後期高齢者の旅とひとりごと

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夏越し祓い

2015-07-04 15:35:25 | まち歩き
6月30日梅雨の晴れ間のひととき大津市膳所(ぜぜ)の街を
散策する。
大津市は先の戦災にあわなかったため、格子戸のある古い建物も
残っており、軒先に咲く花が調和し良い風情である。
京阪膳所本町駅の近くに膳所神社があり、夜の夏越し祓いのための
茅の輪作りが行われていた。
そばにおられた宮司さんにお聞きしたところ茅の輪に使う草は
チガヤと言う草を使うとのこと。
夏越し祓いは6月の晦日(6月30日)におこなう行事で
年の半分が過ぎて厄払いをする行事である。
膳所神社は天智天皇が大津に遷都したときにできたらしい。
膳所をぜぜと読むのは珍しいが、当時この地が神撰物を献上する
御厨(みくりや)でいわゆる台所(膳部所)であったことから
膳所の名がついたらしい。
しかし、所をぜと読ますのは珍しく、奈良県の御所市と二箇所らしい。
道端に咲く淡い夕顔の花が源氏物語の光源氏の切ない恋に
はるかいにしえに頭をよぎる。
膳所は歴史ある町である。


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