【コロナでスポーツクラブの休会者は5割に?】
昨日はカルチャーセンターのレッスンが終わってから夜のバーチャルまでの間に、ちょうど良いタイミングで「FITNESS BUSINESS」誌編集長企画のセミナー(有料)があったので、オンラインで参加させて頂きました👍
内容は、「スポーツクラブの活性化」について、コロナ前の取り組みと...そしてアフターコロナを見据えてどう対応し、発展&成長し続けていくか...その方向性を探るというモノで、数名のフィットネス関係者(スポーツクラブ経営者やマネージャー等)が入れ替わり立ち代わり登壇されました。
もちろん、私はインストラクターであって、スポーツクラブを経営、運営する立場ではありませんが、自身が置かれている状況を経営者目線で見る、というのは今、すごく大事なコトのような気がして、思わず申し込みました👍
結果、多くの学びと気づきを頂くコトが出来ました👍
3月から5月にかけて全国のスポーツクラブが自粛や休業要請の対象となり、ほとんどが今月から再開となりました。
その間、休会者は平均すると5割...
実に会員様の半数が休会されたコトになります。
【オンラインとオフラインの併用】
そんな中、コロナによる自宅待機以前から、日頃からオンラインを取り入れて来たクラブは、しっかりと会員様にコミット出来て休会&退会共に少なかった、という印象を受けました。
オンラインとは、例えばクラブ独自のアプリをインストールして頂くと、クラブの日々の状況の他、食事やライフスタイルそのもの、といったクラブ以外の場所での健康サポートをしてくれるサービスを提供するモノ👍
セミナーの中でも、何人もの方がオンラインとオフラインの併用、オンラインとオフラインを上手にミックスさせたトータルサポートという概念を強調されていました。
【オフライン、「人」の役割は?】
では、オンラインのサービスが充実する中、私たち「人」の役割は?
というと...
実はココは明確な定義、というか使い分けが必要で、オンラインの部分は主としてティーチング、オフライン、つまりインストラクターやトレーナーの役割の部分はコーチング👍
共感、励まし、動機づけ...といったモノこそ、ヒューマンスキルが発揮される部分...
ソーシャルディスタンスが叫ばれているけれど、実はアフターコロナになってもコミュニティは必要で、「共感」「賞賛」で承認欲求が満たされる。
【人生のファシリテーターとして】
確かに。
私自身、今回のコロナ禍で感じたのは、同じオンラインでも事前に撮り溜めた動画を流すのと、リアルタイムでzoom等で行うのとでは全く違う、というコト。
リアルタイムで行うのは、画面越しでも同じ時間を共有している仲間が居る!
という実感がある。そこに画面越しにせよ、自分以外の誰かが居る...というコトは長期に渡り自宅待機を強いられる場合は、特に重要なんだな...というコトを身を持って実感させられた次第です👍
コロナにより、クラスター発生源とされ、ダメージを受けた業界が、今後、どのようにして健康の重要性を訴え続け、より多くの人々に貢献していくか?
というと...
トータルサポートの概念なのだと言う。
トータルサポートとは、つまり、単にクラブでフィットネスを提供するにとどまらず、オンラインを活用してクラブ以外の場面でも、利用者を徹底的にサポートする。
最終的にはライフスタイルそのものにコミットしていく...
では、私たちフリーのインストラクターは?
インストラクターという狭い枠に留まるのではなく、コーチ、ファシリテーターとしての役割♥
コーチもファシリテーターも...
知識やスキルを伝授する、というよりは、参加者に寄り添って引き出す...というイメージ👍
あくまでも主役は参加者...だ。
いずれにせよ、コロナ前までは近隣のスポーツクラブ同士でしのぎを削っていたフィットネス業界...
今回のセミナーは、相互の知恵と工夫をシェアし合うコトで、自社の店舗に限らず業界そのものの生き残りをかけて、ようやく手を取り合って歩き始めた...そんな気がした。
フィットネス業界に限らず、どの業界もそうだと思う。
他社競合、で互いに競り合い、蹴落とすのではなく...
業界そのものが一丸となって手を取り合って同じ方向に進んで行くべき時なのだ、と強く感じました。