ふぶきの部屋

皇室問題を中心に、政治から宝塚まで。
毎日更新しています。

私達はなぜ皇室を尊敬できなくなったのか6

2018-03-31 07:00:00 | 皇室報道

いわゆる左翼のNHKで「天皇家」をやると必ずおかしな話になるんですけど、今回のBSプライム「英雄の選択」における崇徳上皇のあらましに関しては、結構勉強になる部分が多いので、参考にレポさせて頂きます。

なぜ今、「崇徳上皇」なのかという事についても。

 京都白峯神社について

1868年、明治天皇が即位と同時に創建した神社。

スポーツの神様として有名な神社だが、実は崇徳上皇を祀ったもの。

元々崇徳上皇の御霊は讃岐(香川県)にあったが、京都に10日間運ばれて祀られた。「皇族下馬下乗」の看板があり、皇族にとって重要な神社の一つ。

なぜ明治維新の時に創建されたのかというと、大政奉還という政権交代劇があり、崇徳上皇の荒ぶる魂を鎮める必要性があったからと言われている。

 74代鳥羽天皇 → 上皇 → 法王

鳥羽上皇由来の安楽寿寺の庭には「鳥羽法皇院政の地」との石碑がある。

平安末期。それまでの摂関政治から退位した上皇や法王が自ら政治を行う。

鳥羽院はそれまでの摂関政治のしきたりや慣習をことごとく無視して一強独裁の政治を敷いた。

その象徴が平安京の南に新たに築いた「鳥羽離宮」

ここでそれまでの政治手法や身分制度にとらわれない独裁政治を行う。

上皇に気に入られれば誰でも政治をとる事が出来た(院の近臣)は身分の低い下級貴族が多く、さらに自らの親衛隊である「北面の武士」を持ち、手柄を立てれば優遇し、権力と富を掌握。

鳥羽院・・・別名「治天の君」

 院政の欠点

 摂関政治 → 天皇の外戚が政治を取り仕切る

 院政 → 院(法王)が独裁政治を行う

例えば皇位継承を始めとする重大問題を院が独裁的に決めてしまう。だからもし院の政治判断が一歩間違えたら国が危うくなってしまう。

 世間のルールを一切無視、日本最初の身分破壊、慣習破壊

 本来、天皇がやらなければならない煩わしい儀式をやらなくていいという権力が上皇や院。面倒な事はやらずに実権だけ持つ。

 権力者が「欲」を表に出してしまったら社会は成り立たない。その強欲が解き放たれてしまったものが「院政」

 天皇と律令で硬く締め付けられてきた制度を壊した院政は、誰がリーダーになるかわからない時代。

 

 崇徳上皇ってどんな人?

1119年7月7日生まれ。1164年9月14日死去。

 鳥羽天皇の第一皇子として誕生。

 1123年、5歳で即位。天皇となる。(鳥羽天皇は鳥羽上皇になる)

 和歌の才能にあふれ、教養が深く華やかさがある天皇だった。

 1141年、譲位。上皇となる(この時点で鳥羽上皇は法王になる)

 通常の皇位継承・・・鳥羽院 → 崇徳上皇 → 重仁親王が即位(崇徳の子)

BUT

 鳥羽院 → 崇徳上皇 → 近衛天皇(崇徳の異母弟)

崇徳上皇は「え?なんで?」と思った。

なぜなら「院政」は天皇の父及び祖父でなければ行えず、「兄」では無理だから。

崇徳上皇は一旦は近衛天皇を容認しつつ、その次は重仁親王になるだろうと期待しつつ、権力のない「上皇」の座におさまり、独裁政治はそのまま鳥羽院が続ける。

 1155年 近衛天皇崩御 これで重仁親王即位?

BUT

 鳥羽院 → 崇徳上皇 → 後白河天皇(崇徳の実弟)

 崇徳上皇の人柄・・・教養があり華があり和歌に優れている

 後白河天皇の人柄・・・今様(歌謡曲)大好きな遊び人

 元々後白河天皇はその子、守仁親王(二条天皇)が天皇になるまでの中継ぎとして即位。その後、譲位して後白河上皇となり院政開始も二条天皇との対立激化。

 崇徳上皇の出生の秘密?「崇徳上皇の本当の父は祖父の白河上皇である」との噂が流れ、それを信じた鳥羽院が崇徳を「叔父子」と言って嫌ったが、実はこの噂を流したのは後白河派だったとも。

 

 反鳥羽院・藤原頼長の登場

 家柄・知識が優れていた

 摂関政治の栄華を取り戻したい

 かなり横暴

 政治の中枢から外された為に崇徳上皇に近づく

 

 武士たちの台頭

 摂関家と天皇家のイザコザを利用してのし上がろうとする。

 1156年 鳥羽法皇崩御

 後白河天皇派 → 崇徳上皇と頼長に謀反ありとの噂を流す

           武士たちを集める

 崇徳上皇派 → 自分に謀反の気持ちはないが、こういう噂が流れるのは院政のせい。

 藤原頼長 → 古きよき時代へ帰る事こそが正しい政治のあるべき姿であり、天皇の姿だ。歴史の歯車を逆回転させようとする。

 頼長に説得されて崇徳上皇は武力行使を決意

 

 崇徳上皇の選択・・・保元の乱 

 崇徳上皇派 → 藤原頼長・源為義・為朝・平忠正

 後白河天皇派の武士 → 藤原忠道・源義朝・平清盛  

 結果は後白河天皇勝利。崇徳上皇派は死刑・・・350年ぶりの死刑復活

 崇徳上皇は讃岐に流罪 

 時は平安時代から武力で権力を奪い合う武士の時代へ

 政治権力の転換期・下剋上

 

 流罪後の崇徳天皇

 最後に暮らしたのは小さな小屋

 46歳で死去

 死後、棺が置かれた場所から血が流れたので「血の宮」と呼ばれる

 崇徳上皇・・・怨霊になる

 後白河法皇は崇徳の死を無視

 延暦寺強訴・安元の大火・鹿ケ谷の陰謀

 後白河法皇の身内が次々亡くなる

 貴族達の間で「崇徳上皇怨霊説」が流され、後白河法皇は対策をとる

 「皇を取って民とし民を皇となさん」は後の作り話

 幕末、平田篤胤により「崇徳上皇の魂を鎮める必要あり」との意見が出される

その理由は「朝廷の権限が衰え武士の世の中になったのは崇徳上皇の怒りにあるのではないか。今こそその祭祀を復興すべき」

 崇徳上皇死後100回忌毎に政権が変わる・・

 

 崇徳上皇の怨霊の意義とは

 日本人の心の中にあるうしろめたさや反省の気持ちの表れ

 日本人の中にある「行き過ぎない為のストッパー」

 中国や朝鮮半島のように易姓革命がない日本(王朝が変わらない)

しかし、崇徳上皇の怨霊は「天皇をもって民とし民をもって天皇とす」と言ったとされているが、それは「天皇と公家の権威に甘えた生き方をしていると大どんでん返しを起こされるぞ」という戒め、襟を正す意義があった。

暴虐なことをしたり贅沢三昧をしたりすると、本当に易姓革命が起こり皆殺しにされかねないから「きちんと義務を果たそう」堕落させない為の戒め。

崇徳上皇の生涯や院政について学ぶと、明治政府がなぜ「譲位」を禁じたのか本当によくわかります。

明治の頃にはまだ崇徳上皇の怨霊が闊歩していたのです。

譲位を認めることは院政を敷いてしまうかもしれない危険性があったからです。

そして来年は崇徳上皇没後855年ですね。

今上はすでに一強独裁の状態にあります。彼は崇徳上皇の怨霊など信じていないでしょう。自分が即位した後、一体どれほど沢山の天変地異が起きたかしれやしませんが、それを全部「慰霊の旅」で浄化したつもりになっているだけなんです。

でも今でも日本人の一部の人達は信じています。阪神大震災が起きたのも、東日本大震災が起きたのも、新潟も熊本も・・・でも今上の目が向いているのは70年以上前に被害を受けた沖縄のみなんです。

昭和天皇だって終戦の詔の時は日本全国の神社に皇族を派遣したものですし、何かあればすぐに祭祀に結びついたものですが、科学者の天皇は心の中では「祈りが何の役に立つのだろう」と思っています。

そんな事よりパフォーマンスを見せる事が正しい天皇の在り方であると信じているのです。

思えば水俣病は高度経済成長期の日本におけるチッソという企業がおごり高ぶった結果の事でした。しかも、それに対して適切な処置をするでなく、かえって人を傷つけた。雅子妃が皇室に入ってはいけない人だったと言われるのも、元々の心がおかしな状態にあったというのも、たった一人の内親王がああである事も、全て理由づけをされてもしょうがない状態になっている事に、「水」がテーマの皇太子は知るどころか翻弄され弄ばれ巻き込まれ、やがて同化しようとしています。

しかし、皇室を昭和以前に戻す事は不可能です。

眞子様の結婚問題に関して、相手方をきちんと調べない宮内庁、むしろ庶民の方が危機感を覚えてあれこれ調べまくり情報だってどんなに開示してきたか・・庶民よりも宮内庁がすでに「皇族とはどうあるべきなのか」がわからなくなっている。

今上に気に入られ・・・というか美智子皇后に気に入られたら「近臣」となり、とりあえず日々の業務が終わるといった具合でしょうか。

これは宮内庁だけでなく国の役所、地方自治体にも言える事ですが、「公」の仕事の意義がわからない状態なんですね。あるべき姿がわからないから先例を優先する。それだけならまだしも、上司の言いなりなっているのが今の役所ですから。

森友問題にしても官僚よりも政府主導になりすぎた事が「忖度」を生んだと言われ、そういう事で言えば宮内庁も政府も総理大臣も全てが天皇・皇后に「忖度」し、やりたい放題させている。それをさらに助長しているマスコミという図式が浮かび上がります。

民意とずれすぎている皇室に意義があるのか。

これで正当な皇位継承者である秋篠宮や悠仁親王に皇位が受け継がれなかったら、必ず宮家が怨霊となるでしょう。

(私は紀子様が怨霊になったら21世紀最強になるなーーと思います。それくらい紀子様が歩んでこられた日々は理不尽で壮絶な辛さをはらんでいます)

それゆえ紀子様を怨霊にしない為にはどうしたらいいのか・・・さっぱりわかりませんが。

 

譲位後の上皇が住む高輪御所と元東宮御所はまさに天皇をシカトした「朝廷」になりそうな雰囲気ですよね。

戒めを与えられてもそれが戒めと思わなかったらどうなるんでしょうか?

滅びの道を歩むだけではないのですか?

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春ドラ登場

2018-03-30 07:00:00 | ドラマ・ワイドショー

月曜日

 コンフィデンスマンJP  フジテレビ 4月9日 21時

長澤まさみ・東出昌大・小日向文世

 コンフィデンスマンって「信用詐欺師」の事なんですって。めちゃくちゃ期待が高まるドラマですよね。笑えるなら見ようかな。脇の人達もいいし。

 

 ヘッドハンター  テレ東 4月26日 22時

江口洋介・小池栄子・杉本哲太

 弱小ヘッドハンター会社に勤める江口洋介が人の為、会社の為に頑張るお話。ビジネスマンに受けそうなお話ですよね。

脚本家は「コード・ブルー」「BOSS]を書いた人

 

 ○○な人の末路  日テレ 4月23日 24時59分

横尾渉、宮田俊哉、二階堂高嗣、千賀健永

 キスマイかあ・・まともに演技出来る人いないじゃん?と思いつつ、仮想通貨で大金を手に入れた人、日本一親切なクリーニング店を営む人、田舎暮らしをしたいと思った人達の末路だそうです。「シンドラ」枠は結構秀作が多いです。

 

火曜日

 シグナル 長期未解決事件捜査班  

フジ4月10日 21:00

坂口健太郎、北村一輝、吉瀬美智子

 韓ドラのリメイク版。坂口健太郎ってこの間もリメイク版じゃなかった?

なんで今更韓ドラをリメイクするかなあ。

 

 花のち晴れー花男NEXT Season 

フジ 4月10日 22時

杉咲花、平野紫耀、中川大志

 あの「花男」の10年後のお話です。

 

水曜日

 正義のセ 日テレ 4月11日 22時

吉高由里子、安田顕、三浦翔平

 阿川佐和子の小説をドラマ化。「タラレバ娘」のスタッフが結集の刑事ドラマ。ワンパターンになりがちかも。

 

木曜日

 未解決の女 警視庁文書捜査官  

テレ朝 4月19日 21時

波瑠、鈴木京香、沢村一樹

 麻見和史「警視庁文書捜査官」が原作。波留VS鈴木京香。まあ、面白そうなので見てみます。

 

 モンテ・クリスト伯  4フジ 月19日 22時

ディーン・フジオカ、大倉忠義

 いわゆる「モンテ・クリスト伯」のドラマ化です。宙組版が舞台化したものとしては秀逸だったかなあ。石丸幹二と花總まり版はイマイチ。でもドラマ化出来るの?

 

金曜日

 執事 西園寺の名推理  テレ東 4月13日 20時

上川隆也・八千草薫

 おおっ!これは。守ってあげたい人に八千草薫がぴったり。「謎解きは・・」の合わない執事よりずーーっといいかも。

「西園寺」って明治になるまで使ってはいけない名字だったんですってね。

最近、人気の名字ランキングでベスト3くらいに入ってますが。

 

 デイジー・ラック  NHK 4月20日 22時

佐々木希、夏菜、中川翔子、徳永えり

 原作は「逃げ恥」書いた人で、ヒロインは30前で崖っぷち状態に。そこから再起できるかどうか・・・を佐々木希がやるの?えーー

 

 鳴門秘帖  NHK 4月20日 20時

山本耕史

 吉川英治の小説のドラマ化・・・とはいっても、かつて昭和の頃に田村正和版をわくわくしていながら見ていた私にはどうかな。

問題は野々すみ花が原田美枝子さん演じたお姫様をやるのか?それとも「見返りお綱」なのか?

「草燃える」も「三国志」も一般人がビデオで録画して残っていたのに、この作品はなし。残念でなりません。が!山本版もとりあえずみます。

で、こっちが昭和の田村正和。

 

 

 あなたには帰る家がある  TBS 4月13日 22時

中谷美紀、玉木宏、ユースケ・サンタマリア

 小説のドラマ化。ドロドロじゃないけど「あるある」不倫系ドラマ。

 

 家政夫のミタゾノ2  テレ朝 4月20日 23時15分

松岡昌宏、剛力彩芽

 やったーパート2です。楽しみです。ひたすら。

 

土曜日

 やけに弁が立つ弁護士が学校でほえる  

4月21日 NHK  20時15分

神木隆之介、田辺誠一

 スクールロイヤーという制度が4月から学校に導入されるそうです。

どういうものなのかわかりませんが、学校に「法律」を持ち込むんですよね。

完全オリジナルドラマだそうで、そのあたりは楽しみです。

 

 Missデビル人事の悪魔椿眞子  

日テレ 4月14日 21時

菜々緒、佐藤勝利、木村佳乃

 後ろで「オージンジ」の曲が流れそうですけど、冷徹な人事コンサルタントがあらゆる問題をすぱっと解決していくお話です。こういうのは好きかも。

 

 おっさんずラブ  テレ朝 4月21日 23時15分

田中圭、吉田鋼太郎、林遣都

 あの・・2016年版を見てないんですけど、田中圭が二人の男性に告白されちゃうの?で、始まるストーリー?興味はあるかも。

 

日曜日

 ブラックペアン  TBS 4月22日 21時

二宮和也、竹内涼真

 

 海堂尊「ブラックペアン」が原作。ペアンって手術道具だよね?

医療機器と人の腕の対決物語ですか?お医者さんならドラマの半分はマスクと眼鏡?えーもっと顔を見せてよ。

 

 PTAグランパ2  NHK 4月8日 22時

松平健・安達祐実・真飛聖

 いよいよパート2です。前回爆笑した人も今回も爆笑しましょう。

 

 崖っぷちホテル  日テレ 4月15日 22時30分

岩田剛典、戸田恵梨香、浜辺美波

 最近、岩田がバラエティーに出まくっているのはこれのせい?いわゆる定番のホテル再建物語ですが、浅田次郎原作の「プリズン・ホテル」に迫れますかねーー

 

韓国ドラマ → 「仮面の王 イ・ソン」4月15日 NHK 21時

・・・誰が王様の時代かわかりませんが、最近の史劇はネタがないので妄想がふくらみすぎ作品が多いみたいです。これを事実と受け止めない様にね。

朝ドラ → 「半分、青い

・・・私、あまり見る気しないのですが、高度経済成長期に生まれてバブル期に結婚するヒロインってまるで私達世代じゃないですか。バブル期=扇風機の開発っていうのがあまりピンとこないんですけどね。

 

テレ朝の昼ドラは一旦終了。2019年に「やすらぎの郷」の続編みたいなのが始まるそうです。全面的に倉本聰があの時間帯を奪ったって事でしょうか。

 

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北朝鮮を見ていると

2018-03-29 07:27:03 | 政治

 ちょっと体調不良です。

残業しすぎて疲れちゃったかしら?

 

最近、北朝鮮やら満州国やら中国やら・・・そういう国の歴史本ばかり読んでいるのですが、実際に金正恩が中国を訪問した映像を見て思ったのは

 朝鮮は1000年間やってる事が同じ

 北朝鮮は中国の属国であり、第一番目の弟、次が韓国

 世界的に信用するに値しない・・・のがわかっているのに振り回される国がある

 今回の金正恩の訪中は、かつて高麗の王様が明の国に跪いて「助けて下さい」と言った事や、高宗が清に頼ったのと同じことです。

何かあれば最終的に頼るし、頭を擦り付けて跪くのが挑戦のやり方で、こうなってくると習近平ははっきりと北を「属国」とみなすわけだから、いつ軍隊を派遣してアメリカに対抗してもおかしくない。

結果的に北朝鮮の国土は荒れる、よその国のせいでね。

習近平が韓国を訪問するのは、「次弟」を従えるつもりで文大統領としてはうれしくてしょうがないでしょうね。

 朝鮮半島のどっちにつくかわからない態度&最終的に宗主国に従うやり方のせいで、日清戦争が起き、日露戦争が起き、伊藤博文は暗殺され、韓国併合に至った歴史を日本は忘れてはいけません。

 北朝鮮を「自国領に」と思っているもう一つの国はロシアであって、プーチンと習近平の陣取り合戦が始まってしまうのではと思います。

 アジアの平和の為に日本は当時は出兵したけど、今は傍観するのがいいのでは。「朝鮮半島の非核化」なんてしょせんは無理だし。粛々と歴史を検証し、事実を突きつけて対抗するしか。もう国連もあてにならないし、国際司法裁判所なんてなんぞや?の世界。

つまり世界は無法地帯になっているという事なんですよね。

 

どなたかが皇太子一家を見ていると末期のロマノフ家を見ているようだ・・・という意見を見ましたが、現在のお花畑日本を見ていると清朝末期に見えてきます。

清朝は発足当時は国の隅々まで人を置いて統治していたのですが、末期にはそうではなかった。日清戦争も日本と清ではなく、日本と李鴻章率いる北洋軍との戦いであったと言われています。つまり当時の清には国内の事すら見えておらず、互いに権力抗争をしていただけです。

ロマノフ家も自分の家の不幸しか見えなくなって政治を顧みなくなったことが破滅の原因であるし、李氏朝鮮もまた、権力抗争の結果、国王が国を捨ててロシア公使館にこもるなんて事件を起こしているます。

ハプスブルク家の滅亡の原因は、皇族達による「皇室否定」だったと思います。

エリザベートもルドルフもフランツ・フェルディナンドも「自由」を愛しすぎたというか、一般人に近くなりすぎて否定されていく・・・フランツ・ヨーゼフ一世は日本でいえば昭和天皇のような人だったんでしょう。彼の死と共にハプスブルクは消えていきます。

オーストリアは多民族国家で、今更ハプスブルク家を懐かしむ人もいないんでしょうけど、かつての大帝国に郷愁を感じないというのも悲しいかな。

東宮家がこれ以上「国民のように税金で楽しむ」事をし続けたら、信頼がなくなり誰も尊敬せず、それでいいって話になります。

全く回りが見えていず、政治的発言までして、それを国で報道しない、問題にしないというマスコミの姿勢が問題ではありますが、よその国はちゃんと聞いているという部分が、すでに日本も末期であるということなんでしょうね。

 

 

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様々な思惑

2018-03-28 08:14:36 | 皇室報道

 朝、ベランダを見たら・・・つい先日まで伸びてなかった薔薇のシュートがしゅーーっと伸びてモッコウバラも咲きそうで、今年はカロライナジャスミンも咲きそうで、そうかと思えばシクラメンもまだ頑張っているし、そんなに手入れをしているわけじゃないのに季節が来るとちゃんと咲くものは咲く・・・ありがたいことですね。(何だかお年寄りになっているみたいで)

佐川氏の国会召喚をずっと見てたんですが、何だかなあ。言えと言われてもそりゃ言えないよね。だったら呼ぶだけ無駄だったんじゃないの?国際情勢より森友とは。

どうせとかげのシッポキリをするなら昭恵夫人にすべきです。

もうこれは離婚しかないでしょう。総理になりたての頃は「いい妻」を演じていた彼女もどこかで何かが壊れてしまったのねーー自分の存在意義がわからなくなったことは確かです。安倍総理の後継ぎを育てるでもなく、まさに真横に並んでいるだけの存在。

影では安倍家から色々言われているだろうし、だったら好き勝手やっちゃえ!的な?

今、ホテルのスイートルームに軟禁状態でワインを片手に夜景を見ているんだとか。羨ましいわ。私だったらDVD持ち込んでずーーっと見てるけどな。食べ放題だろうし。

国民はもうバカげた事だと思ってる。ホテルのスイートだってただじゃないし、この奥さん、何をやってるんだよ?って。安倍ちゃんは北朝鮮問題で大変な立場になっている筈で、ここでしっかりとかじ取りをしないといけないっていうのに、振り回されて。

ねえ、金正恩が本当に中国へ行ったのだとしたら、怖くなって結果的に宗主様に跪いたわけでしょ?朝鮮の歴史をみるとこれが普通。アメリカも日本もこれに振りまわれてはいけないし、惑わされてもいけないんですよ。

あっちはその事だけ考えているのに日本と来たら・・・・まだ森友だよ。いい加減にしろよ。野党は日本を滅ぼしたいのか(辻元はそうでしょうけど)

あっちもこっちも中韓的考えの人に囲まれたら頭がおかしくなるって。

そして両陛下は元気に沖縄に旅立たれたのでした。

全然首も足も痛そうじゃないんですけど。

女性週刊誌によると2月1日に雅子妃の所へ行った皇后は「私も祭祀は無理しない事に決めたのであなたもそれでいい」というような事をおっしゃったとか。

今後、皇后になったら雅子さんは「最重要」と言われるものしか出ないだろうとの事です。

 

>金魚さま

私も人間性や能力で皇位継承を考えるのはおかしいと思います。天皇家は血筋ありきですから。でも待てませんかと言われると、秋篠宮なり悠仁殿下の即位が私が生きている間でないという事が悲しいし嫌なんです。

徳仁親王が即位し、あまり好き勝手な事ばかりやって皇室廃止論に向かうのも困るし、国民は自覚していないけど沢山の血税が天皇一家の「贅沢」に消費されてしかるべきとも思えないからです。

一番悪いのは国民がその税金の使い道を知らないし知る気もないというお花畑な所です。年金が減るとか、中国に委託したとか・・・そういう事だけは報道されるけど、長野のスキーに県民税がどれくらい使われているかなどは報道されないし、誰も調べない。本来なら東宮大夫こそ国会に召喚されて明細を出すべきですよね。

 

>午後の紅茶さま

年に2回くらいいいじゃないか・・・・とおっしゃいますが、それは東宮夫妻がきちんとやるべきことをうあってから言えることではありませんか?

うちの職場にも仕事を休んでばかりいて、じゃあ本当に仕事は出来るのか?というと何も出来ない人がいますが、彼が回りに与えるイライラとストレスは半端ありません。ここまで悪口を言われるのは、あの一家が「とにかく手さえ振っておけば仕事がおわり」と思っていることで、それがみんなの気に障るところなんです。

秋篠宮家は何をどう言われようと働いていますし、えり好みしません。

首がー足が―体調の波がーーなどといって祭祀を休んだりしないし、それなのに御用邸も使わせてもらえないなんて不公平だとさえ思いますよ。

80代の人が「無理しない事にしたから50代のあなたも無理しなくていい」というのは理に合わないです。

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それでも次期天皇一家はスキーへ行く

2018-03-27 07:00:00 | 皇室報道

 さあ、毎年の東宮一家の「春スキー」が始まりましたよ。

滑落死亡事故があろうと、なんだってかまわない。予算を使い切らないといけませんから。もうインフルエンザはなしよ、愛子内親王。

皇太子夫妻はいつもの格好。まるでこれしか服がないみたいに。

愛子内親王のセーターはとてもいいものだと思うけど・・・スカートの色はこれでいいの?スカートじゃなくてキュロット?タイツじゃなくて・・いや、タイツか。

靴が・・・?

今時の16歳がこんな靴を履くのかしら?よほど寒くないのね。コートなしだし。

雪が全部溶けちゃうんじゃないの?

靴はブーツだったのね。

こうやってみるとちゃんとタイツにブーツって見得ます。でもO脚がひどいなあ。

毎回の学会がらみの人達。やっぱり寒くないのね。

といかくお手ふりだけしときゃ、国民は喜ぶ・・・っと。

両陛下は沖縄へ。

そして珍しく秋篠宮家も今週は予定なし。KKとの話をつけるのかなあ。

春休みでプライベート旅行かもしれないけど。

 

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どこにもない国とパディントン4時50分

2018-03-26 07:00:00 | ドラマ・ワイドショー

 「ベルサイユのばら」14巻をやっと読み終えて。

泣いてしまいました・・・アランもベルナールもナポレオン暗殺未遂で死んじゃうなんてひどいーーその後のロザリーと息子のフランソワの生き様が濃いし、フェルゼンの最後も悲しすぎる。

それにしてもジェローデル様がヴァンパネラになってしまわれたとは・・・・

誰も想像できないストーリーでした

日曜日は嫁公務で。郡山宮夫妻を亡き弟君が眠る墓地までご案内。

朝の8時に到着するという、相変わらず早いよなーー 昼までに墓参り済ませ、夕方の5時にはすでに郡山についているという。元気な80代なのです。

が、慣れない土地では宮妃は転びそうになるし、最近は膝と腰が痛いとか。

慣れた家の中や付近では大丈夫なんだなあと。やっぱりお年寄りは長年暮らした場所で最後までいるのがいいって事ですね。

宮はジュニアの話ばっかり。

なんせ、ジュニアは夜勤で午後に起きればいいので、朝、出る時には仕事中。

何でも毎日お昼に宮妃が起こしにいくと「はーい」と返事をするもまた寝る。

やっと起きてくるとすぐご飯。その後シャワー浴びて、宮の車でご出勤。

帰りはバスだけど時々寝過ごして先の先まで乗り越して歩いて帰って来るんだとか。宮は心配しつつもお布団敷いて待ってる。

うそっ!私はこんな風に甘やかした事なかったのに・・・

夜勤は眠い。なので宮妃が「10分か15分くらい仮眠をとってもいいんじゃない?」と聞いたら「それ、さぼれってこと?」と言い返されたとか。

「ジュニアの為に生きてます」感満載の祖父母にこっちは複雑な気分ですよ。

帰りは上野でジュニアに電話をしてて切符を落とし、親切な人に拾って貰い・・

いやーー祖父母からするとまだ10歳くらいにしか見えてないのか?

もう、何も申しません はいはい。生きがいが出来て良かったね。

うちのベランダの花が増えるばかりだよ・・・壁中ポトスだらけになっちゃうよ

ドラマの話。

「どこにもない国」前編を見ました。

ナレーションが柴田恭兵、内野聖陽、原田泰造、満島真之介の3人が終戦後の満州から日本人を引き揚げさせようと努力するという話です。

原案があるので終戦後のソ連のひどさが本当にリアルに描かれていて、それはいいんだけど、ひっかかるのは原田演じる会社の社長の言葉で、会社に押し寄せた中国人をなだめようと「日本は悪い国だったが・・・云々」というセリフがあり、その後も中国人に見つかる度に「しょうがない。あんなにひどい事をされたんだから」というんですね。

原案者はどうやらお父さんの話を持ってきたんでしょうけど、お父さんは本当に「日本が悪い事をしたから戦争に負け、中国人に復讐されてもしょうがないと考えたのでしょうか?

宮脇淳子さんの本によると、清朝は満州族でとりあえず東北部を見ていたけど、孫文が辛亥革命を起こしたあとは中国東北部のような寒い地域には目がいかず、悪くすればソ連がそれを狙っている状態だった為に、関東軍が出る必要があったわけです。

満州のインフラを整備し、安全で近代的な都市にしたのは日本で、そうやっている間も国民党と共産党は権力争いをしていただけ。ソ連が侵攻して来たってはっきり言ってどうでもよかったみたいですしね。

ソ連兵が満州に残された日本人に対し、殺戮の限りを尽くしたのは事実ですが、漢人達もまたソ連兵以上に残酷な人の殺し方をしています。

日本が満州を治めていたから「ひどいことをした」というのは違うのでは?

左翼はあったといってきかない南京事件やら絶対なかったと言ってきかない通州事件やら、日本は身内をどんなに殺されても我慢に我慢を重ねた結果の日華事変だった・・ということを考えれば、いくらドラマとはいえ、最初から「負けた日本が悪い国だから殺されてもしょうがない・・・でも何とか引き上げをさせる」というストーリーはあまりにも事実と違うんじゃないの?

だって8月15日で戦争は終わって、武装解除されたんですよ?

なのにソ連が攻撃をするのは絶対におかしいじゃないですか。それを横目で見て権力争いに血眼になってた蒋介石と毛沢東。なーにが中国だよ。この頃だって「中国」って国はなかったんですからね。

さすがに反日NHKだなあとまたも思ってしまいました。

それに内野さん演じる丸山さんは余計な事しすぎ。それで中国人に見つかったりソ連に見つかったり、アメリカに疑われたり。回りを危険に巻き込んでいるだけなんじゃないですか?

アガサ・クリスティーの「パディントン発4時50分」は私の中でとても好きなお話です。特にジョーン・ヒクソン版のドラマがもっとも優秀な出来です。

ジョーン・ヒクソンは原作通りのミス・マープルだし、お手伝いさん役の女優さんもみるからに「金額が高い女中さん」です。

まさかそれを天海祐希がやるなんて思わなかったけど。草笛光子がミス・マープルをやればよかったんじゃないか?って思います。

なんせ原作曲げすぎ。

和製ミス・マープルは元敏腕刑事。そして車窓から殺人を目撃してしまったのは彼女の姑とお手伝いさん。

そして死体が落とされた屋敷に潜り込むお手伝いさんには前田敦子だよ・・

屋敷の主人、西田敏行は相変わらずの名演でしたが、男どもに魅力的な俳優がいなかったです。

天海祐希演じる天乃瞳子さんは霧立高原のホテルにいるんですけど、どうみたってスイートルームだし、ずっと宿泊できるお金があったのか?と庶民的な疑問が。

それにあのホテルとお屋敷は何度も「相棒」で使われていましたっけね。

ゴージャスが売りのクリスティ作品ですから、家具も食器も高級品ばかりですが、ゴージャスな恰好が似合うのは天海と草笛さんだけで、前田のあっちゃんがどうしても何でもできる家政婦には見えませんでした。

ラストは医者が犯人という事はわかっていたんですけど、なんかしっくりこなかったなあ。今後もこの和製ミス・マープルが登場するんでしょうか。

「鏡は横にひび割れて」も本来はミス・マープルものですが、こっちは沢村一樹

主演です。

 

 

 

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皇室ウイークリー

2018-03-25 07:00:00 | 皇室ウイークリー

ご日程

両陛下

3月16日・・・天皇陛下 → 最高裁判所長官始め最高裁判所判事,高等裁判所長官等と午餐会

              通常業務

       両陛下 → 国際日本文化研究センター准教授(「明治150年」に当たり進講を受ける

3月20日・・・両陛下 → 赴任新任大使夫妻とお茶

             人事異動者に会う

              音楽大学卒業生演奏会鑑賞

      天皇陛下 → 通常業務

3月21日・・・天皇陛下 → 春季皇霊祭・春季神殿祭の儀

3月22日・・・天皇陛下 → 赴任大使に会う

       両陛下 → 赴任大使夫妻とお茶

             人事異動者に会う

             沖縄県行幸啓について説明をうける

 

皇太子同妃両殿下

3月16日ー22日・・・皇太子殿下 → ブラジル訪問

3月20日・・・皇太子妃殿下 → 音楽大学卒業生演奏会鑑賞

 

秋篠宮家

3月16日・・・秋篠宮殿下 → 宮中午餐陪席

3月19日・・・両殿下 → 武蔵野陵・武蔵野東陵参拝

3月20日・・・両殿下 → 音楽大学卒業生演奏会鑑賞

3月21日・・・両殿下・眞子内親王 → 春季皇霊祭の儀及び春季神殿祭の儀

3月22日・・・両殿下 → 外務省から進講を受ける

 皇后陛下、前日も元気、翌日も元気なのに祭祀だけ出来ません。本当はやりたかったけど医師から止められたので・・という雅子さんそっくりの言い訳をしております。

宮内庁によると、皇后さまは加齢などで宮中祭祀への出席がだんだんと難しくなるなか、春季と秋季の皇霊祭・神殿祭などは出席を希望してきたという」

その雅子さんは音楽会に出ただけで公務終了?祭祀は?あ、最初からやる気なし。

そんなに宮中祭祀って体に悪い物なんですか?装束に着替える、祈る、確かに負担になるかもしれないけどやらないとダメなんでしょう?皇族はそれが一番なんでしょう?

お茶会の方が大事な皇后、「嫌な事は何でも負担」の皇太子妃。全くやってられませんよね。

 お出迎えの雅子妃の格好が「葬儀屋さんみたい」というネットの書き込みがあって爆笑しました。確かにそういう格好です。愛子内親王の健康な?太りっぷりがいいですね。

 秋篠宮両殿下はハワイ訪問が決まりました。

共産党の志位委員長が国事行為による新天皇即位式に反対しているんだそうです。

即位の礼のみならず、即位後朝見の儀、即位礼正殿の儀も皇室の私的な行事とすべきだと言っているのです。

 

 

理由は憲法の国民主権、政教分離の原則を厳格に守る観点から・・・という事らしいです。

何を今更・・・譲位自体が憲法に反しているっていうのっ

 

  橿原神宮に奉納された銅鏡

 八咫烏に畝傍山、樫の葉の回りは陛下のお印「栄」にちなんだ桐の文様

じゃあ、ケースは?螺鈿入りですかね。確かに小石丸の紐の方が目立つかも。

 

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私達はなぜ皇室を尊敬できなくなったのか5

2018-03-24 07:00:00 | 日本人なら絶対に知っておきたい皇室

先に、「天皇が天皇らしくあること」「皇族が皇族らしくあること」で人々はそこに権威を見出し、尊敬すると書きました。

 どんな風に「らしくあった」か

日本で最初に「大王らしく」あろうとしたのは多分継体天皇ではないかと思います。

彼は応神天皇の5世の孫なんですけど・・・・

応神天皇って誰だ?って思いません?

天皇家は万世一系と言われていますが、早くもここで疑問が出て来ちゃうわけです。

なぜって、応神天皇のお母さんがまずい・・・・

系図上は応神天皇の父は仲哀天皇で仲哀天皇は日本武尊の子。

仲哀天皇と神功皇后の子供が応神天皇なわけです。

神功皇后は息長宿禰王という開化天皇の玄孫です。仲哀天皇の妻になったのですが、神の託宣を受けて新羅を撃つという時、夫の仲哀天皇がそれを拒んで急死しました。

が!神功皇后は妊娠して応神天皇を産むわけです。

では応神天皇の父は誰?という事になるのですが、これが武内宿禰という謎の人物で、彼こそが「天皇」じゃないかとか蘇我氏だ、物部氏だと色々説があるんですね。どちらにせよ、ここですでに万世一系は途絶えたと考えでも、その5世の孫まで行きついて天皇にしなくちゃいけない事態が起こったのでした。

それは武烈天皇に男子がいなかった為、男系男子が途絶えかけた時、わざわざ福井県のあたりまで探しに行って天皇にした・・・それが継体天皇です。

無論、単体では認められないから皇后として武烈天皇の姉妹である手白香皇女と結婚しました。婿入りしたんです。

天皇になった時、多分彼は戸惑いもあったろうし、どういたら側近に認められるかと色々考えた筈。紆余曲折を経て20年もかかってやっと大和に都を置く事が出来た時、継体天皇はやっと回りから「天皇」として認められたんだと思います。

百済や新羅との外交や国賊である磐井の乱を平定。きっと頑張ったんだろうなと思います。

天智天皇・天武天皇

蘇我氏や物部氏が主な政治を取り計らうようになってとりあえず象徴的地位にいた大王ですが、「今一度政治の実権を天皇に」と改革を行ったのが天智・天武ですが天智天皇の場合は新羅に滅ぼされた百済をわざわざ助けるというおバカな事をして「白村江の戦い」で敗れ、危うく唐に国を滅ぼされるかもしれない危機に陥ります。

天智天皇という人は当時の人達にとってそれほど人気があったとは思えない。

その理由は、正妻の倭姫との間に男子をもうけられなかった事、妻の実家を滅亡させた事、そして白村江の戦いの敗戦に、壬申の乱の元を作ってしまった事です。

当時の常識としては母親が皇族か蘇我氏でなければ男子であっても天皇にはなれなかったわけで人柄がどうのではなかったんですよね。大友皇子の母は采女ですから、最初から皇位継承には遠い存在。

それでも!というあたりが嫌われたというか・・・・嫌われたといえば母の斉明天皇も晩年は建築ばっかりやっていたので悪口を言われたらしいですが、そもそも「宝皇女」の出自がはっきりしない説もある。

もしかすると夫の舒明天皇の同母妹ではなかったか・・などという話もあり、そうなると天智天皇と間人皇后の恋愛話もなまじ嘘じゃないような?

その点、天武天皇は皇親政治をしっかりと建てたという意味では使命感を持った人ですが、その妻、持統天皇からは藤原氏なしでは存在出来なくなります。

明治天皇

明治天皇程、自分の「天皇」としての役割を考え、そのイメージを作り上げたカリスマ天皇はいなかったと思います。

武家に政治をとられる中で天皇の役割はあだ皇統を絶やさない事に絞られ、生活もひっ迫、世間からも見放されたような境遇から、いきなり即位して新しい近代日本の象徴になったのです。

西洋風は大嫌いだけどパンを食べる、軍服は嫌いだけど着る、根は質実剛健なのに華やかな場にも出る、戦争の時は前線に出て指揮を執る・・・まさにイメージ通りの大元帥陛下を演じたわけです。

この明治天皇のイメージが今まで続いているなら、それを受け継いだのは昭和天皇で、戦争中はまさに「現人神」で戦後は人間天皇になり、環境は変わっても常に「日本の父」としての存在感を失う事はありませんでした。

きっと昭和天皇はバイニング夫人によって左側へ洗脳されていく皇太子に悲しさを覚えたろうし、あれこれ言いたい事もあったと思います。

今なら週刊誌が「天皇陛下と皇太子殿下、美智子さまを間に途絶」と書かれそうですが、まだ昭和の頃はそういう話題はなかったけれど、それもこれも昭和天皇が黙っていたからで、自ら動くという事をしなかったからで、美智子さまがどんなに皇室を悪いイメージにしようとひたすら沈黙していたからです。

自分の感情をむき出しにしない、好みを明かさない、祭祀に励むけど出来ない自慢はしない、義務を果たす以外は質素な学問生活・・これこそが本当の天皇の姿なのです。

ときたま国技館にいらっしゃる昭和天皇が相撲の試合に手を叩いて喜ぶ姿だけが、私達の記憶に残り、微笑ましい思い出になっているのです。

それに比べると平成の天皇というのは、やることなす事自己中心的で、自己の美学に酔いしれていたというしかありません。

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私達はなぜ皇室を尊敬できなくなったのか 4

2018-03-23 07:00:00 | 日本人なら絶対に知っておきたい皇室

なぜ私達が皇室を尊敬できなくなったって?それは天皇が天皇らしい事をせず、皇族が皇族らしいことをしない専制政治状態になったからだよ!

と言いたいのはわかるんです。正直、今回の徳仁親王のオバカ発言と前日は元気に桃華楽堂にいらっしゃった皇后陛下が次の日には「脚が痛い」から祭祀欠席と報道させるに至っては「らしくない」というより「これだけはやってはいけない皇室」の見本のようで尊敬も何もないよね・・・という感じです。

けれど、それで終わってはダメなので、もっと歴史に目を向けつつ考えて行きましょう。

天皇や皇族が権勢をふるったのは奈良時代から平安時代までで、鎌倉時代になるととたんにその権威が小さくなり、本格的な武家政治が始まると同時に天皇、皇族、そして貴族達も一気に貧乏になってしまいます。

おまけに武家に逆らうと島流しになったり幽閉されたりしますから下手に動けない。

貴族たちは生き残り策として「伝家の宝刀」を出します。つまり長年培ってきた教養を武器に武家社会の中で生き残りをかけるのです。

でも天皇や皇族はそうはいきません。誰かが常に後ろ盾になって衣服や食べ物、お金を出してくれないとたちまち貧してしまう存在になってしまったのです。

即位の礼を上げられなかったり、着るものもないという天皇や皇族がいた事は確かでしょう。庶民から見たら征夷大将軍で政治の実務をとる人の事はよくわかるけど「帝」はその意識の外にあったのではないかと思います。

天子様はいつも私達の為に祈って下さっている」なんて事はありませんよね。

お寺に行って「あの方は法親王様」「あの方は天子様のお子で」と言われて初めて「へえ」ってなもんだったんじゃないでしょうか?

それに今上や皇太子以上の変な天皇がいた事も確かで、有名どころはやっぱり冷泉天皇でしょうか?その子の花山天皇も相当変だったし、孝謙天皇のわがままっぷりやら道教との道ならぬ恋やら、それこそ皇室をひっくり返すほどの無茶をやった天皇もいるんですよ。

それでもその当時は誰かがそれを止めていた・・という事はあったかもしれません。

道教事件などあと一歩でとんでもない事が起こる寸前で神風が吹いたようなものですし。

どんなひどい天皇が現れてもそこに「律令」がある限り、ある程度の歯止めはかかりましたし、やりすぎれば時の政府の逆鱗に触れて島流しに合う。

江戸時代になると「禁中並びに公家諸法度」においてぎりぎり縛られて、天皇は京都に閉じ込められる状態になります。

将軍家は権威が欲しい時だけ天皇を立ててそれ以外は放置ですものね。

しかし、21世紀の今、皇室典範は何の役にも立ちませんし、今上が即位の時に「守る」と誓った憲法ですら皇室を抑える事が出来ません。

天皇の譲位が禁じられている典範を自ら破って「譲位」を実現してしまう天皇に怖いものなどないでしょう。

どうしてそのようなことがこうも簡単に許されてしまうのか。

それは政府と天皇の力関係が逆転してしまったからです。

なまじ近代に「天皇」が神格化されてしまったが為に、そして新憲法下において矛盾する存在の天皇を決めてしまった為に、誰も「天皇」という言葉を口にしなくなってしまった。

「天皇」「君が代」「皇室」「皇族」などの言葉が禁止ワードになってしまったんですね。無論「愛国」もそうです。政府が天皇に触れるのはその即位と大葬の時のみ。そうしておいた方がいいというか、「右翼」と言われるよりはリベラル派と呼ばれたい・・・という意識の中の意識がそうさせた。

そしてそんな政府の痛いところをついて自己流の皇室像を作り上げてしまったのが今上と皇后なのです。

 

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閑話休題

2018-03-22 07:00:00 | つれづれ日記

 みぞれになるなんて・・・寒すぎです。

実は今住んでいる街のデパートが閉店になるというので、最後だし・・・と思って姫ちゃんと行って来ました。

43年間も市民に愛されて来たデパートです。私が上京した時、こんな小さな街にデパートがあるんだって驚きました。

お隣の市は広くて大きくて畑も多いけど駅前の華やかさはこちらと比べものになりません。デパートだって2つもあるし、何かって言うと隣りの街の方が都会だと普通の人は思っているでしょう。

そんな田舎の街にデパートがあったんです。私が住み始めてから30年くらいですが江戸川の橋を電車で渡る時に必ずそれが見えていて、帰って来たなあと思います。

上京したばかりの時は故郷の仙台の方がキラキラして好きだったし、正直このデパートが見えてくると「ああ、また仕事かあ」と思ったりしたものでした。

でも冠婚葬祭においてとてもお世話になったんですよ。

喪服を買った時とか、結婚した時のお祝い返しを買った時とか、ジュニアが生まれる時に郡山宮妃に親戚のお古産着ばかり送られて来て、悲しくて悔しくてせめて1着でも新しいものを買ってあげたいと思ってベビー服バーゲンに行った思い出。その後もベビー服バーゲンは3人の子供達を育てるにあたってはありがたいものでした。

何もデパートで買わなくなってと思うけど、あの当時はちょっといいものを着せて上げるというのが一種のプライドだったのかな。といってもミキハウスには手が届かなかったんですけどね。

そうそう、姫ちゃんが生まれる時に、サンタさんのような可愛いおくるみ風ベビーコートを見つけて即決で買って、ヨンジュナにも使って、今も大切にとってあります。いつか孫に着せられたらいいなと思って。

旦那の部下に子供が出来る度にベビー服をプレゼントしてました。

郡山宮妃の誕生日には必ずこのデパートでネックレスや財布やマフラーなどを買ってプレゼントしていました。

30代の頃はTOMATSUというセーターブランドが好きでよく買っていましたし、コートやスーツも全部ここ。姫の七五三の着物を借りて写真を撮ったのもここなら成人式もここ。家族写真は全部ここです。

バレンタインのチョコを買うのもやっぱりここ。

近年、私の様な世代には合わない服が増えて、購入する事は滅多になくなったのですが、おしゃれに疎かった姫ちゃんが好きなブランドが出来て、店員さんと姉妹のように仲良しになって服を全部選んで貰い、支払の方法まで相談でき、本当に助かっていたんですよね。

このデパートに人が入ってない事はわかっていました。若い人はどんどん都内に出ていくし、高い服は買わないし、お年寄りにとってはデザインが悪くてちょっと。

高級品はあまり売れない時代なんだと思います。

それでも街の象徴だったので付近の商店街を始め、守ろうとする人達は沢山いたんです。市が一部を借り受けてギャラリーにするという話もありました。

しかし、そんな市民の思いを蹴飛ばしたのが市議会で「こんな赤字デパートを守っても意義がない」の一言で突如閉店が決まってしまいました。

不思議なもので閉店が決まると、市民はまた通い出すんです。

みなさん、何か取りつかれたような感じで買っていかれます」と店員さんが離していましたが、私と姫も同じで、「最後なんだから」と、普段は通り過ぎるような所まで見て回るという濃厚さ。

ほんの一か月前にもカバンを2つ買って、また買ってしまい・・洋服も気が付いたらとんでもない金額なっていたり。

デパートの歴史を語る歌が出来たり、ありがとうメッセージが壁に貼られたり、どんどんさよなら感が出てくるととにかく寂しくて悲しくて仕方ないんですよね。

これからはどこで写真を撮るの?どこでお返しを買うの?電車で隣の市までいく?ありえないよーーじゃあ、ネットだよねーーみたいなね。

最終日はそれこそ会計に行列が出来る程売れまくって、私と姫ちゃんも普段は滅多に買わない今治バスタオルを買いまくり。

でも本屋あらどんどん本が消えていく様子や文房具店に商品ゼロの状況をみるとさすがに胸が痛くなりました。

姫ちゃんの大好きな店員さんも退職が決まり、涙・涙のお別れ。

たかがデパート、たかが百貨店。時代に合わなくなっただけなんです。

それでも、43年間も街の象徴だった事は事実で、私達は無くなる今、初めてその大切さに気付いているんじゃないでしょうか?

象徴を失うという事はこんなにも喪失感があり、心の中にぽっかりと穴が開くようなもなのでしょうか。まるで街全体が一段格下になってしまうような焦りが襲います。

もう江戸川を渡っても灯りは見えないんだなあ。

人口は増えている我が街ではあるけど、結果的に隣りに負けたな・・・とかね。

スカイツリーが出来ても東京の象徴はやっぱり東京タワーでしょう?

この街にとってデパートはそういう存在だったんだと思います。

そして象徴を失う事は心理的に大打撃を受ける事でもあります。

・・・みぞれが悲しいよね。本当に。

 

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