ドールプランテーションを後にし、パールハーバーの
アリゾナ記念館を見学する。
1941年12月7日(日本時間12月8日)に
山本五十六率いる日本軍が真珠湾に奇襲攻撃を
加えて、アメリカの戦艦アリゾナを撃沈して
乗組員1177名が戦艦もろとも命を落とした。
今も、アリゾナは沈んだままで、その上に
慰霊塔として、たてた記念館である。
その近くの海上には、1945年の終戦時に
東京湾で重光葵が降伏文書に調印したときの、
戦艦ミズーリーが停泊していた。
太平洋戦争終結から63年過ぎたが、写真や悲惨な
展示品を見るにつけ、人が人を殺す戦争は、二度と
あってはならない、との思いを新たにする。
見学者で日本人は少ない様に思う。
なぜか、罪の意識が見学にブレーキをかけるのか
も知れない。
終戦時自分は、小学1年生であった
食べるものも、着るものも、満足になく
耐え忍び頑張ってきて、今や日本は世界の
経済大国になった。
しかし、最近耐え忍ぶことが出来ない人がいて、
自分の欲求がみたされないからか知らないが、
罪もない人に危害を加える人がいる。
日本の原爆館やベトナムの戦争証跡博物館、
も見学したが、戦争の悲惨さにあらためて、
胸が痛む。