このゆびと~まれ!

「日々の暮らしの中から感動や発見を伝えたい」

「三種の神器」が示す「和の国」ぶり(前編)

2024年09月28日 | 日本
我が国の「和の国」ぶりは、すでに神話の中で示されている。(遠い神代につながる三種の神器の由来)2019年5月1日午前10時30分、新帝陛下が皇位の証(あかし)として三種の神器を引き継がれる「剣璽(けんじ)等承継の儀」が執り行われた。完全な沈黙の中で、三種の神器のうち草薙太刀(くさなぎのたち)と八尺瓊勾玉(やさかにのまがたま)、および、国璽(国家の印章)と御璽(天皇の印章)が御前の白木の台に置かれ、 . . . 本文を読む
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「和の国」の民はこう生きる ~ フランクル心理学から(後編)

2024年09月27日 | 日本
我が先人達が理想とした生き方は、西洋の現代心理学にも通ずる普遍的な智慧だった。(「一期一会」)一人ひとりが唯一の人間として意味を追求しなければならないのと同時に、その人の一回きりの人生の中でも、一瞬一瞬にどんな意味を追求するかが問われている。この点をフランクルは、かつて新聞で読んだ短い記事を例に説明している。無期懲役の判決を受けたひとりの黒人が、囚人島に移送されることになった。船がマルセイユ港から . . . 本文を読む
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「和の国」の民はこう生きる ~ フランクル心理学から(前編)

2024年09月26日 | 日本
我が先人達が理想とした生き方は、西洋の現代心理学にも通ずる普遍的な智慧だった。(現代心理学と「一燈照隅 万燈照国」)筆者が講演の結びに必ず引用する言葉がある。「一燈照隅 万燈照国(いっとうしょうぐう ばんとうしょうこく)」である。一本のロウソクはほんの一隅しか照らせないが、そのようなロウソクが1万本も集まれば国全体をも照らすことができる、という意味である。もともとは最澄の「一隅を照らす 此(こ)れ . . . 本文を読む
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中央アジアにオペラ劇場を作った日本人抑留者たち(後編)

2024年09月25日 | 日本
「日本人の誇りと意地にかけて最良のものを作りたい」(「日本人の誇りと意地にかけて最良のものを作りたい」)1946年になると、工事を加速するためにウズベキスタンの各地から抑留者が次々と送り込まれてきた。その中に、日本大学の建築学科を出た若松律衛(りつえ)少尉がいた。ソ連側は若松の能力を見込んで、工事全般の日本側総監督を命じた。困った若松は永田に相談した。永田は「全体を監督できるのは、あなたしかいない . . . 本文を読む
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中央アジアにオペラ劇場を作った日本人抑留者たち(前編)

2024年09月24日 | 日本
「日本人の誇りと意地にかけて最良のものを作りたい」(「大きな地震が起こったら、、、」)1966年4月26日、中央アジアのタシケント市が直下型の大地震に襲われた。ソーヤは「みんな外に出て!」と子供たちに向かって叫んだ。子供らの手を掴んで外に飛び出しながら、「近くのナボイ劇場の建っている公園に行って! 噴水の周りに集まりましょう」と叫んだ。あちこちの家が崩れている。ソーヤがナボイ公園に逃げることを咄嗟 . . . 本文を読む
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