ふぶきの部屋

皇室問題を中心に、政治から宝塚まで。
毎日更新しています。

宝塚音楽学校112期生 入学式

2024-04-20 07:00:00 | 宝塚コラム

まずはご入学おめでとうございます。

吹き荒れる逆風の中、よくぞ受験して入学して頂きました。

ファンとして、本当に嬉しく思います。

音楽学校初期から変わらない制服。

昔はこんなの着て・・・と思ったけど、今は何だか新しいね。

変わらないものがあっていいと思います。

合格発表から入学式までの間に、これだけ髪型を整え、しっかりと発声し、きちんとした姿勢で立っていられるというのは、今時珍しい事であり、これぞ日本の美徳だと思います。

タカラジェンヌというのは、とにかく1にも2にも姿勢がよくて、だからドラマに出てもすぐにわかります。まっすぐにぴんと張った姿勢があれば、どんなコスチュームも着こなせる。

「光る君へ」の凰稀かなめは少ししか出てこないけど、ドラマの中で最も平安時代の才女に見える。それは長年培ったものですね。

私が、悠仁殿下のお妃にはぜひジェンヌを・・と望むのはそういう観点から。

礼儀、言葉遣い、姿勢。そして伝統を受け継ぐ気持ちがないとやっていけない世界ですので。

112期っていうのは、年齢的にはピッタリかもしれませんね。

学歴より、芸術や歴史に対する造形を深め、それを教養としてしっかり受け止めて深堀りして下さいね。

宝塚にいなければ出来ない事、覚える事が出来ない事、沢山あります。

予科の1年は本当に厳しい。上級生が怖くて。

でも、余計な事を考えずに精進して欲しいと思います。

 

挨拶もきちんとして、あらためて偉いなと思います。

彼女の憧れの男役は朝美絢でしたっけ?

朝美絢は下級生の時からギラギラしてました。自分の欠点をよく知っている人で、だから自らがむしゃらに飛び込んで「俺様キャラ」を作り出してきた人です。今の宝塚に必要なのはそういう人です。

 

今もって「加害者」という言葉を使い、宝塚を誹謗中傷する人が絶えません。

しかし、もう合意したわけですし、宙組再開も決まり。

いつまでも後ろ向きではいられないのです。

自死に加害者はいません。

そうです。何よりもお願いしたいのは、何があっても「死」を選ぶ事なかれです。

死を選ぶくらいなら即日で退団して下さい。

だけど、自分が選ばれた40人である事を思えば、それがたとえトップでなくても、誇りになる筈だと思うんですよ。

「あの人とは共演したくないから休演」もなしにしてほしい。

ファンは決して軽い気持ちで劇場に通っているのではありません。

そのお金には沢山の労働や汗や気持ちがこもっている。

その事を忘れないで欲しい。

「芸事を人様に見せる」今、その卵になったわけですからしっかりと商業演劇とは何か、という事も学んで欲しいですね。

 

引っ込み思案ではなく、おかしなプライドも捨てて、白紙の自分になって教えを身に着けて下さいね。

頑張ってね。2年後を楽しみにしているので。

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宙組の再開

2024-04-15 07:00:00 | 宝塚コラム

 やっと・・・宙組の再開が決まりましたね。

この期に及んでもぐちゃぐちゃ悪口いう輩の事は気にしなくていいです。

よかったとしかいいようがありません。

正直、スケジュール的にどうするのかと思っていたんです。

例えば、大劇場の場合、月組公演が5月12日まで。

で、宙組がその次だったんですけど、このままでは間に合わないなと思っていました。

しかし、今回、新しいスケジュールによると、

6月20日から30日まで・・・宝塚大劇場

7月20日から8月25日まで・・・東京宝塚劇場になりました。

新たな始まりという事と、稽古期間が十分に取れない、メンタルの問題等をふまえ、ショーの一本立て。

タイトルは「ル・グラン・エスカリエ」(大階段)です。

斎藤吉正ですから、さぞや元気が出るショーだろうなと期待します。

一般売りは未定。恐らく各ファンクラブ限定の作品になるのかも。

配信はあるかなあ・・・・おかしなマスコミが入り込まない様に色々策を講じる必要があり、誰が見ても「宝塚ってすごい」と思わせなければならないので、出演者にとっても作家にとっても、非常に重い公演になる筈です。

トップコンビは変わらず。

休演中の亜音有星はどうする気なんだろうか。一禾あおもそうですけど、出演する気がないのに在団し続けると言うのはおかしいと思います。

亜音有星は非常に有望な男役で期待もしていました。

103期でもあった。休演していなかったらどうにかなったかもという気持ちもあるし。真風の退団後は最初から休演を決めていたようで、今まで体調不良や怪我以外で「休演」がまかり通る世の中になったんだなと、びっくりしたのを覚えています。

 

問題は宙組が、この作品で求心力を発揮できるかどうかにかかっています。

もともとまとまりがない組だったし、他の組に比べると今一つ努力が足りないなと思う事も多々あり、目を見張る若手が出てこないのも、仕方ないのかと思いました。

芹香斗亜は学年的にかなり上ですし、大人の対応で突き進んでいかなければなりません。年末のように今にも倒れそうな風情では困るのです。

また組子も、きちんと上級生に学ぶべき所は学び批判をしない事が大事だと思います。

 

宙組は入る事によって、大幅なスケジュール変更がなされ、

雪組は夏から秋への公演。

星組は、東京千秋楽が12月1日という何とも中途半端。

そして永久輝せあの披露目の花組は、年末から年をまたぐという初の試み。

今までは年末に終わって、めでたい正月公演からだったのに、正月を越えちゃうわけですからね・・・

それぞれの組ファンも、仕方ないとはいえ「え~~」って思わない事はないと。

ジェンヌさん達からすると思わぬ長期休みで旅行も・・って所かもしれませんけどね。

 

とにかく、9ヶ月は長すぎましたよ。

今後は強きで頑張れと思います。

 

 

 

 

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さよなら天華えま

2024-04-08 07:04:00 | 宝塚コラム

暁千星が星組に来てから、やっと私も星組の98期に目が向くようになったのですが、毎朝同期をラインで起こしてたり、差し入れ作って来たり。98期にとっては頼りがいのあるお姉さんだったんだろうと思います。

これからどうするのかな・・・・

 

天華えまは98期生です。

星組に配属されてずっと星組育ちです。

私が彼女のお茶会に行ったのは、姫に誘われたから。

姫は「スカピン新人公演の背中に惚れた」とか言ってましたが、私としてはほとんど興味ない事だったので。

印象としては本当に笑顔がはじけ飛ぶ、何でも笑ってすます明るくて軽い下級生だたなと。大丈夫なのか?とも思ってました。

でも、本人なりに色々悩みは尽きなかったようです。

新人公演のラストの船の上は真っ暗で何も見えないから怖かったらしいですね。

でも、何だか押しが弱いというか、顔が優しすぎて、どこか特徴がないなと思ったのも事実です。

彼女的には新人公演の主役も経験したし、礼真琴の役を何度も経験したけれど、結局は路線に乗り切れずに10年来てしまったという印象でしょうか。

月組には暁千星、宙組には瑠風輝がスポンサーがついたり、路線で真ん中降りしてきたりと活躍目覚ましい。そんな中での葛藤はいかばかりかと思います。

でも、そんな彼女に転機が訪れたのは、台湾公演「キラールージュ」におけるシンガーだったと思います。

天華えまのソロはなぜか耳に心地よく、子守唄のようで優しい気持ちになるなあと思いました。そうやって作品全体を見てみると、彼女があっちこっちで踊っているのが見えて、実は実力派スターである事を知るのです。

話は前後しますが「ドクトル・ジバゴ」を見た時、天華えまはミーシャという役で、主人公の友人役でした。

暗くて残酷なシーンが多いあの芝居の中で、一人、春のような温かさを持ったスターで、そのセリフ回しにどれほど癒されたでしょうか。

轟悠の友人役と言っても全然遜色なく、医者の格好がよく似合う好青年でした。

礼真琴の時代に入り、花組から綺城ひか理が入って来ると、非常にお互いに相性がよかったのか、仲良しで背が高いいいコンビになっていましたね。

「ロミジュリ」の死の役は天華えまの代表作の一つと思っていますが、今までにない解釈で、身体の柔らかさがより「死」としての不気味さを際立たせていましたし、さらに化粧がとても上手である事もわかりました。

めぐり逢いは再びNEXT」ではセシルという役がつき、売れない脚本家でそのおどけた明るい調子がとても上手で、大いに笑わせて頂きましたし、「GranCantante」でのソロは独特の声で私達に訴えかけてきました。 まさに才能が花開いた瞬間でしたね。

そして月から暁千星がやってきて、最初の全国ツァー「モンテ・クリスト伯」ではルジ・バンパ。明るくて貫禄のある海賊でした。 同期と仲がよくて、世話好きである事もこの頃知りました。98期の結束は天華えまによって保っていたので、よそから入って来てもさらっと迎え入れて貰えたんでしょうね。

「ディミトリ」のナサウエイは

穏やかながらご主人に忠誠を尽くす様がよく描かれており、その耀さがかえって不気味に見えましたよね。

また「ジャガービート」では赤い衣装が本当によく似合い、歌唱力が爆発した感じで、いつも彼女のシーンはDVDでも見返してしまいます。

「1789」では大人のダントンを見せてくれて、特に小桜ほのかをバッグハグする時の色気が妖しくて・・胸キュンものでした。

同期の暁千星が2番手羽根を背負った所で退団を決めるあたり、あまりにもタイミングがよすぎて「優等生すぎるよ」と思います。

 でも、彼女的には「STLLA VOICE」をやる事で自分がやってみたかった事全部叶ったというし、下級生にもよいお手本を示す事が出来てよかったのかなと。

さらにおまけのように「ミー&マイガール」に出演出来て、憧れの天海祐希に近づいた感じがしたのかなとも思います。

本当はもっともっと宝塚の天華えまをみていたかった。

ムードメーカーである彼女の存在は、宝塚が今大変な状況の時にこそ必要ではないかと思うんですけどね。

でも、まあ、彼女が自分で決めた事だし、やりきったという感じがするし、階段を袴姿で降りてきた言ったセリフの全ては、宝塚愛に溢れていて、こういう上級生を持てた星組は本当に幸せなんだと改めて思いました。

今後、どうするかわかりません。

けれど、料理が上手だから普通に結婚して幸せになれそうだし、でもダンスの腕前はこれからも見せて欲しいし。

彼女の持って生まれた明るさを生かす道はないものかと神様に祈ってしまいます。

それでもどうかどうか幸せになって下さい。

私達はあなたに本当に幸せにして貰いましたから。

これからは自分の幸せを考えて欲しいです。

ありがとう。天華えま

 

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RRR/VIOLETOPIA東京千秋楽

2024-04-08 07:00:00 | 宝塚コラム

結局、この作品は生で合計4回見る事が出来て、そのうち1回は「東京宝塚劇場初観劇」のお友達もいて、色々説明や案内をしながら、舞台観て、キャトル行って、食事してお茶して・・の贅沢な事やってかえって来たのですが、お友達も大変喜んでくれて。

「礼真琴さんって本当にかっこいいわね」と言っていました。

公演ドリンクに公演デザート。そして姫がデコった写真を。

キャトルでは宙組の写真が新しくなっていて、何とも言えない気持ちになったんですけどね。

中盤、ちょっと疲れが見えた星組ですが、盛り返したようですね。

 RRR 

「RRR]のラストシーン、手を広げたラーマに抱き着くビームに涙しました。

無論アドリブにも感動。

今回、この作品で一番成長したのは暁千星ではないかと思います。

大劇場から見ていますけど、最初の方は冷徹さが目立っていました。

でも東京の千秋楽が近づくにつれて目の中に憂いが深く刻み込まれるようになり、自分の行動に対していつも葛藤しているような・・・つまり映画版のラーマが乗り移ったように見えました。

感情が豊かになってきたというか、それだけラーマの感情を身に着けるのは難しいのではないかと思います。

何と言っても、舞台ではラーマの過去は1回きりですから、そこらへんを観客に伝えるのは難しいですよね。

ビームの歌は毎回安定の素晴らしさで、この芝居の大部分は礼真琴の歌で持っていたと思います。

また、今回、ジェニーを演じた舞空瞳も可愛らしくいじらしいイギリス人で、衣装の素晴らしさも見ごたえがありました。

小桜ほのかの演技はまさにヴィランジュ。

あんなに小さくて可愛い娘役だったのに、ここまで大きくご成長されるとは。本当に感動です。目が離せないですね。

極美慎の明るさや軽さは重くなりがちな芝居に一服の清涼剤になっていました。

天飛華音も稀惺かずとも、今回は非常に頑張っていたし、楽しそうだったし。

あっちこっちで色々な役を演じていた天希ほまれは目立つ事この上なし。

シンガーの人達、そして水と炎のアンサンブルも絶賛したいです。素晴らしかった。

「ナートゥ」もラストのお祭りの音楽も、拍手が鳴りやまないので指揮者は大変だなと思いました。

 

私・・・最初はシータになりたいと思ったんですけど、今はマッリですよね。

だってビームにあんなに愛されて子守歌まで歌って貰って、ラストはペッタイヤにバッグハグして貰っていいなあって。

 

 VIOLETOPIA 

一回しかみない人にとっては、やっぱり不気味なショーという印象ですね。

私のお友達も「何でこんなに地味なの?宝塚ってもっと派手じゃないの?」って言ってまして、そうだよね~~~と。

でも、何度も見ると音楽が頭から離れない不思議な感じがします。

「指田珠子ってうつ病?」と聞いたのは姫。

やっぱりショーの終わりで「まがいもの」に対する悲しい歌を聞くと、どこまでも前向きになれない作者の思いみたいなものが入ってきますね。

千秋楽はお遊び一杯で、あっちでもこっちでも天華えまと大輝真琴がハグしてました。

 

ここでもやっぱり一番七変化を見せてくれたのは暁千星だと思います。

ラーマと白いドレスの女性が同一人物だなんて信じられない。しかも裏声も綺麗で。今まで暁は何度も女装してきました。

「A-en」の時はさすがにガタイが大きすぎるなと笑ったけど、本人的には一生懸命色気を出したつもり。

「グランドホテル」ではうーん・・・・「クルンテープ」で初めて「可愛い。足細い、長い」とびっくりして、「GuranCantante」では女性らしさをうまく表現。そこらそんじょの娘役より可愛いぞとなり、今回は妖しさ、色気、そして女王蜂のような気高さを身につけていました。

そうかと思えば、楽屋裏の持てない男子になったり、ロックスターになったりと、早着替え大変だね~~と思いつつ。すごいなあと感心してしまいました。

 

七変化と言えば小桜ほのかもそうで、芝居での悪女、二階席まで来てもそれを貫き通した凄さ。そしてショーでは綺麗な声とサーカスのシーンの声と使い分けが素晴らしく、今やどんな役でも来なさい状態で嬉しい。

退団者の挨拶、そして礼真琴の挨拶を聞いていると、すべての言葉を遺族に聞かせたいと思いました。

いや、そういう事も含めての言葉だと思っています。

天華に対して礼が「びしばし鍛えた」と言っていましたが、それは決してパワハラではなく、期待するからこそのものだったと。

週刊誌では芹香斗亜と天彩峰里が星組出身だから、そこが元凶というように書かれた事がありますが、星組のカラーというのはおせっかいな部分があるけど、決して見捨てないって所でしょうか。

紅ゆずるや礼真琴の退団者への言葉は、非常に細かく人を見ていたなと思います。そういう事が出来る環境があるという事ですね。

全ての総合芸術が宝塚歌劇なんだという事です。

こんな感動的な千秋楽があるからこそ、みんな通うしそれは亡くなったあの子も経験出来た筈なんですよ。

言われた事を全て「パワハラ」と本当にとらえていたかどうかわかりません。

あくまで親と弁護士が言ってる事だから。

でも、芸事の世界では自分以外はみんな仲間でありライバル。

破れる人と成功する人がいる世界です。

暁千星が2番手羽根を背負った時点で退団を選ぶ同期もいた・・・専科に行ってでも残りたいと思った人もいた。

よその舞台とは違う、濃厚な人間関係と「成長」を見るのが宝塚の面白さだと思います。

 

今回の「VIOLETOPIA」はトップと星組によって何とかうまく行きました。

指田さんには次回、きちんとセオリーを守りつつ個性のあるプラス思考のショーを作って欲しいです。

「あの不気味なショーを作っていた人がね~~成長したわ」と観客も思いたいので。

とにかく「世界で一番「ナートゥ」を踊ったみなさん。ご苦労様でした。

 

 

 

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歌劇団の謝罪に

2024-03-29 07:00:00 | 宝塚コラム

とうとう宝塚歌劇団が全面降伏致しました。

川人弁護士の高笑いが聞こえてきます。

歌劇団がそういう結論を出したのなら、もうそれはしょうがないと思います。

今後、ちょっと叱られただけで「パワハラ」だの、自殺するような生徒は入れないで欲しい。そう願うばかりです。

なぜ、合意したか。

そうしないと宙組を再開出来ないからではないかと。

15のパワハラについては、素人目で見ても無茶苦茶な話で、これを認めたら今後、トップスターを頂点とする体制が崩れてしまうのではないかと思います。

 (1) 2021年8月14日、宙組上級生が、被災者が自分でやることを
望んでいたにもかかわらずヘアアイロンで被災者の髪を巻こうとして、被災者の額に1か月を超えて痕が残るほどの火傷を負わせたこと、及び、それにもかかわらず、当該宙組上級生は、真に被災者の気持ちを汲んだ気遣い・謝罪を行わなかったこと。

 天彩峰里はちゃんと謝ってますし、それが件の下級生には気に食わなかったという事で、自分勝手に「わざとだと思う」の言葉を残しました。


(2) 2021年7月20日の新人公演の直前の2日連続深夜に、宙組上級生の指示により、被災者が髪飾りの作り直しの作業を行うこととなったこと。

 「こうした方がいいよ」であって絶対に「直せ」とは言ってないのです。また、天彩峰里自身、深夜までLINEで相談を受けて、何度「もう休みなさい」と言っても件の下級生は納得しなかった。


(3) 2021年8月頃、宙組上級生が被災者に対し、新人公演のダメ出しで人格否定のような言葉を浴びせたこと。並びに、宙組プロデューサー(当時)がこれを認識しながら放置し、対処をしなかったこと。

 「老けて見える」が人格否定なら、ほっとけばよかった。親切心でアドバイスしたら「パワハラ」になった。


(4) 2023年2月3日、宙組幹部4名が被災者を会議室に呼び出したこと、並びに、その後宙組生全員の集まりをひらいたことにより、被災者が過呼吸の状態になるほど大きな精神的負担が生じたこと。

 確かにこれは、生徒同士で解決する事ではなく(組長も含めて)こじれすぎたと思ったら歌劇団上層部に預けるべきだったかと思います。


(5) 宙組プロデューサーが前(4)項の会議室を確保し、被災者が精神的負担を受ける場を設定したこと、並びに、被災者が組替えを求めたことに対しこれを無視したこと。

 人事異動というのは、下級生の希望でいくらでも出来るわけではない。会社でも同じです。その日より休演しておけばよかったのでは。


 (6) 2023年2月1日、劇団が、上記(1)の事件につき、「全く事実無根」との見解をホームページ上で発表したこと。

 この件に関しては歌劇団が件の生徒の親がモンスターである事に気づかず、内々ですまそうとした結果と思います。


(7) 劇団が、被災者に対し、死亡前直近1か月間において、過大な業務量を課し、長時間業務を行わせたこと。

 宙組は、よそに比べて新人公演に関しての上級生の配慮が少ないという印象はありました。いわゆる「ほったらかし」状態。よその組はトップ自らが必死に指導していたと思います。が、これをやっても恐らく件の下級生は不満しか持たなかったと思います。

(8) 本件新人公演に向けた準備において、「振り写し」が必須ではなく、また本件新人公演の演出担当者が「振り写し」を行う必要はないと言っていたにもかかわらず、宙組幹部が、被災者に対して、「振り写し」を行うべきであると指導し、その結果、被災者に一層の過重な業務がが課せられたこと。

 これは演出家が悪いのでは。「振り移し」は新人公演では必須だと思っているので。何の為の新人公演か。それは「上級生がどのように役作りをしているか」を学ぶ場面なんですよね。


(9) 本件新人公演に向けた準備において、「お声がけ」を行うことは必須ではなく、被災者を含む下級生に負担が生じる状況であったにもかかわらず、宙組幹部が「お声がけ」を行う必要はないと宙組生に指導せず、その結果、被災者に一層の過重な業務が課せられたこと

 「お声がけ」というおんは「○○さんの役をやらせて頂きます○○です」「そう、頑張ってね」という、上級生への挨拶でありまた、儀式的なものです。件の下級生は新人公演の配役を漏らしてはいけないと言われたのに漏洩した事が発覚して叱られていました。

(10) 本件新人公演に向けた準備において、本件新人公演の演出担当者の怠慢により、被災者が同人の業務を肩代わりせざるを得なかったこと。

 これは生徒ではなく演出家の責任。でも、もしこれをやってのければスタッフによい印象を持たれて役付きがよくなる可能性があったのではないか。


(11) 2023年9月2日、本件新人公演の配役表に関して、宙組幹部が、午後10時以降の深夜帯に被災者を指導・叱責し、これにより被災者が午後11時50分になっても帰宅できない状況になったこと。

 これはいわゆる「新人公演の配役を漏らした件」ではないかと思います。


(12) 2023年9月下旬、宙組幹部が、被災者に落ち度がないにもかかわらず、「振り写し」に関し、被災者を指導・叱責したこと。

 幹部って組長の事ですよね。よくわかってなかったんだろうと思います。


(13) 2023年9月27日、下級生による衣装の取り扱いに関する衣装部門からの苦情に関し、被災者に落ち度がないにもかかわらず、宙組上級生が被災者に対し、下級生の失敗は被災者の責任であるとして指導・叱責したこと。

 これって「15のパワハラ」に入ってない出来事です。私も色々情報を得て、なぜ衣装部が生徒に衣装の管理等をさせるのかなと思った事があります。衣装部の仕事は全ての衣装の取り扱いではないかと思います。


(14) 2023年9月28日又は同月29日、宙組上級生Aが、被災者に落ち度がないにもかかわらず、「お声がけ」に関し、被災者を大きな声で指導・叱責したこと。その後、宙組上級生Aが、別の宙組上級生Bを呼び出し、被災者について指導したうえで、宙組上級生Bが、他にも宙組上級生がいる中で、被災者に嘘をついているかと繰り返し詰問したこと。

 要は週刊誌に情報提供しているのは誰なのかという疑いをかけられた件ですね。週刊誌の記事は宙組のみならずファンをも巻き込んで許せない記事でした。

全ての発端は「週刊文春」にあると言う事は確かです。

で、今後、色々な見直しがされると思うのですが、特に

劇団員及び関係者の意識改革・行動変容を促す取り組み宝塚歌劇団には、技芸の伝承や安全に舞台を務めるための様々なルールや慣習がありますが、中には、古くからの伝統や慣習が積み重なり、非効率になっているケースや、過剰な気遣いや負担が生じているケースもあることから、常に時代に合わせてルールや指導方法を見直し、意識改革を図りながら伝承してまいります。


過去から伝承されてきた慣習・しきたり・指導方法の見直し
・舞台人としての技芸やマナーの向上等のため、劇団員の中で伝承されてきたルールや指導方法について、非効率・不必要となったものを廃止・合理化・改善します(2024年 1 月以降、順次実施中)。
・匿名で投稿できる意見箱を設置し(2023年12月より実施済)、要望事項に対して劇団員の代表や関係先と協議の上、順次改善を実施します。
出演者・スタッフの役割分担の見直し、人材育成の強化
・ハラスメント研修、リスペクト研修、コーチング研修など、各種研修を拡充します(2023年12月以降、順次実施中)。
・稽古用小道具の準備や段取りに関する役割の見直しにより出演者(下級生)の負担を軽減します(2024年1月以降、順次実施中)。
・IT ツールの導入により、各種連絡・情報共有・データ共有等の円滑化・効率化を図り、出演者やスタッフの負担を軽減します(2024年中に実施予定)。

遺族の言葉は今の私にはありえない事なので出しません。

5組ある中で4つの組が出来ていた事をなぜ宙組だけが酷い結果を生んだのか。

その原因は、生え抜きのトップを故意に出さなかった事に尽きます。

様々な組から落下傘で入って来るトップのやり方に翻弄されて来たんだろうなと思うんですね。いつまでも組カラーが出来ず、指導の在り方も一貫してなかった。

特に「抗議の休演」「抗議の退団」を見逃したことが失敗です。

103期が次々退団して行った時に気づいていれば、こういう事態には陥らなかったかと思います。

これに関しては前トップと組長にも責任があります。

あの二人はあまりにも長い間、トップに君臨していて回りが見えてなかったのかなと思います。

宝塚歌劇団は、生徒の保護を徹底すると共にスタッフの育成も急いで欲しい。

馬鹿みたいに稚拙な脚本でも「先生」と呼ばれる限り拒否出来ない生徒達。

こういう事から改革して欲しいと思います。

それとファンに甘えるのもやめてほしいです。

生徒には正当な報酬を支払い、責任を持たせ、ファンクラブが金儲けして生徒の退団に備えるようなことはしないで欲しいです。

また「あの人、いつもいい席に座っているよね」なんて人を見かけますけど、ファンに対して「所得格差とか貢献度」でチケットの配布に差別をつけることも止めて欲しいです。

 

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真実相当性・・・集団圧力が怖い

2024-02-29 07:00:00 | 宝塚コラム

ぼんやりとミヤネ屋の仲本工事さんの奥さんの話を聞いていたんですが、彼女が出版社を訴えた事についてわりとまともな事を言っているのに驚きました。

何で宝塚とか松本人志の件では偏るのに、こっちはまともなのか?

阪急のぐだぐだぶりは、生徒もファンもいらだたせ、悲しませる一方だからやめて欲しいと思います。

先日の川人弁護士の話では

阪急は概ねパワハラに相当する事があったと認めた。しかし、上級生のパワハラは認めていない」という事です。

文春砲がまた炸裂し、今度は謝罪しない芹香斗亜を徹底的に叩くし、松風輝もまた叩きこんでいます。

双子の妹、一禾あおはヅカ風にいうと「キャストボイス」を発表。

その内容に私などは驚いてしまって「さすが双子」と思わざるを得なかったのですが。

一体ご遺族様は何をしたいのか?

芹香斗亜と松風輝と天彩峰里に土下座して謝罪させたい

その模様を記者会見して欲しい

と見ました。

それまでは何が何でも戦い続けるって事なのだと。

執着が過ぎると自分を傷つけるよ・・・って言ってあげたいし、誰かのせいにして、誰かに土下座させても、少しも心は晴れないよとも言ってあげたいです。

 

ご遺族様の訴える15のパワハラですが、真実相当性があるかどうか。

ミヤネ屋では「真実相当性」が大事であると弁護士さんが言ってました。

仲本工事さんの奥さんによる出版社への告訴は、書かれた内容がほとんど伝聞であたかもすぐそばで見て来たような話だけど、実際に本人に取材したわけではない事。故に断罪もしやすいのです。

彼女が週刊誌に書かれた「鬼妻」「モンスター妻」という言葉は、真実かどうかではなく、そのタイトルだけで十分に印象付けるもので、名誉棄損になると。

ではこれはどうですか?

宝塚宙組トップが「私は謝らない」タカラジェンヌ飛び降り事件」

あたかも芹香斗亜が自殺に追い込んだような印象を持ちますよね。

だけど、15のパワハラといい、ご遺族様の言う事に果たしてどれ程の真実相当性があるのでしょうか?

「ヘアアイロン事件」も、そうですけど、嫌いな上級生に「前髪作ってあげる」と言われて額をやけどした。医者に行ったけど薬を貰って丁寧な処置は自分でと言われた。

そして「わざとだと思う」という言葉が「真実」にされていますが、そこに真実相当性はあるでしょうか?

また、新人公演の前、彼女は天彩峰里に夜中に長々とLINEを送って質問し、天彩峰里からは「大丈夫。もう寝て」「頑張って」って言われているのにさらにしつこく質問しまくっています。

これは事実ですが、この二面性をどう思いますか?

そもそも退団予定であったのに、突如自死を選んだ理由は・・ご遺族様が「上級生からのパワハラがあったに違いない」と思っているからでしょう。

 

いわゆる一禾あおの「キャストボイス」に反応してXが突如「一禾あおさん、素晴らしい」とあげあげコメントがものすごくて。

ご本人はこれをみて「応援してくれている」などと思わない方がいいです。

集団的な圧力と世論誘導、この恐ろしさにただただ震えるばかりです。

 

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疲れたヅカファン・・・遺族様のパワハラに傷つく

2024-02-28 07:00:00 | 宝塚コラム

誰か自殺したら・・それは誰かのせいなんですかね。

LINEのやりとりだけで「パワハラ!」と言われても。

しかも「亡くなった時点で和解はありえない」んでしょう?

 

もうヅカファンは疲れましたよ。

マスコミは真実を報道してくれないし、歌劇団の弱腰にイライラするし。

もう角会長も辞めたんだからいいじゃん。

といえば「会長は勝手に辞めたんであってこちらが要請したわけじゃないし」と。

屁理屈。ああ言えばこういう。

被害を受けているのはむしろ、宙組ファンであり、ヅカファンです。

何が何でも芹香斗亜らを退団させないといけない的な、ここまで来るとその執念の強さに私達はへたれてしまうのです。

何も同情出来ません。

宝塚でまっとうに芸を磨いてきた人を生殺しにして、激やせさせ、笑顔をなくさせ、「お前は虐めた!お前はパワハラした!」と川人弁護士とご遺族様達が取り囲んで責め立てる。

これをリンチとは言わないのかな。

 

それと妹さんね。路線に上がって来られたのも誰のお蔭か考えた事ある?

自分の力だけじゃないんだよ。

なのに、自分の職場をあしざまに言う。だったら早く退団して、それから言えばいいのに、在団させて貰いながら言うとは。

呆れてものが言えない。

せめて他の組に波及しない事を祈るのみです。

 

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雪組 東京千秋楽ライブビューイング

2024-02-12 07:00:00 | 宝塚コラム

このところ、全然雪組さんにご縁がなく、気づけば誰が誰やらになっているんですよね。

 

 ボイルド・ドイル・オンザ・・トイル・トレイル 

誰よ。こんなわかりにく変な長ったらしいタイトルつけた人。

あ、生田大和だった・・・・

全体的にはよく出来た作品じゃないかなと思います。

無論、コナン・ドイルの小説やある程度の人生を知った上で見るなら。

今時「コナン」って言ったら名探偵コナンだしねえ。

コナン・ドイルが書いた小説というのは、いわゆる「推理小説」の草分けのようなもので、ドイル以前には存在しないものだったわけです。

恐怖小説とは違って、緻密で論理的でちょっと怖さも含んだ小説ですね。

舞台の通り、ホームズが実在すると思ってた人も多かったし。

そりゃベーカー街のなんちゃらまで出てきたらそう思うよね。

オタクなファンを掴んだのも、きっと最初じゃないかなと。

何でも出来るホームズだけど、実はアヘン中毒だったというのはなしにされてる。ドラマでもなしにされてましたよね。

ドイル的にはもっと違う小説を書きたいと思ったけど、たまたま当たったホームズをずっと書かなければならない作家の宿命に陥ったわけですね。

それって、例えばモンゴメリの「赤毛のアン」もそうで、本人はとうに飽きているのに結果的にアンシリーズを続けないといけなかった。

 

医者で冒険家で夢見がちなドイルは彩風咲奈によく似合ってましたし、ぶっとんだ奥さんも夢白あやに合ってたと思う。

見目麗しい朝美絢のホームズ、和希そらの編集者。どれもこれもぴったりなんだけど、何となく大笑いに持っていけなかった理由は何だろうなあと。

これ、星組ならアドリブ利かせて、細かな演技で視線をあっちこっちに向けると思うんだけど、成績優秀、品行方正な雪組ではコメディの限界があったかもしれませんよね。

また、ストーリーはよかったんだけど、それに対する楽曲が全然印象に残らず。

これって何?1曲くらい名曲が出てもよさそうなのになと思いました。

 

細かく言えば、ドイルの奥さんって何であんなにぶっとんでいるキャラにしたのかな。歌も下手だし、一人で浮きまくっていた印象があるんだけど。

ドイルの家族関係の薄さ、せっかく描いたのに無駄になったなと。

父の死なんかどうでもよくて、妻の病気だもんね。

作家になって成功すれば、家族を取り戻す事が出来ると思っていたのに、それが出来なかった。遅すぎたというか、それぞれ別の道があって、妹二人のみが一緒になった。

でもこの妹二人が登場している意味がわからない。

なぜ父の死を伝えない?母をどう思って、兄はどう思っての部分がまるでない。

とにかく、歌とダンスで韻を踏んで難しい話を面白くしようという意図はわかるのですが、もう少し深みがあってもよかったんじゃないか?と。

 

 フローズン・ホリディ 

タイトル間違ってないか?と最初に思ったんです。

何だかクリスマス一色が長くて。「クリスマスホリデイ」とかにすべきだったんじゃなかったかと。

突如出て来る日本のお正月みたいなシーンも、それはそれなりに面白いけど浮くよね。

私はスノウフラワーちゃんたちの白黒衣装が拒否反応で。

あとで、その衣装の意味はわかったのですが、それでも好きになれないなと。

 

で、野口幸作なんですけど。オープニングからどこかで見たシーン。

船がクリスマスになっただけじゃ?イルカがトナカイに?

古い言葉でいうと歌詞が「ボキャ貧」っていうか、まーたこの歌詞。

「好きだから」とか「見せてやるぜ」的なね、そういうのの羅列にちょっとうーんって思いつつ。

自分の作品をリスペクトするのは早いでしょうと私は思います。

 

ボキャブラリーが貧困なのは作家として大変な欠点ですから、同じ愛という言葉を表現するにしても、もっともっと言葉を選ばないとダメですよ。

それに「フローズン」と聞けば「氷」でしょうが。

決してクリスマスやお正月ではないと思うんですよ。

サンタとか神父とかロックとか正月とか、そういう組み分けするんじゃなくて、氷の王と女王とか、吹雪とか雪とか、そういう感じで分けた方がよかったんじゃないですかね。

衣装は全体的赤と緑で最後までクリスマスカラーだったし。

でも、雪組100年の所は本当に感動しました。

そういういい所もあるんだしね。

 

和希そらがいない雪組をどうすればいいのかしら?って思いませんか?

本当に短い間だったけど、彼女の安定した語り口、歌、ダンスは何者にも代えがたい。今の雪組の中では。

これくらい、出来る人が数人いないと雪組さん、頼りなくなるよね。

トップコンビが何だか声に不安定さを抱えて、朝美絢は独特の個性を発揮し、回りは何とか目立ちたいけどそうはならず。

これで「ベルサイユのばら」を出来るのかと。

あれこそ大芝居、その気になって没頭しないと出来ない芝居ですからね。

そういえば、汀夏子の「ベルばら」も花組に比べるとイマイチだったなあ・・と古い事を言い出したりして。

 

 

 

 

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星組で「記憶にございません」?

2024-02-09 07:00:00 | 宝塚コラム

星組の運は「RRR」で尽きたのか、ショーの運は「ジャガビ」で尽きたのか?

いやいや、後期の作品の発表にびっくりしてしまいました。

何と三谷幸喜の「記憶にございません」ですよ。

石田昌也だなと思ったらそうだった。月組の「カンパニー」再び。

いや、今回はサラリーマンではなく総理大臣だけど、中年のおじさんよ?

礼真琴にそれをさせる?すごすぎる。

私、この作品は以前見た事があり、最初から最後まで大爆笑していたんですけど、まさにアドリブ天国で行くなら大ヒットしそうです。

そうなると誰が何の役?

記憶を失う総理大臣・・・中井貴一は礼真琴。記憶を失う前は悪徳の総理大臣で妻から「触るな」と言われる程嫌われている。でも、記憶を失ったら妻が大好きで、喜ばせたくて・・みたいな感じかな。

奥さんは無論、舞空瞳ですけど、じゃあ、暁千星は?

順当にいけばディーン・フジオカの井坂秘書官って事になるけど、ライバルのような草刈正雄になるかもしれない。

警察官は稀惺かずとか?とも思うけど、じゃあ極美慎と天飛華音は?

小桜ほのかは小池栄子あたりなのか?もっと老け役いくか?

 

想像するのは面白いけど、なんせこれって中年ばかりが登場する話で、どこまでヅカっぽくなるの?

三谷作品は、例え一瞬のわき役といえども、個性を発揮するような脚本を書く人ですから、下級生たちの役が増えるかなとも思うのですが、「RRR」のビームが憎まれ総理大臣でぼやっとしているっていうのが、何ともギャップが激しすぎて想像つかず。

それにショーは竹田悠一郎の大劇場デビューらしいけど、何で二人も続けて新人の面倒をみなくちゃいけないのか?

脚本家の人手不足が半端ない。藤井大介カムバック!

こうして、内側からじわじわと・・・それがあちらの希望なのか?と思うとジェンヌが可哀想。

だけど星組はまだいい方です。

この世の中、どこか倫理観が間違ってきていると思います。

そういうと、必ず荒らしが現れるのですが、真理は変わらないと思うんです。

男女交際に関しても、「令和の基準はね」という。「世の中が変わったんだから」と言って、価値観が変わる前の行為をあげつらい、その事によって人格否定を行ったりする。

芸の為に精進する事についても「パワハラ」と言い出す。

頑張る事が罪だなんて価値観はあってはいけないのです。

頑張りたくない人、頑張れない人はそれなりにやればいいけど、令和は頑張っている人に対して否定する世の中になりました。

「2024年問題」もそうで、これでは人手を増やす事が出来ない、もっと稼ぎたいと思う人が頑張れない社会になっています。

男女のあれこれ、そこまで男性にプレッシャーをかけ続けたら、確実に少子化が進むでしょう。非婚率も上がると思います。

それが本当の男女平等なんでしょうか?

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RRR大劇場千秋楽ライブビューイング

2024-02-05 07:00:00 | 宝塚コラム

 ライブビューイングです。

まず「RRR」についてですが、あの後映画を見て、何となく色々わかりました。

まず、何で虎?と思ったら、ビームって最初に森で虎を捕まえちゃうんですよね。虎だけじゃなくて様々な獣を捕まえて、それにエサを与えて箱に入れて、総督府を襲うと。

それと、魚釣りの少年が火事にあったのは、橋を渡っていた列車が横倒しになって燃えて川に落ちたからで、少年は火に囲まれました。ビームが持っている旗は水に浸す事で火を防ぐ力があったんですね。

さらに、イギリス兵が文句つけたのは銃じゃなくてバイク、ジェニーが乗っていたのは自転車じゃなくて車。

文字の読み書きができないビームに対してラーマは本だらけの部屋に住んでいるインテリ。

色々細々わかって来ると面白いですね。

 

舞台化して、こんなに最後まで楽しませてくれる芝居も珍しいなと思いました。「こんなの絶対無理じゃん」っていう所も、うまく演出出来ているし違和感ないし。

何より、水ダンサーの二人が見事で。勿論火ダンサーズもすごいですけど。

 

ビームの歌がインド人を動かした。銃がない革命があった」というセリフが非常に印象的でしたね。

今回はそれぞれ「ギャップ萌え」なんじゃないかしら?

あの可愛い小桜ほのかちゃんが残酷な総督夫人とか、優しい女顔の礼真琴が虎を素手でやっつけてしまうビームで、子犬のような顔をした暁千星が影をしょったラーマで・・・新しい引き出しを出したのかなと思います。

私はビームとラーマが仲良しになってあちこち歩くシーンがすきです。

映画でもそうなんですけど、唯一明るくて印象的なシーンなんですよね。

ビームはどちらかというと甘ったれな部分があって、しかも本当は英語が話せないのでジェニーとの会話に四苦八苦。そんなところも可愛い。

対してラーマは、常に理不尽さを感じながら鉄面皮を装いますが、ビームへの信頼だけは揺るがず、彼の恋心の為に色々策を弄する姿は微笑ましいです。

インド映画には、よくこのイギリス植民地時代のものが取り上げられますが、その理由は、インドが一つだった頃の話だからでしょう。

戦後、インドが独立するも、ヒンズー教徒とイスラム教徒の争いで、パキスタンとインドに別れてしまった。

結局、独立の後にくる宗教戦争って、皮肉というか、悲しい歴史かなと思うんですけどね。

 

今回、礼真琴も暁千星も代表作になりました。

特に暁千星は原作のラーマが乗り移ったようで、鳥肌立ちます。ひげとサスペンダーが似合うかっこいい男役ってそうそういません。

サスペンダー王子っていわれるの、よくわかります。

また、ラストの森での戦いにおける民族衣装がよく似合うこと、そして体の反り方がすごくて思わず目が行ってしまいます。

ラストシーンに客席降りを持ってきたところも大いに盛り上がりましたよね。

本当に楽しい舞台でした。

VIPLETOPIA」は、客席の1番前から見れば、何となくわかるショーなのかなと思いました。

そうえば、大劇場へ行った時、ベレー帽に一杯飾りをつけている人達がいて、

「いいなあ。ママもああいうのかぶりたい」と言ったら姫に

「いい歳して何を言ってんの」って言われてしまいましたけど。

おばあちゃんもベレー帽に飾りをつけて被りたいんだよっ!!!

あれって「リストマニア」の部分の衣装ですよね。あれは成功だったなと思います。

とはいえ、せっかく派手派手の中に入った礼真琴が何ゆえに悩んで逃げ出すのかが、さっぱりわからず。

 

しかしながら、全体的に見ると「礼真琴」の頭の中がごちゃごちゃしすぎて、結果的に整理出来なかった作品という事になります。

悪い意味でのギャップ。

何でトップがあんなぼろい地味な衣装なのかとか、二番手がやるには若すぎないかとか、へびを主役にするなら、もっとそれらしい何かが・・・とか、全てが役不足に見えちゃったんですよね。

で、退団者の事もあまり考えていないというか。

私達、正直98期のダンスが見たかったし、絡みも見たかったんだよ。

ショーのイメージにそぐわない歌を歌わせて終わりっていうのは、思いやりがなさすぎるよね。

天華えまが可哀想でした。

結局、衣装と音楽と振付に助けられたショーだけど、羽根をしょっている人がするべき役とか仕草とか、退団者達の関係性などをまるっきり考えずに、独りよがりだったなと思いました。

「高校別ダンス大会と思えば」という人もいましたけど、そうだよね~~なんせ主役が何を悩んでいるのかわからないし、最後は「くだらない」とか言っているしなあ。

 さよなら天華えま 

この人を知ったのは、はっきりいって「お茶会」でした。

ファンになった姫に誘われて、確かスカピンの新人公演の頃でしたでしょうか。お茶会に行ったんですね。

で、感じた事は「現代っ子だなあ」ということ。

常に何か言ってはがははと笑うし、あまり敬語使わないし。

真面目なのかそうでないのかわからないというか。

でも、あの時の「現代っ子」天華えまが星組で、こんなに頼りがいのある上級生になるとは思いませんでした。

人は成長していくもので、気遣いとか思いやりとか、そう言ったものを身に着け、さらに男役としてぴか一の「色気」を身に着けましたね。

天を突き抜ける程の笑顔と、妖しい色気は見る人をひきつけました。

だからこそ、暁千星と一緒にこの先も・・・って思ったんだけど、多分

STELLA VOICE」「ミー&マイガール」をやった事で、彼女的に頂点に立ったんだと思いました。

去り際の見事さにひたすら涙・涙です。

これから98期はどうやって朝、起きるの?とか、差し入れなくなったら困るよねとか、リーダーいなくて大変だってばとか。そんな事を想像させてしまう天華えまってすごいなと思いました。

確か、「ドクトル・ジバゴ」あたりから、演技が上手で横に置いておきたい人だと思ったし、「KILLER ROUGE」の台湾公演でのソロで、彼女の歌声は人を癒す力があると思いました。

礼真琴の時代になってからは、歌声が素晴らしく、肩の力が抜けるようなその歌い方に拍手しかありません。

ジャガービート」で堪能しました。

惜しい。本当に惜しい。彼女のような人は、今の宝塚に必要なのに。

でも、一方で、お料理や手芸が好きな女子力高い彼女が、幸せになる事を祈っています。

東京までまだあるけど、頑張れ!!

 

 

コメント (4)
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