このゆびと~まれ!

「日々の暮らしの中から感動や発見を伝えたい」

ウズベキスタンの桜(前編)

2024年09月22日 | 日本
ソ連に抑留され、ウズベキスタンで強制労働に従事して亡くなった日本人の墓を、地元の人々は大切に護ってきた。(ウズベキスタンの桜)中央アジアの内陸部にあるウズベキスタンの首都・タシケントに、1500人の観客を収容する壮麗なレンガ作りのナヴォイ・オペラ・バレエ劇場がある。1966(昭和41)年4月、震度8の大地震が市を襲い、市内の建物の2/3が倒壊した中でも、この劇場はびくともせず、市民の避難所となった . . . 本文を読む
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吉田松陰の「留魂」(後編)

2024年09月21日 | 日本
「私は、私のあとにつづく人々が、私の生き方を見て、必ず奮い立つような、そんな生き方をしてみせるつもりです」(「尊皇攘夷」)松陰が志していた「尊皇攘夷」とは、よく誤解されているように「鎖国を維持して天皇制を守ろう」などというイデオロギーではなかった。「尊皇」とは皇室を中心に日本国が一つにまとまる事であり、「攘夷」とは、それによって欧米諸国の侵略から国を守ろう、ということであった。20年ほど前に、清帝 . . . 本文を読む
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吉田松陰の「留魂」(前編)

2024年09月20日 | 日本
「私は、私のあとにつづく人々が、私の生き方を見て、必ず奮い立つような、そんな生き方をしてみせるつもりです」(「吾、今、国の為に死す」)安政6(1859)年、志士を弾圧していた老中・間部詮勝(まなべあきかつ)の要撃(待ち伏せて攻撃すること)を計画した事で、吉田松陰は10月27日に死罪を申し渡された。その時に立ち会った長州藩士・小幡高政は次のような談話を残している。__________すぐに死罪を申し . . . 本文を読む
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天命、天職、真楽 ~ 日本人のための『ポケット修養論』(後編)

2024年09月19日 | 日本
「日本人の精神にはまだ清冽(せいれつ)な地下水が流れている」(「誠心誠意を尽くす時」)イチローの生き様を見れば、次の言葉も自然に納得がいくだろう。__________「至誠(しせい)神の如(ごと)し」ともいう。誠心誠意を尽くす時、人間業とは思えない、さながら神の仕業(しわざ)のようなことが出現するというのである。胸に刻むべき人生の法則である。 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄イチローが大リーグに登場した2001 . . . 本文を読む
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天命、天職、真楽 ~ 日本人のための『ポケット修養論』(前編)

2024年09月18日 | 日本
「日本人の精神にはまだ清冽(せいれつ)な地下水が流れている」(「なんという微妙精巧な宇宙のバランス」)最近、読んだ本の次の一節に驚かされた。__________数年前、宇宙物理学者桜井邦朋(くにとも)氏から聞いた話である。太陽の中心核では水素が融合してヘリウムをつくっているが、そのプロセスで水素の質量の0.7パーセントがエネルギー転換して放出され、それによって太陽は輝いている。これが0.71パーセ . . . 本文を読む
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