ふぶきの部屋

皇室問題を中心に、政治から宝塚まで。
毎日更新しています。

今年を振り返って

2006-12-30 16:39:11 | つれづれ日記

 今年最後の書き込みです

元旦から今日まで読んで下さった方々、本当にありがとうございます。

来年も変わらず「ふぶきの部屋」をご愛顧くださいませ。

 

 さて・・今年を振り返ってみますと、世相的には「子供」の災難が相次いだ

年でした

子供が殺され、いじめられて自殺し・・・

中でも秋田の畠山鈴香容疑者はマスコミを使って随分翻弄してくれました。

親が子供を殺す、あるいは子供が親を殺す、子供同士で傷つけあう・・

一体、世の中どうなってしまったのかーーと むなしい一年でした。

安倍さんの言う「美しい国」とは真っ向から反対でした。

 

政局としては小泉さんが退陣して安倍政権になったわけですけど、

秋からこっち、安倍政権を揺るがしかねない不祥事ばかり

これまた一体どうなってるのーー 状態。

地域、所得、学歴格差は広がるばっかりで、100かゼロかの世界

恐ろしい世の中だなあ・・・まるでアニメ「銀河鉄道999」の最初の場面のよう。

格差の上にいる人達は機械人間なのかしら

(今思えば奥深いドラマでしたよねーー)

 

個人的には

今年は具合悪いよーーから始まった一年でした。

何とかヨンジュナが保育園に入ることが出来たのはいいけど、

数ヶ月間は休んでいる方が多かったくらい

風邪から始まってアデノウイルスに水疱瘡・・入院生活まで送りました。

と、思ったら姫も腸炎で入院

ヨンジュナの足の事もありますし、全く踏んだりけったりの一年でしたーー

何かいい事があったかな・・と思って・・思いつかないんですよ。

試練の一年でした。

でも、これってまだまだ最低ラインじゃないと思います。

多分、来年はもっときつくなるんだろうなあ

 

年のしめくくりくらい明るく希望に満ちて終わりたかったんですけど

それがそうもいきません。

来年はいよいよジュニアの受験がスタートします

何とか無事に高校に入れますように。

そして来年はヨンジュナが少しでも丈夫になってくれたら・・・と

願わずにはいられません

 

そして来年も一杯宝塚を見るぞーー

皆様、よいお年をお迎えください

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宝塚コラム・・・今年の宝塚はどうだった?

2006-12-29 18:18:47 | 宝塚コラム

 いやーー東北の方は雪ですか

今日は関東もめちゃくちゃ寒かったですけど、こんな寒い日に郡山に

旅立ってしまった姫ちゃん、今頃はこたつでぬくぬく・・・

 

 さて・・・今年も1年間ずーーーっと月1ペースで宝塚を見て参りました

色々疑問に思うことや納得いかないことが多いのに、なぜ見るのか

私にもその理由は全然わかりません。

 納得できないその1

和央ようか&花總まりの退団にあたり、どーして花總の扱いが極端に

悪かったのか?退団の時は今まで以上にゴージャスなドレスを披露して

さよならショーでは「エリザベート」を朗々と歌い、「私は女帝よっ」て

いかにも花總らしく去っていくのを期待していた者としては残念至極。

 

 納得できないその2

何で貴城けいが宙に突如組替えになった挙句に1作退団なのか

コムちゃんのさよならショーに駆けつけたかしげちゃん・・・本来なら

彼女が受け取るべきバトンを・・自らもさよなら公演を半分終わっていた

なんて可哀想すぎます

 

 それでも宝塚は続いていくーーー って事なんでしょうけどねーー

辞めていく人に優しいのがとりえの劇団はずっかり姿を変えました。

 

 ふぶきが選ぶ今年1番の作品は? 

 独断と偏見で選ばせて頂きますねーー

 最優秀作品賞

NEVER SAY GOODBYE」(宙組)

ネオ・ダンディズム!」(星組)

花の「ファントム」も思い浮かんだんですが、再演という事で外しました

タランテラ」(雪組)も大好きな作品ですが、今回はいかにも

「私、宝塚を見ましたよっ」と文句なく言える「ネオ・ダンディズム!」にしました。

 

 最優秀主演男役賞

和央ようか

NEVER SAY GOODBYE」の演技に対して。

最後は本当にきらきらと輝いていましたよねーー

 最優秀主演娘役賞

白羽ゆり

「ベルサイユのばら」「愛するには短すぎる」の演技に対して。

彼女は次代の「女帝」様ですよねーー

 最優秀助演男役賞

彩吹真央

ファントム」キャリエールの演技に対して。

技巧的にも感情的にも素晴らしい役者さんになってくれました。

 最優秀助演娘役賞

遠野あすか

コパカバーナ」の演技に対して

DVDでしか見ていないんですけど、何もかも完璧っ

次点としてぜひ陽月華を(「フェット・アンペリアル」の演技に対して)

 ワースト作品賞

暁のローマ」(木村信司作・演出)

いやーーーひどかった。「カエサルは偉いっ」の歌は頭にこびりついて

います。あの歌詞、行き着くところは「カエサルはカエサル」ってあんた・・

 

 最優秀歌唱賞

春野寿美礼

ファントム」の歌唱に対して。エリックとしては演じ間違いも多々ありましたが

歌だけは素晴らしかったです

 最優秀ダンサー賞

朝海ひかる

これはもうダントツ「堕天使の涙」「タランテラ」の踊りまくりに対してですねーー

 これぞっ 究極の男役賞

湖月わたる

とにかく、大柄で大胆で色気のあるすばらしい男役さんでした。

 個人的にちょっと光ってたで賞

純矢ちとせ

やらずの雨」最高でしたよねーーすっかりファンになりました。

 

あくまでも個人的な意見です。見ていない作品もあるし・・・

深く考えないで受け止めてねーー

 

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今年一番のドラマはなんだった?

2006-12-28 16:23:30 | ドラマ・ワイドショー

 今日はさらっと大掃除・・・のつもりが、凝り性の姫が一緒に

やってくれたのでピカピカに 持つべきものは娘だわーー

 

さて・・秋ドラも終わり、そして今年も終わってしまうわけですが、

みなさんがごらんになったドラマで、何が一番面白かったですか?

記憶のかなたにおいやられているドラマを呼び起こしてランキングしてみますね。

独断と偏見で。

 

 今期のドラマベスト5

 

5位・・・・・セーラー服と機関銃

4位・・・・・嫌われ松子の一生

3位・・・・・僕の歩く道

2位・・・・・Dr.コトー診療所

1位・・・・・のだめカンタービレ

 

ワースト1位・・・・14才の母・家族

 

評:今期は漫画原作あり、映画のドラマ化あり、リメイクありでバラエティに

富んだ内容でした。変に暗すぎる事なく軽くもなく、まんべんなく楽しめた

ような気がします

けれど、やっぱり今期はダントツで「のだめ」でしょう

漫画原作という事もあり、最初は全然期待していなかったのですが、

玉木&樹里のコンビのよさに加えて脇役の芸達者さんたちに助けられ、

さらにクラシックをきちんと聞かせるという手法で成功を収めました。

2位の「コトー」は、前シリーズよりも重いテーマを重く成り過ぎないように

頑張ったなあ・・という気が。まだまだ蒼井優が馴染んでいなかったのが残念。

けれど、毎回涼やかな涙を流して癒されました

僕の歩く道」これもかなりの秀作で、最後の最後まできちんと纏め上げました。

役者の演技よりも脚本家の手腕をたたえたいです。

嫌われ松子」は重厚なテーマを暗すぎることなく、主演の内山理名の

名演ですがすがしく見ることが出来ました。が、好き嫌いの別れる作品に

なったんじゃないかなーー

 

ワースト1の「14才の母」鳴り物入りで放送されたし、視聴率もそれなりに

高くて成功したと言えるかもしれませんが、作品としてはむしろ最低の部類。

脚本家の無知ぶりと、主演するにが早すぎる女優との不協和音が目立ちました。

金八先生」の時のような問題提起には至りませんでしたし。

家族」これも竹野内豊と渡哲也のコンビで話題になっていましたけど、

蓋を開けてみたら「僕と彼女と彼女の生きる道」そっくりになってて・・

毎週見るのがしんどかったです。

 

セーラー服と機関銃」回数は短かったのですが、長澤まさみが演じる

星泉は薬師丸のそれとは違って、おっとりのんびりで回りに助けられての

組長ぶりが可愛らしかったです。

 

 年間ドラマベスト10

 

10位・・・PS羅生門

9位・・・・神はサイコロを振らない

8位・・・・弁護士のくず

7位・・・・喰いタン

6位・・・・ギャルサー

5位・・・・Dr.コトー診療所

4位・・・・のだめカンタービレ

3位・・・・吾が輩は主婦である

2位・・・・マイボス☆・マイヒーロー

1位・・・・アンフェア

 

ワースト5

5位・・・・・下北サンデーズ

4位・・・・・トップキャスター

3位・・・・・サプリ

2位・・・・・プリマダム

1位・・・・・花嫁は厄年っ!

 

評:あくまで見た範囲なので、漏れた作品も多々あると思いますが・・・・

今年はやっぱり脚本・役者全てにおいて「アンフェア」だったと思います

初回から最終回まで、そしてスペシャル版でも大いにはらはらドキドキ

させて頂きました。

主演の篠原涼子、ノリにのっている感じですが、同様に「花嫁は厄年っ!」

ワースト1を取ってしまうあたり、今年はドラマの選び方に紆余曲折が?

そして篠原夫である市村正親が出てた「マイボス・マイヒーロー

これは文句なしに面白かったです

長瀬君最高!! 

この作品の前の「喰いタン」「ギャルサー」もよかったので、

日テレ大健闘でしたね

 

もう一度みたいなーーと思うのが「弁護士のくず」「ギャルサー」

そして「PS羅生門」でした。惜しいなあ・・・

プリマダム」は思い起こせば黒木瞳の自己満足ドラマだったような?

だって彼女の顔しかおもいうかばないもん

トップキャスター」も天海主演の割にはコケましたーー

サプリ」も鳴り物入りのわりには大コケ。

亀梨君、今期の「たったひとつの恋」もあまり評価がいいとは言えず・・・

ちょっとドラマは控えて歌に専念なさったら?

(田中聖君でしたっけ?彼の方がキャラ的には俳優向き)

 

今年は他に「西遊記」(結構楽しみました)、「結婚できない男」(うーんリアル)

輪舞曲」(竹野内&チェ・ジウでした)「白夜行」(暗すぎたっ

と、色々ありましたよねーー思い出しましたか?

 

一応、主演女優賞には篠原涼子主演男優賞には玉木宏

助演女優賞には田中美佐子・室井滋、

助演男優賞には竹中直人・市村正親・阿部サダヲ・古田新太

脚本賞に「僕の歩く道」「吾が輩は主婦である」

って所かなーーー

 

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役者魂!最終回

2006-12-27 11:10:48 | ドラマ・ワイドショー

 藤原紀香&陣内智則の婚約が正式に発表されましたね

挙式は2月17日生田神社ですかーーー

プロポーズも伊勢神宮とか言ってませんでした?

わりと古式ゆかしい二人ですね

今時、結婚式が終わるまで別居していて、ほとんど会えないっていうのも

(仕事がお互い忙しいんだからしょうがないけど)

なぜだか新鮮に感じる今日このごろ

生涯かけて共に恋愛していこう。一緒になろう

お供します

なんていうか・・・大正ロマン、ちょっとハイカラな求婚風景といったところ

そのわりにはお互いの呼び方が

「紀香さん」「陣内」と先が予測されそうな感じで・・・

藤原紀香に嫁ぐと言われないように頑張ります」だそうです。

日頃、色々なストレスにさらされている女優さんにとって、お笑い芸人さんは

心の癒しになるんでしょうかねーー

(そう考えると田中美佐子さんは先駆けだったのねーー)

まあ、人生とは予想もつかない事が起きますけどとりあえず幸せになって

下さいね。

 

 役者魂!

いやーーどうなる事かと思いましたよ。この最終回

もうねーー、引っ張る引っ張る・・「リア王」と「桜子・忠太との別れ」を。

思わず「そんなにしょっちゅう舞台を中断してたらブーイングでしょ」と

画面に向かって怒ってしまいましたよ

本能寺さんともあろうお方が、子供達を失うのが嫌で舞台を中断するなんて

本当ならありえない・・ムリな設定でした

でも、社長さんの飛び入り出演はすごかったーー

香川照之さんってすごすぎっ 思えばねーー彼も歌舞伎役者の息子として

生まれ、でもずーーっとお父さんと会えなくて、東大入って俳優になって

随分下積みが長かったよねーー

お母さんは浜木綿子さんなんだし、猿之助の息子なんだし、本当なら

親の七光りばっちばちなのに、実の父親から「息子とは思わない」なんて

言われちゃって・・・可哀想だったなあ・・そういう意味で猿之助さん嫌い

 

一方の松たか子はばりばり歌舞伎役者の箱入り娘で、苦労知らずだもんね。

このキャスティング、思えば不思議なものでした

 

で・・ストーリーなんですけど、あまりに引っ張るので途中で飽きてしまいました。

桜子も忠太もさっさと行きなさいよ・・・なんて言いそうになってしまいました。

まあ「家族」というのは失ってからそのありがたみがわかるものなのよね。

それがわかっただけでもよしとする?みたいな。

でも何となく中途半端で終わったような・・・

消化不良のドラマでした。

 

これで秋ドラは全部終わり 

いやーー週に8本ドラマ見て、そのうち6本のレビューを書き綴って来たのですが

正直こんなに大変だったとは

ブログの為に追われているような生活でした。

ちょっと一息つきたいけれど・・・来年には冬ドラが始まってしまいます

それまでのわずかな時間を宝塚のビデオ三昧でもいたしましょう・・・

(あ・・でもお正月ドラマもあったわっ

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のだめカンタービレ最終回

2006-12-26 11:15:05 | ドラマ・ワイドショー

 昨日からヨンジュナの送りはジュニアと姫と4人で行ってます

ヨンジュナ君、久しぶりににぃにぃと一緒なので抱っこばかり・・・

帰りはジュニアは姫と傘でちゃんばらごっこをして帰途に・・・

いい歳して何をやってるんだーーと怒ったんですけど、姫は久しぶりに

「お兄ちゃんが遊んでくれた」と大喜び

ジュニア君・・・モテモテですわね

 

 のだめカンタービレ 

ついに最終回 来週からの楽しみがないよーー

面白いドラマを見るのは楽しいけれど、終わった後の寂しさも格別ですね。

 

さて、今回の「のだめ」ハイライトシーンナンバーワンは

なんと言っても「のだめを後ろから抱きしめる千秋様の図」でしょう

あのコメディっぽシーンから一気にシリアスなラブシーンにもって行く

玉木君の力量のすごさ さすが二枚目。本領発揮

久しぶりにドキドキしちゃったわよーー

(宝塚でも韓国ドラマでもないラブシーンにどきどきするのは久しぶりです)

オレ様を2度も振ったらもう絶対にゆるさねえ

ですって のだめちゃんの「ほよよーーんうっとり」な顔ったら

悔しいっ と、思わず真澄ちゃん状態になりました

千秋様、泣いてましたね (そんなにのだめに会いたかったとは・・)

でも、シーンがそれで終わらないのがすごい。

直後に千秋様の白目ぐったりになってしまうとはっ 侮れないっ

 

次のハイライトシーンは、やはり「ベートベーン交響曲7番」の演奏シーンかな。

サラサーテをやってる時はまだリハーサル状態で、途中から本番に

なってました。

その後、一旦休憩に入っているんですが、ここの千秋様、すでに目が真っ赤

不可解ですけど、多分カメリハの時から泣いていたのでは

必死に耐えているのがわかって・・この時点ですでに私はうるうる

そして、7番の演奏シーンのド迫力 確かに回想シーンがありましたけど

演奏の力強さの方が感動的でした。

最後の楽器をくるっと回すところでは号泣

クラシックコンサートがあんな風に毎回感動的だったら、絶対に見に行きたいわ。

千秋様の目が真っ赤。ぼろぼろ泣きながらの指揮、そして

のだめちゃんの美しい涙

きっと、このドラマの撮影が楽しかったんでしょうね

多分、玉木君にとっては代表作の一つになると思うんですけど、彼の脳裏には

下積み時代のあれやこれやが浮かんでは消え、ここまで頑張った自分と

支えてくれているみんなに感謝していたんだと思います

そんな風な涙に感じました。

 

ストーリー自体は、最終回なので急ぎすぎていた面もあります。

あのラブシーン後の時間の流れが唐突に感じられましたから。

それもこれも1分でも長く演奏シーンを描きたい一身だったんでしょうから

それはそれで許せると思います

 

それにしても、続きが気になりますよね。

スペシャル版でもやってくれないかしら?

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ちょっとため息

2006-12-25 18:51:24 | つれづれ日記

 なーんだか世も末な話題が多くて困りますわ。

 

 夕張市職員ボーナス支給

 

今や日本中で一番悲惨な町として有名になってしまった夕張ですけど

その市職員にボーナスが支給されたそうです。

43歳モデルで42万円

この金額が多いと思うか少ないと思うかは人それぞれなんですけど、

いわゆる「半分」しか支給されなかったのよーーって事なんだそうです

ちなみに市長さんはなし (当たり前でしょ)

市議が34万9800円だそうです

 

でもねーー今、夕張では公共施設が軒並み閉鎖されたり、学校が統合されたり

病院がなくなったり、そのわりには税金ばかり高くなって

市民は少しも早く市を出て行きたいと思う程の悲惨な状況なっわけですよ

市に残るのは、農家と動くに動けない年金生活者、老人のみ・・・

それを思うと、本来ならボーナスは全員支給されなくてもしょうがないっていうか?

毎月の給料だってまだ優遇されている部分があるんでしょう

ちっとも同情できませんわ

 

それなのに・・・・その「夕張再生」の座長にあの杉村太蔵

据えようという動きがあるんですって?武部さん

武部さん、一体何を考えているんでしょうか。

次回の選挙にタイゾーを出すつもりなの?私はてっきり今期限りかと

思っていたら、次回は故郷の北海道から出馬させる為に、名前を売らないと

いけないので、手っ取り早く「夕張再生」に関わらせようと・・・

例の「ニート支援策」はどこに行ったの?ってな感じのタイゾー君ですけど

この企画、まさか本気じゃないですよねーー

本気だったら怒るよ・・それならムネオさんの方がいいですっ

 

 長崎の学生・・原爆記念日を間違える

 

これまた世も末というか、信じられない事になってるんですけど

長崎総合科学大長崎平和文化研究所が行っている高校生の

平和意識調査」で、なななんと、広島と長崎の原爆投下日を

正しく答えられた割合が・・・29だったんですって

原爆を落とされた県の学生ですらそれなら、うちの子供達やその回りの

子達が「しりませーーん」っていうのも仕方ないのかなあ・・・

以前、子供達歴史認識の甘さについて書いた文章がありますので

 こちら をごらん下さい。

 

それにしても・・私達の世代までは、習わなくても知っていたような事が

わからなくなっているなんて・・・・

確か1年前の夏でしたっけ?

アメリカで原爆製造をした博士が日本に来て、広島の原爆記念館を

みた時、原爆の威力がどれほどの効果があったかという事ばかり

言って、被爆者に対しては

「リメンバーパールハーバー、私は間違っていない。

悪いのは真珠湾攻撃をした日本だ」

と言い放った人がいましたね

 

今の若い人達に、この博士がまくしたてたら、素直に「そうかも」って

納得してしまうかもしれません

本当にそんなんでいいんですか?あまりにも歴史認識なさすぎっ

自国が世界で初めて核を落とされた日くらい完璧に覚えなさいよ。

っていうか、ちゃんと教えなさいよ・・・

自国が「無条件降伏」をした日だってちゃんと覚えなさいよ。

韓国や中国なんて1000年前の歴史を今も覚えていて恨みを

持っているのよーー

あまりに古い事に拘るのもどうかと思うけど、忘れっぽいのはもっと

いけない

 

ああっ 本当に情けないっ

 

 

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好きなものバトン

2006-12-25 13:37:07 | つれづれ日記

 そういえば・・冬休みになったのでした

ずうたいがデカイ二人の子供達が揃って家の中にいると、なぜかとっても

鬱陶しい お昼にピザは取らされるわ、歯医者に行きたくないと

ごねられるわ・・・・ああ・・・

 

さて・・・ハトはは様からバトンが回って来たのでがんばりまああああす

 

 好きなものバトン 

 

 動物は?

馬です。昔「黒馬物語」というドラマを見て大好きに

 

 お菓子は?

パンがなければお菓子を食べればいいのに いえいえ私、お菓子が

嫌いなんでございます。

 

 お料理は?

断然御寿司ですねーー(毎日食べても飽きません

韓国料理もーー(元気になりたい時はこれに限りますっ

 

 缶ジュースは?

ポッカのショートカンと、ボスのレインボーブレンド・・要するに缶コーヒー党。

昔、姑に「健康的じゃないから飲むのを止めなさい」って叱られました。

 

 インスタント食品は?

何だろ?あまりインスタント食品は食べないから

強いてあげるなら「赤いきつね」かなあ・・・普通のカップヌードルも。

 

 寿司ネタは?

ええ、あわびです 庶民的なところでいくとイクラととびっこですか・・・

 

 パンは?

うーーん・・実はパンもあまり好きじゃないのねーー私って日本人。

でもどうしても食べろと言われたら・・ガーリックトーストでしょうか。

 

 丼は?

海鮮丼かなあ・・ 親子丼も好きだけど、あれは「重」がよろしいわね。

 

 お酒は?

最近、めっきり弱くなって困ってます

ビールはスーパードライかエビス

チューハイは氷結の柚子かグレープフルーツ

お店で飲むのは生グレープフルーツハイ。

 

 テレビ番組は?

主にドラマ 帯ドラマに加えてケーブルテレビの時代劇

バラエティは嫌いです 

 

 邦楽は?

邦楽って・・・琴とか謡とか?じゃなくて?

昔はチャゲアスのファンでした・・結婚式の披露宴は「LOVE SONG」

今はさだまさしがいいかなーーお酒を飲みながら「防人のうた」いいねえーー

 

 洋楽は?

別に聞かないんですけど・・・強いて上げるならクイーンですね。

あの壮大なクラシックを思わせるサウンドが最高ですわ。

 

 芸能人は?

ええっと・・・思いつくままに。

藤原竜也様、反町隆史様、竹野内豊様、真田広之様、玉山鉄二様、

吉岡秀隆様・・・まあ私ったら気が多いこと

 

 歴史上の人物は?

なんと言ってもダイアナ妃。亡くなった時は悲しすぎてうつ病になりました

え?もっと古い人? 源義経とか・・?判官びいきなんです。私。

 

 作家は?

作家を限定して読むという事はないんですが・・・

栗本薫とかーー あとは思い浮かばないです。

 

 言葉は?

成せば成るなさねばならぬなにごとも・・・って全然実行できないわたし。

 

 雑誌は?

毎日立ち読みするのから・・・

月曜日・・・週刊現代、ポスト、AERA

火曜日・・・週刊朝日、週刊女性、女性自身

木曜日・・・文春、新潮、女性セブン、レタスクラブ

 

 漫画は?

今は「神の雫」に凝ってます 最新刊も買ったぞーー

山岸涼子、一条ゆかり、槙村さとる、大谷博子、市川ジュン・・買い続けてます。

 

 映画は?

「男たちの大和」

「海猿」

「カサブランカ」

「サウンド オブ ミュージック」

「ローマの休日」

 

 お店は?

本屋さん 外出するたびに寄るのは本屋さんね。

(御茶ノ水の三省堂に行きたいなあ・・・)

 

 洋服は?

ブランドだけでいえばバーバリーダックスが好きです。(着れないけど)

 

 靴は?

これまたブランドだけならリーガルが好きです。

 

 香水は?

一番好きなのはグレのカボシャール。

最近ではダディがくれたグッチのラッシュ2

 

 アウトドアスポーツは?

えーー?外に出るの嫌い。スキーとゴルフは絶対嫌い

 インドアスポーツは?

サウナ。え?違うの?私にとってはサウナはスポーツなのよっ

 

 装飾品・貴金属は?

本来は金とか宝石が好きですが、正直似合わないのでいつもプラチナ系。

ダイヤも勿論大好きですよ

 

 季節は?

暖かい色や暖かい食べ物が似合う。「冬ソナ」の世界が大好きです。

 

 落ち着く場所は?

ダディの腕の中・・・

 

 旅行先は?

今は冬なので、雪があるところ。北海道とかスイスとかロシアとか・・・

 

 インターネットサイトは・・・

宝塚系サイトばかり覗いています。

 

どなたか受け取って下さいませ。

 

 

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塾を禁止に?

2006-12-24 18:05:39 | つれづれ日記

 いつかこんな意見が出てくるのではないかと思っていたんですが

とうとう出てきました。

教育再生会議の野依座長の「塾を禁止に」発言。

塾は出来ない子が行くのは必要だが、普通以上の子は塾禁止に

とおっしゃったそうです。

真意は、「塾の商業ベースに乗せられている。そもそも私達の時代には

塾なんかいかないで済んだ」という事らしいですけど。

いわゆる「教育格差」をなくそうというご発言なんですよね?

 

 まあ・・教育再生会議自体が今は混迷を深めていて、せっかく

頑張っているヤンキー先生などがまた傷つかないかと心配ではありますが。

 

でもそもそも何で塾に行くかというと、そうしないと受験準備が出来ないからよー

うちのジュニアの受験勉強を見ていてよくわかりましたっ

小学校の時に行っていた進学塾は、有名私立中学の受験を対象に

していましたから、学校では習わないことがバンバン出てくるの。

そういう事が試験問題になって出てくるということでしょう

 

高校受験だって、公立はともかく、私立の場合、学校の授業とは

別枠の問題ばかりですもん

仮に学校のテストの成績がトップでも、塾に行っていないと受験には

不利なんですわ

という事は、そもそも間違っているのは、振り落とす為に習わない事を

試験問題にしている私立にあるのでは

それに・・・受験の話にしたって、学校は昔程熱心じゃないですよ

「滑り止め」だけしっかりして学校に傷がつかなければ、あとは全部

「自己責任」で勝手に受ければ?ってな感じですもん

本当に、子供の適性とか学力を把握しているのは・・塾です

 

それが格差に繋がるといって塾を禁止にするなら、私立校のあり方や

就職に繋がる企業の人を見る目のあり方にまで言及しないといけないのでは?

韓国みたいに、お弁当2回分持って、延々と学校で補習をして

くれるなら話はまた別ですけど・・・

(あちらはそれプラス塾だけど・・・怖っ

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宝塚コラム・・朝海ひかる千秋楽によせて

2006-12-24 16:51:45 | 宝塚コラム

 今日はクリスマス・イブ

という事は、堕天使が「イエスの誕生日なんか祝う気にならない」といって

どこかへ去っていく日ですわ

まさに堕天使=朝海ひかるはどこへ去っていくのでしょうね・・・

今日は比較的暖かい日だし、天候にも恵まれました。これも人徳

最後までご本人もファンも頑張って下さい。

 

 ところで、今回の「宝塚アカデミア」には湖月わたると朝海ひかるの

さよなら特集が載っているのですが、湖月を「伝統的な古いタイプのスター」で

朝海を「新時代のスター」であると表現していたのが面白かったです。

元々星組育ちで紆余曲折はあったものの、星組に返り咲いた英雄、

湖月わたるは、星組伝統の正統派男役でした

一方、朝海は、男役というよりそのキャラクターそのもの、存在そのものが

「スター」であった・・という、今、宝塚が求めているスタイルだったと思います。

 

 それにしても・・・波乱万丈の雪組生活でした

轟悠がトップになりたての頃、2番手=和央ようかでしたよね。

それが2作目「春櫻賦」の時には

二番手=香寿たつき、3番手=汐風幸、4番手=安蘭けいになって・・・

で、「ノバ・ボザ・ノバ」の頃には成瀬こうきと朝海ひかるが投入されて

安蘭けいと一緒に「研8トリオ」になったのでしたっけ・・・

 

番手からいうと、安蘭が頭一つ飛び出ていたし、成瀬の方が実力が上。

でも、「凱旋門」役替わり公演あたりから、立場がどんどん重くなり、

新専科制度後、まさかの香寿と安蘭VS絵麻緒ゆうのトレードで

組の中はしっちゃかめっちゃか・・そうこうしているうちに同期の成瀬が

退団してあっという間にトップの座に

 

朝海があしかけ7年も雪組に在籍していたにも関わらず、何となく「雪組っ子」の

印象が薄いのは、下級生の頃に新人公演を体験していなかった事も

あるけれど、一番は、きちんとした形でトップからバトンを渡されて

いなかった事にあるのかもしれませんね

(もっとも、そう感じているのは私だけかもしれませんが)

轟から朝海へバトンが渡されていたら・・とも思いますが、轟の場合は

退団ではなく専科移動ですからちょっと印象が違うし、次の絵麻緒の時は

1作退団で、しかも2番手は成瀬のような感じでしたので・・・

 

こう考えていくと、朝海よりも短い星組生活を送りつつ、しかも湖月との

関わりは湖月がトップだった3年だけだったのに、ファンの人達から

「わたる君のあとはとうこちゃんでよかったねえ」と言われる安蘭けいとは

やっぱり様相が異なるって事でしょうか

安蘭は今やすっかり「星組っ子」になっていますし、その下には生え抜きの

柚希礼音もいますから陣形として不安ながらも安定しています。

 

朝海の場合、次期トップの水夏希との関わりもちょっと短かったですし、

元々が孤高のスターですから、ひょいっと雪組に舞い降りた、まさに

「堕天使」だったのかもしれません

 

そしてこの「ひょいっと舞い降りる」スターが今後の宝塚スタイルに

なっていくのかもしれません。

私のような古いタイプのファンは、2代前くらいのトップ時代をよく

知っていて、その面影を漂わせるようなスターが好きなんですけど。

自分のご贔屓のトップが退団しても、継続してその人がいた組を

見ていき、代々のスターをしのんで行く・・・そんなのがいいんですけどね

 

朝海ひかるはその個性が突出していたので、存在そのものが「スター」でした。

ゆえに、朝海が退団したら彼女のファンはどうするんでしょうか

そのまま雪組を見続けるのかな、それとも新たにご贔屓さんをみつける?

私は何となく「コムちゃんのいない宝塚には興味がない」とファンを辞めて

しまう人が続出するんではないかと思うんですが・・・

 

昔っていうか、最近もそうなんですけど、私が宝塚を好きだというと

「私も好きだったんですよ」と過去形で答える人に結構出会います。

そういう人は90%くらい「天海さんのファンでした」って人で。

「天海さんの後は見なかったの?」っていうと、「ええ、あの人だけで宝塚は

卒業しました」って答えられちゃうんです。

天海祐希のお化け人気は劇団に多くの富をもたらしたと思いますが

継続的なファンを獲得したかどうか・・という点では怪しいんじゃないかと。

 

今みたいに、次々落下傘タイプのトップを輩出し、「男役・娘役」度の高さで

選ぶのではなく、キャラクター性のみでスター作りをしてしまうと、

結果的に「1代限りのファン」が増えてしまうんじゃないかと思って。

(劇団がそれでいいなら別にいいんですけど)

 

朝海の退団で、宝塚は多くのファンを失うことになるのではないかと・・・・

だって最後にあんな素晴らしい底力を見せられたら、次なんて考えられない

ですもんねーー

クリスマス・イブに退団するという、とてもロマンチックな最後を飾るコムちゃん。

今日がファンの方々にとって悔いのない一日でありますように。

コメント (4)
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宝塚コラム・・・宝塚アカデミア休刊

2006-12-23 17:00:52 | 宝塚コラム

 いつかそうなるかも・・と思ってはいたのですが、実際にそうなって

みるとやっぱり寂しいですし、何よりもこれで「宝塚を評価する」雑誌が

皆無になってしまうということが残念です。

 

知る人ぞ知る「宝塚アカデミア」は1996年の発刊です。あの時の衝撃は

今も忘れられません。

当時はまだ宝塚初心者だったので、少しでも演出家や作品やジェンヌの事を

知りたいと、ありとあらゆる本を読みまくっていた時期で、

その時に、真正面から宝塚を論評する「宝塚アカデミア」が出たのですから

もう嬉しくて嬉しくて、第1巻「植田伸爾の世界」を夢中になって読み、

ところどころアンダーラインをひいていました。

 

宝塚を単なる大衆文化としてではなく、「演劇の一分野」として評論しよう

という機運が出てきたのは、小池修一郎、正塚晴彦らが台頭してきた

80年代後半からだと思います

ファン層も広がり、男性のファンも結構増えて、「豆評論家」が劇場の

あちこちにいました。

それは私が宝塚に触れ始めた1995年あたりがピークだったと思うのですが

この頃は、色々な人が宝塚本を出版していた時期で、満を持しての

「宝塚アカデミア」発刊だったわけです

(第1巻の編集人を見ると、荒川夏子・石井徹也・北見薫・高橋真理

なっていて

これらの同人の文章のわかりやすく的をえていて公平だったこと。

最後には一人も残っていませんでした・・・)

 

 この本の素晴らしい所は、まさに「初心者にもわかる評論」であった事。

植田伸爾の持つ世界観から舞台の造り方まで、また2巻では

「エリザベートと小池修一郎の世界」として比較検討してくれました。

この本から得た知識は今も私の財産だと思っています

 

この本がそこまで素晴らしかった理由は、1にも2にも編集に

石井徹也氏が関わっていたからでしょう

彼は非常に辛口で知られる評論家ではありましたが、その意見は鋭く

的を得ていて、彼の評を読んでいると、その時は「まさか」と思っても

後々「ああそうだった」と思うことが多いのに驚かされます

また、ジェンヌ評に関しても歯に衣着せぬずけずけした物言いながら

これまた非常に的を得ていて素晴らしかった。

彼の評論が素晴らしかったのは、彼自身の日本文化に対する造詣の深さ

でしょう

歌舞伎や落語をベースとした「型芝居」としての舞台芸術と、西洋の

ミュージカル等の違いや文化を事細かに教えてくれました。

(座談会も面白かったですねーー)

 

私が書く舞台評やジェンヌ評の大部分は石井イズムが強いというか、

かなり影響を受けていることは確かです。

ですから初期の「宝塚アカデミア」は非常に面白かったし、沢山の発見が

ありました。

石井氏の厳しくも愛情ある評論があったからこそ、他の論者も公平に

見ようと努力していたし、中には小難しい事ばかり書く人がいたり、完璧に

個人の趣味のおしつけがあっても目立たなかったのです。

 

ところが、出る杭は打たれる・・じゃないけど、石井氏の論評にあれこれ

言う人が出てきて、とうとうアカデミアの編集から降りてしまいました。

後には川崎賢子氏、溝口祥夫氏、小竹哲氏らが頑張って編集を

続けてこられましたが、いかんせん中身がどんどん薄くなっていく傾向は

止められませんでした。

 

 確かに時代・・・というのもあると思います。

2001年の新専科制度以降のファンというのは、それまでの

宝塚を演劇の1分野として冷静に見る」というスタイルから、

特定のご贔屓さんを応援する」スタイルに大きく変わりました

劇団の「スターを出世させたかったらファンの増員が必須条件」みたいな

動きが強くなると共に、「好きなスターの為だけに通う」ファンが多くなり、

舞台を見ても芝居もショーも見ず、ひたすらスターの顔だけを見ている

ファンが多くなったんですね。

それに比例するように、宝塚オリジナル作品の質の低下も顕著になりました。

さらに、ファン同士の話の中でも、自分のご贔屓以外の話はタブーというか

批判も評論も許さない空気が強くなってきた事は確かです。

 

ネットの氾濫によって、せっかく真面目に評論を書いても「悪口」と

とられたり、手紙やメールなどでのバッシングも絶えない・・そんな状況に

なりつつある今、公演感想を書くサイト等は非常にぴりぴりしていると思います。

 

その影響なのか、アカデミアも個人的な好みに偏る評論がやたら多く

なり・・(例えば小池・正塚は認めるけど植田・谷は絶対に認めないとか

何を書いても荻田は素晴らしいと絶賛し、藤井には言及せず・・みたいな

偏りね)

こちらは公正な舞台評やジェンヌ評をみたいのに、あまりに一般の感想と

かけ離れた評論とか?

(「イーハトーブ夢」がかなり酷評されていたのにはびっくりしたし、

最近で言うと「オクラホマ」そんなに面白かったか?みたいな・・・)

 

さらに、バッシングを恐れてのことか、褒め殺しではないかと思われる

ジェンヌ評が沢山載ったりすると、読む方は読んで納得したいのに

反感ばかり感じてしまう始末・・・(「何でそうなの?」「うっそー?」ばっかりね)

 

かといって、いわゆる最近の「スターしか見ない」ファンというのは

こういった評論本を読みませんし、読み解く国語力もないですから・・・

(ネットなどで「青い鳥を捜して」に感動したーとか、「愛しき人よ」

素敵だったーーなんて感想を読むと、ぐったりと体中から力が抜けます。

観客が宝塚の演出家にコケにされているのがわからないなんて・・って)

 

ゆえに年に4回発行されていたものが、半年に1冊になり、

そうするとリアルタイムで動いている宝塚の流れと合わなくなり、とっくに

退団しちゃった人へのオマージュだの、公演が終わって暫くたってからの

評論だのと時期に合わないテーマばかりが出てくるわけですよ。

途中からはどの巻も「さよなら特集」ばかりになってましたよね。

こうなると坂道を転がり落ちるのと同様・・

ついに28巻サヨナラ湖月わたる・朝海ひかる

終わりを告げる結果となりました。

 

もし、「宝塚アカデミア」に今後があるとしたら、編集同人を大幅に変えて

「わかる人にしかわからない」本として発行していく道しかないのでは?

(小難しい文章しか書かない溝口祥夫氏と一般ピープルと感覚を異に

している川崎賢子氏、劇団側のスピーカー藪下哲司&草葉たつや氏には

ご遠慮頂き、ここは古典芸能に造詣が深い田中マリコ氏中心にやって

頂きたい)

 

評論を書く前提もある筈です。

「宝塚は大衆芸能の一つであること」

「男役も娘役も型芝居である」

「歌唱力・ダンス力も大事だけれど、一番大事なのは演技力」

という事をきちんと押さえた人が書かないと、

どんな芝居もレビューもジェンヌも「いいと思う人もいれば

そうでない人もいるもんね」で終わってしまいますから。

たとえ誰に何をいわれようと、バッシングを受けようと、「書くべき事を書く」

スタンスというものが必要だと思います。

 

「宝塚アカデミア」の失敗は、大衆に迎合した評論を書こうとした事に

あると思います

今現在、昔のような宝塚本はほとんど出版されていません。

なぜなら、評論本を片手に舞台を見る知的財産を大事にするファンが

激減してしまったから・・本当に嘆かわしいこと。

それもこれも優れた作品を世に送り出せない歌劇団のていたらく。

自己満足の為に作品を書いていたり、実は宝塚を愛していない作家が

堂々と「座付き作家」として座っていることの弊害です

 

誰にも評されることなく、ただアイドルのようなスターばかりの歌劇団に

果たして存在意義があるのか・・・

舞台芸術」とは一体何なのか・・・

先人達が「女子供の見る宝塚」から脱却しようと、一生懸命芸術としての

宝塚を花開かせようとした時代はすでに去ってしまったんですね

ただの「華やかなキワモノ」に成り下がって・・それでいいんですか

いつかまた「宝塚アカデミア」が復刊する時こそ、宝塚が「芸術」を

取り戻したときであると・・・信じています。

 

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