プランニングの楽しみ

　旅は計画段階から楽しい。最近では、実は計画段階が一番楽しいのかもしれない、とさえ思っている。

　高校の時、京都への修学旅行で一日だけ自由行動があって、仲の良いグループでそれぞれ行きたいところを計画させてくれた。

　私のグループは周りがおとなしかったので、私が勝手にプランニングした。京都市内の宿泊先のホテルから嵐山周辺を散策するコースでプランニングした。旅行会社の担当の方も「いいコースですね！」と一押ししてくれたコースに私は自信満々だった。

　果たして当日・・・みな、私の企画したコースに満足してくれた。ただし、一つだけ計算ミスがあった。同じ女性としてすっかり見落としていた。女性は買い物好きな生き物である・・・ということを。
散策終了後、彼女らは思う存分、買い物に時間を費やした。結果、帰宿時間に遅れ、担任から厳しく指導された・・・

　そんな経験が脳裏をかすめる中、将来的な走り旅の舞台を世界にしたい、なんて思いが湧いてきた。

　ローマ、アッピア街道をゆく
　アレキサンダー大王の遠征
　チンギスハーンの道
　マルコポーロの夢
　ナポレオンの凱旋

　と勝手に題した５つのコース。この中で実現可能なコースはどれだろう。彼ら世界史の偉人たちがたどったコースを今たどると、どういった国々を走って旅することになるのだろうか・・・考えただけでワクワクする。今週末からさっそく、図書館通いだ・・・！