいました。

「奴隷」として売られた女の子達はみんな色々な場所から来ていることはわかりました。でも「だっちゃ」言葉がラムちゃんにしか聞こえず。確かに仙台では「だっちゃ」を使うけどさ・・・「だっちゃ」&「ださ」かな。

でもこの女の子達が「剣士だ」と言われた時に、観客としては「そうか!そういうことが言いたかったのか」とわかるわけですね。

それと「にほんじん」って言ってるけど、当時なら「にっぽんじん」と発音すべきかと思います。あるいは「日のもと」とかね。あまりに「にほんじん」を連発されて「いやーーさすがにそれって違うんじゃない?」と思ってしまいました。

それと、ラスト。

死んだ人になりすまして・・っていうのは頂けないなあ。これっていわゆる「背乗り」でしょう?日本が韓国にやられてきたことですよ。それを日本人がやったなんて思われたくないです。そもそも鎌田治道がハポン姓で残っても他のメンバーは不法滞在にならないんですか?

カタリナとの事もちょっと無理があるっちゃあるし。

そうはいっても、メッセージ性はちゃんと伝わっているのでこれでOKにしとこうかなと思います。

今の真風涼帆に完璧な日本物をやらせるわけにはいかない。だから異国で活躍し、異国風の服装をした日本人なんだよね。どこか異世界っぽい設定じゃないとダメなのは芹香斗亜も桜木みなとも同じで、いいのか悪いのか。

 出演者について

真風涼帆・・・ビジュアルがよく、歌えて踊れて演技できて。何の欠点もないのです。だけど「薄い」「軽い」は相変わらずで、未だにトップになりたて感が残っています。それでも今の宙組は真風頼りのようで、何でもかんでもトップにやらせて見せ場作ってはいおわり!的な感じがして可哀想な気も。

軽いのが真風の持ち味だとしても、演技に深みがないから観客になかなか伝わらないし、一緒に泣く事も出来ません。真逆なのが英真なおきで、彼女のとてつもなく濃い演技が芝居・ショー共に印象的でぐさぐさきて、そして宙組の中では浮いちゃうんだなあと。

星風まどかとのコンビも長いような気がするけど、あと1歩心が近づいてくれたらいいのになと思いました。

星風まどか・・・この人も何をやらせても遜色なし。悪いところがないです。けれど、そんなジェンヌだったら沢山いると思うんですね。トップならではオーラというか、キャリアに対する自信もないし、いつまでも添えもの状態なんだなと。いくら若くてもトップ娘役である以上、どんなドレスも似合わないとダメだし、大人の演技もしてくれないと困るなあ。

芹香斗亜・・・アレハンドロさんはおいしい役だと思います。真風との相性もよくて、衣装が似合っていう事なし。それでもやっぱり深みがないというか、表面的なセリフ回しに終始しているような気がします。貫禄だけはついてきたみたいですけど。

桜木みなと・・・悪役なのかただのだだっこかわからないような役ですが、芝居においてもショーにおいても桜木みなとは中途半端だなと思います。女の子顔で中性的なんだけど、神秘性まではない。そうかといってバリバリ男っぽい役が出来るかと言えばそうでもない。ショーの中で派手な衣装着せて立たせておけばそれだけで「華」になるけど、それ以上いかないというのが残念。

つまり、真風・芹香・桜木、この3人は同じようなタイプ。この中にこれまた似たようなタイプの紫藤りゅうが入ってどうするんだろうと思うんですけど、「明るく軽く」が宙組のモットーならしょうがないですよね。

和希そら・・・この人だけが内面的によい演技をし、尚且つダンスもめちゃ上手。ただ足りないのは背丈だけ・・・という感じです。宙組の中では濃い方に属しているんだろうけど。よそへ行ったら薄くなりそう。苦労知らずの上3人に比べて世間を知っている程度の濃さですけどね。

 

 アクアヴィーテ 

気が付けば英真なおきのムードと衣装が面白かった・・・となるわけにはいかないので。

藤井大介はお酒か星がテーマだとまっとうな作品が書けるという事なんでしょうか。よほど「カクテル」の成功が忘れられないのか「SANTE」そして「アクアヴィーテ」とお酒ものが続いています。

今回はお酒による国巡りになっているのですが、音楽も振付も素晴らしい。もう一工夫したらきっと名作になるかもしれないと思うのですが。

やっぱり宙組全体で見ると、与えられた課題に精一杯取り組んでいます!というのがあからさまにわかってしまうんです。余裕がないというか、観客を楽しませようという意識が弱いというか。

英真なおきは少しでもショーを面白くしようとして、変わった歌い方をしたり、振付もユニークです。本当はアドリブの一つもやりたかったろうなと思うんですけど。トップコンビも二番手もそこまで余裕がない。

気が付けば歌もダンスも真風任せになっている現実。

4場の猛獣シーンは芹香斗亜より、退団する実玲淳の見事な90度の足上げとトゥで立った時の美しさに目が釘付け。もっとこの人のダンスがみたい。え?退団?嘘でしょ?状態。だったらいっそ全面ピルエットで回って頂戴!という程、盛り上がり頂点一歩手前で消化不良。

「♪ウイスキーがお好きでしょ♪」の部分は、セリフがキザで面白くて笑えるけど、日替わりにはしないんだなあと。客をいじるっていうのもあまりしないのねーーそういうこと、すればいいわけじゃないんだけどね。

16場のタンゴは、曲がすっかり高橋大輔でインプットされちゃってるので、その幻を頭からおいやりながら真風のダンスを見ておりました。

煙草を使って・・といえば「HOTEYES」のまー様を思い出し、椅子が出て来たら「レ・コラージュ」の朝海ひかるを思い出し。比較してはいけないんだけど、色気とか神秘性みたいなものが欲しいかな。

 

今の宙組が非常にダンス力があるというのはわかります。だけど下級生が横並びっていうのは非常にまずくないでしょうか?

本当はもっと演技が上手、歌える、踊れる子が沢山いるはずなのに、全部トップに集約していくのは先を見るとよくないと思うんですが。まあ、宙組をあまりみていないので大きなことは言えません。

 

星吹彩翔くんへ

お疲れ様でした。「銀河英雄伝説」であなたを見た時からずっと注目していました。素晴らしい歌唱力を持っていて、新人とは思えない演技力を持っている。踊る時の芯がしっかりしている。

こんなに才能があふれているのにどうしてもっと大きな役に恵まれないのかなと。やっぱり童顔だから?とかね。でもショーではどんな時も笑顔で、その100%幸せな笑顔にどれだけ癒されたことでしょう。

我が家の姫ちゃんは「星吹彩翔のえがおを仕事にいかす!」とかいって頑張って口角をあげる練習をしていましたっけね。可愛いだけの男役じゃない、本当は何でも出来る素晴らしい才能に恵まれた稀有な人だと今も思っています。

そんなあなたが宝塚を卒業。残念で仕方ありません。

でも、退団するなら今しかないと思った結果なんですよね。

寂しいし、悲しいけれど我慢します。退団したことがあなたにとってよい結果になるように祈っています。そしてその笑顔にふさしい幸せをみつけて下さい。

 

 

 

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日本一運のいい女ー雅子皇后の肖像 47

2020-02-12 07:00:00 | 日本一運のいい女 雅子皇后の肖像

 週刊女性 2006年3月22日号

愛子様ご入園にふくらむも 雅子さま第2子決意」報道の真相と本当のご胸中

 女性自身 2006年3月21日号

「学習院幼稚園のひな祭りへご入園までご夫妻の愛あふるるイベント尽くし雅子様宮中教育改革の波紋」

 週刊女性2006年3月28日号

「ご回復のきざしも野球観戦や動物園 ディズニーランドに・・・雅子様なぜ?止まらぬ批判」

 

 女性セブン2006年3月30日号

入園前にビッグなプレゼント初めての東京ディズニーリゾート夢の国へ行ってきま~す・おそるおそるミッキーと握手皇室の皆さまはディズニーが好き」

 

 

 動き出した皇室の女性たち

・このところ度重なるおでかけが増えている皇太子妃。

・3月に入ってからプレ入園のひな祭り、WBC日韓戦、そして上野動物園。

・動物園には「こどもの城」に通っている親子たちと

・「当初は3時間の見学予定だったが、約2時間もオーバーして帰ったのは午後3時すぎ」

・せっかくなので予定にないところも見せて頂けますか」といって、動物園の半分を見て回る。

・雅子妃がペンギンの背中を撫でると、愛子内親王も安心したのか背中を撫で始め、そこから動かなくなった。

・ディズニーリゾートではホテルミラコスタで朝食をとり、デジニーシーへ。ミッキーのあまりの大きさにびっくりしたのか愛子内親王はおじけづく。

・ミラコスタで昼食後、ランドへ。

・予定より1時間もオーバーして帰った。

 

 週刊女性2006年4月4日号

雅子さま消えない孤立感」と「小和田家へのブーイング

 週刊文春2006年3月23日号

雅子さま愛子様ディズニーランドマル秘全行程」

 ホテルミラコスタの駐車場には隅の方に警備車両が一杯。機動隊の移動用バスが6~7台、セダンやワゴンも10台ほど目に付く

 待ち構えていたミッキーが手を差し出すが愛子様は怖がって雅子様にしがみつく。皇太子さまは愛子様を見ながら顔をくしゃくしゃにして笑っている。雅子様の笑顔も余裕がある。

2台の車のうち1台目には皇太子一家が、後ろのオープンカーには池田礼子他1家族。11時頃、車が発射するとギャラリーが走って追いかけていく。「走ると危ないです」と警察やキャストが注意してもお構いなし。

 雅子様にとってレンズを向けられるのは負担な筈なのににこにこ手を振っている。

 シーのマーメイドラグーンは4つの橋が封鎖されて貸し切り状態に。「ただいまこちらは施設点検の為立ち入り禁止となっております」

「何でだめなの?」「いつ入れるの?」と文句をいう客も多い。ここで愛子様は乗り物にのってミュージカルを楽しんだ。

 マーメイドラグーンの次はトランジットスチーマーラインという蒸気船に乗って移動。ほぼ12時に船着き場に到着。

 12時10分、ギャラリーと警察を引き連れてホテルミラコスタに食事に戻る。ホテル内のベッラヴィスタ・ラウンジ」で食事をするも一般客はシャットアウト。

 シーからランドへ移動する予定も、何時から移動なのかさっぱりわからない。警察車両がトゥーンタウンに終結し、プーさんのハニーハントでは施設点検の為閉鎖と放送。

 13時48分、一家はトゥーンタウン内ショップの「ギャグファクトリー」へ。2台の警察車両とキャストが壁を作る。客の数はシーの比ではなく、かえってギャラリーが集まってきてついに押しくらまんじゅう状態に。

 須磨イリーナキャストも笑っていられず、警察官の目つきも厳しくなる。

 14時48分、どこからか一家が現れパレードを見るが、追っかけがすさまじく、「こんなものを見る為に来たんじゃない」と文句を言う人も。

 15時20分一家はミッキーの家とミートミッキー」へ。女性客が悲鳴をあげて写真を撮り始め、パニック状態に。

 その後も「プーさんのハニーハント」「イッツアスモールワールド」を楽しむ。

 すでに40分予定オーバーでショップの女性は「予定がコロコロ変わっちゃって。本当はもう終わっている筈なんです」

 東宮家のお付きの女性がお土産で膨らんだ袋を持って撤収準備。

 16時30分すぎ、ギャラリーに手を振りながら一家が退園。

 2006年3月16日 メキシコ訪問に出発する皇太子を見送り

愛子内親王が持っているのはディズニーランドのチケット。無理にお辞儀をさせられている。ほとんど無関心でそっぽをむく。

 2006年3月21日 帰国の皇太子をお出迎え

 2006年3月23日 聖路加国際病院小児医療センターを訪問

 週刊女性 2006年4月11日号

雅子さま頑張り過ぎの背景と愛子様人気に困惑の声

 女性自身2006年4月11日号

殿下帰国のお出迎え 病院ご視察 入園準備めざましいご回復の理由

雅子様両陛下から葉山御用邸3日間の励まし「お泊り」公務復帰へ母の笑顔」

 2006年3月27日 葉山御用邸へ

 週刊現代 2006年4月15日号

「皇太子夫妻が天皇皇后と開いた家族会議の中身。鴨川旅行をドタキャンして葉山御用邸へ」

 3月27日に皇太子一家は葉山の御用邸へ。天皇皇后と一緒に過ごすのは4年ぶり。

 この頃予定していた鴨川旅行をドタキャンしていた。

昼食を予約していた鴨川グランドホテル

「宮内庁からは3月30日に皇太子ご一家の昼食をかねたご休憩の依頼についての2月下旬に頂いているが3月17日にキャンセル。

 秋篠宮夫妻や黒田夫妻が同行しなかったのは「雅子妃」の気の利かない部分を目立たせない為

 家族会議で話し合ったのは「愛子内親王の教育状況の報告」

 3月31日の雅子妃の表情は暗かった。

 実は東京ディズニーリゾートの後、皇太子一家と池田家は一緒に鴨川氏―ワールドやマザー牧場へ行く計画をたてていたのです。でもディズニーで警備の人達が大変な思いをしたし、結果的に他の客の迷惑となった為、反対の声が大きくなりやめることに。

 雅子妃の表情が暗かったのは、自分の意思が通らなかったことによるものと思います。ディズニーやら野球観戦やら、自分の好きなことをすれば「回復」と書き立ててくれるマスコミにいい気になっていたのかもしれません。まさか国民が反対するとは思っていなかったでしょう。

 

 2006年4月11日 学習院幼稚園入園

 

 

 

 

 

 

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新章 天皇の母  9

2020-02-11 07:00:00 | 新章 天皇の母

東宮御所では新しい東宮大夫が就任した。

何でもお妃さんの御実家と親しい仲やそうや」

お妃さんのおもうさんは確か・・外の務やないの。あからさまやな」

いつの時代も外戚いうんは力を持ちたがるもんや

結果的にこの東宮大夫は女官達によって「官犬大夫」(かんけん大夫)とあだ名を付けられてしまった。

あまりにも東宮妃が皇室という世界に拒否反応を示し、しかも女一宮のことが発覚すると、毎日のようにコンクリート卿に電話をしては愚痴を言い、しまいには「私にはこんな人生を与えておいてよくもお父様たちはのうのうと生きていらっしゃるわね」と責めるので仕方なく東宮大夫の首をすげ替え、子飼いの「官犬大夫」(かんけん大夫)を置く事にした。

「官犬大夫」(かんけん大夫)は長年コンクリート卿に仕えて来た身であり、東宮妃が小さい頃からの知り合いだった。

この者であるならきっと東宮妃も心を開くのではないかと思われたのだ。

「官犬大夫」(かんけん大夫)のお披露目は最初の定例会見で、記者達が何を訪ねても要領の得ないお役所言葉で返し、しまいには「本日はお日柄がいい」などと言ったものだから、この話題で暫くは東宮御所の女官達は退屈しなかった程だ。

東宮妃は東宮妃なりに女一宮の教育には一生懸命だった。

ただ、もし何か間違いがあったとすればそれは周囲の意見に耳を貸さなかった事。

何もかも自分一人で決めて実行するのはおふくだ。

東宮妃には、女一宮と一緒に公園デビューに失敗した苦い経験があった。

侍医たちに「女一宮さまのご様子が少しおかしいと思うので経過観察を」と言われた時、他の子と何がどう違うのかわからなかった妃は、それを「皇室という特殊な環境」のせいにした。

だから庶民の子達と一緒に公園で遊べばすぐに「普通」になるだろうと思ったのだ。しかし、それはすぐにマスコミに見つかってしまい、大騒ぎになって挫折するしかなく・・・

それからというもの、妃は子供の早期教育にいいと言われるものは何でも試すことにした。

週に一度のリトミック、子供達が集まる場所へのお出かけ、英語を教える、楽器に触れさせる、それこそありとあらゆるものを詰め込もうとした。

けれど女一宮はそのどれにも拒絶反応を示す。

女一宮が好きなものは自分の部屋でお気に入りのおもちゃと一緒にいる事だけだった。

妃が悲しかったのはこの問題について東宮があまり大事に考えていなかったこと、そして皇后が「教育を施せば治る」と信じていることだった。

実際、女一宮を自分の部屋から連れ出すのも難儀で御所で参内するのもなかなか難しい。

最初は大目に見ていた皇后も次第に「専門家に見せるように」という始末で。そんな風に言われると自分の能力を否定されたと思い込む妃は一層女一宮にかかりきりになる。

后の宮はお若い頃から心身に問題がある人達へ心を寄せていらした。

今こそそのつてをたどって女一宮に専門教育を施せると思っていらっしゃる。

でもせっかくの御心使いを東宮妃はきっぱりと断ってしまった。

不遜ながら東宮妃は后の宮の学歴を信じていないのだった。

自分の方が賢い、だから自分の方が教育がうまい。

そうは言っても実際に動くのはおふくであって、東宮妃ではない。

 

そらもう笑うたえ」相変わらず女官部屋ではお茶を飲み飲み、会話が弾んでいるようである。

どなたさんのことや?

決まってるやないの。東宮さんや。東宮さん」

ああ、お誕生日のお言葉かあ」

そうや、いくら盛るいうてもあそこまで盛りはったら笑い者や。皇后さんが大昔、東宮さんの為に作った憲法どころのさわぎではないのや」

<正直私もかないません>」と若い女官が東宮の真似をして、回りは大笑いになった。

女一宮さんが普通のお子とは違う。目の前にあるものを片っ端から覚えて繰り返す。それも能力や。そやけど4歳のお子が天才やなんて、それを自慢げに語るやなんて恥ずかしくないのやろか」

毎日、女一宮さんは菜園にお運びになって水やりをしなさる?聞いたことないなあ。そんなことより朝から晩までちゃんと時間通りお運びせな、幼稚園に入ってから苦労なさるえ」

 

そんな話が女官部屋で咲いている事は東宮妃はとっくに知っていた。けれど自分がやっている事は絶対に間違いがないと信じている。

今、女一宮の「伝説」を流さずしていつ流すのか。これからもずっと優秀な子でなくてはいけない。なぜなら女一宮は私の娘なのだから。

リトミックに通わせても、庶民の子に触れさせても女一宮は変わることはなかった。むしろ、世間の子がいかに表情豊かに母に甘えたり、言葉を発したりするかを再確認させられるばかり。もし、「紀宮」(きのみや)が産む子が男の子だったら・・・そうなったら女一宮はどうなるのだろう?

春から通う幼稚園のひな祭りに連れて行っても女一宮は面白そうな顔をするでもなく、他の子とはしゃぐでもなく、ただ怯えたような目で見るだけだった。時折探すのはおふくの姿ばかり。

だったらとばかり、国で一番の遊園地を訪問し、いかに自分達が特別待遇を受けているか見せてやろうとした。誰もが憧れる遊園地。誰もが来ることが出来るわけではない遊園地。

ほぼ貸し切りのようにして、次々アトラクションに乗せてみた。でも、結果的に女一宮は表情を変えることなく、小さく縮こまってゴミのようなものを拾うのに夢中になるだけだった。

やがて幼稚園の入園式の日取りもわかり、色々と準備するものも増えてくると、そういうものはすべておふくと女官達に任せて、部屋にひきこもるようになった。

あの・・お妃さん、二宮さまのところからお伺いをたてて来たのですが

ドアの向こうから女官の細い声が聞こえてくる。

何よ」

はい。お上のご成婚記念日のお料理の打ち合わせをしたいと「紀宮」(きのみや)さまが」

ったく・・・「紀宮」(きのみや)は懐妊したというのに公務の予定をキャンセルしない。変に丈夫で困る。

2月の東宮の誕生日食事会はドタキャンしてくれたけど、それもこちらへの気遣いとか・・いい子ぶって本当に頭にくる。

いつも口角を上げているのは、あちらの家訓「オールウェイズスマイル」らしいけど、いつも笑っているなんて気持ち悪いじゃない。腹の底では何を考えているかわからない。今回の懐妊のように突然直球を投げてくるような事をするのだから。

こんな時にお上の成婚記念日?そんなもの祝う余裕がどこにあるのよ。

東宮妃はいきなり立ち上がるとドアを開け、びっくりする女官に言った。

翌日が幼稚園の入園式だって知ってる?普通、それを知っていたら前の日にあれこれやれって言わないんじゃないの?」

最初、女官は何を言われているのかわからずぽかんとしていたが

だから・・」と妃が言ったところで

「は・・はい!ではお断りを」

と、逃げるように去って行った。

今の東宮妃に、自分の軽はずみな発言がどのような波紋を広げるかなど考えも及ばないのだった。

 

 

 

 

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